ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.4.0)
B55916-03
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

23 Oracle Business Activity Monitoringの構成

この章では、Oracle Business Activity Monitoring(Oracle BAM)の構成の概要を説明し、Oracle BAMサーバーのプロパティ、Oracle BAM Webアプリケーションのプロパティ、およびディストリビューション・リストの構成方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

23.1 Oracle BAMの構成の概要

Oracle BAMサーバーは、Oracle BAMアクティブ・データ・キャッシュ(Oracle BAM ADC)、Oracle BAMレポート・キャッシュ、Oracle BAMエンタープライズ・メッセージ・ソース(EMS)およびOracle BAMイベント・エンジンの各コンポーネントの集合です。

Oracle BAM Webアプリケーションは、複数のシン・クライアント(アクティブ・スタジオ、アーキテクト、アドミニストレータおよびアクティブ・ビューア)とOracle BAMレポート・サーバーの集合です。

Oracle BAMサーバーおよびOracle BAM Webアプリケーションの各サブコンポーネントの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Activity Monitoringユーザーズ・ガイド』を参照してください。

Oracle BAMアプリケーションは、実行時に構成プロパティ値をチェックします。それらがDEFAULTに設定されている場合、Oracle BAMはMBean Serverに問合せを行うJRF APIに問い合せることによって、すべてのパラメータの値を動的に決定します。この機能により、Oracle BAMを任意のポート番号に設定でき、構成を変更せずにそのまま作業を開始できます。デフォルトでは、すべてのパラメータはDEFAULTに設定されています。

管理者がインストール後の初期構成中に構成値を指定した場合、Oracle BAMではそれらの値を以降の処理で使用します。なんらかの理由でパラメータが存在しない場合、Oracle BAMはまずJRFでホストとポートの詳細を探します。Oracle BAMがJRFにアクセスできない場合は、ハードコードされたデフォルト値がコードから指定されます。

Oracle BAMサーバーおよびWebアプリケーションの一般的なプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで構成します。詳細は、第23.3項「Oracle BAMサーバー基本プロパティの構成」および第23.2項「Oracle BAM Web基本プロパティの構成」を参照してください。

セキュリティの構成については第23.9項「セキュリティの構成」で、Oracle BAMのロール(権限)とユーザー・アカウントの追加と管理については第25.3項「Oracle BAMユーザーの管理」で説明します。

Oracle User Messaging Service(UMS)は、アラートがOracle BAMユーザーに配信されるように構成する必要があります。詳細は、第23.5項「Oracle User Messaging Serviceの構成」を参照してください。

Oracle BAMをSOAコンポジット・アプリケーションで使用する場合は、Oracle BAMアダプタの構成を完了する必要があります。詳細は、第23.7項「Oracle BAMアダプタの構成」を参照してください。

拡張プロパティは構成ファイルに格納され、システムMBeanブラウザを使用して編集できる必要があります。詳細は、第23.10項「拡張プロパティの構成」を参照してください。また、Oracle BAMの構成で使用可能なすべてのプロパティのリストは、第23.11項「Oracle BAMの構成プロパティの参照」を参照してください。

Oracle BAMのディストリビューション・リストは、個別に受信者を指定せずに、複数のOracle BAMユーザーにアラートやレポートを送信する際に使用されます。ディストリビューション・リストは、Oracle BAMアドミニストレータ・アプリケーションで構成します。詳細は、第23.6項「Oracle BAMのディストリビューション・リストの構成」を参照してください。

Oracle BAMのパフォーマンス・チューニングの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド』を参照してください。

Oracle BAMの高可用性の構成情報については、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』を参照してください。

23.2 Oracle BAM Web基本プロパティの構成

Oracle BAM Webアプリケーションの基本プロパティの一部は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して構成します。

Oracle BAMのプロパティを変更した場合は、Oracle BAM Webアプリケーションを再起動する必要があります。Oracle BAMの再起動については、第25.2項「Oracle BAMの可用性の管理」を参照してください。

次の各項では、各プロパティの構成方法について説明します。

拡張プロパティの構成については、第23.10項「拡張プロパティの構成」および第23.11項「Oracle BAMの構成プロパティの参照」を参照してください。

23.2.1 Oracle BAM Webアプリケーションのプロパティの構成

Oracle BAM Webアプリケーションのプロパティは、Fusion Middleware Controlの「BAM Webプロパティ」ページで構成します。

Oracle BAM Webアプリケーションのプロパティを構成する手順は、次のとおりです。

  1. 「BAM」フォルダで「OracleBamWeb」ノードを選択して、Fusion Middleware Controlの「BAM Webプロパティ」ページに移動します。

    bam_em_nav.gifの説明が続きます
    図版bam_em_nav.gifの説明

  2. 「BAM Web」メニューから「BAM Webプロパティ」を選択します。

    bam_config_web_menu.gifの説明が続きます
    図版bam_config_web_menu.gifの説明

    「BAM Webプロパティ」ページが開きます。

    bam_config_web.gifの説明が続きます
    図版bam_config_web.gifの説明

  3. 表示された各フィールドに適切な値を指定します。

    各プロパティの構成方法については、次の各項を参照してください。

  4. 「適用」をクリックします。

    プロパティを変更した後は、Oracle BAMを再起動する必要があります。

23.2.2 アプリケーションURLの構成

レポートおよびアラート用の正しいURLを生成するには、「アプリケーションURL」プロパティの値をlocalhostから実際のホスト名に更新する必要があります。

「アプリケーションURL」プロパティは、Oracle BAMのWebアプリケーション・プロパティ・ページとOracle Bamサーバーのプロパティ・ページの両方で構成します。Oracle BAMのWebアプリケーション・ページでは、URLを使用して、レポートおよびアラート用の完全なURLが生成されます。

このプロパティは、Oracle BAM WebアプリケーションとOracle BAMサーバーの両方に対して共通であることに注意してください。このプロパティが一方のページで構成されている場合は、同じ値が他方の構成ページにも表示されます。

23.2.3 レポート・ロード・インジケータの構成

「レポート・ロード・インジケータ」プロパティは、Oracle BAMアクティブ・スタジオおよびOracle BAMアクティブ・ビューアでレポートを表示するときに、レポート・ロード・インジケータがデフォルトで有効か無効かを指定します。

このプロパティが有効な場合は、レポートが表示されるとレポート・ロード・インジケータがデフォルトで表示されます。ただし、各ユーザーは、ユーザー・プリファレンス構成でレポート・ロード・インジケータを無効にできます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Activity Monitoringユーザーズ・ガイド』を参照してください。

23.2.4 サーバー名の構成

「サーバー名」プロパティは、Oracle BAMサーバーのホスト名を指定します。Oracle BAM Webアプリケーションの個々のアプリケーションでは、Oracle BAMレポート・サーバーのアクティブ・データ・キャッシュおよびレポート・キャッシュからデータを取得するOracle BAMサーバーの場所が必要です。

23.3 Oracle BAMサーバー基本プロパティの構成

Oracle BAMサーバーの基本プロパティの一部は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して構成します。

Oracle BAMのプロパティを変更した後は、Oracle BAMサーバーを再起動する必要があります。Oracle BAMの再起動については、第25.2項「Oracle BAMの可用性の管理」を参照してください。

次の各項では、各プロパティの構成方法について説明します。

拡張プロパティの構成については、第23.10項「拡張プロパティの構成」および第23.11項「Oracle BAMの構成プロパティの参照」を参照してください。

23.3.1 Oracle BAMサーバー・プロパティの構成

Oracle BAMサーバー・プロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlの「BAMサーバー・プロパティ」ページで構成します。

Oracle BAMサーバー・プロパティを構成する手順は、次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlの「BAM」フォルダで「OracleBamServer」ノードを選択して、「BAMサーバー・プロパティ」ページに移動します。

    bam_em_nav_server.gifの説明が続きます
    図版bam_em_nav_server.gifの説明

  2. 「BAMサーバー」メニューから「BAMサーバー・プロパティ」を選択します。

    bam_config_server_menu.gifの説明が続きます
    図版bam_config_server_menu.gifの説明

    「BAMサーバー・プロパティ」ページが開きます。

    bam_config_server.gifの説明が続きます
    図版bam_config_server.gifの説明

  3. 表示された各フィールドに適切な値を指定します。

    各プロパティの構成方法については、次の各項を参照してください。

  4. 「適用」をクリックします。

    プロパティを変更した後は、Oracle BAMアプリケーションを再起動する必要があります。

23.3.2 データソースJNDIの構成

「データ・ソースJNDI」プロパティは、Oracle BAM ADCによって使用されるデータベースを指定します。Oracle BAM ADC用に作成されたデータ・ソースJNDI名を入力します。データ・ソースの構成の一般情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理』を参照してください。

23.3.3 アプリケーションURLの構成

「アプリケーションURL」プロパティは、Oracle BAM Webアプリケーションでのみ使用されます。この構成プロパティは、Oracle BAMサーバーではすでに使用されていません。Oracle BAM Webアプリケーション用にこのプロパティを構成する方法の詳細は、第23.2.2項「アプリケーションURLの構成」を参照してください。

23.3.4 ビューセットの共有の構成

「ビューセットの共有」プロパティを使用すると、可能な場合にビュー・セットを共有できます。ビュー・セットは、指定されたOracle BAMデータ・オブジェクトへの問合せを表すオブジェクトです。ビュー・セットには、フィールド(データ・オブジェクトの列か、別のデータ・オブジェクトに対する参照)、集計、グループまたは計算のフィールドを含めることができます。また、ビュー・セットはソートおよびフィルタ処理することもでき、行レベルのセキュリティが暗黙的に適用されます。

通常、特定のビュー・セットを他のユーザーと共有できるのは、他のユーザーが同じOracle BAMダッシュボードにアクセスするときに、そのビュー・セットが、フィルタで使用する行レベルのセキュリティ、プロンプト、パラメータなどの要因のために類似している場合です。

スナップショットは、ビュー・セットで作成できる問合せ結果セットです。スナップショットは、開いた後のビュー・セットから生成できます。スナップショットの生成はパフォーマンスに大きな影響を与えます。このため、Oracle BAMサーバーでは、ビュー・セットを共有することで、特定のビューのスナップショット1つのみを使用して同じダッシュボードの複数のユーザー間でそのスナップショットを共有できます。

同じビューのユーザー間でビュー・セットを共有するとパフォーマンスが向上しますが、新しいユーザーはビュー・セットの共有を開始するときに、ビュー・セットが同期されるのを待機する必要があります。

Oracle BAMダッシュボードを開いた最初のユーザーは、新規のスナップショットを受信し(このスナップショットはキャッシュされます)、その直後にアクティブ・データをリアルタイムで受信します。アクティブ・データの変更(変更リストと呼ばれます)はキャッシュされます。

同じダッシュボードを開いた別のユーザーは、最初のユーザーに対して生成されてキャッシュされたスナップショットを受信します。次に、「アクティブ・データを同期中」というメッセージが表示され、キャッシュされた変更リストを(最初のユーザーより短い時間で)受信します。

デフォルトでは、最大50の変更リストがキャッシュされます。このため、複数のユーザーがダッシュボードを開いた場合、2番目のユーザーは、リアルタイムのアクティブ・データの受信を開始する前に、ダッシュボードへの最大50の変更リストの送信を待機する必要があります。

キャッシュする変更リストの数を少なくするには、「ElementsCountLimit」プロパティを設定します。拡張プロパティの構成については、第23.11項「Oracle BAMの構成プロパティの参照」を参照してください。

23.3.5 レポート・キャッシュ永続性マネージャの構成

「レポート・キャッシュ永続性マネージャ」プロパティは、永続性の場所(ファイル・ベースまたはメモリー・ベース)を指定します。Oracle BAMレポート・キャッシュに対して適切な永続性の場所を選択します。

23.3.6 Oracle Data Integratorの統合プロパティの構成

Oracle Data Integratorの統合プロパティは、Oracle Data IntegratorをOracle BAMサーバーに統合するための値を指定します。

次のプロパティに対して適切な値を入力します。

ODIユーザー: Oracle Data Integratorでシナリオを実行するユーザー

ODIパスワード: Oracle Data Integratorのエンコードされたパスワード

ODI作業リポジトリ名: Oracle Data Integratorの作業リポジトリ・データベースの名前

ODIエージェント・ホスト: Oracle Data Integratorエージェントが稼働しているサーバーのIPアドレスまたはホスト名

ODIエージェント・ポート: Oracle Data IntegratorエージェントがリスニングしているTransmission Control Protocol(TCP)ポート

23.3.7 電子メール・アカウントのアウトバウンドの構成

この項では、電子メール・アドレスの構成方法について説明します。このアドレスは、Oracle BAMイベント・エンジンで送信される電子メール通知の「From」ヘッダーに表示されます。

Oracle BAMサーバーの「電子メール・アカウントのアウトバウンド」プロパティは、Oracle BAMアラート通知の電子メール・メッセージおよびOracle BAMレポート・リンクの電子メール・メッセージを配信するための専用の電子メール・アカウントを指している必要があります。

第2アクションで電子メール通知を送信するように構成されたOracle BAMアラートが最初のアクションで失敗した場合、Oracle UMSがランタイム時にアクセスできる電子メール・アドレスを使用してこのプロパティを構成する必要があります。この目的のための専用の電子メール・アドレスを作成することをお薦めします。


注意:

管理者は、アラートのテストに個人の電子メール・アカウントを使用しないでください。これは、Oracle UMSでは、メール・ボックス内の電子メール通知が削除され、到着したメッセージも継続して削除されるためです。

構成を完了するには、Oracle UMSのusermessagingdriver-emailドライバを構成する必要があります。詳細は、第23.5項「Oracle User Messaging Serviceの構成」を参照してください。

Oracle BAMイベント・エンジンには、別の構成プロパティ「TimeoutPeriodToGetFailedStatusesInMins」があります。このプロパティは、イベント・エンジンが、電子メールの配信後に、Oracle UMSから失敗通知を受信したかどうかを確認するための待機時間です。このプロパティのデフォルト値は10分です。この時間内に失敗通知を受信しなかった場合、イベント・エンジンは電子メールが正常に配信されたと見なし、フェイルオーバー・アクションは破棄されます。この時間を経過した後に受信した失敗通知は、イベント・エンジンでは無視されます。「TimeoutPeriodToGetFailedStatusesInMins」の構成については、第23.11項「Oracle BAMの構成プロパティの参照」を参照してください。

23.4 ログ出力の構成

ロギング・レベルを構成するには、「ログ構成」ページを使用します。ログの表示の詳細は、第24.6項「Oracle BAMのログの監視」を参照してください。また、ロギングとログ・レベルの一般情報は、第3.4項「ログ・ファイルの構成」および『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』を参照してください。

「ログ構成」ページを開くには、ナビゲーション・ツリーで「OracleBamServer」ノードまたは「OracleBamWeb」ノードを右クリックし、「ログ」「ログ構成」の順に選択します。

bam_log_menu_config.gifの説明が続きます
図版bam_log_menu_config.gifの説明

各ログ出力に必要な通知レベルを選択します。

bam_log_config.gifの説明が続きます
図版bam_log_config.gifの説明

23.5 Oracle User Messaging Serviceの構成

アラートの発行時に電子メール通知を送信するには、Fusion Middleware ControlでOracle User Messaging Service(UMS)を適切に構成する必要があります。

UMSの電子メール・ドライバは、拒否された電子メールも含めたすべての配信失敗について、Oracle BAMサーバー用に構成された電子メール・アカウントのアウトバウンドを監視します。電子メールの配信失敗通知は非同期です。つまり、電子メールの拒否通知の受信までに要する時間は限定されていません。

アウトバウンドの電子メール・アカウントの構成の詳細は、第23.3.7項「電子メール・アカウントのアウトバウンドの構成」を参照してください。

サービスを構成する手順は、次のとおりです。

  1. Fusion Middleware Controlで、「ユーザー・メッセージング・サービス」フォルダを開き、「usermessagingdriver-email (bam_server1)」ノードを選択して、「usermessagingdriver-email」(「ユーザー・メッセージング電子メール・ドライバ」)ページに移動します。

    bam_ums_nav.gifの説明が続きます
    図版bam_ums_nav.gifの説明

  2. 「ユーザー・メッセージング電子メール・ドライバ」ショートカット・メニューから、「電子メール・ドライバ・プロパティ」を選択します。

    bam_ums_menu.gifの説明が続きます
    図版bam_ums_menu.gifの説明

  3. 「ドライバ固有の構成」セクションで、「IncomingMailServer」プロパティに、Internet Message Access Protocol(IMAP)サーバー名(Oracle UMSではPOP3もサポートしています)を、「IncomingUserIDs」プロパティに、電子メール・アカウント名を、「IncomingUserPasswords」プロパティに、この電子メール・アカウントにアクセスするためのパスワードをそれぞれ指定します。

    bam_ums_driver.gifの説明が続きます
    図版bam_ums_driver.gifの説明

    詳細は、第26.4項「ユーザー・メッセージング・サービス・ドライバの構成」を参照してください。構成する必要があるプロパティに関する具体的な説明は、表26-7「カスタムの電子メール・プロパティ」に記載されています。

  4. 適用」をクリックして変更を保存します。

  5. Oracle BAMサーバーの構成で、「電子メール・アカウントのアウトバウンド」プロパティに電子メール・アカウントを入力します。詳細は、第23.3.7項「電子メール・アカウントのアウトバウンドの構成」を参照してください。

23.6 Oracle BAMのディストリビューション・リストの構成

Oracle BAMのディストリビューション・リストは、個別に受信者を指定せずに、複数のOracle BAMユーザーにアラートやレポートを送信する際に使用されます。Oracle BAMのディストリビューション・リストは、Oracle BAMアドミニストレータ・アプリケーションを使用して構成します。

ディストリビューション・リストを構成する手順は、次のとおりです。

  1. 「Oracle BAM開始ページ」に移動してログインし、「アドミニストレータ」を選択します。

    bam_start_page.gifの説明が続きます
    図版bam_start_page.gifの説明

    「Oracle BAM開始ページ」の場所は次のとおりです。

    http://host_name:port_number/OracleBAM/
    
  2. リストから「ディストリビューション・リスト管理」を選択します。

    bam_admin_menu_distlist.gifの説明が続きます
    図版bam_admin_menu_distlist.gifの説明

  3. 「作成」をクリックします。

  4. 「ディストリビューション・リスト名」に一意の名前を入力し、「作成」をクリックします。

    bam_dist_list.gifの説明が続きます
    図版bam_dist_list.gifの説明

  5. 「続行」をクリックして、ディストリビューション・リスト名を保存します。

    bam_dist_list_cont.gifの説明が続きます
    図版bam_dist_list_cont.gifの説明

  6. ページの左側の「ディストリビューション・リスト」リストに表示されている新しいディストリビューション・リストを選択し、「編集」をクリックします。

    bam_dist_list_edit.gifの説明が続きます
    図版bam_dist_list_edit.gifの説明

  7. 「メンバーの選択」リストから、ディストリビューション・リストに追加するユーザー・アカウントを選択します。

    複数のユーザー名をクリックして、複数のユーザーを選択することもできます。強調表示されたユーザー名がディストリビューション・リストに追加されます。

    bam_dist_list_add_mem.gifの説明が続きます
    図版bam_dist_list_add_mem.gifの説明

  8. 「保存」をクリックします。

    ユーザーがディストリビューション・リストに追加されます。

23.7 Oracle BAMアダプタの構成

アダプタ・バッチ処理プロパティを含むOracle BAMアダプタのプロパティは、Oracle Weblogic Server管理コンソールで構成します。詳細は、第23.7.1項「Oracle BAMアダプタ・プロパティの構成」を参照してください。

Oracle BAMアダプタ(BPELプロセスのOracle BAMセンサー・アクションを含む)をSOAコンポジット・アプリケーションで使用する場合は、コネクション・ファクトリ、信頼できるドメイン、および資格証明マッピングの構成を考慮する必要があります。

Oracle BAMアダプタを使用するアプリケーションをデプロイするには、その前に、Oracle BAMサーバーへのコネクション・ファクトリを構成する必要があります。Remote Method Invocation(RMI)およびSimple Object Access Protocol(SOAP)の両方のコネクション・ファクトリを構成できます。詳細は、第23.7.2項「Oracle BAMコネクション・ファクトリの構成」を参照してください。

別のドメインにデプロイされているSOAコンポジット・アプリケーションとOracle BAM Server間でRMI接続を使用する場合は、Oracle Weblogic Server管理コンソールで信頼できるドメインの構成を行う必要があります。詳細は、第23.7.3項「信頼できるドメインの構成」を参照してください。

Oracle BAMアダプタで、プレーン・テキストのユーザー名とパスワードではなく、資格証明を使用している場合は、Oracle BAMアダプタ(BPELプロセスのOracle BAMセンサー・アクションを含む)がOracle BAMサーバーに接続できるように、資格証明も確立してマップする必要があります。詳細は、第23.7.4項「資格証明マッピングの構成」を参照してください。

oracle.bam.adapterログ出力は、Oracle BAM Adapterの問題をトラブルシュートするために構成してください。ログ出力の構成の詳細は、第23.4項「ログ出力の構成」を参照してください。


注意:

プレーン・テキストのユーザー名とパスワードは、本番以外のモードでのみ使用します。混乱を避けるために、資格証明マッピングとプレーン・テキストのユーザー情報は一緒に使用せず、一度に一方のみ適用してください。

Oracle BAMとOracle SOAインフラストラクチャでは異なるアイデンティティ・ストアが使用されるため、共通のサービス・インフラストラクチャ・ユーザーとOracle BAMユーザーが存在しない場合、Oracle BAMユーザーは、サービス・インフラストラクチャのアイデンティティ・ストアに構成する必要があります。

Oracle BAMアダプタは、トランザクション動作をサポートしていません。このため、トランザクション・サポートを構成するためのセクションがOracle WebLogic Server管理コンソールにあっても、Oracle BAMアダプタは「トランザクションなし」レベルのままである必要があります。


23.7.1 Oracle BAMアダプタ・プロパティの構成

Oracle BAMアダプタのプロパティは、Oracle Weblogic Server管理コンソールで構成します。

Oracle BAMアダプタのプロパティを構成する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle WebLogic Server管理コンソール(http://host_name:port_number/console)に移動して、ログインします。

  2. 「ドメイン構造」メニューで、「デプロイメント」を選択します。

    bam_wls_domstructmenu.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_domstructmenu.gifの説明

  3. 「デプロイメント」のサマリー表で、「OracleBamAdapter」を検索してクリックします。

    bam_wls_adapterdeploy.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_adapterdeploy.gifの説明

  4. 「OracleBamAdapterの設定」ページで、「構成」タブを選択し、2行目にある「プロパティ」タブを選択します。

    bam_wls_adapprop1.gifの説明が続きます
    bam_wls_adapprop1.gifの説明

  5. 新しい値を入力し、更新した各値のチェック・ボックスを選択して、「保存」をクリックします。

    各プロパティの詳細は、表23-1「Oracle BAMアダプタの構成プロパティ」を参照してください。

    また、バッチ処理プロパティの構成に関する一般情報は、第23.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。


    注意:

    デプロイ・プランへのこれらの変更をコミットするには、「変更センター」の「変更のアクティブ化」をクリックします。「変更のアクティブ化」ボタンが表示されない場合の回避策は、Oracle Technology Network Webサイトの『Oracle BAM Troubleshooting Guide』を参照してください。
    http://www.oracle.com/technology/products/integration/bam/collateral/documentation.html
    

  6. SOAドメイン・サーバーを再起動します。

    これはOracle BAMアダプタがデプロイされる場所であるため、再起動する必要があります。

表23-1は、Oracle BAMアダプタの構成プロパティを示しています。

表23-1 Oracle BAMアダプタの構成プロパティ

RMIのプロパティ SOAPのプロパティ デフォルト 説明

Batch_Lower_Limit

SOAP_Batch_Lower_Limit

1000

送信前のバッチの最小要素数。

Batch_Upper_Limit

SOAP_Batch_Upper_Limit

5000

送信前のバッチの最大要素数。

Batch_Timeout

SOAP_Batch_Timeout

5000

バッチ送信後のタイムアウト(ミリ秒単位、バッチが満杯でない場合を含む)。

Block_On_Batch_Full

SOAP_Block_On_Batch_Full

false

「バッチ満杯時にブロックする」プロパティのデフォルト設定。バッチが満杯の場合に、バッチ操作をブロックするかどうかを示します。trueの場合、バッチ内の領域が操作のために解放されるまで、バッチ呼出しがブロックされます。falseの場合、BatchIsFullException例外がスローされます。

Number_Batches

SOAP_Number_Batches

10

許容される保留コールの最大数。


23.7.1.1 メッセージの送信を再試行するためのアダプタの構成

Oracle BAMサーバーを使用できないときにBPELプロセス・モニターからのメッセージが公開された場合、メッセージは維持されないため、Oracle BAMサーバーがオンラインに戻っても、Oracle BAMデータ・オブジェクトに公開されません。

第23.7.1項「Oracle BAMアダプタ・プロパティの構成」で説明しているように、Oracle BAMアダプタの構成でOracle BAMアダプタ・プロパティBlock_On_Batch_Fulltrueを設定することによって、この動作を変更できます。

BPELプロセス・モニターの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。

23.7.2 Oracle BAMコネクション・ファクトリの構成

Oracle BAMアダプタを使用するには、その前に、Oracle WebLogic Server管理コンソールで一部の構成を行う必要があります。

Oracle BAMサーバーに接続するためのOracle BAMコネクション・ファクトリを構成するには、Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用します。

Oracle BAMコネクション・ファクトリを構成する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle WebLogic Server管理コンソール(http://host_name:port_number/console)に移動して、ログインします。

  2. 「ドメイン構造」メニューで、「デプロイメント」を選択します。

    bam_wls_domstructmenu.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_domstructmenu.gifの説明

  3. 「デプロイメント」のサマリー表で、「OracleBamAdapter」を検索してクリックします。

    bam_wls_adapterdeploy.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_adapterdeploy.gifの説明

  4. 「oracle-bam-adapterの設定」ページで、「構成」タブを選択し、2行目にある「アウトバウンド接続プール」タブを選択します。

    bam_wls_connpooltabs.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_connpooltabs.gifの説明

  5. 適切な「グループとインスタンス」のターゲットを開いて、Java Naming and Directory Interface(JNDI)名をクリックし、Oracle JDeveloperで使用するコネクション・ファクトリ・インタフェースを構成します。

    bam_wls_connpoolexpand.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_connpoolexpand.gifの説明

    RMIベース・コールのコネクション・ファクトリを構成するには、「oracle.bam.adapter.adc.RMIConnectionFactory」グループを開き、ユーザーがOracle JDeveloperで使用するJNDI名を選択します。デフォルトでは、「eis/bam/rmi」コネクション・ファクトリが提供されます。

    SOAPベース・コールのコネクション・ファクトリを構成するには、「oracle.bam.adapter.adc.SOAPConnectionFactory」グループを開き、ユーザーがOracle JDeveloperで使用するJNDI名を選択します。デフォルトでは、「eis/bam/soap」コネクション・ファクトリが提供されます。

    bam_wls_connpool.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_connpool.gifの説明

  6. 表内のセルをクリックして値を入力し、各プロパティを構成します。

    bam_wls_connpoolprop.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_connpoolprop.gifの説明


    注意:

    表に値を入力した後、[Enter]キーを押します。


    注意:

    「UserName」フィールドには、アプリケーション・レベルのロールが「アドミニストレータ」または「レポート設計者」のメンバーであるOracle BAMユーザーを指定する必要があります。ユーザーのOracle BAMアプリケーション・ロールへの割当てについては、第25.3.3項「アプリケーション・ロールへのメンバーの追加」および第25.3.4項「Oracle BAMアプリケーション・ロールの概要」を参照してください。

    この構成によって、HTTPを使用したコネクション・ファクトリが作成されます。HTTPSコネクション・ファクトリの構成方法は、第23.7.2.1項「Oracle BAMアダプタに対するHTTPSの構成」を参照してください。

    RMIプロトコルには、異なる構成プロパティがあります。標準の接続プロパティ以外に、「InstanceName」「IsClustered」を指定する必要があります。

    bam_wls_connpoolprop_rmi.gifの説明が続きます
    bam_wls_connpoolprop_rmi.gifの説明

  7. 更新した値の横にあるチェック・ボックスを選択して、「保存」をクリックします。


    注意:

    デプロイ・プランへのこれらの変更をコミットするには、「変更センター」の「変更のアクティブ化」をクリックします。「変更のアクティブ化」ボタンが表示されない場合の回避策は、Oracle Technology Network Webサイトの『Oracle BAM Troubleshooting Guide』を参照してください。
    http://www.oracle.com/technology/products/integration/bam/collateral/documentation.html
    

23.7.2.1 Oracle BAMアダプタに対するHTTPSの構成

HTTPSを構成する手順は、次のとおりです。

  1. 第23.7項「Oracle BAMアダプタの構成」の説明に従って、Oracle WebLogic Server管理コンソールで「oracle.bam.adapter.adc.soap.SOAPConnectionFactory」コネクション・ファクトリを検索します。

    bam_wls_connpooltabs.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_connpooltabs.gifの説明

  2. 「oracle.bam.adapter.adc.soap.SOAPConnectionFactory」ノードをクリックして開き、「eis/bam/soap」オプションを選択して、「新規」をクリックします。

    bam_wls_connpoolnew_start.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_connpoolnew_start.gifの説明

  3. 「oracle.bam.adapter.adc.soap.SOAPConnectionFactory」オプションを選択し、「次へ」をクリックします。

    bam_wls_connpoolnew.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_connpoolnew.gifの説明

  4. このコネクション・ファクトリのJNDI名を入力し、「終了」をクリックします。

    bam_wls_connpoolnewjndi.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_connpoolnewjndi.gifの説明

  5. 「グループとインスタンス」リストから、「eis/bam/https」接続プール・インスタンスを選択します。

    bam_wls_connpoolnew_https.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_connpoolnew_https.gifの説明

  6. 第23.7項「Oracle BAMアダプタの構成」の説明に従って、構成プロパティを設定し、「IsHTTPSEnabledWebService」の値をtrueに変更します。

    bam_wls_connpoolprop_https.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_connpoolprop_https.gifの説明

23.7.3 信頼できるドメインの構成

別のドメインにデプロイされているSOAコンポジット・アプリケーションとOracle BAM Server間でRMI接続を使用する場合は、Oracle Weblogic Server管理コンソールで信頼できるドメインの構成を行う必要があります。

信頼できるドメインを構成する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle Weblogic Server管理コンソールを使用し、SOAサーバー・ドメインとOracle BAMサーバー・ドメインの両方で「base_domain」→「セキュリティ」→「一般」の順に移動して、「拡張」設定を展開します。

    bam_wls_trust.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_trust.gifの説明

  2. 「資格証明」フィールドと「資格証明の確認」フィールドに、Oracle WebLogic Serverドメインの資格証明を入力します。

    SOAサーバー・ドメインとOracle BAMサーバー・ドメインの両方に同じ資格証明を入力して、ドメイン間の信頼を確立します。

  3. 変更を保存およびアクティブ化して、Oracle WebLogic Serverを再起動します。

信頼できるドメインの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの保護』のグローバル・トラストの有効化に関する項を参照してください。

23.7.4 資格証明マッピングの構成

Oracle WebLogic Serverの資格証明マッピング機能を使用して、ユーザー名とパスワードの各プロパティを安全に格納するには、Oracle BAMアダプタを構成します。


注意:

プレーン・テキストのユーザー名とパスワードは、本番以外のモードでのみ使用します。混乱を避けるために、資格証明マッピングとプレーン・テキストのユーザー情報は一緒に使用せず、一度に一方のみ適用してください。

資格証明マッピングを構成する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、「デプロイメント」「OracleBamAdapter」「セキュリティ」「資格証明マッピング」の順に移動します。

    bam_wls_credmap_locate.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_credmap_locate.gifの説明

  2. 「新規」をクリックして、資格証明マッピング・エントリを作成するアウトバウンド接続プール・インスタンスを選択し、「次へ」をクリックします(デフォルトでは、Oracle BAMはeis/bam/rmieis/bam/soapの2つの接続プールとともにインストールされています)。

    bam_wls_credmap_select.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_credmap_select.gifの説明


    注意:

    各アウトバウンド接続プールに対して個別の資格証明マッピング・エントリが作成されていることを確認してください。デフォルトのアウトバウンド接続プール以外に追加のアウトバウンド接続プールがある場合は、それに対応する資格証明マッピングを作成する必要があります。

  3. 「未認証WLSユーザー」を選択し、「次へ」をクリックします(「未認証WLSユーザー」は匿名ユーザーに類似しています)。

    bam_wls_credmap_user.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_credmap_user.gifの説明

  4. Oracle BAMサーバーに接続するための対応するユーザー名とパスワードを指定し、「終了」をクリックして、資格証明マッピングの構成を完了します。

    bam_wls_credmap_eis.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_credmap_eis.gifの説明

  5. 他のOracle BAM接続プール・エントリがある場合は、前述の手順を繰り返して資格証明マッピングを作成します。

    各アウトバウンド接続プール・エントリに対して資格証明マッピングを構成すると、それらのマッピングが「資格証明マッピング」表に表示されます。

    bam_wls_credmap_list.gifの説明が続きます
    図版bam_wls_credmap_list.gifの説明

  6. これらの変更を有効にするには、Oracle WebLogic Serverを再起動する必要があります。

23.8 Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成

バッチ・プロセッサは、クライアントとアクティブ・データ・キャッシュ・サーバー間での操作(挿入、更新、アップサート、削除など)をバッチ処理します。これによって、リモート・コールの数が制限されるため、パフォーマンスが向上します。たとえば、バッチ処理を有効にすると10個の更新操作が1回のリモート・コールで処理できるため、リモート・コールを10回実行する必要はありません。


注意:

バッチ処理は受信データに対してのみ使用し、内部のOracle BAMプロセスには使用しないでください。

Oracle BAMアダプタの場合、バッチ処理プロパティは、Oracle Weblogic Server管理コンソールのOracle BAMアダプタの構成ページで構成します。

Oracle BAMのバッチ処理プロパティは、BAMWebConfig.xmlファイルにあり、バッチ方式を使用した、Oracle BAM Webアプリケーションからのデータ送信(つまり、Oracle BAMアーキテクトを使用したデータ送信)、およびOracle BAMのDataObjectOperation Webサービスからのデータ送信を行うバッチ処理を構成するために使用します。

Oracle BAMの構成ファイルは次のディレクトリにあります。

WL_HOME/user_projects/domains/base_domain/config/fmwconfig/servers/bam_server1/applications/oracle-bam_11.1.1/config/ 

Oracle BAMのプロパティを変更した後は、Oracle BAMを再起動する必要があります。Oracle BAMの再起動については、第25.2項「Oracle BAMの可用性の管理」を参照してください。


注意:

Oracle BAM ADC APIプロパティは、すべてのOracle BAMクライアント(ICommand、Oracle Data Integratorなど)によって使用されるプロパティです。SOAPプロパティは、SOAPを使用するように構成されている場合に、Oracle BAMアダプタによってのみ使用されます。

表23-2は、Oracle BAM ADC APIおよびSOAPのバッチ処理プロパティを示しています。

表23-2 アクティブ・データ・キャッシュAPIおよびSOAP(Oracle BAMアダプタ)のバッチ処理プロパティ

Oracle BAM ADC APIのプロパティ SOAPのプロパティ デフォルト 説明

ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_PendingCalls

Adapter_SOAP_Batching_Limit_PendingCalls

10

許容される保留コールの最大数。

ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_Lower

Adapter_SOAP_Batching_Limit_Lower

1000

送信前のバッチの最小要素数。

ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_Upper

Adapter_SOAP_Batching_Limit_Upper

5000

送信前のバッチの最大要素数。

ActiveDataCache_Datasets_Batching_Timeout

Adapter_SOAP_Batching_Timeout

5000

バッチ送信後のタイムアウト間隔(ミリ秒単位、バッチが満杯でない場合を含む)。

ActiveDataCache_Datasets_Batching_BlockOnBatchFull

Adapter_SOAP_Batching_BlockOnBatchFull

false

「バッチ満杯時にブロックする」プロパティは、バッチが満杯の場合に、バッチ操作をブロックするかどうかを示します。trueに設定すると、バッチ内の領域が操作のために解放されるまで、バッチ呼出しがブロックされます。falseに設定すると、BatchIsFullException例外がスローされます。

ActiveDataCache_Datasets_Batching_RetryInterval

Adapter_SOAP_Batching_RetryInterval

30000

失敗したフラッシュをバッチ処理で再試行する間隔(ミリ秒単位)。

ActiveDataCache_Datasets_Batching_MaxRetryInterval

Adapter_SOAP_Batching_MaxRetryInterval

3600000

失敗したフラッシュをバッチ処理で再試行する最大間隔(ミリ秒単位)。

ActiveDataCache_Datasets_Batching_MaximumRetries

Adapter_SOAP_Batching_MaximumRetries

Integer.MAX_VALUE

失敗したフラッシュをバッチ処理で再試行する最大回数。0(ゼロ)は再試行しないことを示します。

ActiveDataCache_Datasets_Batching_SuspendOnDisconnect

Adapter_SOAP_Batching_SuspendOnDisconnect

false

接続の切断時に一時停止します。これは、Oracle BAMサーバーへの接続が失われた場合に、バッチ処理を永続的に一時停止の状態にするかどうかを示します。


バッチ処理再試行メカニズム

バッチ処理再試行メカニズムは、ネットワーク障害やOracle BAMサーバーがオフラインになったためにサーバーとの通信が失われた場合に、そのサーバーに対してリモート・コールを再試行するように設計されています。この再試行メカニズムの操作は、この項で説明する構成プロパティによって管理します。フラッシュという用語は、処理を行うためにOracle BAM Serverへのバッチ・コールの送信を試行することを指します。

RetryIntervalプロパティは、再試行の間隔をミリ秒単位で指定します。MaxRetryInterval値が指定されていない(0)場合は、バッチ・フラッシュが成功するかMaximumRetries値を超えるまで、RetryInterval値の間隔でコードの再試行が続行されます。

MaxRetryInterval値が指定されている場合、再試行の間隔値は、そのMaxRetryInterval値に達するまで、再試行ごとに2倍になります。これは、バッチ・フラッシュが成功するかMaximumRetries値を超えるまで、MaxRetryIntervalの間隔のままです。これによって、再試行の間隔は、より適切な長期間の間隔に向けて下方修正できます。サーバーが迅速にリカバリしない場合は、短い間隔での再試行を続行しないでください。

MaximumRetries値が0の場合、再試行は実行されず、失敗したバッチは破棄されます。

SuspendOnDisconnect値がtrueの場合、すべてのバッチ処理は、Oracle BAMサーバーとの通信が再確立されているかどうかに関係なく、クライアント・アプリケーションが再起動するまで永続的に一時停止の状態になります。

保留バッチ制限に達したときに、現行バッチが満杯(最大サイズに達している)の場合は、バッチ・コールがブロックされます。現行コールからの操作をキューに入れる場所がないため、Oracle BAMは、状態が解決するまでクライアントをブロックします。

表23-2は、アクティブ・データ・キャッシュAPIのバッチ処理(第23.7.2項「Oracle BAMコネクション・ファクトリの構成」で構成したRMIコネクション・ファクトリで使用)で指定できる構成プロパティについて説明しています。

Oracle BAMアダプタのバッチ処理メカニズム(SOAPコネクション・ファクトリで使用)にも、同じ構成プロパティとデフォルト値のセットがあります。

23.9 セキュリティの構成

セキュリティはOracle WebLogic Serverで構成します。この項にリストされているトピックの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの保護』を参照してください。Oracle WebLogic Serverのセキュリティに関する一般情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverセキュリティの理解』を参照してください。

この項では、Oracle BAMに関連する次のセキュリティについて説明します。

23.9.1 資格証明マッピングの構成

資格証明マッピングは、Oracle BAMアダプタの使用時にユーザー名とパスワードの各プロパティを安全に格納するために使用します。詳細は、第23.7.4項「資格証明マッピングの構成」を参照してください。

23.9.2 Oracle BAMユーザー権限の構成

Oracle BAMアプリケーションへの安全なアクセスを確保するために、ユーザーには、必要な権限を提供するロールが割り当てられます。詳細は、第25.3項「Oracle BAMユーザーの管理」を参照してください。

23.9.3 Secure Socket Layerの構成

Oracle WebLogic Serverには、Oracle SOA SuiteおよびOracle WebCenterをOracle WebLogic Serverに接続する際に、Secure Socket Layer(SSL)を有効にするための機能が用意されています。

キーストアと証明書の作成と管理には、Java Development Kit(JDK)のkeytoolユーティリティを使用し、Oracle WebLogic Serverのリスナーの構成には、Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用します。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの保護』のSSLの構成に関する項を参照してください。

Oracle WebLogic Serverを使用すると、Oracle BAM WebアプリケーションをSSLポートと非SSLポートの両方に構成し、Oracle BAMをSSLポートと非SSLポートの両方で実行するように構成することもできますが、このために、Oracle BAMアラート用に構成したURLで問題が発生します。SSLポートと非SSLポートの両方で実行中のOracle BAMは、2つのOracle BAMレポートURLをアラートの電子メール受信者に送信できません。したがって、管理者は、Oracle BAMレポートURLの受信者に対して使用するアクセスのモード(SSLまたは非SSL)を決定する必要があります。

Oracle BAMをSSLモードで起動し、Oracle BAMクライアント(ICommandなど)がOracle BAM ADCを起動し、SSLを使用してEJB、JMSリソースおよびJDBCリソースを起動できるようにするには、Oracle BAMの次のプロパティを構成する必要があります。

  • BAMCommonConfig.xmlBAMServerConfig.xmlおよびBAMICommandConfig.xmlファイルのCommunication_Protocolを次のように設定します。

    デフォルト値: <Communication_Protocol>t3</Communication_Protocol>

    t3sを使用するSSLの場合: <Communication_Protocol>t3s</Communication_Protocol>

  • BAMCommonConfig.xmlファイルのListenPortを次のように設定します。

    デフォルト値: <ListenPort>ListenPort</ListenPort>

    SSLの場合: <ListenPort>SSLListenPort</ListenPort>

第23.9.4項「Oracle BAMでのOracle Internet Directoryの使用」

Oracle Internet Directoryの構成に関する一般情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの保護』のOracle Internet DirectoryおよびOracle Virtual Directoryの認証プロバイダでのユーザーとグループの構成に関する項を参照してください。

Oracle Internet DirectoryをOracle BAMと併用する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、Oracle Internet Directoryを構成します。

  2. Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)ブラウザを使用してOracle Internet Directoryに接続し、Oracle Internet Directoryの構成時にOracle WebLogic Server管理コンソールで指定した内容と同じベース・ユーザー識別名でユーザーを作成して、Oracle Internet DirectoryにOracleSystemUserを作成します。

  3. 次のSQL文を実行して、Oracle BAMスキーマのユーザー・グローバル一意識別子(GUID)をNULLに設定します。

    UPDATE "SysIterUser" SET "SysIterUser"."GUID" = NULL,
    "SysIterUser"."Inactive" = NULL;
    

23.9.5 Oracle BAM JMSリソースの保護

これは、Oracle BAMシステムのJMSトピックへのアクセスを制限する場合のオプションの手順です。

Oracle BAM JMSリソースを保護する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、任意のグループ名のグループを作成します。例: OracleSystemGroup

  2. WL_HOME/AS11gR1SOA/bam/binに移動し、Oracle WebLogicスクリプティング・ツール(WLST)を使用してsecure_jms_system_resource.pyを起動します。

    使用方法は次のとおりです。

    <JAVA_HOME>/bin/java -classpath <weblogic.jar_location> weblogic.WLST  ./secure_jms_system_resource.py --username admin_user_name --password admin_password --url admin_server_t3_url --jmsSystemResource JMS_system_resource_name --group security_group_to_use
    
  3. このグループにOracleSystemUserを割り当てます。

  4. このグループにすべてのOracle BAMユーザーを割り当てます。

23.9.6 セキュアなWebサービスのコール

現在、Oracle BAMアラートの「Webサービスのコール」アクションは、一方向SSLによって保護されるWebサービスの呼出しをサポートします。一方向SSLでは、呼び出されるWebサービスがデジタル証明書をクライアント(この場合、Oracle BAMアラートのアクション・クライアント)に提示し、クライアントは提示された証明書が信頼できるかどうかを検証します。クライアントがサーバー証明書を信頼する場合、クライアントとサーバー間のその後の通信はセキュアなSSLチャネルを介して続けられます。

一方向SSLを実現するには、アラートWebサービスのクライアントは、提示された証明書が存在するかどうかを判別するための参照を実行できるトラスト・ストアを指している必要があります。これは、次のプロパティをBAMCommonConfig.xmlに追加することによって実現できます。

<SSL.TrustStore.Location>wls.home/lib/DemoTrust.jks</SSL.TrustStore.Location>
<SSL.TrustStore.Type>JKS</SSL.TrustStore.Type>
<SSL.TrustStore.Password>password</SSL.TrustStore.Password>
<SSL.TrustStore.Provider>SUN</SSL.TrustStore.Provider>

デフォルトでは、これらのプロパティが構成ファイルに指定されない場合は、前述の値が使用されます(値が使用されないpasswordを除く)。これらのプロパティに別の値を指定して、デフォルトのトラスト・ストアの構成を上書きできます。現在、これらのプロパティはOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlに表示されないため、構成ファイルを編集して設定する必要があります。

デフォルトのトラスト・ストアはファイル・ベースのJavaキー・ストア(JKS)です。証明書を追加および削除するには、Java keytoolコマンドライン・ユーティリティを使用します。

Webサービス・アラート・アクションのコールの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』のWebサービスのコールに関する項を参照してください。

23.9.6.1 Oracle BAM Webサービスの保護の例

次の例は、SSLで保護されたOracle BAM Webサービスを呼び出す方法を示しています。これは、Oracle BAMのManualRuleFire Webサービスをコールする、「Webサービスのコール」アラート・アクションに固有です。一方向SSLで保護されたBAM以外の外部のWebサービスを呼び出す場合は、この項のステップを行う必要はありません。


注意:

この構成を行うと、Oracle BAMアプリケーション全体がSSLレイヤーで処理されるようになるため、SSLポート番号とHTTPSプロトコルを使用してアクセスする必要があります。

セキュアなWebサービスをコールするためのプロパティを構成する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle WebLogic Server管理コンソールを開いて、「ドメイン構造」「環境」「サーバー」「BAM_Server」「一般」の順に移動します。

  2. 「SSLリスニング・ポート」チェック・ボックスを選択して、使用する「SSLリスニング・ポート」番号を指定します。

  3. Oracle BAMの構成プロパティを変更します。

    1. 次のプロパティはBAMCommonConfig.xmlで変更する必要があります。

      <Communication_Protocol>t3s</Communication_Protocol>
      <ListenPort>SSLListenPort</ListenPort>
      <ApplicationURL>http://SSL_HOST:SSL_PORT</ApplicationURL>
      
    2. 次のプロパティはBAMWebConfig.xmlで変更する必要があります。

      <ServerPort>SSL_PORT</ServerPort>
      
  4. Oracle WebLogic Serverを再起動します。

  5. Oracle BAMアクティブ・スタジオまたはOracle BAMアーキテクトを開き、「アラート」に移動します。

  6. セキュアなWebサービスを使用して「Webサービスのコール」アクションを持つアラートを作成します。

    https://host_name:SSL_port_number/OracleBAMWS/WebServices/ManualRuleFire?wsdl
    

    これはアクションのWSDL URLとなります。

  7. パラメータをマップして、アラートを保存します。

23.10 拡張プロパティの構成

Oracle BAMには、Fusion Middleware Controlの「BAM Webプロパティ」ページや「BAMサーバー・プロパティ」ページを使用した構成では使用できない多数の拡張プロパティが用意されています。これらの拡張プロパティは、システムMBeanブラウザを使用して構成します。

Oracle BAMの構成で使用可能なすべてのプロパティのリストは、第23.11項「Oracle BAMの構成プロパティの参照」を参照してください。

システムMBeanブラウザを使用して拡張プロパティを構成する手順は、次のとおりです。

  1. 「OracleBAMWeb」ページまたは「OracleBAMServer」ページのメニューで、「システムMBeanブラウザ」を選択します。

    bam_admin_menu_mbean.gifの説明が続きます
    図版bam_admin_menu_mbean.gifの説明

  2. 適切な「アプリケーション定義のMBean」ページへのパスを選択します。

    • すべてのOracle BAMコンポーネントに共通のプロパティの場合: 「アプリケーション定義のMBean」「oracle.bam.common」「サーバー: bam_server1」「アプリケーション: oracle-bam」「構成」「BAMCommonConfig」の順に選択します(図23-1を参照)。

    • Oracle BAMサーバー固有のプロパティの場合: 「アプリケーション定義のMBean」「oracle.bam.server」「サーバー: bam_server1」「アプリケーション: oracle-bam」「構成」「BAMServerConfig」の順に選択します。

    • Oracle BAM Webアプリケーション固有のプロパティの場合: 「アプリケーション定義のMBean」「oracle.bam.web」「サーバー: bam_server1」「アプリケーション: oracle-bam」「構成」「BAMWebConfig」の順に選択します。

    図23-1 システムMBeanブラウザのナビゲーション・ツリー

    図23-1の説明が続きます
    「図23-1 システムMBeanブラウザのナビゲーション・ツリー」の説明

    関連する構成プロパティがシステムMBeanブラウザに表示されます。

    bam_em_mbean.gifの説明が続きます
    図版bam_em_mbean.gifの説明

  3. 「値」列でプロパティの値を編集し、「適用」をクリックします。

  4. Oracle BAMのプロパティを変更した後は、Oracle BAMを再起動する必要があります。Oracle BAMの再起動については、第25.2項「Oracle BAMの可用性の管理」を参照してください。

Oracle BAMの構成プロパティ・ファイル

Oracle BAMのすべてのプロパティは、構成ファイルに格納されています。構成ファイルは、Oracle BAMのコンポーネントがインストールされているホスト上の次のディレクトリにあります。

WL_HOME/user_projects/domains/base_domain/config/fmwconfig/servers/bam_server1/applications/oracle-bam_11.1.1/config

通常、構成プロパティはBAMCommonConfig.xmlファイルに格納されます。このファイルには、Oracle BAMのすべてのコンポーネントに対してグローバルなプロパティが記載されています。これらのプロパティは、コンポーネント固有の構成ファイルに指定することもできます。

BAMCommonConfig.xmlファイルに設定されたプロパティは、常にロードされます。これ以外の構成ファイルは、明示的にロードする必要があります。Oracle BAMサーバーはBAMServerConfig.xmlファイルを、Oracle BAM WebアプリケーションはBAMWebConfig.xmlファイルを、ICommandはBAMICommandConfig.xmlファイルをそれぞれ明示的にロードします。構成ファイルがロードされると、以前に設定されたプロパティは上書きされます。つまり、BAMCommonConfig.xmlに設定されているプロパティは、BAMServerConfig.xmlに指定したプロパティによって上書きされます。

23.11 Oracle BAMの構成プロパティの参照

この項では、Oracle BAMの構成ファイルで使用可能なOracle BAMの各構成プロパティについて簡単に説明します。

拡張プロパティはFusion Middleware ControlのシステムMBeanブラウザで構成します。Fusion Middleware ControlのOracle BAMの構成ページに表示されないプロパティの構成については、第23.10項「拡張プロパティの構成」を参照してください。

これらのプロパティのいくつかは、Fusion Middleware ControlおよびOracle Weblogic Server管理コンソールで設定できるプロパティに対応しています。表23-3には、これらの構成手順についての特定の項への参照があります。


注意:

Oracle BAM ADC APIプロパティは、すべてのOracle BAMクライアント(ICommand、Oracle Data Integratorなど)によって使用されるプロパティです。SOAPプロパティは、SOAPを使用するように構成されている場合に、Oracle BAMアダプタによってのみ使用されます。

表23-3 Oracle BAMの構成プロパティ

プロパティ名 説明
ActiveDataCache.API.Batching.ThreadPool.CoreSize

アイドル状態の場合にOracle BAM ADC APIスレッド・プールに保持するスレッド数を指定します。

デフォルト値: 5

ActiveDataCache.API.Batching.ThreadPool.KeepAliveTimeInSecs

Oracle BAM ADC APIスレッド・プールにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。

デフォルト値: 20

ActiveDataCache.API.Batching.ThreadPool.MaxSize

Oracle BAM ADC APIスレッド・プールの最大スレッド数。

デフォルト値: 100

ActiveDataCache.API.Batching.ThreadPool.QueueSize

Oracle BAM ADC APIスレッド・プールにキューできる最大メッセージ数。

デフォルト値: 30

ActiveDataCache.API.BufferedDataReader. ThreadPool.CoreSize

アイドル状態の場合にOracle BAM ADCのバッファ済データ・リーダー・スレッド・プールに保持するスレッド数を指定します。

デフォルト値: 10

ActiveDataCache.API.BufferedDataReader. ThreadPool.KeepAliveTimeInSecs

BAMCommonConfig.xmlで構成します。

Oracle BAM ADCのバッファ済データ・リーダー・スレッド・プールにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。

デフォルト値: 20

ActiveDataCache.API.BufferedDataReader. ThreadPool.MaxSize

Oracle BAM ADCのバッファ済データ・リーダー・スレッド・プールの最大スレッド数。

デフォルト値: 100

ActiveDataCache.API.BufferedDataReader. ThreadPool.QueueSize

Oracle BAM ADCのバッファ済データ・リーダー・スレッド・プールにキューできる最大メッセージ数。

デフォルト値: 30

ActiveDataCache.Kernel.ActiveDataQueue. ThreadPool.CoreSize

アイドル状態の場合にOracle BAM ADCのアクティブ・データ・キュー・スレッド・プールに保持するスレッド数を指定します。

デフォルト値: 20

ActiveDataCache.Kernel.ActiveDataQueue. ThreadPool.KeepAliveTimeInSecs

Oracle BAM ADCのアクティブ・データ・キュー・スレッド・プールにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。

デフォルト値: 20

ActiveDataCache.Kernel.ActiveDataQueue. ThreadPool.MaxSize

Oracle BAM ADCのアクティブ・データ・キュー・スレッド・プールの最大スレッド数。

デフォルト値: 100

ActiveDataCache.Kernel.ActiveDataQueue. ThreadPool.QueueSize

Oracle BAM ADCのアクティブ・データ・キュー・スレッド・プールにキューできる最大メッセージ数。

デフォルト値: 30

ActiveDataCache_Datasets_Batching_BlockOnBatchFull

「バッチ満杯時にブロックする」プロパティは、バッチが満杯の場合に、バッチ操作をブロックするかどうかを示します。trueに設定すると、バッチ内の領域が操作のために解放されるまで、バッチ呼出しがブロックされます。falseに設定すると、BatchIsFullException例外がスローされます。

デフォルト値: false

ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_Lower

サーバーに送信する前のバッチの最小要素数。負荷に応じて、バッチにはこの最小数より多く(上限は最大数)の要素が含まれる場合がありますが、タイムアウトが経過しないかぎり、この最小数未満にはなりません。

このルールの例外については、ActiveDataCache_Datasets_Batching_Timeoutを参照してください。

詳細は、第23.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。

デフォルト値: 1000

ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_PendingCalls

サーバーへの送信を待機している保留中のバッチ数の制限。この制限に達して、現在のバッチが満杯(上限に達した)場合、この条件がクリアされるまで、以降のバッチ操作はブロッキング呼出しになります。この制限によって、クライアントが調整され、サーバーにバッチが過剰に送信されることが防止されます。

詳細は、第23.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。

デフォルト値: 10

ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_Upper

送信前のバッチの最大要素数。バッチにこの最大数より多くの要素が含まれることはありません。

詳細は、第23.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。

デフォルト値: 5000

ActiveDataCache_Datasets_Batching_MaximumRetries

失敗した処理を再試行するために、バッチ処理がバッチをサーバーに送信する最大回数。値0(ゼロ)は再試行しないことを示します。

デフォルト値: 2147483647

ActiveDataCache_Datasets_Batching_MaxRetryInterval

失敗した処理を再試行するために、バッチ処理がバッチをサーバーに送信する最大間隔(ミリ秒単位)。この最大再試行間隔を指定すると、間隔がこの最大値に達するまで、各再試行の再試行間隔が2倍になります。以降の再試行では、この最大値が使用されます。これにより、失敗をすぐに解決できない場合に、再試行が減少するように構成できます。最大再試行間隔に0(ゼロ)を指定した場合、再試行間隔は変更されません。

デフォルト値: 3600000

ActiveDataCache_Datasets_Batching_RetryInterval

失敗した処理を再試行するために、バッチ処理がバッチをサーバーに送信する間隔(ミリ秒単位)。サーバーが再起動中であったなど、サーバーの接続の問題による失敗の場合は、再試行が試みられます。

デフォルト値: 30000

ActiveDataCache_Datasets_Batching_SuspendOnDisconnect

Oracle BAMサーバーへの接続が失われた場合に、バッチ処理を永続的に一時停止の状態にするかどうかを示します。

デフォルト値: false

ActiveDataCache_Datasets_Batching_ThreadPoolSize 

スレッド・プールの定数サイズ(つまり、固定数のスレッドを含む)。

デフォルト値: 25

ActiveDataCache_Datasets_Batching_Timeout

ミリ秒単位のタイムアウト。この時間が経過した後、バッチが満杯でなくても、バッチが送信される(ミリ秒単位、ActiveDataCache_Datasets_Batching_Limit_Lowerに構成されている最小数より少ない要素を持つ)。

タイムアウトは、バッチ処理が非アクティブであるために過剰に待機することを防ぎます。バッチ処理では、サーバーへの送信をこのタイムアウトより長く待機しません。

詳細は、第23.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。

デフォルト値: 50

Adapter_SOAP_Batching_BlockOnBatchFull

「バッチ満杯時にブロックする」プロパティは、バッチが満杯の場合に、バッチ操作をブロックするかどうかを示します。trueに設定すると、バッチ内の領域が操作のために解放されるまで、バッチ呼出しがブロックされます。falseに設定すると、BatchIsFullException例外がスローされます。

デフォルト値: false

Adapter_SOAP_Batching_Limit_Lower

送信前のバッチの最小要素数。

詳細は、第23.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。

デフォルト値: 1000

Adapter_SOAP_Batching_Limit_Upper

送信前のバッチの最大要素数。

詳細は、第23.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。

デフォルト値: 5000

Adapter_SOAP_Batching_Timeout

バッチ送信後のタイムアウト間隔(ミリ秒単位、バッチが満杯でない場合を含む)。

詳細は、第23.8項「Oracle BAMのバッチ処理プロパティの構成」を参照してください。

デフォルト値: 50

ADC_PassThrough_Import_BatchSize

外部データ・オブジェクトからインポートする最大行数。

デフォルト値: 50

ADC_PassThrough_Import_MaxRowsToImportAtOnce

ExternalDataManagerで一度にインポートする最大行数。

デフォルト値: 100

ADC_PassThrough_Import_MaxSize

ExternalDataManagerでインポートする最大サイズ。

デフォルト値: -1

ADCBatchSize

JDBC文のバッチ処理を参照します。Oracle BAM ADCは、SQL文の実行時に、JDBCのバッチ処理を使用してデータベースへのコール数を減らし、パフォーマンスを向上させます。各コールでは、単一の文ではなく文のバッチを実行します。

デフォルト値: 100

ADCChannelName

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: invm:topic/oracle.bam.messaging.activedatacache.activedata

ADCDataSource

アクティブ・データ・キャッシュに対するデータソース。詳細は、第23.3.2項「データソースJNDIの構成」を参照してください。

デフォルト値: jdbc/oracle/bam/adc

ADCLogBatchInsertLocks

Oracle BAM ADCのバッチ挿入ロックを記録するかどうかを指定します。

デフォルト値: false

ADCLogFolderLocks

Oracle BAM ADCのフォルダ・ロックを記録するかどうかを指定します。

デフォルト値: false

ADCLogSqlStatements

Oracle BAM ADCのSQL文を記録するかどうかを指定します。

デフォルト値: false

ADCLogTransactionLocks

Oracle BAM ADCのトランザクション・ロックを記録するかどうかを指定します。

デフォルト値: false

ADCMaxViewsetRowCount

このプロパティを使用して、ビューに表示するデータのデフォルトの行数制限を指定します。この値を大きくすると、パフォーマンスが低下することに注意してください。

デフォルト値: 64000

ADCPreloadDataObjectIDs

データ・オブジェクトを、アクセス時のオン・デマンドではなく、Oracle BAM ADCの起動時にロードするかどうかを指定します。データ・オブジェクトの事前ロードによって、起動時間は長くなりますが、データ・オブジェクトの最初のアクセス時間は短くなります。データ・オブジェクトを事前ロードしないと、起動時間は短くなりますが、データ・オブジェクトの最初のアクセス時間は長くなります。また、データ・オブジェクトがほとんど参照されない状態ですべてのデータ・オブジェクトを事前ロードすると、メモリー所要量が不必要に増加する可能性があります。

ADCPushInterval

Oracle BAMアクティブ・データ・キャッシュがイベントをOracle BAMレポート・サーバーにプッシュする間隔。これは、アクティブなイベントがOracle BAMのダッシュボード・ページで発生する頻度に影響を与える要因の1つです。この間隔を長くすると、Oracle BAMサーバーへの負荷が減少します。ただし、間隔を長くすると、ダッシュボード内の複数の更新が1つの更新としてまとめられる可能性が高くなります。

特定のレポート内のデフォルトのADCPushIntervalは、Oracle BAMの特定のダッシュボードまたはレポートに対する「レポート・プロパティ・ダイアログ」で「アクティブ・データ取得間隔」プロパティを設定することで上書きできます。アクティブ・データ取得間隔を設定するには、アクティブ・スタジオでレポートを開き、「編集」「レポート・プロパティの変更」「詳細」の順に選択します。ゼロ以外の値を設定すると、そのレポートのADCPushInterval値が上書きされます。

デフォルト値: 1000

ADCPushThreadPoolSize

Oracle BAM ADCプッシュ機能のThreadPoolのサイズを指定します。

デフォルト値: 10

ADCRetryCount

Oracle BAMアクティブ・データ・キャッシュ接続の再試行回数。

デフォルト値: 2

ADCSecurityFiltersEnabled

Oracle BAM ADCのセキュリティ・フィルタを有効にするかどうかを指定します。

デフォルト値: true

ADCViewsetTimeoutSec

ビュー・セットの取得に関するタイムアウトを指定します。

デフォルト値: 0

ADCWaitTime

アクティブ・データ・キャッシュ接続の試行間隔。

デフォルト値: 20

ApplicationURL

Oracle BAM WebアプリケーションおよびOracle BAMサーバーに対するURL。詳細は、第23.3.3項「アプリケーションURLの構成」および第23.2.2項「アプリケーションURLの構成」を参照してください。

デフォルト: DEFAULT

Architect_Content_PageSize

Oracle BAMアーキテクトにデータ・オブジェクトの内容を表示するときの行数を制御します。

デフォルト値: 100

AutoIncrementBlockSize

ブロック・サイズの増分量を指定します。

デフォルト値: 100

CacheDirectory

スナップショットおよびアクティブなデータをキャッシュするためにレポート・キャッシュで使用するディレクトリを指定します。

デフォルト値: cache

ChangeListDelay

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: 1

ChannelName

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト: OracleBAM

CheckViewsFallingBehindInterval

ビューの遅れをチェックする間隔を指定します。

デフォルト値: 20

CollaborationNILogin

NIログインを使用するかどうかを指定します。

デフォルト値: false

ColumnarTimeout

コラム・タイムアウトを指定します。

デフォルト値: 0

Communication_Protocol

JNDI通信の通信プロトコルを指定します。

t3を使用したSSLの場合は次のとおりです。<Communication_Protocol>t3s</Communication_Protocol>

第23.9.3項「Secure Socket Layerの構成」を参照してください。

デフォルト: DEFAULT

ConnectionFactoryName

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト: jms/QueueConnectionFactory

DeletesActiveDataSize

InsertsActiveDataSizeUpdatesActiveDataSizeUpsertsActiveDataSizeDeletesActiveDataSizeは、変更対象のデータ・オブジェクトのロックをリリースして再度ロックを要求する前に実行する必要がある挿入、更新、アップサートおよび削除の回数をそれぞれ決定します。これによって、このデータ・オブジェクトに対して開いているビュー・セットがある場合は、データ・オブジェクトの長時間ロックによる制限から操作が解放されます。

デフォルト値: 50

DisplayUIStackTrace

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

このプロパティは、ユーザー・インタフェースのスタック・トレースを有効にします(このプロパティの値をtrueに設定)。このプロパティは一時的な診断の目的でのみ使用します。これは、スタックの内部詳細を公開することは、セキュリティ上の問題が発生する可能性があるためです。

デフォルト値: false

DistributionListGroupType

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: none

ElementsCountLimit

キャッシュ・ファイルのリライト前にキャッシュされる変更リストの数。

デフォルト値は50です。51番目に受け取った変更リストは、1番目の変更リストを置換してキャッシュされます。

デフォルト値: 50

ElementsSizeLimit

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: 500

EmailIDForSender

イベント・エンジンが送信した通知の「From」ヘッダーに表示される電子メール・アドレス。詳細は、第23.3.7項「電子メール・アカウントのアウトバウンドの構成」を参照してください。

デフォルト値: BAM-NOTIFICATION_AR@oracle.com

EMSConnectionRecoveryDuration

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

EnableADCDatasetLockTimeout

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

データ・セットのロックのタイムアウトを有効にするかどうかを指定します。

デフォルト値: false

EnableDataTruncationMsg

データ切捨てメッセージを有効にするかどうかを指定します。

デフォルト値: false

EnableGetAllViewsInOneRoundTrip

1回のラウンド・トリップですべてのビューを取得できます。

デフォルト: true

EventEngine.Action.ThreadPool.CoreSize

アイドル状態の場合にイベント・エンジン・アクション・スレッド・プールに保持するスレッド数を指定します。

デフォルト値: 4

EventEngine.Action.ThreadPool. KeepAliveTimeInSec

イベント・エンジン・アクション・スレッド・プールにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。

デフォルト値: 20

EventEngine.Action.ThreadPool.MaxSize

イベント・エンジン・アクション・スレッド・プールの最大スレッド数。

デフォルト値: 100

EventEngine.Action.ThreadPool.QueueSize

イベント・エンジン・アクション・スレッド・プールにキューできる最大メッセージ数。

デフォルト値: 4

EventEngine.AlertHistory.ThreadPool. CoreSize

アイドル状態の場合にイベント・エンジン・アラート履歴スレッド・プールに保持するスレッド数を指定します。

デフォルト値: 4

EventEngine.AlertHistory.ThreadPool. KeepAliveTimeInSecs

イベント・エンジン・アクション・スレッド・プールにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。

デフォルト値: 20

EventEngine.AlertHistory.ThreadPool. MaxSize

イベント・エンジン・アラート履歴スレッド・プールの最大スレッド数。

デフォルト値: 100

EventEngine.AlertHistory.ThreadPool. QueueSize

イベント・エンジン・ルール起動スレッド・プールにキューできる最大メッセージ数。

デフォルト値: 10

EventEngineAlertHistoryEventLogging

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: false

EventEngineAlertHistoryRecordsPerWrite

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: 10

EventEngine.RuleFire.ThreadPool.CoreSize

アイドル状態の場合にイベント・エンジン・ルール起動スレッド・プールに保持するスレッド数を指定します。

デフォルト値: 4

EventEngine.RuleFire.ThreadPool. KeepAliveTimeInSecs

イベント・エンジン・ルール起動スレッド・プールにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。

デフォルト値: 20

EventEngine.RuleFire.ThreadPool.MaxSize

イベント・エンジン・ルール起動スレッド・プールの最大スレッド数。

デフォルト値: 100

EventEngine.RuleFire.ThreadPool. QueueSize

イベント・エンジン・ルール起動スレッド・プールにキューできる最大メッセージ数。

デフォルト値: 4

EventEngineCheckADCIntervalSecs

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: 5

EventEngineMaxConnections

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: 25

EventEngineMaxShutdownWaitInterval

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: 10

EventEngineSaveLastFireIntervalSecs

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: 10

FileHandleCacheSize

ファイル・ベースの永続性が使用される場合に、キャッシングに使用されるファイルのファイル・ハンドルをキャッシュするためにOracle BAMレポート・キャッシュが使用します(永続性マネージャの詳細は、第23.3.5項「レポート・キャッシュ永続性マネージャの構成」を参照してください)。

ハンドルをキャッシュすると、アクティブなデータとスナップショットの読み書きが速くなります。各ビュー・セットには2つのファイル・ハンドルがあり、1つはスナップショット用で、もう1つはアクティブなデータ用です。

このプロパティの値によって、デフォルトでキャッシュするファイル・ハンドルの数が設定されます。

ファイル・ハンドルのキャッシュを無効にするには、このプロパティの値をゼロ(0)に設定します。

ファイル・ハンドルをキャッシュするコストは、キャッシュされたすべてのファイル・ハンドルを開いたままにするコストです。このため、a)開いている少数の同時ファイル・ハンドル用に構成されたサーバー、およびb)開いているファイル・ハンドル数が最大値に達している重負荷のサーバーでは、問題が発生する可能性があります。このような場合は、FileHandleCacheSizeを適切な値に減らしてください。

デフォルト値: 100

FractionInIntegerDivision

このプロパティをtrueに設定すると、整数の除算の少数部分が表示されます。

この動作を反映するには、(構成を変更して)サーバーを再起動した後に、保存されているレポートを再度保存する必要があります。

デフォルト値: false

GenericSatelliteChannelName

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: invmjms:topic/oracle.bam.messaging.systemobjectnotification

GenericSatelliteSystemObjectNames

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値:

SystemObjectName=SysIterReport,MonitorColumnName=SysIterLastModified,MessageColumn1=SysIterID,MessageColumn2=SysIterLastModified;

SystemObjectName=SysIterUser,MonitorColumnName=SpecificTimeZoneOffset,MessageColumn1=SysIterID;

SystemObjectName=SysIterUser,MonitorColumnName=AdjustTimeZoneSetting,MessageColumn1=SysIterID;

SystemObjectName=SysIterUser,MonitorColumnName=AdjustDaylightSavingsSetting,MessageColumn1=SysIterID;

SystemObjectName=SysIterDataset,MonitorColumnName=SysIterLastModified,MessageColumn1=SysIterID;

HelpAppLocation

このプロパティは、Oracle BAMではすでに使用されていません。

iActiveDataCloseReportsTimeout

レポートを閉じる際のタイムアウト。

デフォルト値: 500

iActiveDataMaxDiffCounter

iActiveDataの最大差分カウンタ。

デフォルト値: 10

iActiveDataMinIntervalsToWait

iActiveDataを待機する際の最小間隔。

デフォルト値: 5

iActiveDataReloadOnSecsBehindThreshold

iActiveDataを再ロードする場合のしきい値。

デフォルト値: 10

iActiveDataRestartInterval

iActiveDataの再起動間隔。

デフォルト値: 3000

iActiveDataRestartTimeout

iActiveDataの再起動タイムアウト値。

デフォルト値: 10000

iActiveDataScriptsCleanupFactor

アクティブなデータが速いペースでダッシュボードに到達している場合に、ブラウザを定期的にリフレッシュすることによって、Microsoft Internet Explorerのメモリー・リークに対応するプロパティ。アクティブなデータが毎秒25イベント以上の間隔でダッシュボードに到達している場合は、この値を大きくできます。Microsoft Internet Explorerのメモリー消費量を監視して、適切な値を決定できます。

デフォルト値: 1048576

ICommand_Default_User_Name

ICommand操作を実行するためのデフォルトのセキュリティ資格証明を指定します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。

ICommand_Default_Password

ICommand操作を実行するためのデフォルトのセキュリティ資格証明を指定します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。

Import_BatchSize

ExternalDataManagerでインポートするバッチ・サイズ。

デフォルト値: 50

Import_MaxRowsAtOnce

ExternalDataManagerで一度にインポートする最大行数。

デフォルト値: 100

Import_MaxSize

ExternalDataManagerでインポートする最大サイズ。

デフォルト値: -1

InsertsActiveDataSize

InsertsActiveDataSizeUpdatesActiveDataSizeUpsertsActiveDataSizeDeletesActiveDataSizeは、変更対象のデータ・オブジェクトのロックをリリースして再度ロックを要求する前に実行する必要がある挿入、更新、アップサートおよび削除の回数をそれぞれ決定します。これによって、このデータ・オブジェクトに対して開いているビュー・セットがある場合は、データ・オブジェクトの長時間ロックによる制限から操作が解放されます。

デフォルト値: 50

ListenPort

SSLの場合: <ListenPort>SSLListenPort</ListenPort>

第23.9.3項「Secure Socket Layerの構成」を参照してください。

デフォルト値: ListenPort

MaxDBNodeFailoverRetries

Oracle RACの高可用性の構成で使用します。Oracle RACフェイルオーバーの場合にOracle BAMサーバーが実行する再試行の回数を指定します。

デフォルト値: 5

MTTimerThreadPoolSize

Oracle BAMには、スレッド・プールを使用してタイマー・イベントをディスパッチするタイマー実装があります。これによって、複数のタイマー・イベントをパラレルに処理できます。このプロパティは、このタイマー実装のスレッド・プール・サイズを指定します。

デフォルト値: 5

ODIAgentHost

Oracle Data Integratorエージェントが稼働しているサーバーのIPアドレスまたはホスト名。詳細は、第23.3.6項「Oracle Data Integratorの統合プロパティの構成」を参照してください。

デフォルト: localhost

ODIAgentPort

Oracle Data IntegratorエージェントがリスニングしているTCPポート。詳細は、第23.3.6項「Oracle Data Integratorの統合プロパティの構成」を参照してください。

デフォルト値: 20910

ODIPassword

Oracle Data Integratorのエンコードされたパスワード。詳細は、第23.3.6項「Oracle Data Integratorの統合プロパティの構成」を参照してください。

デフォルト: SUNOPSIS

ODIUser

Oracle Data Integratorでシナリオを実行するユーザー。詳細は、第23.3.6項「Oracle Data Integratorの統合プロパティの構成」を参照してください。

デフォルト: SUPERVISOR

ODIWorkRepositoryName

Oracle Data Integratorの作業リポジトリ・データベースの名前。詳細は、第23.3.6項「Oracle Data Integratorの統合プロパティの構成」を参照してください。

デフォルト: WORK_DEV

oracle.bam.common.messaging.util. MessageConsumerRegistryQueuedPusher_CorePoolSize

アイドル状態の場合にメッセージ・レジストリ・スレッド・プールに保持するスレッド数を指定します。

デフォルト値: 20

oracle.bam.common.messaging.util. MessageConsumerRegistryQueuedPusher_KeepAliveTime

メッセージ・レジストリ・スレッド・プールにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。

デフォルト値: 60

oracle.bam.common.messaging.util. MessageConsumerRegistryQueuedPusher_MaximumPoolSize

メッセージ・レジストリ・スレッド・プール内の最大スレッド数。

デフォルト値: 100

oracle.bam.common.messaging.util. MessageConsumerRegistryQueuedPusher_MaximumQueueSize

メッセージ・レジストリ・スレッド・プールにキューできる最大メッセージ数。

デフォルト値: 30

RecordsLimitForEmail

電子メール・アタッチメントで使用するリスト・ビューまたはコラム・レポートで許容される行数。これを超えると制限エラーが表示されます。レポートを含むアタッチメントは、Oracle BAMサーバーでレポートやデータにアクセスするレポート・リンクに比べて多くのデータが含まれるため、サイズが大きくなる可能性があります。

デフォルト値: 1000

RecordsLimitForSaveOffline

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: 0

RecordsLimitForValueBrowser

フィルタ式を作成するために値ブラウザに表示される値の数。

デフォルト値: 50

ReportCache.ViewSets.ThreadPool.CoreSize

アイドル状態の場合にレポート・キャッシュ・スレッド・プールに保持するスレッド数。

デフォルト値: 5

ReportCache.ViewSets.ThreadPool. KeepAliveTimeInSecs

レポート・キャッシュ・スレッド・プールにアイドル状態のスレッドを保持する時間(秒単位)。

デフォルト値: 20

ReportCache.ViewSets.ThreadPool.MaxSize

レポート・キャッシュ・スレッド・プール内の最大スレッド数。

デフォルト値: 100

ReportCache.ViewSets.ThreadPool. QueueSize

レポート・キャッシュ・スレッド・プールにキューできる最大メッセージ数。

デフォルト値: 30

ReportCacheChannelName

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: invmjms:topic/oracle.bam.messaging.reportcache.activedata

ReportCacheMaxConnections

レポート・キャッシュからそのクライアントへの最大接続数。

デフォルト値: 25

ReportCacheMaxShutdownWaitInterval

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: 10

ReportCachePersistenceManager

詳細は、第23.3.5項「レポート・キャッシュ永続性マネージャの構成」を参照してください。

デフォルト値: FileBasedPersistenceManager

ReportLoadingSetting

有効にするレポート・ロード・インジケータ。詳細は、第23.2.3項「レポート・ロード・インジケータの構成」を参照してください。

デフォルト: on

SensorFactory

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: oracle.bam.common.statistics.noop.SensorFactoryImpl

ServerName

Oracle BAM Serverのホスト名。詳細は、第23.2.4項「サーバー名の構成」を参照してください。

デフォルト: DEFAULT

ServerPort

Oracle BAM Serverのポート番号。

デフォルト: DEFAULT

UpdatesActiveDataSize

InsertsActiveDataSizeUpdatesActiveDataSizeUpsertsActiveDataSizeDeletesActiveDataSizeは、変更対象のデータ・オブジェクトのロックをリリースして再度ロックを要求する前に実行する必要がある挿入、更新、アップサートおよび削除の回数をそれぞれ決定します。これによって、このデータ・オブジェクトに対して開いているビュー・セットがある場合は、データ・オブジェクトの長時間ロックによる制限から操作が解放されます。

デフォルト値: 50

UpsertsActiveDataSize

InsertsActiveDataSizeUpdatesActiveDataSizeUpsertsActiveDataSizeDeletesActiveDataSizeは、変更対象のデータ・オブジェクトのロックをリリースして再度ロックを要求する前に実行する必要がある挿入、更新、アップサートおよび削除の回数をそれぞれ決定します。これによって、このデータ・オブジェクトに対して開いているビュー・セットがある場合は、データ・オブジェクトの長時間ロックによる制限から操作が解放されます。

デフォルト値: 50

UseDBFailover

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト: true

ViewSetExpiryTimeout

このプロパティは、Oracle BAMの内部でのみ使用されます。このプロパティは、Oracleサポート・サービスによる指示がないかぎり変更しないでください。

デフォルト値: 120

ViewSetSharing

詳細は、第23.3.4項「ビューセットの共有の構成」を参照してください。

デフォルト: true