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Oracle® Fail Safeチュートリアル
リリース3.4.2 for Microsoft Windows
B63061-01
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3 グループの作成

この章では、Oracle Fail Safe Managerを使用したグループの作成に必要な手順を説明します。ほとんどのリソース(単一インスタンス・データベースなど)の可用性を高める上で、グループの作成は最初の手順です。より新しいリリースのフェイルオーバー・クラスタでは、グループはサービスまたはアプリケーションとも呼ばれます。

3.1 グループの作成ウィザードの起動

ツリー・ビューで、グループを作成するクラスタを選択します。「グループ」メニューで「作成」を選択して、グループの作成ウィザードを開きます。

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groupmenu.gifの説明

3.2 グループの命名と説明

グループの作成ウィザードによって、手順どおりにグループを作成できます。グループの名前として「FsTutorial」を入力し、必要に応じてグループの説明を入力します。

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groupgeneral.gifの説明

3.3 フェイルバック・ポリシーの指定

フェイルバック・ポリシーでは、以前フェイルオーバーされたグループを、ノードがオンラインに戻ったときに優先して実行するためそのノードに戻すかどうかが決定されます。「フェイルバックする」を選択します。「一定時間内にフェイルバック」を選択して2と3をそれぞれ入力します。これによって、以前使用できなかったノードがオンラインに戻った場合、フェイルバックを午前2時から3時の間に行うことを指定します。

各種のフェイルバック・ポリシー・オプションの詳細は、『Oracle Fail Safe概要および管理ガイド』を参照してください。

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3.4 優先ノードの指定

優先ノードは、すべてのクラスタ・ノードが使用されているときにグループを実行するノードです。以前使用できなかったノードがオンラインに戻るとき、クラスタ・ソフトウェアは優先ノード・リストを読み込んで、グループを優先ノードにフェイルバックするかどうかを判断します。グループは、優先ノード・リストの、最初の実行中のノードにフェイルバックします。優先ノード・リストを指定しないと、フェイルバックは無効になり、グループはフェイルバックしません。

「使用可能ノード」リストのノードを「優先ノード」リストに移動します。

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3.5 グループの作成の完了

グループが作成される前に、選択したプロパティを確認できます。プロパティが正しくない場合は、「取消」をクリックしてから「戻る」をクリックし、訂正を行います。プロパティが正しい場合は、「OK」をクリックすると、Oracle Fail Safeによりグループが作成されます。

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groupfinishの説明

3.6 仮想アドレスに関する質問への応答

グループを作成した後、グループに仮想アドレスを追加するかどうかをたずねられます。グループに仮想アドレスが含まれている場合、そのグループは、グループのホストであるクラスタ・ノードに依存しない、同一のネットワーク・アドレスでクライアントからアクセスできます。

「はい」をクリックすると、即座に仮想アドレスの追加ウィザードが開きます。通常は、「はい」をクリックします。ただし、このチュートリアルでは「いいえ」をクリックします。

第4章では、仮想アドレスの作成方法を個別の手順で説明します。

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virtquestion.gifの説明