『Oracle Tuxedo JCA Adapterコマンド・リファレンス』 では、Oracle Tuxedo JCA Adapterソフトウェアのシステム・プロセスとコマンドについて説明します。
表1にOracle Tuxedo JCA Adapterのコマンドと関数を示します。
DMConfigChecker
– 構成ファイルのパスワードを暗号化します。
DMConfigChecker <config_file_name> [key_file_name]
DMConfigChecker
ユーティリティは、構成ファイル・パスワードを暗号化するために使用されます。Oracle Tuxedo JCA Adapter構成ファイルの構文を確認し、すべての暗号化されていないパスワード要素を暗号化パスワードで置換します。必要に応じて、パスワードを暗号化/復号化するために使用されるキー・ファイルを生成することもできます。
DMConfigChecker
では、無制限強度の管轄ポリシーファイルが$JAVA_HOME/jre/lib/security
ディレクトリにインストールされている必要があります。管轄ポリシーファイルは、使用するJEEインストールに応じて、SunまたはIBMのWebサイトからダウンロードできます。
このユーティリティでは、以下のパラメータとオプションがサポートされます。
config_file_name
key_file_name
".msainternal.dat"
」を使用して現在の作業ディレクトリに新しく作成されます。指定したファイルが存在しない場合、指定した名前で新しいファイルが作成されます。
viewj、viewj32
– Oracle Tuxedo JCA Adapter ATMIビュー用のViewコンパイラ。
viewj [options] [package-name] view-definition-table
このviewj、viewj32
ユーティリティは、View定義ファイルを読み取って、TypedView
およびTypedView32
インタフェースを実装するJavaファイルを作成するために使用されます。Javaファイルはクラスにコンパイルされ、続いてViewバッファからエントリを設定して取得するために使用できます。
詳細は、Oracle Tuxedo Javadocを参照してください。
注意: | このユーティリティは、『Oracle Tuxedoコマンド・リファレンス・ガイド』のviewc、viewc32(1)ユーティリティに類似しています。 |
このユーティリティは、次のオプションのパラメータをサポートします。
associated_fields
compat_names
bean_names
modify_strings
xcommon
xctype
リスト1-1に、VIEW32ファイル名(View32
)の入力例を示します。
VIEW View32
short TEST_SHORT - 1 - - 0
string TEST_STRING - 1 - 100 -
VIEW定義をコンパイルするために使用されるコマンド・ライン入力は、次のとおりです。
file: java -class $CLASSPATH weblogic.wtc.jatmi.viewj32 tuxedo.test.simpapp View32
これにより、現在の作業ディレクトリ(tuxedo.test.simpappパッケージ
)内に、Javaクラス・ファイル(View32.java
)が生成されます。
mkfldclass、mkfldclass32
– FMLフィールド表を読み取って、FldTblインタフェースを実装するJavaファイルを作成するユーティリティ関数。
mkfldclass [package-name] fml-field-table
このクラスは、FMLフィールド表を読み取って、FldTblインタフェースを実装するJavaファイルを作成するユーティリティ関数です。このJavaファイルはあるクラスにコンパイルされるはずです。その後で、このクラスを、FMLフィールドからのフィールド化されたエントリの追加、取得、削除に使用できます。このユーティリティは、『Oracle Tuxedoリファレンス・ガイド』の mkfldhdr、mkfldhdr32(1)
ユーティリティに類似しています。
このユーティリティでは、以下のパラメータがサポートされます。
args