Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionインテグレーターズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B63033-01 |
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この序章では、Oracle Business Intelligence 11g リリース1(11.1.1)の新機能とアップグレードに関して考慮すべき事項について説明します。
この序章には、次のトピックが含まれています。
この項の構成は、次のとおりです。
Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.5)には、次のような新機能があります。
Oracle Business IntelligenceメタデータWebサービス
Oracle BIメタデータWebサービスは、Oracle BIサーバーのストアド・プロシージャをコールするためのWebサービス・インタフェースを提供します。これらのプロシージャを使用すると、メタデータに関する情報を取得し、メタデータを修正できます。第4章「Oracle Business IntelligenceメタデータWebサービスの使用」を参照してください。
「Siebel CRMにナビゲート」アクション・タイプ
「Siebel CRMにナビゲート」アクション・タイプを使用すると、コンテンツ・デザイナはSiebel CRMアプリケーション内のビュー(商談など)にナビゲートするアクションを追加できます。ユーザーはこのアクション・タイプにより、Siebel CRMアプリケーションに埋め込まれたダッシュボードから、CRMアプリケーション内のビュー内のレコードにナビゲートできます。このアクション・タイプを使用する場合は、Oracle Siebel CRMとOracle BI EEとの間でセキュリティ統合を実行する必要があります。また、アクション・フレームワークをOracle BI EEプレゼンテーション・サービスで使用できるようにするには、事前にアクション・フレームワークを構成しておく必要があります。
第5章「アクションによるOracle BI EEおよび外部システムの統合」および第7章「Oracle BI EEのOracle Siebel CRMへの埋込み」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceのインスタンスをアップグレードした場合は、アップグレードに関してこのガイドの内容に固有の考慮すべき事項は特にありません。
Oracle BI EE 11gへのアップグレードの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionアップグレード・ガイドを参照してください。
この項の構成は、次のとおりです。
Oracle BI EE 11g リリース1(11.1.1.3)には、次のような新機能があります。
Webサービス
Oracle Business Intelligenceには、次の新規のWebサービスが含まれます。
ConditionalServiceサービス
JobManagementServiceサービス
既存のWebサービスにも、新規のメソッドおよび構造体が追加されました。
詳細は、第I部「Oracle BI EE Webサービスの使用」を参照してください。
アクション・フレームワーク
アクション・フレームワークは、アクションを作成、管理および起動するための機能を提供します。各アクションは、分析、ダッシュボード、エージェント、KPI、およびスコアカード目標に含めることができます。アクションを使用すると、外部システム内の関連コンテンツにナビゲートでき、外部システム内の操作、関数、またはプロセスを起動できます。
Oracle BIプレゼンテーション・サービスでアクション機能を有効にするには、アクション・フレームワークを構成しておく必要があります。詳細は、第III部「アクション・フレームワークの構成」を参照してください。
Oracle Business IntelligenceサーバーXML API
Oracle Business Intelligenceでは新たに、Oracle Business Intelligenceリポジトリ・メタデータの汎用的なXMLベース表現を作成するための各種ユーティリティが提供されます。これらのユーティリティを使用することで、メタデータの生成と操作、メタデータの移行、メタデータのパッチ適用、およびその他の機能をプログラミングによって実行できます。詳細は、第V部「Oracle BIサーバーXML APIの使用」を参照してください。
Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.3)では、アップグレードに関する次のような考慮事項があります。
ODBC DSN
プレゼンテーション・サービスのデフォルトのODBC DSNは、Oracle Business Intelligenceのインストール時に自動的に作成および構成されるようになりました。プレゼンテーション・サービス・インスタンスと同じホスト上の管理ツール・クライアントも、デフォルトのDSNを使用してOracle BIサーバーに接続します。
デフォルトDSNにおいて、クラスタ・コントローラの接続パラメータは、Fusion Middleware Controlによって集中管理されるようになりました。これらのパラメータは更新しないでください。集中管理されているパラメータを手動で更新しようとしても、システムの次回の起動時にこれらの値は上書きされます。
詳細は、第10章「Oracle Business Intelligenceと他のクライアントとの統合」を参照してください。
ハードウェアとソフトウェアの要件、プラットフォーム、データベースおよびその他の情報の詳細は、システム要件と動作要件のドキュメントを参照してください。いずれのドキュメントもOracle Technology Network(OTN)から入手できます。
システム要件のドキュメントには、ハードウェアとソフトウェアの要件、ディスク領域とメモリーの最小要件、必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチなどの情報が記載されています。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_requirements.htm
動作要件のドキュメントには、サポートされているインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサードパーティ製品が記載されています。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html