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Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisher管理者および開発者ガイド
リリース11g(11.1.1)
部品番号: B63037-01
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Oracle Business Intelligence Enterprise Edition統合リファレンス

この付録では、次の項目について説明します。

統合について

この章の情報は、BI PublisherとOracle BI Enterprise Editionの統合ポイントを強調するための参照用です。

次のシナリオでこの情報を参照する必要が生じる場合があります。

この章で取り上げる統合のポイントは次のとおりです。

前提条件

Oracle BI Publisherが、Oracle BI Enterprise Editionの他のコンポーネントと同じサーバーにインストールされている必要があります。

セキュリティ構成は、Oracle Fusion MiddlewareセキュリティまたはOracle BI Serverセキュリティのいずれかである必要があります。

Oracle BI Presentation Catalogを使用するためのBI Publisherの構成

Oracle BI Presentation Catalogを使用するように手動でBI Publisherを構成するには、次の手順を実行します。

  1. サーバー構成」ページの「カタログ」リージョンの「カタログ・タイプ」で「Oracle BI EE Catalog」を選択します。

  2. 次を入力します。

  3. 接続テスト」をクリックして、BI PublisherがOracle BIプレゼンテーション・サービスに接続できることを確認します。

  4. 現在の「BI Publisherリポジトリ」のパスを入力します。

  5. BIプレゼンテーション・カタログへのアップロード.」をクリックします。BI Publisherカタログの内容がBIプレゼンテーション・カタログにアップロードされます。

  6. BI Publisherアプリケーションを再起動します。

Oracle BI Presentation Servicesとの統合の構成

Oracle BI Enterprise Editionをインストールすると、BI Publisherとの統合は自動的に構成されます。つまり、Oracle BIプラットフォーム・インストーラによって、プレゼンテーション・サービスのホスト名、ポート、およびURLサフィックス値が設定されます。さらに、どちらの製品もOracle Fusion Middlewareセキュリティを使用するように構成されるため、ユーザー名とパスワードのフィールドは非表示になります。

  1. 「管理」ページの「統合」の下で、「Oracle BIプレゼンテーション・サービス」をクリックします。

  2. BI Presentation Servicesサーバーに関する次の情報を入力します。

Oracle BI ServerへのJDBC接続の設定

注意: Oracle BI Enterprise EditionとともにBI Publisherをインストールした場合、このデータソースは自動的に構成されます。

Oracle BI Enterprise EditionサーバーをJDBCデータソースとして追加するには、次の固有のガイドラインとともに、「JDBCデータソースの追加」に記載されたガイドラインにも従ってください。

BI Serverへの接続には、BISystemUserのユーザー名とパスワードを使用する必要があります。

Oracle BI ServerでSSLが有効な場合、キーストアをBI Publisherサーバーにコピーしてから接続文字列で設定する必要があります。

「データベース・ドライバ・クラス」および「接続文字列」のエントリは、次のようになります。

データベース・ドライバ・クラス: oracle.bi.jdbc.AnaJdbcDriver

接続文字列」: 特定のデプロイメントに応じた適切な接続文字列。クラスタ化されたSSLが有効なデプロイメントには、URLを作成するための特定のパラメータが必要です。たとえば、Oracle BI ServerのSSLが有効な場合は、キーストアをBI Publisherサーバーにコピーし、それを接続文字列として提供する必要があります。SSLの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Business Intelligenceセキュリティ・ガイド』を参照してください。

接続文字列のURLは、次の書式にする必要があります。

<URL>:= <Prefix>: [//<Host>:<Port>/][<Property Name>=<Property Value>;]* 

説明

<Prefix>: jdbc:oraclebiという文字列です。

<Host>: Analytics Serverのホスト名です。IPアドレスまたはホスト名を指定できます。デフォルトはlocalhostです。

<Port>: サーバーがリスニングするポート番号です。デフォルトは9703です。

<Property Name>:= <Catalog>|<User>|<Password>|<SSL>|<SSLKeyStoreFileName> |<SSLKeyStorePassword>|<TrustAnyServer>|<TrustStoreFileName >|<TrustStorePassword>|<LogLevel>|<LogFilePath>|<PrimaryCCS>|<PrimaryCCSPort>| <SecondaryCCS>|<SecondaryCCSPort> 

プロパティの有効な値は次のとおりです。

<Catalog>: サーバーで使用可能なカタログ名を指定できます。カタログを指定しないと、サーバーで指定されているデフォルト・カタログがデフォルトになります。指定したカタログ名がサーバーにない場合も、デフォルト・カタログが使用され、接続時に警告が出力されます。

<User>: BIサーバーのユーザー名を指定します。デフォルトはAdministratorです。

<Password>: BI Serverのユーザー名に対応するパスワードを指定します。パスワードは3DESで暗号化されます。

<SSL>: 値はtrueまたはfalseで、デフォルトはfalseです。JDBCドライバでSSLを使用するかどうかを指定します。trueの場合、ドライバではSSLKeyStoreFileNameが読取り可能かどうかの確認が行われます。読取り可能でない場合、エラー・メッセージが発行されます。

<SSLKeyStoreFileName>: SSLキーを格納するファイルの名前です。このファイルは、ローカルのファイル・システムに存在してドライバで読取りができる必要があります。

<SSLKeyStorePassword>: SSLKeyStoreFileNameで指定されたファイルを開くためのパスワードです。

<TrustAnyServer>: 値はtrueまたはfalseで、デフォルトはfalseです。SSLがtrueに設定されている場合、このプロパティによりサーバーのトラスト・ストアをチェックするかどうかを指定します。TrustAnyServerがfalseに設定されている場合、ドライバではTrustStoreFileNameが読取り可能かどうかの確認が行われます。

<TrustStoreFileName>: TrustAnyServerがfalseに設定されている場合、このプロパティでトラスト・ストアのファイル名を指定する必要があります。

<TrustStorePassword>: TrustAnyServerおよびTrustStoreFileNameが指定されている場合、このプロパティを使用して、TrustStoreFileNameで指定されたファイルを開くためのパスワードを指定します。

<LogLevel>: ログ・レベルを指定します。有効な値は次のとおりです。

SEVERE | WARNING | INFO | CONFIG | FINE | FINER | FINEST

<LogFilePath>: ログの記録先のファイル・パスを指定します。デフォルトは、Windowsの場合%TEMP%、UNIXの場合$TMPです。ドライバにはこのファイルの書込み権限が必要です。同じファイル名が存在する場合は、_0や_1のマークを付加した新しいエントリが作成されます。

<PrimaryCCS>: (クラスタ化された構成の場合)プライマリCCSマシンの名前を指定します。接続には“host”を使用しません。このプロパティを指定すると、“host”プロパティの値は無視されます。jdbcドライバではCCSに接続して、ロード・バランシング処理が行われているマシンの情報を取得します。デフォルトはlocalhostです。

<PrimaryCCSPort>: プライマリCCSマシンで稼動しているプライマリCCSのポート番号を指定します。デフォルトは9706です。

<SecondaryCCS>: セカンダリCCSマシンの名前を指定します。接続には“host”は使用しません。このプロパティを指定すると、jdbcドライバではCCSに接続して、ロード・バランシング処理が行われているマシンの情報を取得します。デフォルトはlocalhostです。

<SecondaryCCSPort>: セカンダリ・マシンで稼動しているセカンダリCCSのポート番号を指定します。デフォルトは9706です。

次にSSLが有効であるクラスタ化されたデプロイの接続文字列の例を示します。

jdbc:oraclebi://machine01.domain:9706/PrimaryCCS=machine01;PrimaryCCSPort=9706;SecondaryCCS=machine02;SecondaryCCSPort=9706;user=admin;password=welcome;ssl=true;sslKeystorefilename=c:\mycompany\OracleBI\sslc\javahost.keystore;sslKeystorepassword=welcome;trustanyserver=true;

プロキシ認証を使用: (必須)このボックスは選択します。プロキシ認証は必須です。