Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementエンタープライズ・デプロイメント・ガイド 11gリリース1(11.1.1.5) B61378-02 |
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この章の内容は次のとおりです。
注意: ドメインの一部としてOracle Identity Navigatorをすでに構成してある場合、またはOracle Adaptive Access Managerでドメインをすでに拡張してある場合は、この項をスキップできます。Oracle Adaptive Access Managerを使用してドメインを拡張する場合は、Oracle Identity Navigatorがデフォルトで選択されます。 |
Oracle Identity Navigatorは、Oracle Identity Managementコンポーネントの起動パッドとして機能するように設計された管理ポータルです。これにより、1つのサイトからOracle Identity Managementの各コンソールにアクセスできます。これは、Oracle Identity Managementの他のコンポーネントともにインストールされ、製品検出によって他のコンポーネントへのアクセスを可能にします。
Oracle Identity Navigatorは、Oracle WebLogic管理サーバーにデプロイされるJava EEアプリケーションです。これはOracle Metadata Serviceを使用します。
Oracle Identity Navigatorのレポート機能は、Oracle Business Intelligence Publisherに依存しています。
この項の内容は次のとおりです。
第4章の説明に従って、IDMHOST1
およびIDMHOST2
に次のソフトウェアをインストールします。
Oracle WebLogic Server
Oracle Identity Management
次のコマンドを実行して、構成ウィザードを起動します。
MW_HOME/oracle_common/common/bin/config.sh
次のように実行します。
「ようこそ」画面で「既存のWebLogicドメインの拡張」を選択します。「次へ」をクリックします。
WebLogicドメインの選択画面で、ナビゲータを使用して管理サーバーのドメイン・ホームを選択します。次に例を示します。
/u01/app/oracle/plus/admin/IDMDomain/aserver/IDMDomain/
「次へ」をクリックします。
「拡張ソースの選択」画面で、「Oracle Identity Navigator」を選択します。「次へ」をクリックします。
「RACマルチ・データ・ソースの構成」画面には、ドメインで以前に構成したコンポーネントのマルチ・データ・ソースが表示されます。何も変更しないでください。「次へ」をクリックします。
「オプションの構成を選択」画面では、何も選択しないでください。「次へ」をクリックします。
「構成のサマリー」画面で「拡張」をクリックして、ドメインを拡張します。
「ドメインの拡張中」画面で「完了」をクリックして、構成ウィザードを終了します。
第21.1項「Oracle Identity Managementコンポーネントの起動と停止」の手順に従い、IDMHOST1
でWebLogic管理サーバーをいったん停止してから再度起動します。
このエンタープライズ・デプロイメント・トポロジでは、Oracle Identity Navigatorはアクティブ/パッシブ・モデルで管理サーバーにデプロイされます。Oracle Identity Navigatorは管理サーバーとともにフェイルオーバーするので、IDMHOST2
でOracle Identity Navigatorをプロビジョニングする必要はありません。
第6.14項「WebLogic管理サーバーの手動フェイルオーバー」の手順に従ってください。
WEBHOST1
およびWEBHOST2
の各Webサーバーで、admin.conf
と呼ばれるファイルがORACLE_INSTANCE
/config/OHS/
component
/moduleconf
ディレクトリに作成されています。(第6.9項「WebLogic管理サーバー用Oracle HTTP Serverの構成」を参照してください。)
admin.conf
を編集して、次の行を仮想ホスト定義内に追加します。
<Location /oinav> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost ADMINVHN WebLogicPort 7001 </Location>
ファイルを編集すると、次のようになります。
NameVirtualHost *:80 <VirtualHost *:80> ServerName admin.mycompany.com:80 ServerAdmin you@your.address RewriteEngine On RewriteOptions inherit # Admin Server and EM <Location /console> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost ADMINVHN WeblogicPort 7001 </Location> <Location /consolehelp> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost ADMINVHN WeblogicPort 7001 </Location> <Location /em> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost ADMINVHN WeblogicPort 7001 </Location> <Location /apm> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost ADMINVHN WebLogicPort 7001 </Location> <Location /oinav> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost ADMINVHN WebLogicPort 7001 </Location> </VirtualHost>
第21.1項「Oracle Identity Managementコンポーネントの起動と停止」の説明に従って、Oracle HTTP Serverを再起動します。
http://admin.mycompany.com/oinav
で、Oracle Identity Navigatorコンソールを使用して実装を検証します。Oracle Identity Navigatorのログイン・ページが表示されます。WebLogic管理者の資格証明を使用して、ログインします。
ベスト・プラクティスとしては、インストールと各層の構成が正常に完了した後や別の論理ポイントでバックアップを作成することをお薦めします。インストールが正常に行われたことを確認したら、バックアップを作成します。これは、後の手順で問題が発生した場合に即座にリストアするための迅速なバックアップになります。バックアップ先はローカル・ディスクです。エンタープライズ・デプロイメント設定が完了すると、このバックアップは破棄できます。エンタープライズ・デプロイメント設定が完了したら、バックアップとリカバリの通常のデプロイメント固有プロセスを開始できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』を参照してください。
データベースのバックアップの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
インストールをこのポイントにバックアップする手順は次のとおりです。
第5.5項「Web層の構成のバックアップ」の説明に従って、Web層をバックアップします。
データベースをバックアップします。これは全データベースのバックアップで、ホット・バックアップかコールド・バックアップになります。お薦めするツールはOracle Recovery Managerです。
第6.15項「WebLogicドメインのバックアップ」の説明に従って、管理サーバー・ドメイン・ディレクトリをバックアップします。
第7.7項「Oracle Internet Directory構成のバックアップ」の手順に従い、Oracle Internet Directoryをバックアップします。
第9.10項「Oracle Virtual Directory構成のバックアップ」の説明に従って、Oracle Virtual Directoryをバックアップします。
アプリケーション層の構成をバックアップする方法の詳細は、第21.4項「バックアップとリカバリの実行」を参照してください。