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Oracle® Fusion Middleware Oracle Service Bus管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1.5.0)
B61436-03
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10 分割-結合

分割-結合を使用すると、メッセージ呼出しをパラレルに送信し(シーケンシャルに加えて)、レスポンスを蓄積することができます。分割-結合の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Service Bus管理者ガイド』の「分割-結合によるサービスのパフォーマンスの向上」を参照してください。『Oracle Fusion Middleware Oracle Service Bus開発者ガイド』の「分割-結合の操作」と「分割-結合ユーザー・インタフェース・リファレンス」も参照してください。

フロー・トランスポート型のビジネス・サービスを介して分割-結合にアクセスすることができます。詳細については、19.2.10項「フロー・トランスポート構成ページ」を参照してください。

10.1 分割-結合の検索

分割-結合を検索するには:

  1. 以下のいずれかの操作を行います。

    • 「プロジェクト・エクスプローラ」を選択して、「プロジェクト・ビュー」ページまたはプロジェクト/フォルダ・ビュー・ページを表示します。次に、プロジェクトおよびフォルダに移動して、分割-結合を検索します。

    • 「リソース・ブラウザ」「分割-結合」を選択します。「分割-結合のサマリー」ページに、表10-1に示す情報が表示されます。プロパティの詳しい説明については、10.3項「分割-結合の編集」を参照してください。

  2. リストの項目数を制限するために、名前またはパス、あるいはその両方でフィルタできます。「名前」フィールドと「パス」フィールドに、検索対象の名前とパスを入力し、「検索」をクリックします。

  3. 「すべて表示」をクリックすると、検索フィルタが削除され、分割-結合がすべて表示されます。

表10-1 分割-結合の詳細

プロパティ 説明

分割-結合名

分割-結合に割り当てられた名前。この名前は、「分割-結合の構成」ページへのリンクです。10.3項「分割-結合の編集」を参照してください。

パス

このパスは、プロジェクト名と、分割-結合が格納されているフォルダの名前です。このリソースを含むプロジェクトまたはフォルダにリンクされています。4.1.1項「プロジェクトとフォルダを使用したリソース名の修飾」を参照してください。

オプション

特定の分割-結合を削除するには、「削除」アイコンをクリックします。10.4項「分割-結合の削除」を参照してください。


10.2 分割-結合の追加

始める前に

分割-結合は、.flowファイルを必要とします。このファイルは、Eclipse用のOracle Service Busプラグインを使用して分割-結合を作成した場合や、分割-結合構成を行ったJARをプラグインへインポートした場合に作成されます。.flowファイルには、プロキシ・サービス、ビジネス・サービス、または外部のWSDLリソースへの参照を含めることができます。Split-joinが依存するリソースは、Split-joinを起動する前に、サーバー上に存在する必要があります。

  1. セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。

  2. 「プロジェクト・エクスプローラ」を選択して、分割-結合を追加するプロジェクトまたはフォルダを選択します。プロジェクト/フォルダ・ビュー・ページが表示されます。

  3. 「リソースの作成」リストから「分割-結合」を選択して、「新しい分割-結合リソースの作成」ページを表示します。

    表10-2に示すパラメータを指定します。

    表10-2 分割-結合パラメータ

    プロパティ 説明

    リソース名

    分割-結合の固有の名前を入力します。

    名前付けのガイダンスについては、2.3項「リソースの名前付けに関する制限事項」を参照してください。

    リソースの説明

    分割-結合の説明を入力します。

    分割-結合

    「参照」をクリックしてシステム上の.flowファイルを検索します。通常、MW_HOME\user_projects\workspaces\your_workspaceにあります。

    ディスパッチ・ポリシー

    スレッド(並列ブランチ)の作成に使用したWebLogic Serverワーク・マネージャを選択し、分割-結合を実行します。デフォルトのワーク・マネージャは、他にワーク・マネージャがない場合に使用されます。

    ワーク・マネージャの詳細は、次の説明を参照してください。


  4. 「保存」をクリックします。分割-結合が現在のセッションで作成および保存されます。


    注意:

    分割-結合が依存するリソースは、分割-結合を起動する前に存在する必要があります。

  5. セッションを終了して構成をランタイムにデプロイするには、「チェンジ・センター」「アクティブ化」をクリックします。

10.3 分割-結合の編集

分割-結合を変更するには:

  1. セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。

  2. 10.1項「分割-結合の検索」の説明に従って、分割-結合を検索します。

  3. 分割-結合の名前をクリックします。

    「分割-結合の表示 - 構成」ページには、表10-3に示す情報が表示されます。

    表10-3 分割-結合の詳細

    プロパティ 説明

    最終更新者

    この分割-結合を作成したか、構成にインポートしたユーザー。

    最終更新日

    ユーザーがこの分割-結合を作成したか、構成にインポートした日時。このリソースの変更履歴を表示するには、日時のリンクをクリックします。4.23項「変更履歴の表示ページ」を参照してください。

    参照

    この分割-結合が参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、数字のリンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示されます。4.22項「リソースへの参照の表示」を参照してください。

    参照元

    この分割-結合を参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、数字のリンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示されます。4.22項「リソースへの参照の表示」を参照してください。

    説明

    この分割-結合の説明(説明が存在する場合)。


  4. 以下の分割-結合操作設定を行うことができます。

    表10-4 分割-結合操作設定

    プロパティ 説明

    ログ

    分割-結合のログ情報を取得するには、「ロギングの有効化」を選択し、取得するロギング・レベルを選択します。

    実行トレース

    ランタイム・トレースを有効にするには、「有効」を選択します。


  5. 「更新」をクリックして、現在のセッションでの更新をコミットします。

  6. セッションを終了して構成をランタイムにデプロイするには、「チェンジ・センター」「アクティブ化」をクリックします。

10.4 分割-結合の削除

分割-結合を削除するには:

  1. セッションをまだ作成していない場合は、「作成」をクリックして新しいセッションを作成するか、「編集」をクリックして既存のセッションを入力します。3.1項「チェンジ・センターの使用」を参照してください。

  2. 「リソース・ブラウザ」「分割-結合」を選択し、「分割-結合のサマリー」ページを表示します。

  3. 削除する分割-結合の「オプション」フィールドの「削除」アイコンをクリックします。分割-結合は現在のセッションで削除されます。他のリソースがこのリソースを参照している場合、削除の警告アイコンが表示されます。確認のための警告は表示されますが、リソースを削除することはできます。この場合、削除されたリソースへの未解決の参照が原因で、競合が発生する可能性があります。

  4. セッションを終了して構成をランタイムにデプロイするには、「チェンジ・センター」「アクティブ化」をクリックします。