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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenterインストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1.5.0)
B55910-03
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6 Oracle WebCenterの削除

この章では、Oracle WebCenterおよび関連製品をシステムから削除する方法について説明します。

ソフトウェアを削除する場合は、必ずこの章で紹介する手順に従ってください。ソフトウェアを手動で削除すると、後でソフトウェアを再インストールする際に問題が発生する可能性があります。この章の手順に従うことで、ソフトウェアを正しく削除することができます。

この章の内容は次のとおりです。

6.1 削除の手順

この項の手順に従ってOracle WebCenterおよび関連ソフトウェアをシステムから削除してください。そのために必要な作業は次のとおりです。

6.1.1 Oracle Fusion Middlewareの停止

Oracle Fusion Middlewareソフトウェアのコンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーとプロセスを停止してください。

手順は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのOracle Fusion Middlewareの開始と停止に関する項を参照してください。

6.1.2 Oracle WebCenterスキーマの削除

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を起動して、WebCenterスキーマをデータベースから削除します。

手順は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの削除に関する項を参照してください。

6.1.3 Oracle Universal Content Managementの削除

Oracle UCMをOracle WebCenterのインストールとは別にインストールした場合は、Oracle WebCenterを削除する前にOracle UCMソフトウェアを別途削除する必要があります。

システムからOracle UCM 11gを削除するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Content Management Suiteインストレーション・ガイド』でOracle Enterprise Content Management Suiteの削除に関する説明を参照してください。

前のバージョンのOracle UCMのを削除するには、次のURLでContent Serverインストレーション・ガイドfor Microsoft WindowsおよびContent Serverインストレーション・ガイドfor UNIXを参照してください。

http://download.oracle.com/docs/cd/E10316_01/owc.htm

Oracle UCMを削除したら、次のOracle WebCenterの削除手順に進むことができます。

6.1.4 Oracle WebCenterの削除

Oracle WebCenterを削除すると、WebCenter OracleホームとともにOracle共通ホーム・ディレクトリが削除されます。

アンインストーラは起動に使用したOracleホームを削除します。この手順を実行しても、これまでに作成したWebLogicドメインは削除されません。Oracleホーム内のソフトウェアのみが削除されます。

Oracleホームの削除を選択する前に、Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、さらに、このOracleホームを使用している実行中のすべてのプロセスを停止してください。ソフトウェアを削除すると、WebLogicドメインは使用できなくなります。

6.1.4.1 WebCenter Oracleホームの削除

アンインストーラを起動するには、WebCenter_ORACLE_HOME/oui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWebCenter_ORACLE_HOME\oui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動して、アンインストーラを起動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./runInstaller.sh -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

Windowsオペレーティング・システムの場合:

setup.exe -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

注意:

JRE_LOCATIONへの絶対パスを指定してください。相対パスはサポートされていません。

表6-1の手順に従ってOracle WebCenterを削除してください。

削除画面についてさらにヘルプが必要な場合は、付録B「Oracle WebCenterの削除画面」を参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。

表6-1 削除フロー

番号 画面 説明と必須作業

1

「ようこそ」画面


次へ」をクリックして続行します。

2

「Oracleホームのアンインストール」画面


削除対象のOracleホームが正しいことを確認します。

アンインストール」をクリックして続行します。

「警告」画面で、アンインストーラによってソフトウェアの他にOracleホーム・ディレクトリも削除するかどうかを選択します。

ソフトウェアとOracleホームを削除する場合は「はい」を、ソフトウェアのみを削除する場合は「いいえ」を、前の画面に戻る場合は「取消」をクリックします。

「いいえ」を選択した場合、Oracleホーム・ディレクトリを手動で削除する手順は、第6.1.4.3項「Oracleホーム・ディレクトリの手動削除」を参照してください。

3

「アンインストールの進行状況」画面


この画面では、削除の進捗状況とステータスが表示されます。

4

「アンインストール完了」画面


終了」をクリックして、画面を終了します。


6.1.4.2 Oracle共通ホームの削除

この項では、oracle_commonディレクトリの削除方法を説明します。このディレクトリには、他のOracleホーム・ディレクトリと同様に、oui/bin(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはoui\bin(Windowsオペレーティング・システムの場合)に独自のアンインストーラが含まれています。

アンインストーラを実行するには、MW_HOME/oracle_common/oui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\oracle_common\oui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動し、アンインストーラを実行します。

UNIXオペレーティング・システムの場合

./runInstaller -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

Windowsオペレーティング・システムの場合

setup.exe -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

注意:

JRE_LOCATIONへの絶対パスを指定してください。相対パスはサポートされていません。

アンインストーラの起動後は、表6-1の手順に従ってOracle共通ホームを削除します。

6.1.4.3 Oracleホーム・ディレクトリの手動削除

アンインストール時に警告画面で「いいえ」を選択した場合、Oracleホーム・ディレクトリおよびすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、WebCenter Oracleホーム・ディレクトリがUNIXオペレーティング・システム上の/home/Oracle/Middleware/Oracle_WC1の場合は、次のようにします。

> cd /home/Oracle/Middleware
> rm -rf Oracle_WC1

Windowsオペレーティング・システムでは、WebCenter Oracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\Oracle_WC1である場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Middlewareディレクトリに移動し、Oracle_WC1フォルダを右クリックして「削除」を選択します。

同じ手順を使用して、Oracle共通ホーム(oracle_common)ディレクトリを手動で削除できます。

6.1.5 Oracle WebLogic Serverの削除

Oracle WebLogic Serverの削除の手順は、『Oracle Fusion Middleware Installation Guide for Oracle WebLogic Server』のソフトウェアのアンインストールに関する項で説明しています。

ソフトウェアを削除した後、Middlewareホーム・ディレクトリおよびすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、Middlewareホーム・ディレクトリがUNIXオペレーティング・システム上の/home/Oracle/Middlewareの場合は、次のようにします。

> cd /home/Oracle
> rm -rf Middleware

Windowsオペレーティング・システムで、Middlewareホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middlewareの場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracleディレクトリに移動し、Middlewareフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

6.1.6 Oracle JDeveloperの削除

システムにOracle JDeveloperをインストールした場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』を参照し、このソフトウェアの削除方法を確認してください。

6.1.7 プログラム・グループの削除(Windowsのみ)

また、Windowsシステムでは、Start Menu\Programsフォルダのプログラム・グループも手動で削除する必要があります。C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programsから削除するプログラム・グループの例としては、次のようなものがあります(システム上のフォルダ名やプログラム・グループ名はそれぞれ異なる可能性があります)。

  • Oracle Fusion Middleware 11.1.1.5.0

  • Oracle WebCenter 11g - Home1

  • Oracle WebLogic

6.1.8 システムの再起動(Windowsのみ)

Windowsオペレーティング・システムの場合、クリーンアップが適切に行われるには、すべてのプログラムの削除が完了したらコンピュータを再起動する必要があります。

6.2 再インストール

Oracle製品が格納されているディレクトリにOracle WebCenterを再インストールすることはできません。以前と同じディレクトリにOracle WebCenterを再インストールする場合は、この章の手順に従ってソフトウェアを削除してから、第2章「Oracle WebCenterのインストール」の手順に従ってソフトウェアを再インストールする必要があります。