Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenterインストレーション・ガイド 11g リリース1(11.1.1.5.0) B55910-03 |
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この章では、Oracle WebCenterをインストールする方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
開始前に、第1章「インストールの概要」の表1-1にリストされているタスク1から4が完了していることを確認します。
デフォルトでは、すべてのOracle WebCenterコンポーネントがシステムにインストールされます(コンポーネントのリストについては、第1.1項「Oracle WebCenterコンポーネント」を参照)。製品のインストール後、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを実行して、選択した製品を構成できます。
この項の内容は次のとおりです。
注意: システムにOracle WebCenterと、Oracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererをインストールする場合は、製品ごとに別のMiddlewareホームを作成する必要があります。Oracle WebCenterとOracle Portal、Forms、ReportsおよびDiscovererは、同じMiddlewareホーム・ディレクトリにインストールできません。 |
ソフトウェアを入手する場所の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareソフトウェアの入手に関する項を参照してください。
いずれかのダウンロード場所を選択して、Oracle WebCenterをダウンロードします。これは、.zip
アーカイブ・ファイルとして使用システムに保存されます。
アーカイブ・ファイルをダウンロードした後、インストールを実行するマシンの選択したディレクトリにアーカイブ・ファイルを解凍します。
インストーラを実行するには、アーカイブ・ファイルを解凍したディレクトリに移動し、Disk1
ディレクトリに切り替えます。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd unpacked_archive_directory/Disk1 ./runInstaller -jreLoc JRE_LOCATION
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd unpacked_archive_directory\Disk1 setup.exe -jreLoc JRE_LOCATION
インストーラには、システムのJava Runtime Environment (JRE)へのフルパスを指定する必要があります。Oracle WebLogic Serverをインストールしたときに、Middlewareホーム内のjdk160_21
ディレクトリにJREがインストールされています。この場所をJRE_LOCATION
として使用してインストーラを実行できます。
64ビット・プラットフォームのJREの場所は、Oracle WebLogic Serverのインストールで使用したJAVA_HOME
です。
-jreLoc
オプションを使用してJREの場所を指定していない場合、インストーラを実行する前にJREの場所を指定するように要求されます。たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合は、次のように指定します。
./runInstaller Starting Oracle Universal Installer... Checking if CPU speed is above 300 MHz. Actual 2999 MHz Passed Checking Temp space: must be greater than 150 MB. Actual 66070 MB Passed Checking swap space: must be greater than 512 MB. Actual 4047 MB Passed Checking monitor: must be configured to display at least 256 colors. Actual 256 Passed Preparing to launch Oracle Universal Installer from /tmp/OraInstall2010-02-23_10-57-58AM. Please wait ... Please specify JRE/JDK location ( Ex. /home/jre ), <location>/bin/java should exist :
続行する前に、システム上のJREへの絶対パスを指定します。
注意: 32ビットJDKを使用して64ビットのUNIXまたはWindowsオペレーティング・システムにOracle WebCenterをインストールする場合、コマンド・ラインから-jreLoc オプションを使用してJRE_LOCATION を指定する必要があります。このような場合、プロンプトでJRE_LOCATION を指定するオプションはサポートされておらず、インストーラは起動しません。 |
インストーラは、Oracle_Inventory_Location
/log
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはOracle_Inventory_Location
\logs
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にログ・ファイルを書き込みます。ログ・ファイルとその内容の詳細は、第D.2.1項「インストール・ログ・ファイル」を参照してください。
UNIXシステムへのインストールで、Oracle Universal Installerを使用して初めてシステムにOracle製品をインストールする場合、インベントリ・ディレクトリの場所を指定するよう求められます。これは、インストーラがサブディレクトリを設定し、このシステムにインストールされている各Oracle製品のインベントリ・データを保持する場所です。
表2-1の手順に従って、インベントリ・ディレクトリの情報を構成します。詳細は、表で画面名をクリックするか、またはGUIで「ヘルプ」ボタンをクリックします。
表2-2に、Oracle Universal Installerで表示される画面のリストを示します。表2-2の手順に従ってOracle WebCenterをインストールしてください。画面の詳細を参照するには、表の画面名をクリックします。
インストール画面についてさらにヘルプが必要な場合は、付録A「Oracle WebCenterのインストール画面」を参照するか、GUIで「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。
表2-2 Oracle Universal InstallerでのOracle WebCenterインストール画面
番号 | 画面 | 説明と必須作業 |
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1 |
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「次へ」をクリックして続行します。 |
2 |
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ソフトウェア更新の受信に使用する方法を選択します。 「次へ」をクリックして続行します。 |
3 |
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「次へ」をクリックして続行します。 |
4 |
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Oracle MiddlewareホームとOracleホームの場所を指定します。 Oracle共通ホーム( 「次へ」をクリックして続行します。 |
5 |
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アプリケーション・サーバーを選択し、その場所を指定します。 「次へ」をクリックして続行します。 |
6 |
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実行するインストールを確認します。 「インストール」をクリックして続行します。 |
7 |
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この画面はインストールの進行状況を示します。 進行状況が100%完了したことを示している場合、「次へ」をクリックして続行します。 |
8 |
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「終了」をクリックして、インストーラを終了します。 |
インストールの完了後、製品の使用を開始できるようにするには、製品を構成する必要があります。第3章「Oracle WebCenterの構成」を参照してください。
Oracle JDeveloperは、Java、XML、SQLおよびWebサービスの業界標準を使用するWebサービス指向アプリケーション(WebCenterポータル・アプリケーションなど)の構築用の無料の統合開発環境(IDE)です。これは、開発ライフサイクル全体をサポートし、アプリケーションのモデリング、コーディング、デバッグ、テスト、プロファイリング、チューニングおよびデプロイのための統合された機能を提供します。
JDeveloperは、Struts、Ant、JUnit、XDocletsおよびCVSのための組込み機能を持つポピュラーなオープンソースのフレームワークやツールと連携して動作します。また、開発者が開発環境に機能を追加したり、開発環境をカスタマイズできるようにするためのExtensions SDKも含まれています。
JDeveloperを使用してWebCenterポータル・アプリケーションを構築するには、ユーザーはWebCenter拡張バンドルをインストールする必要があります。WebCenter拡張バンドルは、JDeveloper Studio Editionに完全なWebCenter機能セットを提供するJDeveloperアドインです。Oracle JDeveloperの入手およびインストールの詳細は、次のURLのOTNでOracle JDeveloperのページを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/overview/index.html
注意: Windowsオペレーティング・システムでOracle JDeveloperをインストールする場合は、必ず空白を含まないディレクトリを選択します。たとえば、Oracle JDeveloperのインストール・ディレクトリとしてC:\My Home は使用しません。Oracle JDeveloperのインストール・ディレクトリのパスに空白が含まれている場合、WebCenterポータル・アプリケーションのページは表示されません。 |
WebCenter拡張バンドルのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterのための開発者ガイド』のWebCenter拡張バンドルのインストールに関する項を参照してください。
注意: JDeveloperが参照する(JDeveloperがランタイム・ファイルの格納に使用する)ユーザー・ホーム・ディレクトリの環境変数を設定することを、強くお薦めします。この変数を設定すると、一部の状況で発生することが知られている長いパス名のエラーを受信しないようにできます。Windows、Linux、UNIXおよびMac OS Xオペレーティング・システムでこの変数を設定する詳細な手順については、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』のユーザー・ホーム・ディレクトリの設定に関する説明を参照してください。 |
WebCenter Spaces、ポートレット・プロデューサ、Oracle Discussions、およびオプションでOracle Universal Content Managerに加えて、他のいくつかのWebCenter Web 2.0サービスをアプリケーションに統合できます。ドキュメントなど、一部のWebCenter Web 2.0サービスは、Oracle Content Serverなどのバックエンド・コンポーネントに依存します。同様に、ワークリストは、Oracle SOA Suiteの一部として利用可能なOracle BPEL Process Managerに依存します。このようなサービスをアプリケーションに統合するには、必要なバックエンド・コンポーネントをインストールする必要があります。
詳細は、第5章「WebCenterサービスのバックエンド・コンポーネントの準備」を参照してください。