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Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.5.0)
B55916-05
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33 サービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントの構成

この章では、SOAコンポジット・アプリケーションに組み込まれているWebサービス、JCAアダプタ・サービスおよび参照バインディング・コンポーネントのプロパティを構成する方法について説明します。バインディング・コンポーネントは、SOAプラットフォームを外部の世界と接続するネットワーク・プロトコルとサービスです。

この章の内容は、次のとおりです。

バインディング・コンポーネントの詳細は、次のドキュメントを参照してください。


注意:

  • リモートRMI呼出しを介してSOAコンポジット・アプリケーションを呼び出す直接バインディング・コンポーネントのメッセージ・ヘッダー・プロパティは構成できません。このため、直接バインディング・コンポーネントの場合、「プロパティ」タブは表示されません。

  • HTTPバインディング・コンポーネントの「httpBinding」プロパティは変更できません。

  • WebサービスへのMTOMアタッチメントの追加がサポートされています。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。


33.1 サービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントのプロパティの構成

デプロイ済SOAコンポジット・アプリケーションに組み込まれているサービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントに対してメッセージ・ヘッダー・プロパティを構成できます。

サービス・バインディング・コンポーネントおよび参照バインディング・コンポーネントのプロパティを構成する手順は、次のとおりです。

  1. 次のいずれかのオプションを使用して、このページにアクセスします。

    SOAインフラストラクチャのメニューから... ナビゲータのSOAフォルダから... 「SOAコンポジット」メニューからアクセスする手順
    1. 「サービスと参照」を選択します。
    2. 特定のサービスまたは参照を選択します。

    3. 「プロパティ」タブをクリックします。

    1. 「soa-infra」を右クリックします。
    2. 「サービスと参照」を選択します。

    3. 特定のサービスまたは参照を選択します。

    4. 「プロパティ」タブをクリックします。

    1. 「サービス/参照プロパティ」を選択します。
    2. 特定のサービスまたは参照を選択します。

    3. 「プロパティ」タブをクリックします。


    Webサービスについて次のバインディング・コンポーネント・プロパティが表示されます。

    Webサービスのプロパティ
    図版bc_properties.gifの説明

    ファイル・アダプタについて次のバインディング・コンポーネント・プロパティが表示されます。JCAアダプタの選択に従って、異なる構成パラメータが表示されます。

    アダプタのプロパティ
    図版bc_properties2.gifの説明

  2. バインディング・コンポーネントの選択に基づいてプロパティを変更します。使用可能なプロパティの詳細は、第33.1.1項「Webサービスに対するプロパティの構成」および第33.1.2項「Oracle JCAアダプタに対するプロパティの構成」を参照してください。


    注意:

    このページでアダプタ・ヘッダー・プロパティとその値を参照するには、「SOAインフラストラクチャの共通プロパティ」ページで、「監査レベル」プロパティの値を「本番」(デフォルト)から「開発」に変更する必要があります。このプロパティが「本番」に設定されている場合、プロパティとその値は表示されません。

33.1.1 Webサービスに対するプロパティの構成

表33-1に、Webサービス・バインディング・コンポーネントに使用可能なプロパティを示します。

表33-1 Webサービスのプロパティ

サービス、参照またはエンドポイント プロパティ名 説明

サービス

RESTの有効化

メッセージをRepresentational State Transfer(REST)形式で受け入れるWebサービス・ポートを有効または無効にします。

サービス

WSDL対応

WebサービスのWSDLを有効または無効にします。

サービス

メタデータ交換の有効化

Webサービスのメタデータ交換を有効または無効にします。

サービス

エンドポイント・テストの有効化

Webサービスのエンドポイント・テストを有効または無効にします。

サービス

ロギング・レベル

Webサービスで実行するロギング・レベルを選択します。

サービス

スキーマ検証

スキーマ検証を有効化または無効化します。

サービス

アトミック・トランザクションのバージョン

WS-AtomicTransaction (WS-AT)がサポートされているバージョン(1.0、1.1、1.2またはデフォルト)を選択します。

サービス

アトミック・トランザクションのフロー・オプション

トランザクションの参加を示す値を選択します。

  • 行わない

    トランザクション・コンテキストは、インポート(サービスの場合)またはエクスポート(参照の場合)されません。

  • サポート

    トランザクションが存在する場合は、トランザクション・コンテキストがインポート(サービスの場合)またはエクスポート(参照の場合)されます。この情報はcomposite.xmlファイルに追加されます。

  • 必須

    トランザクション・コンテキストはインポート(サービスの場合)またはエクスポート(参照の場合)されます。エクスポートの場合、アクティブなトランザクションが存在しない場合はWebサービス例外メッセージがスローされます。インポートの場合、リクエストにトランザクション・コンテキストが存在しない場合はフォルトがクライアントに戻されます。

サービス

最大リクエスト・サイズ

Webサービスの最大リクエスト・サイズを入力します。-1の値は、サイズが無制限であることを意味します。

サービス

最大リクエスト・サイズの単位

Webサービスのリクエスト単位(バイト、KB、MBまたはGB)を選択します。


33.1.2 Oracle JCAアダプタに対するプロパティの構成

未登録のJCAバインディング・レベル・プロパティをcomposite.xmlファイルに手動で追加した後、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは、そのプロパティや該当するサービスや参照について登録された他のプロパティも編集できなくなることに注意してください。表33-2はJCAアダプタのプロパティ・タイプを示しています。

表33-2 JCAアダプタのタイプ

プロパティ・タイプ 説明 制限事項

アクティブ化仕様および相互作用仕様

SOAコンポジット・アプリケーション内で、アクティブ化仕様プロパティはサービスとして機能し、相互作用仕様プロパティは参照として機能します。

これらのプロパティは追加したり削除しないでください。値の変更のみが可能です。

これらのプロパティには、リサイクル対象のアダプタ・エンドポイントが必要です。これらのプロパティ・タイプは、他のプロパティにも依存しています。これらのいずれかのプロパティを追加する場合、他にも追加する必要がある従属プロパティを把握する方法はありません。

エンドポイント

これらのエンドポイントは、チューニングに関連するプロパティ(タイムアウト、しきい値、最大間隔などを指定する)で、アクティブ化仕様プロパティまたは相互作用仕様プロパティでは表示されません。

エンドポイント・プロパティの追加、削除または変更には制限がありません。プロパティが追加、削除または変更されるとアダプタに通知が送信されますが、アダプタによる再デプロイメントは不要です。

jca.retry.*エンドポイント・プロパティは、コンポジットを再デプロイしないと追加または削除できません。ただし、これらのプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用することで、コンポジットの再デプロイなしに変更できます。


この項の内容は、次のとおりです。

33.1.2.1 Oracle AQアダプタ

表33-3に、Oracle AQアダプタに使用可能なプロパティを示します。

表33-3 Oracle AQアダプタのプロパティ

サービス、参照またはエンドポイント プロパティ名 説明

サービス

DequeueTimeOut

デキュー・タイムアウト間隔を設定します。

サービス

ConnectionRetryDelay

接続再試行間隔を設定します。

サービス

adapter.aq.dequeue.threads

デキュー・スレッド数を示します。

サービス

jca.retry.count

メッセージの転送再試行回数を示します。

サービス

jca.retry.interval

メッセージを再試行する時間間隔を示します。

サービス

QueueName

AQキュー名を示します。

サービス

DatabaseSchema

キューをホスト管理するデータベース・スキーマ名を示します。

サービス

SchemaValidation

メッセージ・ペイロードを検証します。

サービス

ObjectFieldName

ペイロードとして使用するADTエントリを指定します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

サービス

PayloadHeaderRequired

ペイロード以外のADTエントリがアクセス可能かどうかを指定します。

サービス

DequeueCondition

メッセージをデキューする式を指定します。

サービス

Consumer

キューのコンシューマを指定します。

サービス

MessageSelectorRule

メッセージをデキューするメッセージ・セレクタを指定します。

サービス

StreamPayload

ペイロードをストリームするかどうかを指定します。

サービス

Correlation

デキュー操作に対して相関基準または検索基準を指定します。エンキュー操作の場合は、この値がAQに送信されるメッセージの相関になります。

参照

Username

セキュアな環境またはプログラム(OracleデータベースやOracle Applicationsシステムなど)へのアクセスをリクエストするユーザー名を識別します。

参照

Responsibility

Oracle E-Business Suite内の関数の集合を指定します。各ユーザーには、適切な関数およびデータへのアクセスを許可する1つ以上の職責が割り当てられます。

参照

QueueName

AQキュー名を示します。

参照

DatabaseSchema

キューをホスト管理するデータベース・スキーマ名を示します。

参照

ObjectFieldName

ペイロードとして使用するADTエントリを指定します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

PayloadHeaderRequired

ペイロード以外のADTエントリがアクセス可能かどうかを指定します。

参照

RecipientList

メッセージの受信者を指定します。

参照

Correlation

デキュー操作に対して相関基準または検索基準を指定します。エンキュー操作の場合は、この値がAQに送信されるメッセージの相関になります。


33.1.2.2 Oracleデータベース・アダプタ

表33-4に、Oracleデータベース・アダプタに使用可能なプロパティを示します。

表33-4 Oracleデータベース・アダプタのプロパティ

サービス、参照またはエンドポイント プロパティ名 説明

サービス

DescriptorName

ルート・リレーショナル表を示すTopLinkメタデータへのキーを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

サービス

QueryName

事前定義のWHERE句およびパラメータが指定されている実行対象の名前付き問合せを示すTopLinkメタデータへのキーを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

サービス

MappingsMetaDataUR

MappingsMetaDataURLに関連して、特定の事前定義XMLスキーマへのデータベース・スキーマのマップ方法が記述されているTopLinkメタデータ・ファイルへのパスを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

サービス

MappingsMetaDataUR

XMLスキーマへのデータベース・スキーマのマップ方法が記述されているTopLinkメタデータ・ファイルへのパスを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

サービス

OXMappingsMetaDataURL

MappingsMetaDataURLに関連して、特定の事前定義XMLスキーマへのデータベース・スキーマのマップ方法が記述されているTopLinkメタデータ・ファイルへのパスを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

サービス

PollingInterval

データベースに新しいイベントを問い合せる間隔(秒数)を示します。

サービス

MaxRaiseSize

Oracle BPEL Process Managerまたはアクティブ化リスナーに対して同時に起動できるXMLレコードの最大数を示します。

サービス

PollingStrategy

データベースからイベントを起動する方法を示します。AfterReadStrategyとも呼ばれます。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

サービス

MarkReadColumn

処理された行を示すために、LogicalDeletePollingStrategyで使用されるステータス列を示します。

サービス

MarkUnreadValue

未処理の行のステータスを示します。

サービス

MarkReservedValue

このポーリング・インスタンスによって予約されている行のステータスを示します。

サービス

MarkReadValue

処理済の行のステータスを示します。

サービス

SequencingTableName

例: DB_ADAPTER_SEQUENCING

サービス

SequencingTableKeyColumn

例: TABLE_NAME。この列には、様々な順序の主キーが格納されます。

サービス

SequencingTableValueColumn

例: LAST_READ_ID。この列には、最後に処理された順序値が格納されます。

サービス

SequencingColumn

これは、ポーリングした表の上で単調に増加する列です。例: SCOTT.EMP.EMP_ID

サービス

SequencingColumnType

使用する順序カウンタのタイプです。例: java.math.BigDecimal、java.sql.Timestamp

サービス

SequencingTableKey

例: SCOTT.EMP。これは、順序ヘルパー表への主キーで、通常はポーリングの対象となる表の名前です。

サービス

ShouldCacheSequenceValue

SequencingPollingStrategyの場合、lastReadIdはメモリー内に保持できるため、ポーリング間隔が開始するたびに読み取る必要がないことを示します。

サービス

ShouldWriteSequenceValue

SequencingPollingStrategyの場合、lastReadIdはメモリー内に保持でき、プロセスまたはアプリケーション・サーバー(あるいはその両方)の停止時にのみディスクまたはデータベースに書き出すことができることを示します。

サービス

DeleteDetailRows

削除ポーリング計画について、XMLレコードの読取り後に、詳細行とマスター行を削除するかどうかを示します。

サービス

SequencingDataSourceName

ExternalSequencingPollingStrategy用のプロパティです。

サービス

SequencingIsXADataSource

ExternalSequencingPollingStrategy用のプロパティです。

サービス

UseBatchDestroy

複数の処理済の行を単一のデータ操作言語(DML)文で削除または更新します。

サービス

DelayCommit

(複数のmaxTransactionSize単位にわたって)取得したすべての行が処理されるまで、コミット/破棄操作を遅延するかどうかを示します。

サービス

PollForChildUpdates

詳細行に対する更新を、処理用に取得しているマスター行とそのすべての詳細に反映するかどうかを示します。

サービス

ShouldOrderRows

SequencingPollingStrategyの場合は、行を順序値で順序付けない場合があります。

サービス

NumberOfThreads

データベース・アダプタが使用するトランザクション・スレッドの数を示します。

サービス

FetchSize

JDBCレベルのカーソル・フェッチ・サイズを示します。

サービス

MaxBatchWritingSize

バッチ文ごとのJDBCレベルの文を示します。

サービス

DeleteFromCursor

結果セットに対する反復の際のJDBC削除レベルを示します。

サービス

UseDirectSQL

特定状況におけるパフォーマンスの最適化を有効にします。

サービス

ReturnSingleResultSet

多数ではなく単一のSQL SELECT文で複数の結合表から読み取り、単一の大きな結果セットを返します。

サービス

MaxTransactionSize

1つのデータベース・トランザクションの一部として起動する行の最大数を示します。

サービス

SequencingFileName

FileSequencingPollingStrategy専用のプロパティです。ファイルには、単一値、最終読取りシーケンス値/更新時刻が格納されます。タイムスタンプはISO形式で表示されます。

サービス

SchemaValidation

XMLの起動前に、XMLスキーマと照合してXMLを検証します。検証は、自動生成されたファイルを手動で編集した(つまり、制限を追加した)場合にのみ実行されます。無効なレコードは拒否されます。

サービス

EnableStreaming

LOBおよび複数レコードのXMLファイルをSAXイベントを介してストリームできるようにし、メモリー内には、ペイロードのわずかな部分のみを同時に保持できるようにします。

参照

DescriptorName

ルート・リレーショナル表を示すTopLinkメタデータへのキーを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

OutputCompletedXml

この相互作用実行に、主キーが設定された入力メッセージである出力メッセージが含まれているかどうかを示します。

参照

MappingsMetaDataURL

XMLスキーマへのデータベース・スキーマのマップ方法が記述されているtoplink.xmlファイルへのパスを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

OXMappingsMetaDataURL

MappingsMetaDataURLに関連して、特定の事前定義XMLスキーマへのデータベース・スキーマのマップ方法が記述されているTopLinkメタデータ・ファイルへのパスを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

GetActiveUnitOfWork

同じJTAトランザクション内の操作では、同じTopLinkセッションと接続が使用され、JTAコミット時には、同時に書込みが発生します。

参照

DmlType

DMLの操作タイプ(MERGE、INSERT、UPDATE、DELETEまたはWRITE)を示します。

参照

OutputCompletedXml

この相互作用実行に、主キーが設定された入力メッセージである出力メッセージが含まれているかどうかを示します。INSERTに対して主キーを割り当てる場合に便利です。

参照

OptimizeMerge

いくつかのプロパティを設定して、マージのパフォーマンスを向上させます。たとえば、複数のオブジェクトをマージする場合に、存在をチェックするための読取り問合せと、データベース・バージョンをメモリーにロードする読取り問合せを使用します。比較は、主キーに対してin()句を使用して、単一の問合せで実行されます。

参照

DetectOmissions

入力XMLでNULLと「省略」を区別するかどうかを示します。<director />(省略)と<director xsi:nil=\"true\"/>(NULL)の違いです。

参照

MaxBatchWritingSize

バッチ文ごとのJDBCレベルの文を示します。

参照

UseDirectSQL

特定状況におけるパフォーマンスの最適化を有効にします。

参照

QueryName

事前定義のWHERE句およびパラメータが指定されている実行対象の名前付き問合せを示すTopLinkメタデータへのキーを示します。

参照

IsQueryByExample

問合せは、入力XMLレコード例との照合に基づいて各起動時に動的に生成されます。

参照

ReturnSingleResultSet

これは、関連する複数の表(つまり、マスター/詳細)を問い合せる際に、TopLinkが使用するselect文の合計数に影響を与える拡張機能です。デフォルト(各表に1つ)が最も安全な設定です。trueに設定すると、関連するすべての選択を外部結合して単一の結果セットを作成することによって、1つの合計にすることが試行されます。

参照

CursorWindowSize

単一の問合せで非常に多数の行数を選択した際に、一度に返すレコード数を示します。

参照

EnableStreaming

LOBおよび複数レコードのXMLをSAXイベントを介してストリームできるようにし、メモリー内には、ペイロードのわずかな部分のみを同時に保持できるようにします。

参照

SqlString

Pure SQL相互作用で実行するSQLを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

IsTransactional

実行しているPure SQLが、トランザクション境界内で発生する必要がある書込み文かどうかを示します。

参照

QueryTimeout

JDBCレベルのqueryTimeout設定を示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

MaxRows

JDBCレベルのmaxRows設定を示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

SchemaName

実行するストアド・プロシージャのスキーマを示します。

参照

PackageName

実行するストアド・プロシージャのパッケージを示します。

参照

ProcedureName

実行するストアド・プロシージャのプロシージャを示します。

参照

Overload

予定パラメータ数によって、(オーバーロードの場合に)実行するストアド・プロシージャを詳細に識別します。

参照

QueryTimeout

JDBCレベルのqueryTimeout設定を示します。


33.1.2.3 Oracleファイル・アダプタ

表33-5に、Oracleファイル・アダプタに使用可能なプロパティを示します。

表33-5 Oracleファイル・アダプタのプロパティ

サービス、参照またはエンドポイント プロパティ名 説明

サービス

PhysicalDirectory

ファイル/FTPアダプタの物理ディレクトリを指定します。

サービス

UseHeaders

ファイル/FTPアダプタで、メタデータ(ファイル名、ディレクトリ名、最終更新データ、ファイル・サイズなど)を公開し、ペイロードを除外する必要がある場合は、trueに設定します。このプロパティは、通常、インバウンド・アダプタを単に通知機能として使用する大規模なペイロード・シナリオで使用されます。

サービス

Recursive

trueに設定すると、ファイル/FTPアダプタは、サブディレクトリでファイルを再帰的に処理します。

サービス

PhysicalArchiveDirectory

インバウンドのファイル/FTPアダプタが、正常に処理されたファイルをアーカイブするディレクトリを示します。

サービス

PhysicalErrorArchiveDirectory

変換エラーや公開時のエラーなどで正常に処理されなかったファイルを、インバウンドのファイル/FTPアダプタがアーカイブするディレクトリを示します。

サービス

DeleteFile

trueに設定すると、ファイル/FTPアダプタは、処理したファイルを削除します。

サービス

IncludeFiles

ファイル名を照合するregexパターンを示します。このパターンと一致する特定のファイル名は、ファイル/FTPアダプタによって処理されます。

サービス

ExcludeFiles

ファイル名を照合するregexパターンを示します。このパターンと一致する特定のファイル名は、ファイル/FTPアダプタによって除外され処理の対象外となります。

サービス

PollingFrequency

このパラメータは、ファイル/FTPアダプタが、インバウンド・ディレクトリ内のファイルを検索する頻度を指定します。秒単位で指定します。

サービス

MinimumAge

このパラメータは、処理のためにファイルを取得する時間間隔を指定します。たとえば、このパラメータを使用すると、処理のために大きいファイルを取得する前に、そのファイルをディレクトリに完全にコピーしておくことができます。経過時間は最終更新時のタイムスタンプで決定されます。たとえば、ファイルの書込みに3、4分かかることが判明している場合は、ポーリング可能ファイルの最短経過時間を5分に設定します。入力ディレクトリでファイルが検出されたときに、更新時間が現在の時間から5分経過していない場合、そのファイルは、書込みが実行されている可能性があるため取得されません。

サービス

PublishSize

このパラメータは、ファイルに複数のメッセージがあることを示し、同時に処理する必要があるメッセージ数を指定します。たとえば、あるファイルに11個のレコードがあり、このパラメータが2に設定されている場合、そのファイルは一度に2レコードずつ処理され、最終レコードは6回目に処理されます。

サービス

Lenient

trueに設定すると、ファイル・アダプタはインバウンド・ディレクトリに対する十分な読取り/書込み権限がない場合もそれを通知しません。デフォルトでは、falseに設定されています。

サービス

TriggerFilePhysicalDirectory

ファイル/FTPアダプタがトリガー・ファイルを検索するディレクトリ・パスを示します。

サービス

TriggerFile

インバウンドのファイル/FTPアダプタをアクティブ化するトリガー・ファイルの名前を示します。

サービス

TriggerFileStrategy

このパラメータは、ファイル/FTPアダプタがトリガー・ファイル・ディレクトリ内で指定のトリガー・ファイルを検索する際に使用する計画を定義します。使用可能な値は、EndpointActivationEveryTimeまたはOnceOnlyです。

サービス

MaxRaiseSize

このパラメータは、ファイル/FTPアダプタが各ポーリング・サイクルでの処理用に発行するファイルの最大数を指定します。たとえば、インバウンド・ディレクトリに1000のファイルがあるときに、このパラメータが100に設定されていて、ポーリング頻度が1分の場合、ファイル/FTPアダプタは毎分100ファイルを発行します。

サービス

DirectorySeparator

複数のディレクトリを選択した場合、生成されたJCAファイルでは、ディレクトリのセパレータとして「;」が使用されます。必要な場合は、セパレータを変更できます。変更する場合は、生成されたJCAファイルに手動でDirectorySeparator=\"<<新たに選択したセパレータ>>\"を追加します。たとえば、セパレータとしてカンマ(,)を使用する場合は、最初に物理ディレクトリ内でセパレータをカンマ(,)に変更してから、JCAファイルにDirectorySeparator=\",\"を追加します。

サービス

AsAttachment

trueに設定されている場合、インバウンド・ファイルは添付としてパブリッシュされます。

サービス

CharacterSet

このプロパティ値は、添付のキャラクタ・セットに設定します。このパラメータは、ファイル/FTPアダプタの内部では使用されず、ファイル/FTPアダプタが公開した添付を処理するサード・パーティ・アプリケーションで使用されます。

サービス

Encoding

このプロパティ値は、添付のエンコーディングに設定します。このパラメータは、ファイル/FTPアダプタの内部では使用されず、ファイル/FTPアダプタが公開した添付を処理するサード・パーティ・アプリケーションで使用されます。

サービス

ContentType

このプロパティ値は、添付のMime-Typeに設定します。このパラメータは、ファイル/FTPアダプタの内部では使用されず、ファイル/FTPアダプタが公開した添付を処理するサード・パーティ・アプリケーションで使用されます。

サービス

ListSorter

ファイル/FTPアダプタがインバウンド方向のファイルのソートに使用するソーターを指定します。このパラメータは、\"oracle.tip.adapter.file.inbound.listing.TimestampSorterAscending\"または\"oracle.tip.adapter.file.inbound.listing.TimestampSorterDescending\"に設定できます。また、\"java.util.Comparator\"を実装するクラスを記述することで、独自のソーターをプラグインできます。

サービス

SingleThreadModel

値がtrueの場合、ファイル/FTPアダプタ・ポーラーは、同じスレッドでファイルを処理し、グローバル・メモリー内キューは使用しません。

サービス

ThreadCount

このパラメータが使用可能な場合、アダプタはグローバル・スレッド・プールのプロセッサ・スレッドに依存せずに、独自のプロセッサ・スレッドを作成します(デフォルトでは4個)。このパラメータはメモリー内キューを分割し、それぞれのコンポジット・アプリケーションが独自のメモリー内キューを取得します。ThreadCount0に設定すると、スレッド動作はシングル・スレッド・モデルと同じになります。ThreadCount-1に設定すると、グローバル・スレッド・プールを使用してスレッドが開始されます。このプロパティの最大値は40です。

サービス

recoveryInterval

エラー発生時にインバウンド・アダプタがリカバリ間隔を構成するために使用します。たとえば、物理ディレクトリが存在しない場合、アダプタはこの値を使用して定期的なスリープ/ウェイク・アップを実行し、物理ディレクトリが作成されていてアクセス可能であるかどうかをチェックします。

参照

PhysicalDirectory

ファイル/FTPアダプタの物理ディレクトリを指定します。

参照

NumberMessages

使用するアウトバウンド・ファイル・ネーミング規則を指定します。

参照

ElapsedTime

このパラメータは、アウトバウンドのバッチ処理に使用されます。指定された時間が経過すると、送信ファイルが作成されます。パラメータ・タイプはStringで必須ではありません。デフォルト値は1です。

参照

FileSize

不透明(Opaque)スキーマが使用されているかどうかを示します。

参照

FileNamingConvention

このパラメータは、アウトバウンドの書込み操作ファイルのネーミング規則に使用されます。

参照

FileName

このパラメータを使用して、書込み操作中に静的な単一ファイル名を指定します。

参照

Append

このパラメータをtrueに設定すると、ファイル/FTPアダプタはアウトバウンド方向のファイルに追加されます。ファイルが存在しない場合は、新規ファイルが作成されます。

参照

UseStaging

trueの場合、アウトバウンドのファイル/FTPアダプタは、変換済のデータをステージング・ファイルに書き込んだ後、そのステージング・ファイルをターゲット・ファイルにストリームします。falseの場合、アウトバウンドのファイル/FTPアダプタは、中間ステージング・ファイルを使用しません。

参照

ConcurrentThreshold

特定のアウトバウンド・シナリオで同時に実行可能な変換アクティビティの最大数を示します。アウトバウンド操作中の変換ステップは、CPUの負荷が高くなり、他のアプリケーションやスレッドが停止する可能性があるため、ガードする必要があります。最大値は100(BPELのdspMaxThreadsの最大値と同じ)です。

参照

SequenceName

アウトバウンドのファイル/FTPアダプタを高可用性に対応して構成している場合に使用するOracleデータベースの順序名を指定します。

参照

oracle.tip.adapter.file.mutex

このプロパティ値は、アウトバウンド書込み操作に使用するmutexを指定するクラス名に設定します。このクラスは、oracle.tip.adapter.file.Mutex抽象化を拡張する必要があります。

参照

serializeTranslation

trueに設定すると、変換ステップはセマフォを使用してシリアライズされます。セマフォ(変換ステップをガード)の許可数は、ConcurrentThresholdパラメータから導出されます。falseの場合、変換ステップはセマフォ外で発生します。

参照

inMemoryTranslation

このパラメータは、UseStagingfalseの場合にのみ適用されます。trueに設定すると、変換ステップはメモリー内で発生します。つまり、メモリー内バイト配列が作成されます。falseに設定すると、アダプタはターゲット・ファイル(FTP、FTPS、SFTPを含む)への出力ストリームを作成し、トランスレータにそのストリームの変換や直接書込みを許可します。

参照

DeleteFile

trueに設定すると、ファイル/FTPアダプタは、処理したファイルを削除します。

参照

IgnoreZeroByteFile

ファイルが見つからない場合、アウトバウンド読取り操作中にファイル/FTPアダプタで例外をスローしないようにするには、trueに設定します。このパラメータは、インバウンド・ファイルのスキーマが不透明(Opaque)以外の場合無視されます。

参照

IncludeFiles

ファイル名を照合するregexパターンを示します。このパターンと一致する特定のファイル名は、ファイル/FTPアダプタによって処理されます。

参照

ExcludeFiles

ファイル名を照合するregexパターンを示します。このパターンと一致する特定のファイル名は、ファイル/FTPアダプタによって除外され処理の対象外となります。

参照

Recursive

trueに設定すると、ファイル/FTPアダプタは、サブディレクトリでファイルを再帰的に処理します。

参照

MaxRaiseSize

このパラメータは、ファイル/FTPアダプタが各ポーリング・サイクルでの処理用に発行するファイルの最大数を指定します。たとえば、インバウンド・ディレクトリに1000のファイルがあるときに、このパラメータが100に設定されていて、ポーリング頻度が1分の場合、ファイル/FTPアダプタは毎分100ファイルを発行します。

参照

DirectorySeparator

複数のディレクトリを選択した場合、生成されたJCAファイルでは、ディレクトリのセパレータとして「;」が使用されます。必要な場合は、セパレータを変更できます。その場合は、生成されたJCAファイルに手動でDirectorySeparator=\"<<新たに選択したセパレータ>>\"を追加します。たとえば、セパレータとしてカンマ(,)を使用する場合は、最初に物理ディレクトリ内でセパレータをカンマ(,)に変更してから、JCAファイルにDirectorySeparator=\",\"を追加します。

参照

SourceFileName

ファイルI/O操作用のソース・ファイルを示します。

参照

SourcePhysicalDirectory

ファイルI/O操作用のソース・ディレクトリを示します。

参照

SourceType

ソース・ファイルがネイティブの場合はnativeに、XMLの場合はxmlに設定します。

参照

SourceSchema

このプロパティ値は、ソース・ファイルのスキーマに設定します。

参照

SourceSchemaRoot

このプロパティ値は、ソース・ファイルのルート要素名に設定します。

参照

TargetFileName

ファイルI/O操作用のターゲット・ファイルを示します。

参照

TargetPhysicalDirectory

ファイルI/O操作用のターゲット・ディレクトリを示します。

参照

TargetType

ターゲット・ファイルがネイティブの場合はnativeに、XMLの場合はxmlに設定します。

参照

TargetSchema

このプロパティ値は、ターゲット・ファイルのスキーマに設定します。

参照

TargetSchemaRoot

このプロパティ値は、ターゲット・ファイルのルート要素名に設定します。

参照

Xsl

このプロパティ値は、ソースとターゲット間のXSLトランスフォーマに設定します。

参照

Type

COPYMOVEまたはDELETEに設定します。

参照

BatchSize

このプロパティ値は、バッチ・トランスフォーメーションのバッチ・サイズに設定します。

参照

ChunkSize

アウトバウンド・メッセージ数を指定します。


33.1.2.4 Oracle FTPアダプタ

表33-6に、Oracle FTPアダプタに使用可能なプロパティを示します。

表33-6 Oracle FTPアダプタのプロパティ

サービス、参照またはエンドポイント プロパティ名 説明

サービス

timestampOffset

このパラメータは、タイムゾーンの問題を処理するためにFTPアダプタによって使用されます。通常は、FTPアダプタが実行されているシステムとFTPサーバーとの時間差をミリ秒に変換するために使用されます。

サービス

PhysicalDirectory

このパラメータは、ファイル/FTPアダプタの物理ディレクトリを指定します。

サービス

UseHeaders

ファイル/FTPアダプタで、メタデータ(ファイル名、ディレクトリ名、最終更新データ、ファイル・サイズなど)を公開し、ペイロードを除外する必要がある場合は、trueに設定します。このプロパティは、通常、インバウンド・アダプタを単に通知機能として使用する大規模なペイロード・シナリオで使用されます。

サービス

FileType

このプロパティ値は、要件に従ってasciiまたはbinaryに設定します。

サービス

Recursive

trueに設定すると、ファイル/FTPアダプタは、サブディレクトリでファイルを再帰的に処理します。

サービス

PhysicalArchiveDirectory

インバウンドのファイル/FTPアダプタが、正常に処理されたファイルをアーカイブするディレクトリを示します。

サービス

PhysicalErrorArchiveDirectory

変換エラーや公開時のエラーなどで正常に処理されなかったファイルを、インバウンドのファイル/FTPアダプタがアーカイブするディレクトリを示します。

サービス

UseRemoteArchive

このパラメータをtrueに設定すると、アーカイブ・ディレクトリが同じFTPサーバー上にあることがFTPアダプタに通知されます。falseに設定すると、FTPアダプタはアーカイブにローカル・ファイル・システム・フォルダを使用します。

サービス

UseNlst

FTPアダプタでデフォルトのLISTではなくNLST FTPコマンドを使用する場合は、このプロパティをtrueに設定します。

サービス

DeleteFile

trueに設定すると、ファイル/FTPアダプタは、処理したファイルを削除します。

サービス

IncludeFiles

ファイル名を照合するregexパターンを示します。このパターンと一致する特定のファイル名は、ファイル/FTPアダプタによって処理されます。

サービス

ExcludeFiles

ファイル名を照合するregexパターンを示します。このパターンと一致する特定のファイル名は、ファイル/FTPアダプタによって除外され処理の対象外となります。

サービス

PollingFrequency

このパラメータは、ファイル/FTPアダプタが、インバウンド・ディレクトリ内のファイルを確認する頻度を指定します。秒単位で指定します。

サービス

MinimumAge

このパラメータは、処理のためにファイルを取得する時間間隔を指定します。たとえば、このパラメータを使用すると、処理のために大きいファイルを取得する前に、そのファイルをディレクトリに完全にコピーしておくことができます。経過時間は最終更新時のタイムスタンプで決定されます。たとえば、ファイルの書込みに3、4分かかることが判明している場合は、ポーリング可能ファイルの最短経過時間を5分に設定します。入力ディレクトリでファイルが検出されたときに、更新時間が現在の時間から5分経過していない場合、そのファイルは、書込みが実行されている可能性があるため取得されません。

サービス

PublishSize

このパラメータは、ファイルに複数のメッセージがあることを示し、同時に処理する必要があるメッセージ数を指定します。たとえば、あるファイルに11個のレコードがあり、このパラメータが2に設定されている場合、そのファイルは一度に2レコードずつ処理され、最終レコードは6回目に処理されます。

サービス

TriggerFilePhysicalDirectory

ファイル/FTPアダプタがトリガー・ファイルを検索するディレクトリ・パスを示します。

サービス

TriggerFile

インバウンドのファイル/FTPアダプタをアクティブ化するトリガー・ファイルの名前を示します。

サービス

TriggerFileStrategy

このパラメータは、ファイル/FTPアダプタがトリガー・ファイル・ディレクトリ内で指定のトリガー・ファイルを検索する際に使用する計画を定義します。使用可能な値は、EndpointActivationEveryTimeまたはOnceOnlyです。

サービス

MaxRaiseSize

このパラメータは、ファイル/FTPアダプタが各ポーリング・サイクルでの処理用に発行するファイルの最大数を指定します。たとえば、インバウンド・ディレクトリに1000のファイルがあるときに、このパラメータが100に設定されていて、ポーリング頻度が1分の場合、ファイル/FTPアダプタは毎分100ファイルを発行します。

サービス

DirectorySeparator

複数のディレクトリを選択した場合、生成されたJCAファイルでは、ディレクトリのセパレータとして「;」が使用されます。必要な場合は、セパレータを変更できます。その場合は、生成されたJCAファイルに手動でDirectorySeparator=\"<<新たに選択したセパレータ>>\"を追加します。たとえば、セパレータとしてカンマ(,)を使用する場合は、最初に物理ディレクトリ内でセパレータをカンマ(,)に変更してから、JCAファイルにDirectorySeparator=\",\"を追加します。

サービス

AsAttachment

trueに設定すると、インバウンド・ファイルは添付として公開されます。

サービス

CharacterSet

このプロパティ値は、添付のキャラクタ・セットに設定します。このパラメータは、ファイル/FTPアダプタの内部では使用されず、ファイル/FTPアダプタが公開した添付を処理するサード・パーティ・アプリケーションで使用されます。

サービス

Encoding

このプロパティ値は、添付のエンコーディングに設定します。このパラメータは、ファイル/FTPアダプタの内部では使用されず、ファイル/FTPアダプタが公開した添付を処理するサード・パーティ・アプリケーションで使用されます。

サービス

ContentType

このプロパティ値は、添付のMime-Typeに設定します。このパラメータは、ファイル/FTPアダプタの内部では使用されず、ファイル/FTPアダプタが公開した添付を処理するサード・パーティ・アプリケーションで使用されます。

サービス

ListSorter

ファイル/FTPアダプタがインバウンド方向のファイルのソートに使用するソーターを指定します。このパラメータは、oracle.tip.adapter.file.inbound.listing.TimestampSorterAscendingまたはoracle.tip.adapter.file.inbound.listing.TimestampSorterDescendingに設定できます。また、java.util.Comparatorを実装するクラスを記述することで、独自のソーターをプラグインできます。

サービス

SingleThreadModel

値がtrueの場合、ファイル/FTPアダプタ・ポーラーは、同じスレッドでファイルを処理し、グローバル・メモリー内キューは使用しません。

サービス

ThreadCount

このパラメータが使用可能な場合、アダプタはグローバル・スレッド・プールのプロセッサ・スレッドに依存せずに、独自のプロセッサ・スレッドを作成します(デフォルトでは4個)。つまり、このパラメータはメモリー内キューを分割し、それぞれのコンポジット・アプリケーションが独自のメモリー内キューを取得します。ThreadCount0に設定すると、スレッド動作はSingleThreadModelと同じになります。ThreadCount-1に設定すると、グローバル・スレッド・プールを使用してスレッドが開始されます。このプロパティの最大値は40です。

サービス

recoveryInterval

エラー発生時にインバウンド・アダプタがrecoveryIntervalを構成するために使用します。たとえば、PhysicalDirectoryが存在しない場合、アダプタはこの値を使用して定期的なスリープ/ウェイク・アップを実行し、PhysicalDirectoryが作成されていてアクセス可能であるかどうかをチェックします。

サービス

jca.message.encoding

このパラメータは、インバウンドのファイル/FTPアダプタのNXSDスキーマに指定されているエンコーディングを上書きするために使用します。

サービス

oracle.tip.adapter. file.debatching. rejection.quantum

このプロパティを使用すると、インバウンドのファイル/FTPアダプタのパートナ・リンクに対する拒否メッセージのサイズを制御できます。たとえば、100に設定すると、ファイル/FTPアダプタはファイルの100行を拒否します。これは実際のファイルが大きすぎるためです。

サービス

useFileSystem

このパラメータは、クラスタ環境での読取り専用ポーリング中にインバウンドのファイル/FTPアダプタが使用します。trueに設定すると、アダプタはファイル・システムを使用して処理済のファイルのメタデータを格納します。falseに設定すると、アダプタはデータベース表を使用します。

サービス

oracle.tip.adapter. file.timeout.recover picked.minutes

FILEADAPTER_INをコーディネータとして使用している際にインバウンドの高可用性アダプタが使用します。処理用のファイルがノードによって初めて要求(エンキュー)されると、FILEADAPTER_INFILE_PROCESSED列は0に設定されます。後で、分離されたプロセッサ・スレッドのいずれかが処理用のファイルを取得すると、FILE_PROCESSED列の値は0から1に更新されます。ファイルの処理が完了すると、FILE_PROCESSED列は1から2に更新されます。ただし、プロセッサ・スレッドはファイルを取得したが、ファイルの処理前にノードがクラッシュした場合、そのファイルは処理されません。このパラメータは、取得操作をundoするために使用します。アダプタはこの際、取得後にここに指定した時間内に処理されなかったFILEADAPTER_IN表内のエントリを削除します。

サービス

oracle.tip.adapter. file.timeout. recoverunpicked.minutes

FILEADAPTER_INをコーディネータとして使用している際にインバウンドの高可用性アダプタが使用します。処理用のファイルがノードによって初めて要求されると、FILEADAPTER_INFILE_PROCESSED列は0に設定されます。後で、分離されたプロセッサ・スレッドが処理用のファイルを取得すると、FILE_PROCESSED列の値は0から1に更新されます。ファイルの処理が完了すると、FILE_PROCESSED列は1から2に更新されます。FILE_PROCESSED0である間にノードがクラッシュすると、ファイルはノードによってエンキューされます(つまり、他のノードはこのファイルを取得できません)。一方、分離されたプロセッサ・スレッドも、このファイルを処理用に取得していません。このパラメータは、claim(enqueue_操作をundoするために使用します。アダプタはこの際、要求後に依然として取得されていないFILEADAPTER_IN表内のエントリ(たとえば、FILE_PROCESSED ==\"0\")を削除します。

サービス

purgeIntervalMillis

読取り専用ポーリング・シナリオで、ポーラー・スレッドが制御ファイルをパージする頻度を定義します。5日にデフォルト設定されます。

サービス

oracle.tip.adapter.file. highavailability. maxRetryInterval

インバウンドのファイル/FTPアダプタが、分散ポーリング・シナリオでデータベース接続の確立を再試行するまでのミリ秒数を示します。

サービス

oracle.tip.adapter.file. highavailability.maxRetry

インバウンドのファイル/FTPアダプタが、分散ポーリング・シナリオでデータベース接続の確立を再試行する回数を示します。

サービス

oracle.tip.adapter. file.rejectOriginalContent

trueに設定すると、ファイル/FTPアダプタは元の実際のコンテンツを拒否します。falseに設定すると、アダプタは、変換ステップによって作成されたXMLデータを拒否します。

サービス

notifyEachBatchFailure

trueに設定すると、ファイル/FTPアダプタは、デバッチ・シナリオでエラーが発生するたびに通知エージェントのonBatchFailureをコールします。falseに設定すると、ファイル/FTPアダプタは、デバッチ・シナリオ内のすべてのメッセージの後に、onBatchFailureを1回のみコールします。

参照

PhysicalDirectory

ファイル/FTPアダプタのディレクトリ・パスを示します。

参照

FileType

このプロパティ値は、要件に従ってasciiまたはbinaryに設定します。

参照

NumberMessages

このパラメータは、アウトバウンドのバッチ処理に使用されます。この送信ファイルは、メッセージ数の条件が満たされると作成されます。パラメータ・タイプはStringで必須ではありません。デフォルト値は1です。

参照

ElapsedTime

このパラメータは、アウトバウンドのバッチ処理に使用されます。指定された時間が経過すると、送信ファイルが作成されます。パラメータ・タイプはStringで必須ではありません。デフォルト値は1です。

参照

FileSize

このパラメータは、アウトバウンドのバッチ処理に使用されます。この送信ファイルは、ファイル・サイズの条件が満たされると作成されます。パラメータ・タイプはStringで必須ではありません。デフォルト値は1000KBです。

参照

FileNamingConvention

このパラメータは、アウトバウンドの書込み操作ファイルのネーミング規則に使用されます。

参照

FileName

このパラメータを使用して、書込み操作中に静的な単一ファイル名を指定します。

参照

Append

このパラメータをtrueに設定すると、ファイル/FTPアダプタはアウトバウンド方向のファイルに追加されます。ファイルが存在しない場合は、新規ファイルが作成されます。

参照

UseStaging

trueの場合、アウトバウンドのファイル/FTPアダプタは、変換済のデータをステージング・ファイルに書き込んだ後、そのステージング・ファイルをターゲット・ファイルにストリームします。falseの場合、アウトバウンドのファイル/FTPアダプタは、中間ステージング・ファイルを使用しません。

参照

ConcurrentThreshold

特定のアウトバウンド・シナリオで同時に実行可能な変換アクティビティの最大数を示します。アウトバウンド操作中の変換ステップは、CPUの負荷が高くなり、他のアプリケーションやスレッドが停止する可能性があるため、ガードする必要があります。最大値は100(BPELのdspMaxThreadsの最大値と同じ)です。

参照

SequenceName

アウトバウンドのファイル/FTPアダプタを高可用性に対応して構成している場合に使用するOracleデータベースの順序名を指定します。

参照

oracle.tip.adapter.file.mutex

このプロパティ値は、アウトバウンド書込み操作に使用するmutexを指定するクラス名に設定します。このクラスは、oracle.tip.adapter.file.Mutex抽象化を拡張する必要があります。

参照

serializeTranslation

trueに設定すると、変換ステップはセマフォを使用してシリアライズされます。セマフォ(変換ステップをガード)の許可数は、ConcurrentThresholdパラメータから導出されます。falseの場合、変換ステップはセマフォ外で発生します。

参照

inMemoryTranslation

このパラメータは、UseStagingfalseの場合にのみ適用されます。trueに設定すると、変換ステップはメモリー内で発生します。つまり、メモリー内バイト配列が作成されます。falseに設定すると、アダプタはターゲット・ファイル(FTP、FTPS、SFTPを含む)への出力ストリームを作成し、トランスレータにそのストリームの変換や直接書込みを許可します。

参照

FileType

このプロパティ値は、要件に従ってasciiまたはbinaryに設定します。

参照

UseRemoteArchive

このパラメータをtrueに設定すると、アーカイブ・ディレクトリが同じFTPサーバー上にあることがFTPアダプタに通知されます。falseに設定すると、FTPアダプタはアーカイブにローカル・ファイル・システム・フォルダを使用します。

参照

DeleteFile

trueに設定すると、ファイル/FTPアダプタは、処理したファイルを削除します。

参照

IgnoreZeroByteFile

ファイルが見つからない場合、アウトバウンド読取り操作中にファイル/FTPアダプタで例外をスローしないようにするには、trueに設定します。このパラメータは、インバウンド・ファイルのスキーマがOpaque以外の場合無視されます。

参照

IncludeFiles

ファイル名を照合するregexパターンを示します。このパターンと一致する特定のファイル名は、ファイル/FTPアダプタによって処理されます。

参照

ExcludeFiles

ファイル名を照合するregexパターンを示します。このパターンと一致する特定のファイル名は、ファイル/FTPアダプタによって除外され処理の対象外となります。

参照

Recursive

trueに設定すると、ファイル/FTPアダプタは、サブディレクトリでファイルを再帰的に処理します。

参照

MaxRaiseSize

このパラメータは、ファイル/FTPアダプタが各ポーリング・サイクルでの処理用に発行するファイルの最大数を指定します。たとえば、インバウンド・ディレクトリに1000のファイルがあるときに、このパラメータが100に設定されていて、ポーリング頻度が1分の場合、ファイル/FTPアダプタは毎分100ファイルを発行します。

参照

DirectorySeparator

複数のディレクトリを選択した場合、生成されたJCAファイルでは、ディレクトリのセパレータとして「;」が使用されます。必要な場合は、セパレータを変更できます。その場合は、生成されたJCAファイルに手動でDirectorySeparator=\"<<新たに選択したセパレータ>>\"を追加します。たとえば、セパレータとしてカンマ(,)を使用する場合は、最初に物理ディレクトリ内でセパレータをカンマ(,)に変更してから、JCAファイルにDirectorySeparator=\",\"を追加します。

参照

UseNlst

FTPアダプタでデフォルトのLISTではなくNLST FTPコマンドを使用する場合は、このプロパティをtrueに設定します。

参照

timestampOffset

このパラメータは、タイムゾーンの問題を処理するためにFTPアダプタによって使用されます。通常は、FTPアダプタが実行されているシステムとFTPサーバーとの時間差をミリ秒に変換するために使用されます。

参照

SourceFileName

ファイルI/O操作用のソース・ファイルを示します。

参照

SourcePhysicalDirectory

ファイルI/O操作用のソース・ディレクトリを示します。

参照

SourceType

ソース・ファイルがネイティブの場合はnativeに、XMLの場合はxmlに設定します。

参照

SourceSchema

このプロパティ値は、ソース・ファイルのスキーマに設定します。

参照

SourceSchemaRoot

このプロパティ値は、ソース・ファイルのルート要素名に設定します。

参照

TargetFileName

ファイルI/O操作用のターゲット・ファイルを示します。

参照

TargetPhysicalDirectory

ファイルI/O操作用のターゲット・ディレクトリを示します。

参照

TargetType

ターゲット・ファイルがネイティブの場合はnativeに、XMLの場合はxmlに設定します。

参照

TargetSchema

このプロパティ値は、ターゲット・ファイルのスキーマに設定します。

参照

TargetSchemaRoot

このプロパティ値は、ターゲット・ファイルのルート要素名に設定します。

参照

Xsl

このプロパティ値は、ソースとターゲット間のXSLトランスフォーマに設定します。

参照

Type

このプロパティ値は、要件に従ってasciiまたはbinaryに設定します。

参照

BatchSize

このプロパティ値は、バッチ・トランスフォーメーションのバッチ・サイズに設定します。

参照

SourceIsRemote

I/O操作のソースがリモートFTPサーバーではなくローカル・ファイル・システムであることをFTPアダプタに通知するには、このプロパティをfalseに設定します。

参照

TargetIsRemote

I/O操作のターゲットがリモートFTPサーバーではなくローカル・ファイル・システムであることをFTPアダプタに通知するには、このプロパティをfalseに設定します。

参照

ChunkSize

このプロパティ値は、チャンク相互作用操作のChunkSizeに設定します。


33.1.2.5 Oracle JMSアダプタ

表33-7に、Oracle JMSアダプタに使用可能なプロパティを示します。

表33-7 Oracle JMSアダプタ

サービス、参照またはエンドポイント プロパティ名 説明

サービス

adapter.jms.encoding

JMSインバウンド・アダプタで使用するエンコーディングを設定します。

サービス

adapter.jms.receive.timeout

受信タイムアウト間隔を設定します。

サービス

adapter.jms.retry.interval

JMSアダプタが再試行に使用する間隔を設定します。

サービス

adapter.jms.registration. interval

登録の間隔を設定します。

サービス

adapter.jms.receive.threads

受信スレッド数を設定します。

サービス

JMSReplyTo DestinationProperties

返信先を設定します。

サービス

JMSReplyUse MessageIdForCorrelation

相関にメッセージIDが必要かどうかを指定します。有効な値はtrueまたはfalseです。

サービス

JMSReplyUseCorrelation IdForCorrelation

相関に相関IDが必要かどうかを指定します。有効な値はtrueまたはfalseです。

サービス

suppressHeaders

ヘッダーをバイパスするかどうかを指定します。有効な値はtrueまたはfalseです。

サービス

JMSReply PropagateJMSExpiration

応答メッセージが、リクエスト/リプライ・シナリオのデフォルト値である0以外のTTL値で作成されているかどうかを指定します。有効な値はtrueまたはfalseです。

サービス

minimumDelayBetweenMessages

抑制パラメータ(ミリ秒単位)を示します。このパラメータによって、転送された各インバウンド・メッセージ間に短いスリープ期間が追加されます(したがって、メッセージ・インフローが遅くなります)。

参照

requestReply.useCorrelation

リクエスト/リプライ・シナリオに相関が必要かどうかを指定します。有効な値はtrueまたはfalseです。

参照

requestReply.cacheReceivers

リクエスト/リプライ・シナリオに相関が必要かどうかを指定します。有効な値はtrueまたはfalseです。

参照

DestinationName

物理的なJMS宛先名を示します。

参照

PayloadType

JMSメッセージのタイプを示します。

参照

DeliveryMode

JMS配信モードを設定します。JMS APIがサポートしている配信モードは、PERSISTENTおよびNON_PERSISTENTです。

参照

TimeToLive

メッセージ存続期間をミリ秒で示します。

参照

Priority

JMSメッセージの優先度を示します。

参照

PayloadEntry

ペイロードとして使用するMapMessageエントリを指定します。

参照

AttachmentList

ペイロードとして使用するMapMessageエントリを指定し、添付として公開します。

参照

RequestDestinationName

物理的なJMS宛先名を示します。

参照

ReplyDestinationName

物理的なJMS宛先名を示します。

参照

AllowTemporaryReplyDestination

メッセージ受信用の一時的な宛先の作成を許可します。

参照

DurableSubscriber

クライアント識別子内の永続サブスクリプションに関する一意の名前を示します。

参照

MessageSelector

メッセージを宛先に配信する際のメッセージ選択に使用されるメッセージ・セレクタ式を示します。

参照

ReplyTimeout

応答メッセージを受信する際のTimeoutを示します。


33.1.2.6 Oracle MQ Seriesアダプタ

表33-8に、Oracle MQ Seriesアダプタに使用可能なプロパティを示します。

表33-8 Oracle MQ Seriesアダプタのプロパティ

サービス、参照またはエンドポイント プロパティ名 説明

サービス

MessageType

アウトバウンド/デキュー・メッセージのメッセージ・タイプを示します。

サービス

QueueName

インバウンド/アウトバウンド・キューの名前を示します。

サービス

UseMessageEncodingForTranslation

変換時にキャラクタ・セットのfromヘッダーが使用される場合はtrueに設定します。

サービス

InboundThreadCount

インバウンド方向で使用されるスレッド数を示します。

サービス

BackoutQueueName

拒否メッセージの移動先バックアウト・キューの名前を示します。

サービス

BackoutQueueManagerName

拒否メッセージの移動先バックアウト・キュー・マネージャの名前を示します。

サービス

MaximumBackoutCount

バックアウト・キューにメッセージを送信するまでに、アダプタが再試行する回数を示します。

サービス

BackoutInterval

バックアウト・メッセージの再試行間隔を示します。

サービス

jca.message.encoding

MQMDまたはスキーマ・ファイルに指定されているエンコーディングは、このエンコーディング値によって上書きされます。

サービス

UseMessageEncodingForTranslation

MQMDのcharacterSetフィールドがインバウンド方向で変換に使用される場合は、trueに設定します。falseに設定すると、トランスレータではスキーマ・ファイルのエンコーディングが使用されます。MQMDまたはスキーマ・ファイルに指定されているエンコーディングは、jca.message.encodingプロパティを使用して上書きできます。

サービス

FallbackReplyToQueueName

Fallback返信先キュー名を示します。

サービス

FallbackReplyToQueueManagerName

Fallback返信先キュー・マネージャ名を示します。

サービス

Priority

リプライ/アウトバウンド・メッセージの優先度を示します。

サービス

Expiry

リプライ/アウトバウンド・メッセージの有効期限を示します。

サービス

Persistence

リプライ/アウトバウンド・メッセージの永続性を示します。

サービス

Feedback

リプライ/アウトバウンド・メッセージのフィードバック・コードを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

サービス

MessageFormat

リプライ/アウトバウンド・メッセージの書式を示します。

サービス

OnDeliveryFailure

リプライ/アウトバウンド・メッセージの配信に失敗した場合のアダプタの動作を示します。

サービス

SegmentIfRequired

メッセージのセグメンテーション・プロパティを示します。

サービス

CopyPersistenceFromInbound

同期リクエスト/レスポンス(インバウンド)シナリオで、インバウンド・メッセージから応答メッセージへのコピーの永続性を示します。

サービス

PropagateExpiryInterval

同期リクエスト/レスポンス(インバウンド)シナリオで、インバウンド・メッセージから応答メッセージへの伝播の有効期限間隔を示します。

サービス

QueueName

インバウンド/アウトバウンド・キューの名前を示します。

サービス

GetMessageOptions

アウトバウンド・デキュー・シナリオのGetメッセージ・オプションを示します。

サービス

FilterByMsgId

フィルタ処理に使用するメッセージIDを示します。

サービス

FilterByCorrelId

フィルタ処理に使用する相関IDを示します。

サービス

FilterByGroupId

フィルタ処理に使用するグループIDを示します。

サービス

FilterByMsgSeqNumber

フィルタ処理に使用するメッセージ順序番号を示します。

サービス

FilterByMsgSeqNumber

フィルタ処理に使用するメッセージ順序番号を示します。

参照

QueueName

インバウンド/アウトバウンド・キューの名前を示します。

参照

DistributionList

メッセージの移動先配信リストを示します。

参照

PartialDeliveryForDL

メッセージをDL内のすべてのキューに送る必要がある場合は、falseに設定します。それ以外の場合は、trueに設定されます。

参照

SecondaryQueueManagerName

セカンダリ・キュー・マネージャの名前を示します。

参照

MessageFormat

リプライ/アウトバウンド・メッセージの書式を示します。

参照

ReplyMessageId

設定するメッセージIDの相関スキームを示します。

参照

ReplyCorrelationId

設定する相関IDの相関スキームを示します。

参照

MessageId

アウトバウンド・メッセージの相関スキームを示します。

参照

CorrelationId

アウトバウンド・メッセージの相関スキームを示します。

参照

ReportCOA

メッセージに設定するCOAレポートを示します。

参照

ReportCOD

メッセージに設定するCODレポートを示します。

参照

ReportException

メッセージに設定する例外レポートを示します。

参照

ReportExpiry

メッセージに設定する有効期限レポートを示します。

参照

ReportPAN

PANが必須かどうかを示します。

参照

ReportNAN

NANが必須かどうかを示します。

参照

FallbackReplyToQueueName

Fallback Reply Toキュー名を示します。

参照

FallbackReplyToQueueManagerName

Fallback Reply Toキュー・マネージャ名を示します。

参照

Priority

リプライ/アウトバウンド・メッセージの優先度を示します。

参照

Expiry

リプライ/アウトバウンド・メッセージの有効期限を示します。

参照

Persistence

リプライ/アウトバウンド・メッセージの永続性を示します。

参照

Feedback

リプライ/アウトバウンド・メッセージのフィードバック・コードを示します。

参照

ReplyToQueueName

メッセージに設定するReplyToQueueを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

ReplyToQueueManagerName

メッセージに設定するReplyToQueueManagerを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

OnDeliveryFailure

リプライ/アウトバウンド・メッセージの配信に失敗した場合のアダプタの動作を示します。

参照

SegmentIfRequired

メッセージのセグメンテーション・プロパティを示します。

参照

PartialDeliveryForDL

配信リストへの一部配信が許可されている場合はtrueに設定します。それ以外の場合は、falseに設定されます。

参照

SyncSolicitReqRes

同期リクエスト/レスポンス(アウトバウンド)シナリオの場合は、trueに設定します。それ以外の場合は、falseに設定されます。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

ResponseOpaqueSchema

非同期リクエスト/レスポンス・シナリオで、リプライ/レポート・メッセージに不透明(Opaque)スキーマがある場合は、trueに設定します。

参照

ResponseWaitInterval

リプライ/レポートの着信待機時間を示します。

参照

ResponseNoMessageAllowed

指定の待機間隔が経過した後、メッセージをリプライ/レポートとして許可しない場合はtrueに設定します。

参照

ResponseGetMessageOptions

リプライ/レポートのGetメッセージ・オプションを示します。

参照

ResponseQueueOpenOptions

リプライ/レポート・キューのオープン・オプションを示します。

参照

PutMessageOptions

Putメッセージ・オプションを示します。

参照

QueueOpenOptions

キューのオープン・オプションを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

UseMessageEncodingForTranslation

変換時にヘッダーのキャラクタ・セットが使用される場合は「true」に設定します。

参照

DynamicQueueName

動的キュー名を示します。

参照

AlternateUserID

代替ユーザーIDを示します。

参照

WaitInterval

アウトバウンド・デキューの待機間隔を示します。

参照

NoMessageAllowed

指定の待機間隔が経過した後、アウトバウンド・デキュー・シナリオでメッセージを許可しない場合はtrueに設定します。

参照

UseMessageEncodingForTranslation

MQMDのcharacterSetフィールドがインバウンド方向で変換に使用される場合は、trueに設定します。falseに設定すると、トランスレータではスキーマ・ファイルのエンコーディングが使用されます。MQMDまたはスキーマ・ファイルに指定されているエンコーディングは、jca.message.encodingプロパティを使用して上書きできます。


33.1.2.7 Oracleソケット・アダプタ

表33-9に、Oracleソケット・アダプタに使用可能なプロパティを示します。


注意:

「プロパティ」タブには、TransModeXSLTなど、表33-9に記載されていないプロパティも表示されます。ただし、表33-9に記載されていないプロパティは編集できません。編集できないプロパティを変更すると、コンポジットが無効になるためモデル変更が必要になります。

表33-9 Oracleソケット・アダプタのプロパティ

サービス、参照またはエンドポイント プロパティ名 説明

サービス

Port

インバウンド・ソケット・アダプタがソケット接続の受信をリスニングするポートを示します。

サービス

Encoding

ネイティブ・データのキャラクタ・エンコーディングを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

サービス

ByteOrder

ネイティブ・データのバイト順をbigEndianまたはlittleEndianで示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

Host

アウトバウンド・ソケット・アダプタがソケット接続をオープンする先のホストを示します。

参照

Port

アウトバウンド・ソケット・アダプタが接続を試行するポートを示します。

参照

Encoding

ネイティブ・データのキャラクタ・エンコーディングを示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません

参照

ByteOrder

ネイティブ・データのバイト順をbigEndianまたはlittleEndianで示します。

このプロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlでは編集できません


33.1.2.8 Oracle JCAアダプタのエンドポイント・プロパティ

表33-10に、Oracle JCAアダプタに使用可能なエンドポイント・プロパティを示します。

エンドポイント・プロパティは、コンポジットを再デプロイしないと追加または変更できません。ただし、エンドポイント・プロパティは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用することで、コンポジットの再デプロイなしに変更できます。

表33-10 Oracle JCAアダプタのエンドポイント・プロパティ

方向(インバウンド/アウトバウンド) プロパティ名 説明

インバウンド

activationInstances

このプロパティを使用すると、インバウンドJCAリソース・アダプタのポーリング(ワーカー)スレッド数を増やすことができます。この目的は、マルチスレッドをネイティブにサポートしていないアダプタの同時実行性(スケーラビリティ)を向上させることです。Oracle Fusion Middlewareに付属しているほとんどのアダプタはマルチスレッドをネイティブにサポートしているため、この設定は、マルチスレッドをネイティブにサポートしていないサード・パーティ(カスタム)JCAアダプタに対して最も有用です。このプロパティは、特定のJCAサービス(エンドポイント)に必要なスレッドの数に対して設定します。

インバウンド

UseWorkManager

デフォルトでは、JCAアダプタは標準的なOracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverワーク・マネージャを使用して(ワーカー)スレッドのポーリングを開始します。ただし、カスタム(ユーザー定義)・ワーク・マネージャを使用するために特定のJCAサービス(エンドポイント)が必要な場合は、このプロパティを使用して、そのカスタム・ワーク・マネージャの名前を指定できます。このワーク・マネージャは、このプロパティが定義されているJCAサービス(エンドポイント)を開始するためにのみ使用されます。

インバウンド

rejectUncorrelatedMessages

ネイティブ相関を使用して、インバウンド非同期メッセージを前のアウトバウンド・メッセージに(コールバック・インタフェース(参照用)の定義またはmidprocess receive(BPEL)によって)関連付けると、そのインバウンド・メッセージが関連付けできるかどうかに関係なく、通常、JCAフレームワークは、メッセージをコンポジットに転送しようとします。このプロパティをtrueに設定すると、JCAフレームワークはメッセージを拒否し、そのメッセージは相関不可になります(ネイティブ相関がアクティブな場合)。

インバウンド

jca.retry.count

拒否までの最大再試行回数を示します。

インバウンド

jca.retry.interval

再試行の時間間隔(秒単位)を示します。

インバウンド

jca.retry.backoff

再試行間隔の増分ファクタ(正の整数)を示します。

インバウンド

jca.retry.maxInterval

再試行の間隔の最大値(つまり、バックオフが1より大きい場合の上限)を示します。

アウトバウンド

jca.retry.count

再試行可能なエラー状態を起動側サービス・エンジンにスローするまでの最大再試行回数を示します。

アウトバウンド

jca.retry.interval

再試行の時間間隔(秒単位)を示します。

アウトバウンド

jca.retry.backoff

再試行間隔の増分ファクタ(正の整数)を示します。

アウトバウンド

jca.retry.maxInterval

再試行の間隔の最大値(つまり、バックオフが1より大きい場合の上限)を示します。

アウトバウンド

jca.retry.maxPeriod

再試行の合計最大期間を示します。このパラメータに指定した値を超えて、再試行が発生することはありません。


次の例は、Oracle JDeveloperのcomposite.xmlファイルにエンドポイント・プロパティを指定する方法を示しています。

例1: エンドポイント・プロパティの指定 - インバウンド

<service name="Inbound">
  <interface.wsdl interface="http://xmlns...#wsdl.interface(Inbound_PortType)"/>
  <binding.jca config="Inbound_db.jca">
    <property name="jca.retry.interval">5</property>
    <property name="jca.retry.interval">1</property>
    <property name="jca.retry.backoff">2</property>
    <property name="jca.retry.maxInterval">6</property>
  </binding.jca>
</service>

インバウンド・プロパティjca.retry.maxPeriodはサポートされていないことに注意してください(アウトバウンド方向ではサポートされています)。

例2: エンドポイント・プロパティの指定 - アウトバウンド

<reference name="Outbound">
  <interface.wsdl interface="http://xmlns...#wsdl.interface(Outbound_PortType)"/>
  <binding.jca config="Outbound_jms.jca">
    <property name="jca.retry.count">5</property>
    <property name="jca.retry.interval">1</property>
    <property name="jca.retry.backoff">2</property>
    <property name="jca.retry.maxInterval">6</property>
    <property name="jca.retry.maxPeriod">30</property>
  </binding.jca>
</reference>

33.1.3 Oracle Service Registryと統合している場合のエンドポイント参照およびサービス・キーの変更

SOAコンポジット・アプリケーションの参照バインディング・コンポーネントがOracle Service Registry(OSR)と統合されている場合は、このページの「一般」セクションでエンドポイント参照とサービス・キーを変更できます。

実行時のエンドポイントの解決にUDDIを使用することを選択した場合は、composite.xmlファイルのbinding.ws property="oracle.soa.uddi.serviceKey"の値が「UDDI ServiceKey」フィールドに自動的に表示されます。

SOAコンポジット・アプリケーションがデプロイされた後に、次の目的のために「UDDI ServiceKey」フィールドを編集できます。

  • 必要に応じて値を変更するため

  • 実行時のエンドポイント解決にUDDIを使用していないコンポジットに追加するため

「エンドポイント・アドレス」フィールドは、composite.xmlファイルのws.binding endpointURIプロパティに定義されているエンドポイントの位置を表します。「エンドポイント・アドレス」フィールドは、SOAコンポジット・アプリケーションをデプロイした後は入力できませんが、具体的なWSDLでエンドポイントの位置を上書きできます。

エンドポイントの位置の優先順位は、次のとおりです。

  • 「UDDI ServiceKey」フィールドに、バインディングoracle.soa.uddi.serviceKeyを実行時に動的に設定します。

  • 「エンドポイント・アドレス」フィールドに、バインディング・プロパティendpointURIを実行時に動的に設定します。

  • composite.xmlファイル(Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで表示および編集可能)のoracle.soa.uddi.serviceKeyのバインディング・プロパティ値を使用します。

  • composite.xmlファイル(Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで表示および編集可能)のendpointURIのバインディング・プロパティ値を使用します。

  • 具体的なWSDLで指定されている位置を使用します。

図33-1は両方のフィールドを示しています。

図33-1 エンドポイント参照とサービス・キーのプロパティ

図33-1の説明が続きます
「図33-1 エンドポイント参照とサービス・キーのプロパティ」の説明

  1. 「UDDI ServiceKey」フィールドで、実行時に使用するサービス・キーを変更します。

  2. 「エンドポイント・アドレス」フィールドに、実行時に使用するエンドポイント・アドレスを入力します。

両方のフィールドを編集できます。設計時に「UDDIデプロイメント・オプション」ダイアログで選択した内容に基づいて、片方のフィールドの値が選択および使用されます。これらのフィールドへの変更は、実行時にはcomposite.xmlファイルで維持されます。

ビジネス・サービスの公開、UDDIレジストリへの接続の作成、レジストリからサービスを起動するためのSOAプロジェクトの構成などの設計時のタスクの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。

実行時に照会URLを設定する方法の詳細は、第3.1項「SOAインフラストラクチャ・プロパティの構成」を参照してください。

33.1.3.1 WSDL URLのキャッシュの構成

エンドポイントWSDL URLのキャッシングは、デフォルトで実行時に発生します。エンドポイントWSDL URLがorauddiプロトコルを使用して解決された場合、後続の呼出しはWSDL URLをOSRからではなくキャッシュから取得します。照会時にキャッシュのエンドポイントWSDL URLを使用できる時間を増やすには、「UddiCacheLifetime」プロパティを持つサービス・キーを使用します。このプロパティに指定した時間間隔でキャッシュが無効化されます。デフォルト値は86400秒です。最小値は300秒です。

WSDL URLのエンドポイントのキャッシュを構成する手順は、次のとおりです。

  1. 「SOAインフラストラクチャ」メニューから、「管理」「システムMBeanブラウザ」の順に選択します。

  2. 「アプリケーション定義のMBean」「oracle.as.soainfra.config」「サーバー: soa_server1」「SoaInfraConfig」「soa-infra」「属性」の順に選択します。

  3. ページの右側にある「UddiCacheLifetime」プロパティをクリックします。

  4. 値を入力します。

  5. 「適用」をクリックします。