ページにURLアイテム・タイプを追加し、所定の場所に表示されるように構成しました。すると、「WebキャッシュはこのURLにアクセスできませんでした」というエラーが表示されました。
このエラーは、URLがファイアウォール外の場所を指し、URLターゲットを所定の場所に表示すること(表示オプション「ページ領域にアイテムを直接表示」)を選択した場合に発生する可能性があります。ファイアウォール外の場所を指すURLタイプ・アイテムは、Webキャッシュ・マネージャのプロキシ・サーバーの再構成が必要です。詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalを参照してください。
バックグラウンドでZipファイルの解凍を試みましたが、失敗しました。
「バックグラウンドで展開」オプションが正しく機能しない場合は、システム管理者は、init.ora
ファイル内のJOB_QUEUE_PROCESSESを1より大きい値に設定する必要がある場合があります。
ポータル・ページでコンテンツが切り捨てられるのは、配置先のリージョンで行数および列数が制限されている場合です。たとえば、ページに8個のアイテムがあり、配置先のリージョンが2列3行に設定されている場合は、6個のアイテムしか表示されません。残りの2個は切り捨てられます。
これらの切り捨てられたアイテムは、リージョンの列または行の割当てを拡張すれば表示されます。詳細は、10.2.5項「リージョン内の列と行の数の変更」を参照してください。
コンテンツを追加するための十分な権限を持っていない可能性があります。対象のリージョンを含むページまたはタブに対して、少なくともページ(またはタブ)権限「コンテンツの管理」または「承認付きアイテムの管理」が必要です。
ページがPortalテンプレートに基づいていて、テンプレート・リージョンがロックされている場合は、WebDAVクライアントを介して操作しないかぎり、そのリージョンにはコンテンツを追加できません。テンプレートのデフォルトのアイテム・リージョンが、コンテンツの追加をユーザーに許可しないように設定されている場合は、テンプレートに基づいたページにコンテンツを追加するとき、WebDAVではこの設定を無視します。
リージョンのロックを解除するには、次のようにします。
ページまたはPortalテンプレートを編集モードで開き、リージョンを編集します。
「このリージョンにコンテンツを含めることをユーザーに許可する」を選択します。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページまたはPortalテンプレートに戻ります。
配置先リージョンのアイテム表示オプションの「ソート基準」が「タイトル」または「サイズ」に設定されています。ソート・オプションが選択されている場合、ページ編集モードのリージョンでは「アイテムの配置」アイコンが表示されなくなります。十分な権限を持っている場合、リージョンを編集して、「アイテム表示オプション」の「ソート基準」で「デフォルト」を選択できます。「ソート基準」オプションが「デフォルト」である場合、権限を持つユーザーやグループは、自由にアイテムを再配置できます。
別のページ・グループにアイテムを移動またはコピーしようとすると、そのアイテムに関連付けられたカテゴリが移動先のページ・グループにないというエラーが表示されます。移動先のページ・グループに同じカテゴリを作成しましたが、まだ失敗します。
エラーは、アイテムに関連付けられたカテゴリがアイテムのページ・グループ内に作成されたことを示しています。同じカテゴリを移動先のページ・グループで作成しても、うまくいきません。かわりに、カテゴリは、「共有オブジェクト」ページ・グループに属することで、両方に共通のものにする必要があります。
簡単に解決するには、アイテムを編集し、そのカテゴリ分類を削除してから、もう一度試みます。もう少し複雑な解決方法では、カテゴリを「共有オブジェクト」ページ・グループに移動します。移動したカテゴリとアイテムとの関連は保持され、アイテムはページ・グループ間で移動できます。「共有オブジェクト」ページ・グループへのカテゴリの移動については、5.3.1.4項「「共有オブジェクト」ページ・グループへのカテゴリの移動」を参照してください。
別のページ・グループにアイテムを移動またはコピーしようとすると、そのアイテム・タイプが移動先のページ・グループにないというエラーが表示されます。
これは前述の問題と似ています。この場合、移動しようとするアイテムが、アイテムのページ・グループに作成されたタイプに基づいています。アイテムを移動可能にするには、アイテムがすべてのページ・グループに共通のアイテム・タイプに基づいている必要があります。つまり、アイテム・タイプは「共有オブジェクト」ページ・グループのものであることが必要です。
一度アイテムを作成してしまうと、そのタイプは変更できません。ここでの解決方法は、アイテム・タイプを「共有オブジェクト」ページ・グループに移動することです。「共有オブジェクト」ページ・グループへのアイテム・タイプの移動については、4.6項「ページ・グループ間でのオブジェクトの共有」を参照します。
アイテムのチェックアウトを有効にしようとしましたが、アイテム編集時にその属性が見つかりません。
アイテムが「アイテムのチェックアウトを有効にする」属性を含まないタイプと考えられます。ページ・グループに対して十分な権限を持つユーザーは、アイテム・タイプにこの属性が含まれるように編集する必要があります。
この他に、アイテムを削除してから、その属性が含まれていることがわかっているアイテム・タイプを使用して、アイテムを追加する方法があります。
アイテム・タイプの編集については、5.2.2.2項「アイテム・タイプの編集」を参照してください。
下書きアイテムをアップロードしましたが、「保留中のアイテム: プレビュー」のページにそのアイテムが表示されません。
ページまたはテンプレートがシステム・レベルでキャッシュされていて、ページ・グループに対して「承認と通知」が有効になっている場合、未公開のアイテム(「下書き」、「保留中」、「却下」および削除済却下アイテムなど)が予想どおりに表示されません。このため、システム・レベルで承認を有効にしたページまたはテンプレートをキャッシュしないでください。詳細は、第21章「ページ生成のパフォーマンスの向上」を参照してください。
様々な状態のアイテムへのアクセス条件については、17.9.3項「アイテムURLのセキュリティ」を参照してください。
テキスト・アイテムを追加しようとすると、アイテムの追加ウィザードがハングします。
使用ブラウザで、Oracle Portalのリッチ・テキスト・エディタがサポートされていないことが考えられます。この場合、エディタはハングするか、矛盾した動作を示す可能性があります。リッチ・テキスト・エディタを無効にすることを検討してください。
Oracle Portalリッチ・テキスト・エディタの無効化については、5.5.5項「リッチ・テキスト・エディタの無効化」を参照してください。
リッチ・テキスト・エディタをサポートするブラウザは、次のとおりです。