この章では、Oracle Fusion Middleware Forms Services 11g リリース1の機能と改良点について説明します。
Oracle Forms 11gで提供されるようになったJavaScriptの統合を使用すると、JavaScriptでFormsアプレットをコールしたり、FormsアプレットでJavaScriptを実行できます。
詳細は、第6章「Oracle FormsとJavaScriptの統合」を参照してください。
プラグ可能なJavaコンポーネント(PJC)を拡張して、Oracle Forms Servicesでイベントを発生させることができます。
詳細は、第7項「Javaサポートの拡張」を参照してください。
Oracle Forms Servicesは、Forms Servicesの外部で発生した外部イベントをサポートします。イベントは、データベースから、またはOracleアドバンスト・キューイングを通じてBPELから発生させることができます。
詳細は、第8章「サーバー・イベントでの作業」を参照してください。
このリリースのOracle Formsでは、Forms開発者はユーザーがプロキシ・ユーザーとしてデータベースに接続されるように指定できます。シングル・データベース・ユーザーは接続権限のみを持つユーザーとなります。これにより、データベースの自動監査機能を維持しながら、プロセスでのセキュリティ向上とユーザー管理の簡素化を実現できます。
詳細は、第9.6項「プロキシ・ユーザーの有効化と構成」を参照してください。
Oracle Forms Services 11gでは、コールされたPL/SQLプロシージャおよび関数の名前とパラメータのロギングを有効にして、出力をForms Traceで表示できます。
詳細は、第12章「トレースと診断」を参照してください。
Oracle Diagnostic Logging(ODL)は、Oracle Fusion Middlewareの機能の1つで、J2SEロギング・フレームワークを拡張したものです。ODLによって、Oracle Fusion Middlewareでの問題の診断とログ・ファイルの管理が容易になります。
詳細は、第12.6項「Oracle Diagnostics Loggingのツールの利用」を参照してください。