この章では、Oracle Load Testingの使用を開始するにあたっての基本的事項を説明しています。プログラムのインストールおよび開始方法、そしてメイン・ウィンドウの機能などについて説明します。
Oracle Load Testingのインストールは、仮想ユーザーのテスト設定の計画によって異なります。少なくとも、Webアプリケーションにアクセス可能な単一システム上にOracle Load Testingをインストールする必要があります。ネットワーク環境で分散テストを実行している場合は、マスター・ステーションとして使用するOracle Load Testingを最低1台のステーションにインストールし、仮想ユーザーのエージェント・ステーションとして使用するクライアント・マシンにOracle Load Testingエージェントをインストールする必要があります。
次の項では、Oracle Load TestingおよびOracle Load Testingエージェントをインストールする方法について説明します。
Oracle Load Testingのセットアップ手順で、Oracle Load TestingサーバーとOracle Load Testingエージェントの両方をインストールします。Oracle Load Testingエージェントを、同じシステムに別々にはインストールしないでください。Oracle Load Testingをインストールするには、次の手順を行います。
次のURLに移動します。http://www.oracle.com/technology/software/products/app-testing/index.html
オラクル社のWebサイトからOracle Application Testing Suite製品をダウンロードし、ハード・ディスクの一時ディレクトリに保存します。製品のzipファイルについては、『Oracle Application Testing Suiteリリース・ノート』を参照してください。
ダウンロードしたファイルを解凍し、setup.batを実行します。
セットアップの指示に従ってOracle Application Testing Suiteをインストールします。
注意: 製品は$installDir/OFTにデフォルトのリポジトリを作成します。$installDirは、Oracle Application Testing Suiteのインストール先ディレクトリ、あるいはOracle Application Testing Suiteをインストールしていない場合はOpenScriptのインストール場所です。 |
Oracle Application Testing Suiteのインストール中に、Oracle Application Testing Suite製品で使用するマスター・パスワードの入力を求められます。このパスワードは忘れないでください。Administrator、Oracle Load Testing、Oracle Test Managerへのログインに必要になります。
Oracle Application Testing Suiteのスタート・メニューから「Oracle Load Testing」を選択して、Oracle Load Testingのユーザー・インタフェースを起動します。
既存のブラウザが使用可能な場合は、そのブラウザでOracle Load Testingが起動します。Oracle Load Testingを常に新規のブラウザ・ウィンドウで起動するように設定する場合は、Internet Explorerで「ショートカットの起動時にウィンドウを再使用する (タブ ブラウズが無効である場合)」設定の選択を解除します。この設定にアクセスするには、IEの「ツール」メニューから「インターネット オプション」を選択し、「詳細設定」タブをクリックして、「詳細設定」タブの「ブラウズ」の下にある設定項目が表示されるまで移動します。
Oracle Load Testingが実行されるためには、ポップアップ・ブロッカをオフにする必要があります。ポップアップ・ブロッカをオフにするには、次の手順を行います。
Firefox: 「ツール」メニューで「オプション」を選択します。「ポップアップウィンドウをブロックする」のチェックを解除します。
Internet Explorer: 「ツール」メニューで「ポップアップ ブロック」を選択します。ポップアップ・ブロッカがオンになっている場合は、「ポップアップ ブロックを無効にする」を選択します。
Oracle Load Testingサーバー・マシンとエージェント・マシン間でファイアウォールを使用する場合は、ファイアウォール・ソフトウェア自体およびエージェント・マシンでポート9001がオープンになっている必要があります。エージェント・マシン上でこのポートを変更するには、<installdir>\agentmanager\bin\AgentManagerService.confファイルの中にあるwrapper.app.parameter.2
設定を変更します。また、Oracle Load Testingのシステム設定でポートを変更するには、「管理」メニューから「システム」を選択してから「VU エージェント システム」を選択します。別のポートで実行されているエージェント・マシンを選択し、「編集」をクリックして、デフォルト・ポート9001をAgentManagerService.confファイルで設定したポートに変更します。
Oracle Load Testingを実行するには、Oracle Load Testing Application Serviceを開始する前に、次の一般通信ポートをオープンにしておくことをお薦めします。
http=8088 agent=9001 dataCollector=7073 webservice=8083 https=8089
ポートを変更するには、次の手順を行います。
http://localhost:8088/console
に移動し、WebLogicコンソールを起動します。
Oracle Application Testing Suiteのインストール処理中に定義したパスワードを使用して、管理者としてログインします。
ドメイン構造からoats配下の環境を選択し、サーバーを選択します。
AdminServer(Admin)を選択します。
ポートを変更し、構成ファイルを解放します。
Consoleアプリケーションの使用方法の情報は、Oracle WebLogic Serverのドキュメントを参照してください。
次のポートがOracle Load Testingサーバーおよびエージェント・マシン間で使用されています。
9001
7073: データ・コレクタ
8088(OpenScriptスクリプトの実行用のみ)
Oracle Load Testingエージェントは、完全インストールしたOracle Load Testingのサブセットです。システムにOracle Load Testingがインストールされている場合には、Oracle Load Testingエージェント・ソフトウェアをインストールしないでください。ネットワーク環境で分散負荷テストを実行するとき、エージェント・システムで仮想ユーザーの実行に多くのシステム・リソースを使用したい場合には、エージェント・システム(Windows 2000/2003マシン)にOracle Load Testingエージェントをインストールします。
ダウンロードしたzipファイルからsetup.batインストール・プログラムを実行します。
コンポーネントとインストール・ディレクトリの選択画面まで、セットアップ手順に従います。
リモート・エージェント・チェック・ボックスを除くすべてのチェック・ボックスを選択解除します。
必要に応じて「次へ」 をクリックし、インストールを完了します。
Oracle Load Testingシステムからエージェント・システムへのネットワーク・アクセスを検証し、エージェント・システムを次の項の説明に従って設定します。
エージェント・システムを設定します。
「管理」メニューから「システム」を選択して、Oracle Load Testingのシステムを定義します。
Oracle Load Testingエージェントのインストールとエージェント・システムの設定の完了後、アプリケーションを起動または実行する必要はありません。Oracle Load Testingのテスト・シナリオを定義する際、仮想ユーザーの実行に使用するエージェント・マシンを、「シナリオの設定」タブの「システム」フィールドに指定します。オートパイロットを開始すると、Oracle Load Testingが自動的にエージェントにアクセスし、エージェントを起動します。
Load Testingとエージェント・ソフトウェアを個々のシステムにインストールしたら、Oracle Load Testingシステムと各エージェント・システムの間のネットワーク・アクセスを検証する必要があります。この項では、Oracle Load Testingが各エージェント・システムと正常に通信できることを確認するための基本的なヒントと技術を提供します。
Oracle Load Testingエージェント・ソフトウェアがエージェント・システムにロードされており、それがOracle Load TestingシステムにロードされているOracle Application Testing Suiteソフトウェアと同じバージョンであることを確認します。エージェントとして使用する予定のシステムがエージェントとして機能するためには、Oracle Load Testingエージェント・ソフトウェアか、完全なOracle Application Testing Suiteがインストールされている必要があります。Oracle Load Testingエージェント・ソフトウェアとOracle Application Testing Suiteソフトウェアの両方を、同じシステム上にはインストールしないでください。両方をインストールすると、2つのプログラム間でリソースの競合が発生する場合があります。
Oracle Load Testingシステムから、すべてのエージェント・システムに正常にPingを発信できることを確認します。システムのPingに使用する名前は、Oracle Load Testingシステムでエージェント・システムに指定する名前と同じです。エージェント・システムに正常にPingを発信できない場合は、ネットワーク管理者に問い合せて問題を解決してください。Oracle Load Testingシステムからエージェント・システムにPingを発信できない場合は、Oracle Load Testingシステムからエージェントを実行できません。
Oracle Load Testingシステムで、「シナリオ」リストの「設定」パラメータにスクリプトを追加します。Oracle Load Testingの「シナリオの設定」タブの「システム」フィールドに、スクリプトを実行するエージェント・システムのマシン名またはIPアドレスを入力します。
エージェント・サービス(エージェント)が使用するアカウントを変更する場合は、ログイン情報を指定する必要があります。次の作業が必要です。
クライアント側の証明書を使用してテストを実行する場合。クライアント側の証明書は通常エージェント・マシンにインストールされ、そのユーザーとしてログインした場合にのみアクセス可能になります。
システム・アカウントに、マシンのローカル Internet Explorerでの使用を目的としてプロキシ・サーバー設定が指定されている場合。
Oracle Load Testingエージェントを設定するには、次の手順を行います。
「コントロール パネル」の「管理ツール」を開いてから、「サービス」を選択します。「サービス」ダイアログ・ボックスが開きます。
「操作」メニューから「プロパティ」を選択します。
「ログオン」タブをクリックします。
アカウント: アカウントを指定するか、「参照」ボタンを使用して目的のアカウントまでナビゲートします。
パスワード: ログイン用パスワードを指定します。
パスワードの確認入力: ログイン用パスワードを確認します。
「OK」をクリックします。
このアカウントのパスワードに変更があった場合は、この手順でパスワードを変更する必要があります。
Linuxエージェントは、標準のOracle Application Testing Suite製品のダウンロードZipファイルには含まれていません。Linuxエージェントをインストールするには、次のようにします。
次のURLに移動します。http://www.oracle.com/technology/software/products/app-testing/index.html
このWebサイトからoats-linux-agent-x.xx.xxxx.zipをダウンロードします。
oats-linux-agent-x.xx.xxxx.zipをLinuxマシンにコピーします。
次のコマンドを入力します。<
installdir
>
はエージェントをインストールする場所です。
unzip oats-linux-agent-x.xx.xxxx.zip -d <installdir> cd <installdir>/agentmanager/bin chmod +x install.sh
次のコマンドを入力して、AgentManagerを起動します。
./install.sh [existing-username]
Linuxエージェントをインストールしたら、Oracle Load Testingシステム・マネージャでリモート・エージェント・システムを定義します。
Oracle Load Testingのテスト・シナリオを定義する際、仮想ユーザーの実行に使用するエージェント・マシンを、「シナリオの設定」タブの「システム」フィールドに指定します。オートパイロットを開始すると、Oracle Load Testingが自動的にエージェントにアクセスし、エージェントを起動します。
リポジトリは、スクリプトと関連アセット・ファイルを格納する場所を指定します。リポジトリを、OpenScriptとOracle Load Testingの間でファイルを共有する手段として利用することもできます。Oracle Load Testingでは、すべてのアセットが名前付きのリポジトリ内で有効でなければなりません。Oracle Load Testingはリポジトリ以外のローカル・ファイル・システムにあるアセットを検索できないためです。共有ディレクトリであればリポジトリとして使用できますが、Oracle Load Testing、Oracle Test Manager、OpenScript、およびチーム・メンバーの間で共有されるリポジトリはすべて同じリポジトリを共有できる必要があります。たとえば、チームのあるメンバーが共有リポジトリに「SharedRepo1という」
という名前を付け、別のメンバーが同じ共有リポジトリに「Shared_Repository_1」
という名前を付けた場合には、チーム・メンバーがスクリプトを共有するとき、スクリプト・アセットの一部が見つからない可能性があります。
ローカル・リポジトリ名が競合する可能性を少なくするために、<machineName>.<windowsUserName>.MyRepositoryというようなユーザーにとって一意の名前で新しくローカル・リポジトリを作成することをお薦めします。チーム・メンバー間で共有する予定がないスクリプトはすべて、このフォルダに保存してください。
ベスト・プラクティス
スクリプトとアセット(データベース、.jarファイルなど)は常に、名前付きのリポジトリに格納します。
スクリプトを保存するとき、OpenScriptで現在のスクリプトの相対パスに保存オプションは選択しないようにします。
Oracle Load Testing、Oracle Test Manger、OpenScriptのすべてで、リポジトリに一貫した名前を付けるようにします。
ローカル・スクリプトの格納には「Default」という名前のリポジトリを使用せず、「machineName.Default」を使うようにします。
リポジトリを追加するには、次のようにします。
「ツール」メニューから「オプション」を選択します。
左ペインで「リポジトリ」を選択します。
「新規」をクリックします。テーブル内に新規エントリが作成されます。
リポジトリの名前を入力します。
注意: Oracle Load TestingでOpenScriptスクリプトを使用する場合、指定するリポジトリ名が、OpenScriptに指定されているリポジトリ名と一致する必要があります(大文字/小文字の区別も含む)。 |
リポジトリの場所を入力します。
ServerStatsがサーバー側統計を監視するためには、監視対象のサーバーが、ServerStatsクライアントからリモート・アクセスできるように設定されている必要があります。
この項では、ServerStatsリモート・アクセスのためのサーバー側必要条件について説明します。
ServerStats Solaris SNMPクライアントはSolaris SNMPエージェントからパフォーマンス統計を収集します。ServerStatsはSun Microsystems社のSNMPエクステンションを使用して、マシンの全体的なステータスおよび各プロセスについてレポートします。
Solaris SNMPエージェントは、バージョン2.6以上のSolarisではデフォルトでインストールされ、有効になります。また、Solstice Enterprise Agents suiteの正式コンポーネントです。次のURLを参照してください。
http://www.sun.com/software/entagents/
SolarisでSNMPエージェントを開始するには、次の手順を行います。
Solaris SNMPエージェントがインストールされていることおよび次のファイルとディレクトリがあることを確認します。
ファイルとディレクトリ | 説明 |
---|---|
/usr/lib/snmp/snmpdx |
Sun Solstice Enterprise Master Agent |
/usr/lib/snmp/mibiisa |
Sun SNMP Agent |
/etc/init.d/init.snmpdx |
初期化スクリプト |
/etc/snmp/conf |
設定ファイル・ディレクトリ |
/var/snmp/mib/snmpdx.mib |
マスター・エージェントのMIBファイル |
/var/snmp/mib/sun.mib |
SunエージェントMIBファイル |
前述のディレクトリおよびファイルのロケーションは、SolarisおよびSNMPのデフォルト・インストールに準ずるものです。Solstice Enterprise Agents suiteのインストールに関する詳細は、Solarisのインストール関連マニュアルを参照してください。
Solaris SNMPエージェントを開始します。
snmpdxプロセスが起動していない場合は、次のコマンドを実行してSolaris SNMPエージェントを開始します。
/etc/init.d/init.snmpdx start
snmpdxおよびmibiisaがプロセス・リストに含まれることを確認します。
ServerStats Oracle SNMPクライアントは、Oracle Enterprise Manager Intelligent Agentからパフォーマンス統計を収集します。Oracle Intelligent AgentはSimple Network Management Protocol(SNMP)を使用します。エージェントは、SNMPを介して大量な統計を公開します。ServerStats Oracle SNMPクライアントは、I/O、負荷および問合せアクティビティに関する統計をレポートします。
Intelligent Agentを開始する前にOracle SNMPサポートを設定する必要があります。次の手順に関連するすべての設定ファイルは、$ORACLE_HOME/network/snmp/peerディレクトリに配置されています。
この項では、Oracle SNMPアクセスを設定する基本手順を説明します。Oracle Enterprise Manager Intelligent Agentの関連マニュアルは、Oracle Documentation CDのServerセクションに含まれます。プラットフォーム別のインストレーション・ガイドでは、WindowsおよびLinux上でエージェントを開始する方法について説明しています。
CONFIG.masterファイルで、次の変更を行います。
MANAGERで始まる行を見つけます。
ipaddr
フィールド(130.35.10.210とコード化されている)を、ServerStatsを使用して監視するOracleサーバーのホスト名またはIPアドレスに変更します。
snmpd.confファイルに次の行を追加します。
trap
hostname_or_IP_address
hostname_or_IP_address
は、ServerStatsを使用して監視するOracleサーバーのホスト名またはIPアドレスを示します。
CONFIG.encapファイルで、デフォルト・ファイルで161に設定されているポート番号を変更することもできます。ポート番号を変更した場合は、start_peer
スクリプト内のNEW_SNMPD_PORTに対するポート番号も変更する必要があります。
NEW_SNMPD_PORTはsnmpd
エージェント(ネイティブSolaris 2.x SNMPエージェント)がリスニングするポートです。このポートがCONFIG.encapファイルで指定されているポートと同じであることを確認します。NEW_TRAPD_PORTは、snmpd
エージェントがトラップを送信するPEERエンカプスレータ・ポートです。
start_peer
スクリプト内のNEW_SNMPD_PORTおよびNEW_TRAPD_PORTに対しては、異なるポート番号が割り当てられていることが必要です。NEW_TRAPD_PORTポート番号を変更することもできます。
start_peerスクリプトには、次のような行が含まれます。
SNMPD =
snmpd_executable_path
使用しているシステム上のsnmpd
実行可能ファイルがstart_peer
スクリプトで示されているロケーションにない場合は、snmpd_executable_path
をsnmpd
実行可能ファイルの正しいロケーションに変更します。
SNMPコンポーネント、master_peer
、encap_peer
およびsnmpd
が起動していないことを確認します。
$ ps -aef | grep peer
$ ps -aef | grep snmp
コンポーネントのいずれかが起動している場合は、rootユーザーとしてログインし、kill
コマンドを使用してプロセスを中止します。
rootユーザーとしてstart_peer
スクリプトを実行して、PEERマスター・エージェント、PEERエンカプスレータおよびネイティブSolaris 2.x SNMPエージェントを開始します。
# cd $ORACLE_HOME/network/snmp/peer
# ./start_peer -a
警告: システム上にネイティブSolaris 2.x SNMPエージェントがない場合は、PEERエンカプスレータは使用しないでください。マスター・エージェントのみを開始するには、start_peer -m を実行します。 |
ServerStatsデータの収集には、リモート・データ・コレクタを使用できます。リモート・データ・コレクタをインストールするには、次のようにします。
ダウンロードしたzipファイルからsetup.batインストール・プログラムを実行します。
コンポーネントとインストール・ディレクトリの選択画面まで、セットアップ手順に従います。
コンポーネントとインストール・ディレクトリの選択ダイアログ・ボックスで、Oracle Load Testing DataCollectorを除くすべてのオプションの選択を解除します。
セットアップ手順に従って、リモート・データ・コレクタをインストールします。
Oracle Load Testingで「管理」メニューから「システム」を選択して、システム・マネージャを表示します。
「ServerStats データコレクタ」を選択し、「新規」をクリックします。「ServerStats データコレクタの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
リモート・データ・コレクタで使用する名前、ホスト名またはIPアドレス、ポート番号を入力します。
「OK」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
ServerStats設定でモニターを追加または編集するときに、リモート・データ・コレクタが使用可能になります。モニターの編集/追加: ステップ2/3ダイアログ・ボックスのデータ・コレクタ・セクションでリモート・データ・コレクタを選択します。
Oracle Load Testing Webサーバーのデフォルト・ポートは8088です。別のポートに変更することができます。ポート番号の変更はWebLogic ConsoleおよびOracle Application Testing Suite設定から行う必要があります。
WebLogic Consoleでポートを変更するには、次の手順を実行します。
http://localhost:8088/console
に移動して、Oracle WebLogic Server管理コンソールを開始します。
管理者としてログインします(デフォルト・ユーザー名はoatsです)。パスワードは、Oracle Application Testing Suiteのインストール時に定義したものを使用します。
ドメイン構造からoats配下の環境を選択し、サーバーを選択します。
AdminServer(Admin)を選択します。
ポートを変更し設定をリリースします。
Consoleアプリケーションの使用方法の情報は、Oracle WebLogic Server管理コンソールのドキュメントを参照してください。
Oracle Application Testing Suite設定でポートを変更するには、次の手順を実行します。
テキスト・エディタで<installdir>\config\oats-config.xmlファイルを開きます。
ポート番号8088が設定されているすべてのプロパティ・キーを新しいポート番号に変更します。
ファイルを保存します。
「コントロール パネル」から「管理ツール」の「サービス」を開きます。
Oracle Application Testing Suite Application Serviceサービスを再起動します。
Oracle Load Testingにログインし、「管理」メニューから「システム」→「ServerStats データコレクタ」を選択します。
Oracle Load Testingサーバー・システムを選択し、「編集」をクリックします。変更したポート番号を入力して、「保存」をクリックします。
リモートのデータ・コレクタ(ローカル・ホストではない)を使用している場合は、ステップ11および12は実行しないでください。
Oracle Load TestingでSSL(Secure Sockets Layer)を使用するように設定することができます。設定手順は次のとおりです。
http://localhost:8088/console
に移動し、WebLogicコンソールを起動します。
"oats"としてログインします。パスワードは、Oracle Application Testing Suiteのインストール時に定義したものを使用します。
ドメイン構造からoats配下の環境を選択し、サーバーを選択します。
AdminServer(Admin)を選択します。
「SSL」タブを選択します。
Consoleアプリケーションの使用方法の情報は、Oracle WebLogic Serverのドキュメントを参照してください。
Oracle Application Testing Suiteの「ツール」メニューには、バージョン情報の参照、Oracle Application Testing Suite Application Serviceの再起動および停止、およびトラブルシューティングのためのサポート・ファイル作成オプションが含まれます。Oracle Application Testing Suiteのスタート・メニューから「ツール」を選択します。このメニューには次のオプションがあります。
Oracle Application Testing Suiteのバージョン情報: Oracle Application Testing Suiteのバージョン情報ダイアログ・ボックスが開き、著作権とバージョンの情報が表示されます。システムに関する情報も表示されます。
サポート・ファイルの作成: トラブルシューティング用のOATSSupport.zipをデスクトップに作成します。ここから、弊社サポートまたは代理店に電子メールで連絡できます。このファイルには、トラブルシューティング用のログ・ファイルが含まれます。
Oracle Application Testingデータ移行ツール: MS AccessまたはSQL ServerデータベースでのOracle Test ManagerまたはOracle Load TestingからOracle Database 11gにデータを移行するデータ移行ユーティリティが開きます。
Oracle Application Testingデータベース設定: Oracle Load TestingとOracle Test Mangerに対するデータベース接続を追加または削除するデータベース設定ユーティリティが開きます。
Oracle Load Testingエージェントの認証マネージャ: エージェントの認証マネージャを開いて、複数の負荷テスト・エージェント・マシンの認証プロファイルを定義します。
Oracle Test Manager - Win32クライアント: Oracle Test Manager Windows 32ビット版のクライアント・アプリケーションを開きます。Windows 32ビット版のクライアント・アプリケーションには、Oracle Test Manager Webアプリケーションの機能のサブセットが含まれます。
Oracle Application Testing Suite Application Serviceの再起動: Oracle Application Testing Suite Application Serviceを停止し、再起動します。
Oracle Application Testing Suite Application Serviceの停止: Oracle Application Testing Suite Application Serviceを停止します。
Administratorを使用し、ユーザー・アカウントを作成してユーザー名とパスワードを割り当て、各ユーザーのOracle Load Testingに対するアクセスのタイプを、なし、完全制御、参照のみのいずれかに設定できます。Oracle Load Testingログインが有効な場合、ユーザーはログインしてOracle Load Testingにアクセスする必要があります。
インストール時にデフォルトの管理者アカウントが作成されます。ログイン時にパスワードを変更することをお薦めします。
Administratorを起動するには、次の手順を行います。
ブラウザでhttp://<マシン名>:8088/admin
と入力します。マシン名にはOracle Application Testing Suiteがインストールされているマシンの名前を使用します。または、Oracle Application Testing Suiteのスタート・メニューからAdministratorを選択します。
アクセスするOracle Load Testingデータベースを選択します。
管理者のパスワードを変更する必要がある場合、「ユーザー」タブでAdministratorユーザーを選択し、「編集」をクリックします。
新規パスワードを入力し、確認して「OK」をクリックします。
この項では、Administratorで使用可能なメニューおよびオプションについて説明します。
ロックされたレコードのアンロック: データベース上でロックされたレコードのロックを解除します。これは、製品が失敗しエントリがロック状態で編集できない場合にデータベース上のロックを解除する緊急時の機能です。
削除されたレコードを完全に削除: 削除したデータをすべてデータベースから物理的に削除します。削除した項目は削除済としてマークされていて、ユーザー・インタフェースには表示されませんが、データベースをパージするまではデータベース上に存在しています。
E メールの設定: 電子メール通知に使用するメール・サーバーを設定するためのEメールの設定ダイアログ・ボックスが表示されます。
既存レポートの管理: 個々のユーザーが参照できるデフォルト・レポートを選択するための「既存レポートの管理」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「ユーザー」タブでは、ユーザーの追加、編集、削除を行い、ユーザーが使用できるOracle Load Testing機能を指定します。
追加: 「ユーザーの追加」ダイアログ・ボックスが表示され、新規ユーザーを追加することができます。
編集: 選択されたユーザーに対する「ユーザーの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択されたユーザーを削除します。
ユーザー名: Oracle Load Testingにログインするためのユーザー名が表示されます。
名: ユーザーの名前が表示されます。
姓: ユーザーの姓が表示されます。
電子メール: ユーザーの電子メール・アドレスが表示されます。
アクセス: Oracle Load Testingでユーザーが持つアクセス権のタイプが表示されます。
Administratorアクセス: ユーザーがAdministratorにアクセスできるかどうかを示します。
「利用状況確認」タブで、Oracle Load Testingデータベースに格納されている負荷テスト・セッションを確認します。
OLT データベース: 確認に使用できるインストール済のOracle Load Testingデータベースをリストします。
ユーザー名: 負荷テストを実行したユーザーの名前を表示します。匿名は、テストを実行したOracle Load Testingのインスタンスでログイン機能が無効になっていたため、テストに関連付けられたユーザーがいないことを表します。「コマンド ライン」は、負荷テストがコマンドライン・インタフェースから実行されたことを示します。
セッション名: 負荷テスト・セッションの名前を表示します。
開始時刻: 負荷テスト・セッションの開始日時を表示します。
終了時刻: 負荷テスト・セッションの終了日時を表示します。
所要時間(HH:MM:SS): 負荷テスト・セッションの期間を、時、分、秒で表示します。
マシン名: 負荷テスト・セッションが実行されたマシンの名前を表示します。
最大 VU 数: 負荷テスト・セッションで実行された仮想ユーザーの最大数を表示します。
ユーザーを追加するには、次のようにします。
「追加」をクリックします。
名: ユーザーの名前を入力します。
姓: ユーザーの姓を入力します。
電子メール: ユーザーの電子メール・アドレスを入力します。
ユーザー名: ユーザー名を入力します。
パスワード: ユーザーのパスワードを入力します。
パスワード確認: ユーザーのパスワードを再入力します。
電子メール通知の有効化: 新規発行が作成された場合および所有者または割当て済の通知先フィールドが発行のために変更された場合に電子メール通知を有効にするために、このオプションを選択します。
Administrator アクセスを有効にする: ユーザーがOracle Test Manager Administratorにログオンしてデータベースを管理できるようにします。
ユーザーの情報を入力します。
電子メール通知およびAdministratorアクセスのオプションを選択または選択を解除します。
「OK」をクリックします。
ユーザーを編集するには、次の手順を行います。
情報を変更するユーザーを選択します。
「編集」をクリックします。
名: ユーザーの名前を入力します。
姓: ユーザーの姓を入力します。
電子メール: ユーザーの電子メール・アドレスを入力します。
ユーザー名: ユーザー名を入力します。
パスワード: ユーザーのパスワードを入力します。
パスワード確認: ユーザーのパスワードを再入力します。
電子メール通知の有効化: 新規発行が作成された場合および所有者または割り当てられているフィールドが発行のために変更された場合に電子メール通知を有効にするために、このオプションを選択します。
Administrator アクセスを有効にする: ユーザーがOracle Test Manager Administratorにログオンしてデータベースを管理できるようにします。
変更を行います。
「OK」をクリックします。
利用状況を確認するには、次のようにします。
「利用状況確認」タブをクリックします。
データベースを選択します。「利用状況確認」タブの右ペインに、セッション情報が表示されます。詳細は、3.9.3項の「利用状況確認」タブを参照してください。
Oracle Load Testingのメイン・ウィンドウで、負荷テストおよびパフォーマンス・テストのほとんどの操作を行います。メイン・ウィンドウは、メニュー・バー、ツールバーおよび5つのダイアログ・タブで構成されています。
Oracle Load Testingメイン・メニューには次のオプションがあります。
シナリオ
セッション
ServerStats
ツール
管理
ヘルプ
ログアウト
次の項では、メニュー・オプションの各項目について説明します。
これらのメニュー・オプションを使用して、シナリオ・ファイルの作業を行います。次のオプションがあります。
新規: 新しいOracle Load Testingシナリオを作成します。
開く: 既存のOracle Load Testingシナリオを開いて、実行または変更します。
保存: 現在開かれているOracle Load Testingシナリオに対する変更を保存します。シナリオを初めて保存する場合は、ファイル名を指定するダイアログ・ボックスが表示されます。
「セッション」メニュー・オプションを使用して、セッションを管理します。次のオプションがあります。
セッションの結合: 参照する別の実行中セッションを選択するダイアログ・ボックスが開きます。
アイドル状態のエージェントの停止: エージェント・システム上でアイドル状態にある実行中エージェント・プロセスをすべて停止します。
「ServerStats」メニュー・オプションでは、ServerStats設定、メトリック・プロファイルおよびメトリックを設定したり、仮想ユーザー・ディスプレイを開始することができます。
設定: ServerStats設定を管理するダイアログ・ボックスが開きます。
メトリック プロファイル: ServerStatsメトリック・プロファイルを設定するダイアログ・ボックスが開きます。
メトリック: ServerStatsメトリックを設定するダイアログ・ボックスが開きます。
ServerStats ディスプレイ: ServerStatsモニターの結果およびステータスを表示するServerStatsステータス・ダイアログ・ボックスが開きます。
次のオプションを使用できます。
オプション: Oracle Load Testingの詳細設定を指定するダイアログ・ボックスが開きます。
VU ディスプレイ: 仮想ユーザー・ディスプレイを開始します。VUディスプレイでは、仮想ユーザーの実行状況を監視し、再生中に仮想ユーザーが遭遇したエラーを参照できます。
同期ポイント ステータス: すべての同期ポイントのステータスを表示するダイアログ・ボックスが開き、個別の同期ポイントまたはすべての同期ポイントを解除することができます。
次のオプションを使用できます。
システム: システムを追加、編集、削除するダイアログ・ボックスが開きます。システムは、VUエージェント、データ・コレクタ、監視対象システムとして設定できます。
データベース: データベースを追加、編集、削除するダイアログ・ボックスが開きます。
セッション: セッションを編集し、データベースからセッションを削除するダイアログ・ボックスが開きます。
ツールバーには次のボタンがあります。
新規シナリオ: 新しいOracle Load Testingシナリオを作成します。
シナリオを開く: 既存のOracle Load Testingシナリオを開いて、実行または編集します。
シナリオを保存: 現在開いているOracle Load Testingシナリオに対する変更を保存します。シナリオを初めて保存する場合は、ファイル名を指定するダイアログ・ボックスが表示されます。
負荷テストの開始: 現在のシナリオをオートパイロットに発行し、シナリオを自動的に開始します。
すべての仮想ユーザーの停止: 現在のシナリオで実行中のすべての仮想ユーザーを停止します。
「シナリオの設定」タブでは、シナリオに含めるスクリプトとユーザー定義プロファイルを指定します。
「スクリプトの選択」リストには、現在のリポジトリ/ワークスペースのOracle OpenScriptスクリプトが表示されます。
「シナリオのパラメータを設定」リストには、現在のOracle Load Testingシナリオで選択されているスクリプトとユーザー定義プロファイルが表示されます。それぞれ、ここで説明しているオプションを使用して設定できます。
「ツール」メニューから「オプション」を選択してからシナリオ・デフォルトを選択し、「表示」チェック・ボックスを選択または選択を解除することで、表示されているフィールドおよびそのデフォルト値を変更することができます。
パス: 選択したリポジトリのディレクトリ・パスが表示されます。デフォルトのリポジトリは、インストール・ディレクトリのOFTフォルダです。新規リポジトリを作成するには、「ツール」メニューから「オプション」を選択してから「リポジトリ」を選択します。
<スクリプトのリスト>: 仮想ユーザー・シナリオの項目の候補となるOracle OpenScriptスクリプトのリストです。
シナリオのパラメータを設定: 負荷シナリオに対して選択されたスクリプトのリストです。「ツール」メニューから「オプション」を選択して「シナリオ デフォルト」を選択し、表示されているフィールドをカスタマイズすることができます。表示するフィールドを選択するには、対応する「表示」チェック・ボックスを選択します。
VU数: 選択されたプロファイルで実行する仮想ユーザー数を指定します。各仮想ユーザーに対して、Oracle Load Testingは仮想ユーザー・プロファイルで指定されたスクリプトのインスタンスを個別に実行します。
システム: 仮想ユーザーが実行されるマシンを指定します。LAN/WAN上に存在する複数のシステムにわたって仮想ユーザーを実行する場合は、Oracle Load TestingサーバーまたはOracle Load Testingエージェントのいずれかを実行するシステムの名前をオプションのドロップダウンリストから選択します。システムを定義するには、システム・マネージャのVUエージェント・オプションを使用します。最初は、システムのマシン名またはIPアドレスを定義する必要があります。名前またはIPアドレスが指定されると、以降の負荷テスト用にドロップダウン・リストからシステム名を選択できます。
プロセスまたはシステムごとに実行する仮想ユーザー数を決定するとき、リソース配分にクライアント・オーバーヘッドを含める必要があります。各仮想ユーザーは、実行に約350KBから500KBのメモリーを必要とします。エージェント・システムでの仮想ユーザー実行に使用可能なメモリーを算出するとき、20%から30%のクライアント・システム・オーバーヘッドを考慮する必要があります。そのため、仮想ユーザーの実行に使用できるのは物理メモリー(RAM)の70%から80%ということになります。
反復間遅延: 仮想ユーザー実行の反復間の待機時間を秒単位で指定します。反復回数はオートパイロットで指定します。
VUペーシング: 各仮想ユーザー用のページ間におけるスクリプト再生の遅延を指定します。これは、次のリクエストを行うまでにユーザーがページを参照する時間です。一般的にはシンク・タイムと呼ばれ、4つのオプションがあります。
記録済時間: Oracle OpenScriptスクリプトに記録された遅延時間が使用されます。「最小」および「最大」編集ボックスに、スクリプト遅延時間をオーバーライドする最小と最大の遅延時間(秒単位)を設定できます。
記録済/ランダム: 記録されたユーザー遅延に基づいてランダム遅延時間を使用します。Oracle Load Testingは、ランダム・レンジの下限を、実際に記録されたユーザー遅延から「下限」の値を差し引いて設定します。また、ランダム・レンジの上限は、実際に記録されたユーザー遅延に「上限」の値を足して設定されます。たとえば、実際に記録された遅延時間が100秒であり、「下限」および「上限」の設定がそれぞれ10%と25%であったとすると、Oracle Load Testingは90〜125秒を範囲とするランダム遅延時間を使用します。
ランダム: 仮想ユーザー・ペーシングにランダム時間を使用します。ランダム遅延の最小および最大遅延時間を、「最小」および「最大」フィールドで設定することができます。
遅延なし: ページ・リクエスト間に時間を空けず、可能なかぎり速いスピードでスクリプトが再生されます。
各行には、次のボタンもあります。
シナリオ詳細の編集: シナリオ内のスクリプトのパラメータを設定する「シナリオ詳細の編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
データバンク コントロール: 各スクリプトに対するデータバンク・オプションを設定する「データバンク コントロール」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択されたプロファイルをシナリオから削除します。
同期ポイントの設定: シナリオのスクリプトで同期ポイント・プロファイルを設定する「同期ポイントの設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。
選択した仮想ユーザーのプロファイル設定の詳細は、第4章「仮想ユーザー・シナリオの定義」を参照してください。
「オートパイロットの設定」タブでは、シナリオ実行の制御に必要な情報を指定します。オートパイロットは、シナリオの開始と停止、仮想ユーザー開始の頻度および発行されたプロファイルから開始される仮想ユーザーの数を制御します。
発行済シナリオ・プロファイルに対する開始と停止のタイミング、および仮想ユーザーの増加設定を指定します。「オートパイロットの設定」タブには、Oracle Load Testingシナリオに発行された仮想ユーザー・プロファイル、および負荷テスト中にバックエンド・システムを監視するServerStats設定で使用可能なものが一覧表示されます。
「タイミングとイベント コントロール」セクションでは、シナリオ・プロパティの開始および停止のタイミング、およびシナリオ・プロファイル・リスト内の仮想ユーザーの増加単位を指定します。
「ServerStats 設定」セクションでは、負荷テスト中に実行するOracle Load Testing ServerStats設定を指定します。各ServerStats設定には、負荷テスト中にボトルネックを検出するためにバックエンド・システムのパフォーマンスを監視する複数のモニターが含まれます。
「サブミット済みシナリオ プロファイル」リストには、Oracle Load Testingシナリオの一部としてオートパイロットに発行された仮想ユーザー・プロファイルが表示されます。リストには、各プロファイルに対して指定された仮想ユーザー数、待機中の仮想ユーザー数およびシナリオ実行の他の詳細が表示されます。
オートパイロット使用の詳細は、第5章「オートパイロットの使用方法」を参照してください。
仮想ユーザー・グリッドには、相互に関連付けられている、現在実行中の仮想ユーザー、プロファイル、再生の詳細がリストされます。
仮想ユーザー・グリッドの使用の詳細は、第5章「オートパイロットの使用方法」を参照してください。
「グラフを見る」タブでは、ランタイム・グラフおよびレポートを参照することができます。これらのグラフは、実行中の負荷テスト・セッションに対してのみ使用可能です。「レポートの作成」タブを使用して、負荷テスト実行後のレポートおよびグラフを参照します。
「グラフを見る」タブは、レポート・オプション(「ツール」メニューから「オプション」を選択)の「グラフ更新インターバル」での設定内容に応じて更新されます。
更新を停止するには、「一時停止」ボタンをクリックします。
更新を再開するには、「再開」ボタンをクリックします。また、タブを終了したり、タブ間を移動すると表示内容の更新が再開されます。
「概要」タブには、全グラフのサムネイルが表示されます。サムネイルをクリックすると、グラフまたはレポートが拡大表示されます。
「新規ビュー」タブをクリックすると、カスタム・ランタイム・グラフを作成できます。
レポートおよびグラフの詳細は、第6章「グラフとレポートの使用方法」を参照してください。
「レポートの作成」タブでは、レポート用にデータを保存したセッションのレポートおよびグラフを参照することができます。
レポートおよびグラフの詳細は、第6章「グラフとレポートの使用方法」を参照してください。
システム・マネージャ(「管理」メニューから「システム」を選択してアクセス)を使用して、システムを追加または削除したり、システム・グループを作成することができます。
システム・マネージャでは、4種類のシステムおよびグループを設定することができます。種類に応じて次のオプションがあります。
VU エージェント システム: 負荷テストにおける仮想ユーザー実行で使用するリモート仮想ユーザー・エージェントとして使用するシステムです。これらのシステムは、「シナリオの設定」タブの「システム」オプションに表示されます。
新規: VUエージェント・システムを追加する「システムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
編集: システム名、IPアドレスおよび開始パラメータを設定する「システムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択されたシステムを削除します。複数のシステムを選択するには、[Ctrl]キーを押しながら目的のシステムを選択します。
名称: 使用可能なシステムが一覧表示されます。
VU エージェント システム グループ: システム・グループを使用すると、仮想ユーザーをグループ内の複数のVUエージェント・システムに分散できます。
新規: 新規システム・グループを設定するシステム・グループの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。
編集: グループにシステムを追加したり、グループからシステムを削除するシステム・グループの編集ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択されたシステム・グループを削除します。複数のシステム・グループを選択するには、[Ctrl]キーを押しながら目的のシステム・グループを選択します。
名称: 使用可能なシステム・グループが一覧表示されます。
ServerStats データコレクタ: ServerStatsデータの収集に使用するリモート・データ・コレクタとして使用するシステムです。
新規: 新規ServerStatsデータ・コレクタを追加する「システムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
編集: 選択されたServerStatsデータ・コレクタを編集する「システムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択されたデータ・コレクタを削除します。複数のデータ・コレクタを選択するには、[Ctrl]キーを押しながら目的のデータ・コレクタを選択します。
名称: 使用可能なコレクタが一覧表示されます。
監視システム: ServerStatsで監視するシステムです。
新規: ServerStatsを使用して監視するシステムを追加する「システムの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
編集: 選択されたシステムを編集する「システムの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択されたシステムを削除します。複数のシステムを選択するには、[Ctrl]キーを押しながら目的のシステムを選択します。
名称: 使用可能なシステムが一覧表示されます。
注意: システムおよびシステム・グループが、「シナリオの設定」タブの「システム」リストに表示されます。 |
システム・マネージャの使用の詳細は、3.12項「システムの定義」を参照してください。
Oracle Load Testingシナリオでシステムを選択する前に、Oracle Load Testingエージェント・システム用のマシンを定義する必要があります。Oracle Load Testingシステム・マネージャで、システムの名前またはIPアドレスを定義し、Oracle Load Testingシナリオでエージェントとして使用するシステム・グループを作成できます。
注意: 各システムにOracle Load Testingエージェント・ソフトウェアをインストールする方法およびOracle Load Testingシステムと各エージェント・システム間のネットワーク・アクセスを検証する方法の詳細は、この章の「Oracle Load Testingのインストール」の項を参照してください。 |
また、Oracle Load Testing ServerStatsを使用する場合は、データ・コレクタ・システムおよび監視されるシステムを定義する必要があります。
新規仮想ユーザー・エージェント・システムを追加するには、次の手順を行います。
「管理」メニューから「システム」を選択して、システム・マネージャを表示します。
VUエージェント・システムを選択します。
「新規」をクリックして、VUエージェント・システムの追加ダイアログ・ボックスを表示します。
一般: システム情報を入力します。
名称: システムの名前を入力します。
ホスト名またはIP: システムのホスト名またはIPアドレスを入力します。
開始: システム情報を入力します。
ポート: 使用するポート番号を入力します。
ユーザー名: 認証に使用するユーザー名を入力します。
パスワード: 認証に使用するパスワードを入力します。
テスト: Oracle Load Testingサーバーがシステムに接続できるかどうかが確認され、システムが使用可能かどうかを示す情報メッセージが表示されます。
「名称」フィールドにシステムの名前を入力し、「ホスト名または IP」フィールドにシステムの名前またはIPアドレスを入力します。
ポートおよび認証設定を入力します。
「OK」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
注意: システムおよびシステム・グループが、「シナリオの設定」タブの「システム」リストに表示されます。 |
新規システム・グループを追加するには、次の手順を行います。
「管理」メニューから「システム」を選択します。
VUエージェント・システム・グループを選択します。
「新規」をクリックして、「システムの追加」ダイアログ・ボックスを表示します。
名称: システム・グループの名前を入力します。
システム: グループに追加可能なシステムが一覧表示されます。追加するシステムを選択し、削除するシステムの選択を解除します。
「名称」フィールドに、グループの名前を入力します。
「システム」リストで追加するシステムを選択します。
「OK」をクリックします。
注意: システムおよびシステム・グループが、「シナリオの設定」タブの「システム」リストに表示されます。 |
グループにシステムを追加するには、次のようにします。
「管理」メニューから「システム」を選択します。
VUエージェント・システム・グループを選択します。
変更を加えるグループを選択して「編集」をクリックするか、「新規」をクリックして新規グループを作成します。
追加するシステムを「システム」リストから選択します。
「OK」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
注意: システムおよびシステム・グループが、「シナリオの設定」タブの「システム」リストに表示されます。 |
新規ServerStatsデータ・コレクタを追加するには、次の手順を行います。
「管理」メニューから「システム」を選択して、システム・マネージャを表示します。
ServerStatsデータ・コレクタを選択します。
「新規」をクリックして、ServerStatsデータ・コレクタの追加ダイアログ・ボックスを表示します。
一般: システム情報を入力します。
名称: データ・コレクタの名前を入力します。
ホスト名またはIP: データ・コレクタのホスト名またはIPアドレスを入力します。
リモート・データ・コレクタ: ポート情報を入力します。
ポート: 使用するポート番号を入力します。
テスト: Oracle Load Testingサーバーがシステムに接続できるかどうかが確認され、システムが使用可能かどうかを示す情報メッセージが表示されます。
「名称」フィールドにシステムの名前を入力し、「ホスト名または IP」フィールドにシステムの名前またはIPアドレスを入力します。
「OK」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
注意: システムおよびシステム・グループが、「シナリオの設定」タブの「システム」リストに表示されます。 |
監視システムは、ServerStatsを使用して監視するシステムです。システムの定義の他に、Oracle Load Testingを使用して監視可能なコンポーネントを検索することや、新しいコンポーネント・タイプとコンポーネントの追加、そして使用するデータソースの設定などを行うことができます。ここで設定した情報は、ServerStatsの設定をするときに使用できます。
データ・コレクタは、一度に1つのタイプのJMXモニターを監視します。複数のタイプのJMXモニターを同時に監視するには、それぞれに別のデータ・コレクタを使用する必要があります。すべてのJMXモニターには設定が必要です。次に手順の概要を、続いて個々の手順を説明します。
設定jarファイルをデータ・コレクタ・マシンにコピーします
設定jarファイルをデータ・コレクタ・マシンにコピーします
プロパティ・ファイルを更新します
WebSphere 6.1、7.0
設定jarファイルをデータ・コレクタ・マシンにコピーします
キーストア・ファイル/トラスト・ストア・ファイルをコピーします。
次に監視システムのデフォルト値を示します。
ポート: 8880(デフォルト)
ユーザー名: admin(ユーザー名を変更する場合は、JMXシステム管理者に確認してください)
パスワード: password(パスワードを変更する場合は、JMXシステム管理者に確認してください)
Trust Storeファイル: C:\keys\DummyClientTrustFile.jks
Trust Storeパスワード: WebAS
Key Storeファイル: C:\keys\DummyClientKeyFile.jks
Key Storeパスワード: WebAS
WebLogic 8.0、8.1
設定jarファイルをデータ・コレクタ・マシンにコピーします
jarファイルを作成します
WebLogic 8.1の場合は、プロパティ・ファイルを更新します
JMXサーバー・インストールJarファイルのコピー
これらのサーバー・タイプを使用する前に、JMXエージェントでは、サーバーからのサンプル取得にデータ・コレクタとして使用されるすべてのマシン上の<installdir>\DataCollector\classesディレクトリに、JMXサーバー・インストールから1つ以上の特定の設定jarファイルがコピーされている必要があります。デフォルトの<installdir>はC:\OracleATSです。このファイルは、アプリケーション・サーバー・インストールから取得し、次の表に示されている適切なディレクトリにコピーできます。
注意: 9.20より前のバージョンでは、Jarファイルのディレクトリ名にバージョン番号が付いていました。前のバージョンのOracle Application Testing SuiteからアップグレードしてJMXモニターを設定した場合は、次に示すディレクトリにJarファイルを移動する必要があります。Jarファイルが以前のバージョンの場所にあると、「Error loading websphereXX JMX classes--check classpath setting in data collectors OSDC.properties」 というようなエラー・メッセージが表示される場合があります。 |
アプリケーション名 | コピーするファイル | デフォルト・ディレクトリ |
---|---|---|
Redhat JBoss 4.x | jbossall-client.jar | <installdir>\DataCollector\classes\jboss |
Redhat JBoss 5.x | jbossall-client.jar | <installdir>\DataCollector\classes\jboss |
Oracle WebLogic 9.0 | weblogic.jar、webservices.jar | <installdir>\DataCollector\classes\weblogic |
Oracle WebLogic 9.1 | weblogic.jar、webservices.jar | <installdir>\DataCollector\classes\weblogic |
Oracle WebLogic 10.x | weblogic.jar、webservices.jar | <installdir>\DataCollector\classes\weblogic |
IBM WebSphere 6.0 | admin.jar、ootstrap.jar、bsf.jar、classloader.jar、client.jar、commons-el.jar、configmanager.jar、db2j.jar、deployutils.jar、emf.jar、ffdc.jar、filetransfer.jar、ibmcertpathprovider.jar、ibmjceprovider.jar、ibmjsse.jar、idl.jar、iwsorb.jar、j2ee.jar、jacl.jar、js.jar、jspcore.jar、jspruntime.jar、jsptranslation.jar、jspvisitor.jar、mail-impl.jar、mail.jar、management.jar、pluginconfig.jar、ras.jar、runtime.jar、runtimefw.jar、sas.jar、security.jar、soap.jar、tcljava.jar、uddi4j.jar、utils.jar、validationmgr.jar、wasjmx.jar、wasproduct.jar、wccm_base.jar、webcontainer.jar、webservices.jar、wjmxapp.jar、wlmserver.jar、workspace.jar、wsdl4j.jar、wsexception.jar、wsprofile.jar、wssec.jar | <installdir>\DataCollector\classes\weblsphere |
IBM WebSphere 6.1、7.0 | 両方のバージョン: java\jre\lib\*.jar java\jre\lib\ext\*.jar
WebSphere 6.1: runtimes\com.ibm.ws.admin.client_6.1.0.jar plugins\com.ibm.ws.security.crypto_6.1.0.jar WebSphere 7.0: runtimes.ibm.ws.admin.client_7.0.0.jar plugins.ibm.ws.security.crypto.jar トラスト・ファイル: DummyClientKeyFile.jks DummyClientTrustFile.jks |
<installdir>\DataCollector\classes\weblsphere |
新規監視システムを追加するには、次の手順を実行します。
「管理」メニューから「システム」を選択して、システム・マネージャを表示します。
監視システムを選択します。
「新規」をクリックして、監視システムの追加ダイアログ・ボックスを表示します。
このダイアログ・ボックスを使用して、ServerStatsで監視するシステムを構成できます。システム・コンポーネントやコンポーネント・タイプの追加、コンポーネントの検出、およびデータソースの構成を手動で行うことができます。
新規: 「コンポーネントの追加」ダイアログ・ボックスが表示され、コンポーネントおよびコンポーネント・タイプを手動で追加できます。
削除: 選択したコンポーネントを削除します。
コンポーネントのディスカバリ: 検出するコンポーネントと使用するデータソースを指定できる「システムのディスカバリ」ダイアログ・ボックスが表示されます。
注意: 「コンポーネントのディスカバリ」は、Enterprise Managerデータソースには使用できません。Enterprise Managerデータソースでは、Oracle Load Testingのデータ・コレクタは使用されません。Enterprise Manager用のセッション・メトリックは、ServerStatsのメトリック・プロファイルに指定されているクエリー文字列パラメータを使用して取得されます。Enterprise Managerの監視システムの場合は、Enterprise Managerデータソースを選択し、ベースURLを指定します。詳細は、この項のEnterprise Managerデータソースに関する説明を参照してください。 |
一般
名称: 監視されているシステムの名前を入力します。
ホスト名またはIP: 監視されているシステムのホスト名またはIPアドレスを入力します。
コンポーネント: システムに構成されているコンポーネント・タイプおよびコンポーネントがリストされます。
次に、監視システムの各タイプに関するオプションを示します。指定する必要があるのは、追加する監視システムの設定のみです。たとえば、監視システムがデータベースの場合、指定する必要があるのはデータベースの設定です。この情報は、監視の構成時に、ServerStatsから構成することもできます。
Enterprise Manager: セッション・メトリックの取得元のEnterprise Managerインスタンスを指定します。Enterprise Managerデータソースは、Oracle Load Testingのデータ・コレクタが使用されない特殊なケースです。セッション・メトリックは、Enterprise Managerインスタンスから直接アクセスされます。次に示すように、ベースURLを指定します。
Enterprise Manager URL: Weblogicドメイン・メトリックまたはWeblogic JVMメトリックの取得元のEnterprise ManagerインスタンスのベースURLを入力します。たとえば、https://<マシン名またはIP>.us.oracle.com:7799/emのようにします。各ServerStatsのEnterprise Managerメトリック・プロファイルに指定されたメトリックは、Oracle Load TestingレポートからEnterprise Manager診断メトリックにアクセスする際に、このURLのクエリー文字列パラメータとして使用されます。Enterprise Managerのメトリックと構成の設定の詳細は、『Oracle Load Testing ServerStatsユーザーズ・ガイド』を参照してください。
データベース: ご使用のデータベースのデータソース設定の詳細は、JDBC-ODBCドキュメンテーションまたは次のURLを参照してください。
http://java.sun.com/j2se/1.4.2/docs/guide/jdbc/bridge.html
Oracle Load TestingはJDBCドライバを使用してデータベースに接続します。カスタム以外のドライバを選択した場合は、そのドライバ用の適切な設定が自動的に表示されます。これらのガイドラインを使用して、使用するデータベース用に適切なドライバを選択および設定してください。
エンタープライズ・レベルのデータベースを監視する場合は、JDBC:ODBC Bridgeオプションよりもネイティブ・ドライバ(Oracle Thin JDBCドライバ)の使用をお薦めします。ドライバ・オプションは次のとおりです。
Oracle Thin JDBC ドライバ: このドライバ・オプションはOracleデータベースに適用されます。このドライバは、Oracle Load Testingデータ・コレクタの一部として自動的にインストールされます。
Sun JDBC:ODBC ブリッジ ドライバ: このドライバ・オプションは、SQLとOracleデータベース、およびODBCドライバが用意されているその他のデータベースに対して使用可能です。このブリッジ・ドライバは、Oracle Load Testingの一部として自動的にインストールされます。
SQLデータベース: SQL Server ODBCドライバは、MSDEおよびMicrosoft SQL Serverと同時にインストールされます。Oracle Load Testingサーバーにどちらもインストールされていない場合で、リモート・インストールのSQLデータベースをOracle Load Testingで使用する場合は、Oracle Load TestingマシンにSQL Server ODBCドライバをインストールし、ODBC DSNを設定する必要があります。ODBCドライバは、SQL Server Clientユーティリティに含まれています。
Oracleデータベース: このドライバを使用するには、Oracle Load Testingマシン上でOracle ODBCを設定する必要があります。
ドライバ: リストからドライバ・タイプを選択します。オプションは、Oracle Thin JDBCドライバ、Sun JDBC:ODBCブリッジ・ドライバまたはカスタム・ドライバ設定です。データベース・モニターを設定するには、Oracle Load Testingマシン上に適切なドライバがインストールされている必要があります。
ドライバ文字列: この情報は、監視するデータベースのタイプによって異なります。カスタム以外のオプションを選択した場合は、適切な文字列が自動的に表示されます。たとえば、Oracle Thin JDBCドライバを選択すると次の文字列が表示されます。
oracle.jdbc.driver.OracleDriver
カスタム・ドライバ設定を選択した場合は、手動でドライバ文字列を入力します。
JDBC 接続文字列: ほとんどのドライバの場合、この文字列は前のフィールドで入力した情報を使用して作成されます。接続文字列の構成はドライバ・タイプによって異なりますが、Oracle Load Testingではカスタム・ドライバ設定を除くすべてのドライバ・タイプに対してこの文字列を作成します。カスタム・ドライバ設定を選択した場合は、手動で接続文字列を入力します。
ホスト: データベースを実行しているマシンのホスト名を指定します。これは、JDBC:ODBCまたはカスタム・ドライバ設定には必要ありません。
インスタンス: 使用するSQLサーバー名インスタンスを指定します。ここでの指定がない場合は、Oracle Load Testingはデフォルトのインスタンスをサーバーのセットアップとして使用します。詳細は、データベース管理者に問い合せてください。
ポート: Oracle Load Testingは、選択したドライバのデフォルト・ポートを表示します。たとえば、Oracle Thin JDBCドライバのデフォルト・ポートは1521です。必要に応じてポート番号を変更してください。これは、JDBC:ODBCまたはカスタム・ドライバ設定には必要ありません。
データベース名またはデータベース SID: Oracle Thin JDBCドライバの場合のデータベースまたはサーバーIDを示します。
JMX
サーバー タイプ: 使用するJMXサーバーのタイプを選択します。サポートされているタイプは次のリストのとおりですが、他のタイプもサポートされる可能性があります。詳細はサポートにお問い合せください。
Oracle WebLogic 10.x
Oracle WebLogic 9.1
Oracle WebLogic 9.0
IBM WebSphere 7.0
IBM WebSphere 6.1
IBM WebSphere 6.0
IBM WebSphere 5.1
IBM WebSphere 5.0
Redhat JBoss 4.x
Redhat JBoss 5.x
ポート: 接続に使用するポート番号を入力します。
ユーザー名: サーバーへのログオン用のユーザー名を入力します。
パスワード: サーバーへのログオン用のパスワードを入力します。
注意: サーバーの設定については、システム管理者にお問い合せください。 |
Perfmon (Windows パフォーマンス モニター): 監視されるシステムでデータ・コレクタが起動している場合は、認証は空白にしておくこともできます。認証は、監視されるシステムがデータ・コレクタに対してリモートである場合に必要です。
ユーザー名: システムへのログオン用のユーザー名を入力します。
パスワード: システムへのログオン用のパスワードを入力します。
ドメイン名: ユーザー名アカウントのドメインまたはマシン名を入力します。
SNMP
ポート: 接続に使用するポート番号を入力します。
コミュニティ ストリング: リモート・アクセスに必要なアクセス・キーです。コミュニティ文字列は、システム管理者によって設定されていないかぎり、通常はpublicです。システムへのリモート・アクセスに必要なコミュニティ文字列は、システム管理者に問い合せてください。
SNMPバージョン: SNMPバージョンを入力します。
URL
システム・ホームページ: 監視するページのURLを入力します。
リモート プロトコル: コマンド、Local Machine、Telnet、SSHの実行に使用するプロトコルを指定します。リモート・マシンにデータ・コレクタがインストールされている場合は、Localプロトコルを使用してそのリモート・マシンを監視できます。データ・コレクタを実行するマシンのdatacollector\binディレクトリにplinkがインストールされている必要があります。これは、SSH接続メソッドを使用する場合にのみ必要です。
コマンド プロンプト: ホスト・マシンのプロンプトを指定します。プロンプトを指定しない場合は、Oracle Load Testingは画面出力を解析してプロンプトを推測しようとします。Rootユーザーのデフォルト・プロンプトは#です。他のユーザーにカスタム・プロンプトが設定されていない場合、デフォルトは$です。
テスト: Oracle Load Testingサーバーがシステムに接続できるかどうかが確認され、システムが使用可能かどうかを示す情報メッセージが表示されます。
「名称」フィールドにシステムの名前を入力し、「ホスト名または IP」フィールドにシステムの名前またはIPアドレスを入力します。
追加するシステム・タイプに対するデータソース情報を入力します。
「コンポーネントのディスカバリ」をクリックして、このシステム上で使用可能なコンポーネントを検索します。検索されたコンポーネントはServerStatsで使用できます。監視システムの設定時にコンポーネントの検出を行わない場合、後でServerStatsモニターの設定をするときに検索できます。「システムのディスカバリ」ダイアログ・ボックスが表示されます。
データソースの選択: 検出に使用するデータソースを選択します。データソースを選択するとき、検出可能なコンポーネントが検出するコンポーネントの選択リストで選択されます。
検出するコンポーネントの選択: 検出の対象から外すコンポーネント・タイプの選択を解除します。
検出に使用するデータソースを選択します。選択したデータソースで検索可能なコンポーネントが、自動的に検出するコンポーネントの選択リストで選択されます。
検出の対象から外すコンポーネント・タイプの選択を解除し、「OK」をクリックします。選択したデータソースに対する「検出設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。たとえば、Perfmonを選択すると、次のダイアログ・ボックスが開きます。
このダイアログ・ボックスには、選択したデータソースに応じて次のオプションが表示されます。
データベース: ご使用のデータベースのデータソース設定の詳細は、JDBC-ODBCドキュメンテーションまたは次のURLを参照してください。
http://java.sun.com/j2se/1.4.2/docs/guide/jdbc/bridge.html
.
Oracle Load TestingはJDBCドライバを使用してデータベースに接続します。カスタム以外のドライバを選択した場合は、そのドライバ用の適切な設定が自動的に表示されます。これらのガイドラインを使用して、使用するデータベース用に適切なドライバを選択および設定してください。
エンタープライズ・レベルのデータベースを監視する場合は、JDBC:ODBC Bridgeオプションよりもネイティブ・ドライバ(Oracle Thin JDBCドライバ)の使用をお薦めします。ドライバ・オプションは次のとおりです。
Oracle Thin JDBC ドライバ: このドライバ・オプションはOracleデータベースに適用されます。このドライバは、Oracle Load Testingデータ・コレクタの一部として自動的にインストールされます。
Sun JDBC:ODBC ブリッジ ドライバ: このドライバ・オプションは、SQLとOracleデータベース、およびODBCドライバが用意されているその他のデータベースに対して使用可能です。このブリッジ・ドライバは、Oracle Load Testingの一部として自動的にインストールされます。
SQLデータベース: SQL Server ODBCドライバは、MSDEおよびMicrosoft SQL Serverと同時にインストールされます。Oracle Load Testingサーバーにどちらもインストールされていない場合で、リモート・インストールのSQLデータベースをOracle Load Testingで使用する場合は、Oracle Load TestingマシンにSQL Server ODBCドライバをインストールし、ODBC DSNを設定する必要があります。ODBCドライバは、SQL Server Clientユーティリティに含まれています。
Oracleデータベース: このドライバを使用するには、Oracle Load Testingマシン上でOracle ODBCを設定する必要があります。
ドライバ: リストからドライバ・タイプを選択します。オプションは、Oracle Thin JDBCドライバ、Sun JDBC:ODBCブリッジ・ドライバまたはカスタム・ドライバ設定です。データベース・モニターを設定するには、Oracle Load Testingマシン上に適切なドライバがインストールされている必要があります。
ドライバ文字列: この情報は、監視するデータベースのタイプによって異なります。カスタム以外のオプションを選択した場合は、適切な文字列が自動的に表示されます。たとえば、Oracle Thin JDBCドライバを選択すると次の文字列が表示されます。
oracle.jdbc.driver.OracleDriver
カスタム・ドライバ設定を選択した場合は、手動でドライバ文字列を入力します。
JDBC 接続文字列: ほとんどのドライバの場合、この文字列は前のフィールドで入力した情報を使用して作成されます。接続文字列の構成はドライバ・タイプによって異なりますが、Oracle Load Testingではカスタム・ドライバ設定を除くすべてのドライバ・タイプに対してこの文字列を作成します。カスタム・ドライバ設定を選択した場合は、手動で接続文字列を入力します。
ホスト: データベースを実行しているマシンのホスト名を指定します。これは、JDBC:ODBCまたはカスタム・ドライバ設定には必要ありません。
インスタンス: 使用するSQLサーバー名インスタンスを指定します。ここでの指定がない場合は、Oracle Load Testingはデフォルトのインスタンスをサーバーのセットアップとして使用します。詳細は、データベース管理者に問い合せてください。
ポート: Oracle Load Testingは、選択したドライバのデフォルト・ポートを表示します。たとえば、Oracle Thin JDBCドライバのデフォルト・ポートは1521です。必要に応じてポート番号を変更してください。これは、JDBC:ODBCまたはカスタム・ドライバ設定には必要ありません。
データベース名またはデータベース SID: Oracle Thin JDBCドライバの場合のデータベースまたはサーバーIDを示します。
ユーザー名: データベースに接続するためのユーザー名を入力します(必要な場合)。
パスワード: データベースに接続するためのパスワードを入力します(必要な場合)。
Perfmon (Windows パフォーマンス モニター): 監視されるシステムでデータ・コレクタが起動している場合は、認証は空白にしておくこともできます。認証は、監視されるシステムがデータ・コレクタに対してリモートである場合に必要です。
ユーザー名: システムへのログオン用のユーザー名を入力します。
パスワード: システムへのログオン用のパスワードを入力します。
ドメイン名: ユーザー名アカウントのドメインまたはマシン名を入力します。
SNMP
検出情報を入力し、「OK」をクリックします。「検出状態」ダイアログ・ボックスが表示され、検出プロセスの進捗状況が示されます。
このダイアログ・ボックスには、検出プロセスの進捗状況が表示されます。また、発生したエラーも表示されます。検出が終了すると、「ディスカバリの終了」というメッセージが表示されます。
「検出終了」というメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。以前に設定されたコンポーネントが見つからなかった場合、「コンポーネントの削除の確認」ダイアログ・ボックスが表示されます。以前に設定されたコンポーネントの設定が変更されている場合は、コンポーネントの置き換えの確認ダイアログ・ボックスが表示されます。
すべて選択: 表示されているすべてのコンポーネントをチェックします。チェックされたコンポーネントは削除または置き換えられます。
すべて選択解除: 表示されたすべてのコンポーネントの選択を解除します。
<コンポーネント>: 以前に設定されたコンポーネントで、見つからなかったものまたは設定が変更されたものが表示されます。
削除または置き換えを行わないコンポーネントの選択を解除し、「OK」をクリックします。
検出されたコンポーネントがコンポーネント・ツリーに追加されます。コンポーネントをクリックすると、そのデータソース設定を参照できます。データソースを削除するには、「削除」をクリックします。使用可能なデータソースを追加するには、「追加」をクリックします。
「新規」をクリックして、コンポーネント・タイプおよびコンポーネントを手動で追加します。「コンポーネントの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
タイプの追加
コンポーネント・タイプ: 新しいコンポーネント・タイプを追加するときにこのオプションを選択します。これは、システム・ノードから使用可能な唯一のオプションです。
コンポーネント: 選択されたコンポーネント・タイプに対してコンポーネントを追加するときにこのオプションを選択します。
定義
コンポーネント・タイプ: 新規コンポーネント・タイプを追加するとき、コンポーネント・タイプにわかりやすい名前を付けます。新規コンポーネントを追加するときは、このフィールドには、「追加」ボタンをクリックしたときに選択されていたコンポーネント・タイプが表示されます。
コンポーネント: 追加する特定のコンポーネントを識別するわかりやすい名前を入力します。
コンポーネント・タイプに追加するデータソース: このコンポーネントに追加するデータソースを選択します。
コンポーネントとコンポーネント・タイプのどちらを追加するかを選択します。
必要に応じて、コンポーネント・タイプおよびコンポーネントを指定します。このコンポーネントに適用するデータソースを選択し、「OK」をクリックします。
このコンポーネントで使用可能なデータソースが右側に表示されます。適切な情報を入力します。データソースを削除するには、「削除」をクリックします。使用可能なデータソースを追加するには、「追加」をクリックします。
「OK」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
注意: システムおよびシステム・グループが、「シナリオの設定」タブの「システム」リストに表示されます。 |
システム名を変更するには、次の手順を行います。
「管理」メニューから「システム」を選択します。
名前を変更するシステムの種類をクリックします。
名前を変更するシステムを選択します。
「編集」をクリックします。
「名称」フィールドに、新しい名前を入力します。グループ内にあるシステムのすべてのインスタンスに対して名前が自動的に変更されます。
「OK」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。
「ツール」メニューから「オプション」を使用して、カスタム・ブラウザ、リポジトリ、シナリオ・デフォルト、セッションの開始と停止、セッション・プロファイルおよびレポートなどに関するOracle Load Testingオプションを設定できます。このオプションを選択すると、「オプション」ダイアログ・ボックスが開きます。
新規: テーブルに新しい行を追加します。
削除: 選択されたブラウザを削除します。
名称: カスタマイズされたブラウザ・エミュレータの名前です。この名前は、シナリオ詳細の編集ダイアログ・ボックスで「ブラウザ エミュレーション」リストに表示されます。
User Agent 文字列: カスタマイズしたブラウザ・エミュレータのUser Agentヘッダー文字列としてサーバーに送信する文字列を指定します。
リポジトリでは、ファイルを共有することができます。共有ネットワーク・ディレクトリをリポジトリとして使用できます。Oracle Application Testing Suite Application ServiceはローカルSYSTEMユーザーとして実行されるので、ネットワーク共有へのアクセスに制限がある場合があります。その場合は、次のいずれかの方法で対処してください。
リモート・ネットワーク・ディレクトリの共有権限およびセキュリティ権限設定で、他のSYSTEMユーザーへのアクセスが許可されていることを確認します。制限レベルが最も低い設定では、Windowsユーザーのすべてのユーザーに権限が与えられます。
Oracle Application Testing Suite Application Serviceが、Local SYSTEMユーザー・アカウントではなく特定のユーザー・アカウントを使用して実行されるように設定します。この章の「Oracle Load Testingエージェントの設定」を参照してください。
新規: テーブルに新規エントリを追加します。
削除: 選択されたリポジトリを削除します。
名称: リポジトリの名前を入力します。
パス: リポジトリのパスを入力します。指定したパスが共有ネットワーク・ドライブである場合は、Oracle Load Testingサーバーにそのドライブに対するアクセス権が必要です。デフォルトでは、Oracle Load Testingサーバーはローカル・システム・アカウントを使用して実行されます。「サービス」パネルで、これをユーザー・アカウントに変更することが必要な場合があります。
リポジトリを追加するには、次のようにします。
「ツール」メニューから「オプション」を選択します。
「リポジトリ」をクリックします。
「新規」 をクリックします。テーブル内に新規エントリが作成されます。
リポジトリの名前を入力します。
注意: Oracle Load TestingでOpenScriptスクリプトを使用する場合、指定するリポジトリ名が、OpenScriptに指定されているリポジトリ名と一致する必要があります(大文字/小文字の区別も含む)。 |
リポジトリの場所を入力します。
「シナリオ デフォルト」ダイアログ・ボックスを使用して、プロファイルのデフォルト設定を変更できます。変更は、シナリオに追加されるプロファイルに適用されます。シナリオにすでに含まれるプロファイルには変更は適用されません。シナリオに追加済のプロファイルに変更を適用するには、「シナリオの設定」タブでシナリオからプロファイルを削除し、再度追加します。
右パネルの各設定には2つの列があります。
表示: これが選択されている場合は、このフィールドがシナリオの設定タブに表示されます。
デフォルト値: 新規スクリプトまたはユーザー定義プロファイルがシナリオに追加されるときに設定されるオプションの値が表示されます。
メイン: 設定は次のとおりです。
VU数: 選択されたプロファイルで実行する仮想ユーザー数を指定します。各仮想ユーザーに対して、Oracle Load Testingは仮想ユーザー・プロファイルで指定されたスクリプトのインスタンスを個別に実行します。
システム: 仮想ユーザーが実行されるマシンを指定します。LAN/WAN上に存在する複数のシステムにわたって仮想ユーザーを実行する場合は、Oracle Load TestingまたはOracle Load Testingエージェントのいずれかを実行するシステムのマシン名を入力します。システムの定義は、システム・マネージャで行います。最初に、システム・マネージャでシステムのマシン名またはIPアドレスを定義する必要があります。名前またはIPアドレスが指定されると、以降の負荷テスト用にドロップダウン・リストからシステム名を選択できます。
プロセスまたはシステムごとに実行する仮想ユーザー数を決定するとき、リソース配分にクライアント・オーバーヘッドを含める必要があります。ThinクライアントまたはJavaクライアントの各仮想ユーザーは、実行に約350KBから500KBのメモリーを必要とします。エージェント・システムでの仮想ユーザー実行に使用可能なメモリーを算出するとき、20%から30%のクライアント・システム・オーバーヘッドを考慮する必要があります。そのため、仮想ユーザーの実行に使用できるのは物理メモリー(RAM)の70%から80%ということになります。
VU ペーシング (シンクタイム): 各仮想ユーザーのスクリプト再生遅延を指定します。4つのオプションがあります。
記録済時間: Oracle OpenScriptスクリプトに記録された遅延時間が使用されます。「最小」および「最大」編集ボックスに、スクリプト遅延時間をオーバーライドする最小と最大の遅延時間(秒単位)を設定できます。
記録済/ランダム: 記録されたユーザー遅延に基づいてランダム遅延時間を使用します。Oracle Load Testingは、ランダム・レンジの下限を、実際のユーザー遅延から「下限」の値を差し引いて設定します。また、ランダム・レンジの上限は、実際のユーザー遅延に「上限」の値を足して設定されます。たとえば、実際に記録された遅延時間が100秒であり、「下限」および「上限」の設定がそれぞれ10%と25%であったとすると、Oracle Load Testingは90〜125秒を範囲とするランダム遅延時間を使用します。
ランダム: 仮想ユーザー・ペーシングのランダム時間が使用されます。「最小」および「最大」編集ボックスに、ランダム遅延の最小と最大の遅延時間を設定できます。
注意: OpenScriptスクリプトでは、VUペーシングはthink() およびbeginStep() メソッドに指定されている時間をオーバーライドします。 |
データバンクを使用する: trueに設定されている場合、Oracle OpenScriptデータバンクが設定されているスクリプトでは、仮想ユーザー再生でデータバンクが使用されます。falseの場合は、スクリプトの再生には、データバンクではなく記録されたデータが使用されます。
ブラウザ エミュレーション: エミュレートするブラウザの種類を指定します。デフォルトは、スクリプトの記録に使用したブラウザです。
接続スピード エミュレーション: 仮想ユーザーのインターネット接続をシミュレートする回線速度を指定します。仮想ユーザーで、モデム、DSLまたはその他の速度を使用してダイアルアップ接続をシミュレートする場合は、特定の速度を設定します。仮想ユーザーで実際の接続速度を使用する場合は、速度を「実際の速度」に設定します。
キャッシュ エミュレーション: シミュレーションするユーザーのタイプを示します。これは、仮想ユーザーの様々なプロファイルをシミュレーションするのに便利です。ユーザーが初めてアクセスする場合、ページやイメージがキャッシュされていないために、Webサーバーにかかる負荷は大きくなります。ユーザーが繰り返しアクセスする場合、新しいページのみがリクエストされてWebサーバーから取得されるため、サーバーにかかる負荷は小さくなります。次の3つのオプションがあります。
最大インメモリ キャッシュ サイズ: キャッシュされるドキュメント・コンテンツに割り当てるインメモリー記憶域の最大容量を指定します。各仮想ユーザーが独自のキャッシュ・ドキュメントを維持する場合でも、この設定はプロセスのすべての仮想ユーザーに適用されます。インメモリー・キャッシュが消費されると、ドキュメント・コンテンツはディスク上の<installDir>\agent\cacheの一時フォルダにキャッシュされます。キャッシュ・ドキュメントの保存用のディスク記憶域として使用可能な容量には上限がありません。ディスク・キャッシュはエージェント・プロセスの起動時に毎回消去されます。デフォルト値は128MBです。
IP スプーフィングを使用する: trueに設定されている場合、Oracle Load Testingは仮想ユーザー・エージェントに対して異なるIPアドレスを使用します。各仮想ユーザーは定義済のIPアドレスを取得する必要があります。Oracle Load TestingエージェントがシステムのTCP/IPネットワーク・プロトコルで使用する、使用可能なIPアドレスを定義してください。すべてのIPアドレスが各エージェント・システムに追加されている必要があります。詳細は、4.2項「IPスプーフィングの使用方法」を参照してください。
Cookie を有効にする: trueに設定されている場合、仮想ユーザー・プロファイルでCookieが使用されます。WebアプリケーションがCookieを使用してセッションその他のコンテキスト情報を管理する場合は、この設定を使用します。
ユーザー定義テストを実行する: trueに設定されている場合は、Oracle Load TestingはOracle OpenScriptテキスト・マッチング・テストおよびサーバー・レスポンス・テストを実行します。
VU ディスプレイ: VUディスプレイの設定は次のとおりです。
リクエスト ヘッダーを表示する: エラー時、常に、または無効のリクエスト・ヘッダーを表示する場合に選択します。選択された仮想ユーザーによってリクエストされたWebページ・リソースのリクエスト・ヘッダー情報が仮想ユーザー表示の履歴リストに表示されます。
レスポンス ヘッダーを表示する: エラー時、常に、または無効のレスポンス・ヘッダーを表示する場合に選択します。選択された仮想ユーザーによってリクエストされたWebページ・リソースのレスポンス・ヘッダー情報が仮想ユーザー表示の履歴リストに表示されます。
すべてのページにタイマーを生成: trueに設定されている場合は、Oracle Load Testingは各OpenScriptスクリプト・ページに対してレポート用のタイマーを自動的に追加します。Oracle Load Testingでは、シナリオによって再生されたスクリプトの各ページに対するパフォーマンス監視およびタイミング情報を提供する目的でタイマーが使用されます。
すべてのステップ・グループにタイマーを生成: trueに設定されている場合は、Oracle Load Testingは各OpenScriptステップ・グループに対してレポート用のタイマーを自動的に追加します。Oracle Load Testingでは、シナリオによって再生されたスクリプトの各ステップ・グループに対するパフォーマンス監視およびタイミング情報を提供する目的でタイマーが使用されます。
すべてのリソースにタイマーを生成: trueに設定されている場合は、Oracle Load Testingはすべてのリソースに対して監視およびレポート用のタイマーを自動的に追加します。リソースには、「シナリオ デフォルト」のOpenScriptダウンロード・マネージャ・セクションで指定されているサーバーからダウンロードしたイメージとその他のオブジェクトが含まれます。
オブジェクト ダウンロードのエラーを致命的とみなす: trueに設定されている場合は、Webページのオブジェクト・ダウンロード・エラーが致命的なエラーとみなされ、現在の反復が終了します。
長さ 0 のダウンロードを致命的とみなす: trueに設定されている場合は、0バイト長を示すサーバー・レスポンスが致命的なエラーとみなされます。スクリプトがSiebelスクリプトとして記録されている場合は、このオプションをfalseに設定してください。
失敗時に残りの反復を停止する: trueに設定されている場合、エラーが発生すると仮想ユーザーの残りの反復がすべて停止されます。
プロセスごとの最大ユーザー数: エージェント・プロセスごとの最大仮想ユーザー数を設定します。仮想ユーザーを単一プロセスのスレッドとして実行する場合、「プロセスごとの最大ユーザー数」は単一プロセスにおける最大仮想ユーザー・スレッド数を定義します。仮想ユーザー数が単一プロセスで最大数を超過すると、Oracle Load Testingは新規プロセスを大量に生成し、追加ユーザーを新規プロセスのスレッドとして実行します。
デフォルトでは、エージェント・プロセスごとに無制限の仮想ユーザーが設定されています。
ユーザーごとの最大 HTTP 接続数: サーバーごとのプロセス当たりの最大サーバー接続数を指定します。たとえば、各VUがイメージ用の追加リソースや追加のフレームをリクエストする複数の接続を作成することがあります。このオプションを設定すると、VUが作成できるサーバー接続の合計数を制限できます。デフォルト設定は「デフォルト」で、エージェント・マシンに設定されたデフォルトの接続制限が使用されることを意味します(詳細は、Microsoftナレッジベースの記事Q183110を参照してください)。
HTTP プロキシ設定を無視する: エージェント・マシンでInternet Explorerにより定義されているデフォルトのプロキシ設定を無視するかどうかを指定します。
Java クライアント詳細設定: デフォルト値に設定されているときは、OracleATS\OFT\jagent\ JavaAgent.propertiesファイルで指定された値が使用されます。JavaAgent.propertiesファイルで値が設定されていない場合は、Javaエージェントは内部デフォルト値を使用します。
RAW データを保存: trueに設定されている場合、Oracle Load Testingは測定したデータ・ポイントをすべて一連のCSVファイルに保存します。ファイルは、次のように指定されているエージェント・マシンのディレクトリにローカルに保存されます。
<oats_install>/agent/rawdata/<controller-identifier>/<session_name>/<agent-id>/<YYYY-MM-DD HH:mm:ss>
カウンタ・ファイルと、RAWデータの使用方法については、6.9項「RAWデータの使用方法」を参照してください。
VU ディスプレイの最大バイト数: その他を選択した場合、アイテムごとにVUディスプレイに送信するバイト数を入力します。このとき、リクエスト、レスポンスおよびコンテンツはそれぞれ別のアイテムとなります。JavaAgent.propertiesファイルでのデフォルトは-1で、これはすべてを返します。入力された値は文字数とほぼ等しくなります。
レポート送信インターバル: 「その他」を選択した場合、エージェントがステータスおよび累積カウンタをレポートする頻度をミリ秒単位で入力します。JavaAgent.propertiesファイルでのデフォルトは5000です。
最大 JVM ヒープ サイズ(MB): 最大のJVMヒープ・サイズを指定します。デフォルトは256MBです。この値は、合計メモリー・サイズの90%より大きくすることはできません。
プロキシ ホスト: 「その他」を選択してプロキシ・ホストを入力すると、システムで指定されたプロキシ・ホストが無効になります。
プロキシ ポート: 「その他」を選択してプロキシ・ポートを入力すると、システムで指定されたプロキシ・ポートが無効になります。
非プロキシ ホスト: 非プロキシ・ホストを入力する場合は、「その他」を選択します。複数のホストはバー(|)で区切ります。
GZIP を有効にする: trueに設定されている場合、gzip圧縮のサポートが有効になります。ブラウザ・リクエストには、gzip圧縮したページのレスポンスを受け取ることを示すAccept-Encoding: gzipヘッダーが含まれます。サーバーでgzip圧縮が使用される場合、gzip圧縮フォーマットでページを返すことを示すContent-Encoding: gzipヘッダーがレスポンスに含まれます。ブラウザは、HTMLページをレンダリングする前に圧縮ファイルを解凍します。gzip圧縮は通常、ブラウザとサーバーの間で大きいHTMLページを高速で転送するときに使用します。
DEFLATE を有効: trueに設定されている場合、gzip圧縮のサポートが有効になります。ブラウザ・リクエストには、deflate圧縮したページのレスポンスを受け取ることを示すAccept-Encoding: deflateヘッダーが含まれます。サーバーでdeflate圧縮が使用される場合、deflate圧縮フォーマットでページを返すことを示すContent-Encoding: deflateヘッダーがレスポンスに含まれます。ブラウザは、HTMLページをレンダリングする前に圧縮ファイルを解凍します。deflate圧縮は通常、ブラウザとサーバーの間で大きいHTMLページを高速で転送するときに使用します。
言語: スクリプト再生に使用する言語を示します。「その他」を選択する場合は、Accept-Languageヘッダーを上書きする言語を指定します。デフォルトはJVMで割り当てられるロケールです。
HTTP バージョン: クライアントとサーバーの間におけるGETまたはPOSTリクエスト/レスポンスで指定するHTTPプロトコルのバージョンを選択します。HTTP/1.0プロトコルは、Hypertext Transfer Protocolの初期実装版です。HTTP/1.1は、HTTP/1.0プロトコルの標準ベースの強化版です。HTTP/1.0とHTTP/1.1の主な違いは、http://www8.org/w8-papers/5c-protocols/key/key.html
を参照してください。
Accept 文字列: この設定はAccept: HTTPヘッダー値を指定します。別のものを選択する場合は、文字列を入力します。JavaAgent.propertiesファイルでのデフォルトはtext/html、image/gif、image/jpeg、*/*です。カスタムAccept:ヘッダーを追加することでスクリプト内のナビゲーションを変更した場合は、スクリプトからのカスタム・ヘッダー値が使用されます。
Keep Alive を有効: trueに設定されている場合、リクエストで永続的な接続の使用を指定するConnection: Keep-Alive
ヘッダーが設定されます。「Keep-Alive」キーワードは、複数のリクエストに接続をオープンしたままにするリクエストを示します。HTTP/1.0の場合、クライアントまたはサーバーで接続が切断されるまでソケット接続がオープンのままになります。HTTP/1.1の場合、Connection: closeヘッダーが指定されるまで、すべての接続が有効なままになります。
反復間で接続セッションを保存: 仮想ユーザー・エージェントとブラウザの間の接続を、スクリプトの連続する反復間で保存するために使用します。trueに設定されている場合、可能な場合にブラウザは反復間で、開いているブラウザ接続の再利用を試行します。各仮想ユーザーは、他の仮想ユーザーとは共有しない独自の接続セットを維持します。デフォルト値はtrueで、反復間の接続が保存されます。
反復間で変数を保存する: 「実行」セクションの継続的な反復間でOpenScriptスクリプトの「実行」セクションで追加された変数を保存または自動的にクリアするために使用します。
反復間で Cookie を保存: 「実行」セクションの継続的な反復間でOpenScriptスクリプトの「実行」セクションで追加されたCookieを保存または自動的にクリアするために使用します。
最大 KEEP ALIVE リクエスト数: 「その他」を選択して、KEEP ALIVE接続を閉じる前に作成する最大リクエスト数を指定することができます。
ローカル ファイルのダウンロード: trueに設定すると、リクエストされたローカル・ファイル・コンテンツをJavaエージェントが取得します。
コンテンツの最大ダウンロード・サイズ: ダウンロードの最大サイズを指定します。「無制限」または「その他」を指定できます。「その他」を選択する場合はサイズをKBで指定します。
SSL バージョン: プロキシ・サーバーに使用するSecure Socket Layerバージョンを選択します。ブラウザでセキュアなサイトを記録するとき、ユーザーにはセキュアなWebサイトの証明書ではなくプロキシ・レコーダの証明書が示されます。ブラウザ、プロキシ・レコーダ、Secure Serverはそれぞれ独自のプライベート・キーとパブリック・キーを持ち、それがデータの暗号化と復号化に使用されます。
SSL: プロキシ・サーバーでSecure Socket Layerプロトコルを使用します。OpenScriptは、Sun Java Secure Socket Extension(JSSE)を使用します。Sun JSSEは、デフォルトでSSLv2、ASSLv3、ASSL、ATLSv1、ATLS、SSL_TLSをサポートしています。
SSL (TLS なし): Transport Layer SecurityなしのSecure Socket Layerを使用します。場合によって、JSSEの問題のためにTLSプロトコル接続エラーが発生することがあります。「SSL」オプションを使用するとプロトコルの接続エラーが発生する場合には、このオプションを使用します。
無視される URL: リクエスト対象外のURLをカンマで区切って指定します。この設定は、特定のOpenScriptスクリプトにのみ適用されます。
追加引数: カスタムのOpenScript script.javaコード引数を指定します。OpenScriptスクリプトに独自の設定を作成できます。たとえば、次のようにしてOpenScript script.javaコードにカスタム設定を作成できます。
if (getSettings().get("MyCustomSetting").equals("abc")) { info("We're running in ABC mode."); }
そして、次のようにして、「追加引数」フィールドに追加引数を設定できます。
-MyCustomSetting abc
グローバル ヘッダー: スクリプト再生のリクエスト・ヘッダーで使用するカスタムのグローバル・ヘッダー文字列を示します。書式は、name1
:
value1
;
name2
:
value2
;
name3
:
value3
という形式です。たとえば、x-oracle-slm-message-id: bcn=<
beacon_name
>; svc=<
service_name
>
のように指定します。
URL 置換: URL置換文字列をoriginalURL1
=
replacementURL1
,
originalURL2
=
replacementURL2
,[...]
という形式で指定します。再生時に、エージェントがoriginalURL
というセグメントで始まるURLのリクエストを送信するときに、元のURLセグメントをreplacementURL
で置換します。この機能は、負荷テスト・スクリプトのみで使用できます。
originalURL:
置き換えられるスクリプトで使用されるURL
:
port
の開始セグメントを指定します。この値では大文字と小文字が区別されます。
replacementURL:
エージェントがoriginalURL
の置き換えとしてリクエストする、URL
:
port
の新しい開始セグメントを指定します。
どちらのパラメータでも、プロトコルを省略した場合はHTTPプロトコルであるとみなされます。ホストの後にポートを指定しない場合、HTTPプロトコルではポート80、HTTPSプロトコルではポート443が使用されます。URLは、すべての相関の適用後に置き換えられます。複数のURL置換ペアを指定するには、各置換ペアをカンマで区切ります。「URL 置換」文字列の形式は、次のようになります。
test_server:7789=production_server:7789 test:7789=prod:7789,https://stage.oracle.com/main=https://prod.oracle.com/home
OpenScriptエラー・リカバリ-一般: 一般的なエラー・リカバリ設定は次のとおりです。
セグメント・パーサーのエラー: XPathセグメント・パーサーがXPathの正確性を確認できない場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
暗号化サービスが初期化されていません: パスワード暗号化サービスが初期化されなかった場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
バイナリ・デコード・エラー: バイナリ・ポスト・データ・パラメータ・エラーが発生した場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
子スクリプトにて失敗: 他のスクリプトの子であるスクリプトでエラーが発生した場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
関数のコールでエラー: 他のスクリプトの関数を呼び出すスクリプトでエラーが発生した場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
OpenScriptエラー・リカバリ-HTTP: HTTPモジュールのエラー・リカバリ設定は次のとおりです。
レスポンス タイム エラー: サーバー・レスポンス・タイム・テストが失敗した場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
無効なHTTPレスポンス: サーバーにより、無効なHTTPレスポンスが返された場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
無効な URL: サーバーにより、無効なURLレスポンス・コードが返された場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
ゼロ・ダウンロードを致命的とみなす: サーバー・レスポンスでゼロ・バイト長であることが示された場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
クライアント証明書キーストア エラー: クライアント証明書キーストアによりエラーが示された場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
OpenScriptエラー・リカバリ-Oracle Forms負荷: Oracle Forms負荷テスト・モジュールのエラー・リカバリ設定は次のとおりです。
Forms I/O 通信エラー: Oracle Formsメッセージの読込み/書込みでエラーが発生した場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
Forms コンポーネントが見つかりません: フォームのコンポーネントが見つからない場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
Forms コンテンツ マッチに失敗: コンテンツ・マッチング・テストが失敗した場合のエラー・リカバリ・アクションを指定します。
OpenScriptダウンロード・マネージャ: OpenScriptダウンロード・マネージャの設定は次のとおりです。
OpenScriptダウンロード・マネージャの使用: trueに設定されている場合、再生中にダウンロード・マネージャが有効化されます。falseに設定されている場合、再生中にダウンロード・マネージャは有効化されません。
無視される URL (正規表現を使用): 特定のリソースを無視するために使用する正規表現の文字列を指定します。たとえば、式Login_Banner(.+?)
では、Login_Banner1.gifやLogin_Banner2.gifなどのリソースはダウンロードされません。複数の正規表現は、カンマ(,)を使用して区切ります。
CSS リソース: trueに設定されている場合、再生中に<Link>タグのCSSリソースがダウンロードされます。falseに設定されている場合、再生中にCSSリソースはダウンロードされません。
イメージ リソース: trueに設定されている場合、<Img>タグ、タグのbackground属性、またはbackground:urlパターンの<style>タグの中にあるイメージ・リソースが再生中にダウンロードされます。falseに設定されている場合、再生中にイメージ・リソースはダウンロードされません。
埋め込みオブジェクト リソース: trueに設定されている場合、<Embed>タグや<Object>タグのオブジェクト・リソースが再生中にダウンロードされます。falseに設定されている場合、オブジェクト・リソースは再生中にダウンロードされません。
スクリプト リソース: trueに設定されている場合、再生中に<Script>タグのスクリプト・リソースがダウンロードされます。falseに設定されている場合、再生中にスクリプト・リソースはダウンロードされません。
Applet リソース: trueに設定されている場合、再生中に<Applet>タグのAppletリソースがダウンロードされます。falseに設定されている場合、再生中にAppletリソースはダウンロードされません。
Forms負荷テスト再生: Oracle EBS/Formsの負荷テスト再生の設定は次のとおりです。
メッセージ詳細をキャプチャする: 再生中にFormsメッセージ詳細を取得するかどうかを指定します。選択すると、OpenScriptは、再生中にFormsメッセージ・リクエスト、レスポンスおよびロードされたすべてのFormsコンポーネント情報を取得し、保存します。この情報はスクリプトをデバッグする際に役に立ちます。
OpenScriptでは、詳細ビューの「メッセージ」タブおよび「オブジェクト詳細」タブに取得した詳細が表示されます。Oracle Load Testingでは、「仮想ユーザー ディスプレイ」設定に基づいて仮想ユーザー表示にこの情報が表示されます。
メッセージ詳細の取得はメモリー集中型の操作です。負荷の高い負荷テスト中は、エージェントによってリクエストされるヒープ領域容量を減らすために、この設定を解除することをお薦めします。
データバンク設定: データバンク設定の負荷テスト再生の設定は次のとおりです。
データバンク セットアップ タイムアウト: タイムアウトになるまでに、使用するデータバンクの準備にかけることができる時間を指定します。値は秒単位で指定します。この設定には、次の処理にかかる時間もすべて含まれます。
データベース・バックアップされるデータバンクを使用する場合:
データベースへの接続
問合せ
レコードの読込み、ファイルへの書込み
インデックスの同時作成
切断
CSVバックアップされるデータバンクを使用する場合:
CSVファイルの解析とインデックスの作成に必要な時間
ランダム一意値を使用する場合:
インデックスをシャッフルする時間
読込みタイムアウト: 実行時に、タイムアウトまでに実行時のスクリプト操作の読込み/書込み操作を待機する時間を指定します。
オートパイロット・デフォルトのオプションを使用して、「オートパイロットの設定」タブのデフォルト設定を指定します。これらのオプションの詳細は、第6章を参照してください。
セッションでは、Oracle Load Testingデータの収集とレポートの範囲を指定します。オートパイロットによる仮想ユーザーの実行中に収集されたデータは、仮想ユーザー・グリッド、実行時のパフォーマンス統計、および負荷グラフに表示され、データベースに保存して結果の分析タブでのテスト後の分析に利用できます。
セッションのデータ収集開始および停止のデフォルト設定を指定するには、「ツール」メニューから「オプション」を選択してから「開始/停止」を選択します。これらのオプションの詳細は、第5章を参照してください。
これらのオプションでは、グラフとレポートのデフォルト特性を指定します。選択した設定に異なる値がある場合には、スクリプトの複数のインスタンスに対して一意のセッション・プロファイルが作成されます。
たとえば、異なるブラウザをエミュレートとする2つのプロファイルを実行する場合、「キャッシュ エミュレーション」属性をチェックすると、各ブラウザでグラフに別々のプロット・ラインが表示されます。
これらのオプションを使用して、更新インターバルおよびすべてのリソースに対してタイマーを生成する場合のプロファイル・タイマー名の作成に関連するパラメータを指定します。これらのフィールドの詳細は、第8章を参照してください。
これらのオプションでは、「シナリオの設定」タブのスクリプトまたはプロファイルで「データバンクの設定」ボタンをクリックしたときに表示されるデータバンク・コントロールのデフォルトを設定します。
レコード バッファ サイズ: Oracle Load Testingの各エージェントに割り当てられるデータバンク・レコードの数を指定します。
開始時のレコードのみ使用 (逐次レコード): 各仮想ユーザーが、データバンクの開始時レコードを取得し、反復のたびに同じレコードを使用し続けるように指定します。各仮想ユーザーに反復のたびに同じデータを使用させたい場合には、この設定を使用します。
継続的に繰り返し (逐次レコード): 負荷テストが終了するまで、仮想ユーザーがデータバンク・レコードを繰り返して使用するように指定します。
全レコード使用後に停止 (ユニーク レコード): 仮想ユーザーがデータバンクのレコードをすべて使用してから停止するように指定します。たとえば、仮想ユーザーが100レコードのうちレコード50から開始する場合には、50から100を実行し、ループ・バックしてレコード1から49を実行した後に停止します。
最後のレコードを使用後に停止 (ユニーク レコード): データバンクでの開始位置にかかわらず、データバンクの最後に達したら仮想ユーザーが停止するように指定します。たとえば、仮想ユーザーが100レコードのうちレコード50から開始する場合には、50から100を実行した後に停止します。
これらのオプションで、検証、再起動、タイムアウトの一般的な設定を指定します。
ユーザーがシステムを追加する際にホスト名/IPが有効か確認する: 指定したシステムにOracle Load Testingサーバーが接続できるかどうかを確認します。接続できない場合には、Oracle Load Testingにダイアログ・ボックスが表示され、未接続のまま続行するかどうかが確認されます。
ユーザーが設定を更新する際に内容が有効か確認する: モニターを作成するとき、ターゲット・システムにそのモニターを適用できるかどうか確認します。
Oracle Load Testing サーバーの IP アドレスが変更された際の処理: Oracle Load Testingアプリケーション・サーバーのIPアドレスが変更された場合に実行するアクションを、次のように指定します。
Oracle Load Testing サービスを再起動する: サーバーのIPアドレスが変更されたとき、Oracle Load Testingアプリケーション・サーバーを再起動します。
Oracle Load Testing サービスを停止する: サーバーのIPアドレスが変更されたとき、Oracle Load Testingアプリケーション・サーバーを停止します。
ネットワーク ステータスのデータ収集インターバル: ネットワーク・ステータスをチェックする間隔を秒単位で指定します。
データバンクのタイムアウト: データバンクの操作がタイムアウトするまでの時間を秒単位で指定します。