Oracle Load Testingでは、「グラフを見る」タブのパフォーマンス統計およびグラフを使用することにより、Webアプリケーションのパフォーマンスをリアルタイムで評価できます。「レポートの作成」タブでは、カスタム・グラフを作成して、データが保存されたセッションの実行後の分析を行うことができます。次のデフォルト・レポートおよびグラフが「グラフを見る」タブで使用できます。
パフォーマンス vs. ユーザー: 各プロファイル内の仮想ユーザーごとの平均スクリプト実行時間を示します。実行中のシナリオに複数のプロファイルが含まれる場合は、「パフォーマンス vs. ユーザー」グラフには、オートパイロットで実行されている各シナリオ・プロファイルがそれぞれ別のラインで表示されます。たとえば、100人の仮想ユーザーを実行し、10ユーザーごとに増加する場合、平均レスポンス時間は10VU、20VU、30VU、という単位で100VUに達するまでプロット描画されます。
ユーザー VS. 時間: 各プロファイルの仮想ユーザーが実行を開始した相対時間が表示されます。グラフには、オートパイロットの増加回数および各プロファイルにつき増加された仮想ユーザー数が示されます。
パフォーマンス vs. 時間: 一定の時間内における、仮想ユーザーの平均実行時間を示します。実行中のシナリオに複数のプロファイルが含まれる場合は、「パフォーマンス vs. 時間」グラフには、オートパイロットで実行されている各シナリオ・プロファイルがそれぞれ別のラインで表示されます。
統計情報 vs. 時間: 一定の時間内における1秒当たりの仮想ユーザーのヒット数、ページ数、トランザクション数、キロバイト数の平均値が表示されます。平均統計値は、一定期間内のパフォーマンス統計の平均値データをグラフ表示したものです。描画ポイントは、オートパイロットの仮想ユーザー実行中に更新されます。
エラーvs.時間: 一定の時間内において、1秒当たりに仮想ユーザーが失敗したトランザクションの数が表示されます。実行中のシナリオに複数のプロファイルが含まれる場合は、エラーvs.時間グラフには、オートパイロットで実行されている各シナリオ・プロファイルがそれぞれ別のラインで表示されます。1秒当たりに失敗したトランザクションの数は、個々のプロファイルによって実行されている仮想ユーザー数およびOracle Load Testingセッション中に失敗したサーバー・リクエスト(ページ、イメージ、フレームなど)の数によって算出されます。
エラーvs.ユーザー: 1秒当たりに仮想ユーザー・プロファイルが失敗したトランザクションの数が表示されます。実行中のシナリオに複数のプロファイルが含まれる場合は、エラーvs.ユーザー・グラフには、オートパイロットで実行されている各シナリオ・プロファイルがそれぞれ別のラインで表示されます。1秒当たりに失敗したトランザクションの数は、個々のプロファイルによって実行されている仮想ユーザー数およびOracle Load Testingセッション中に失敗したサーバー・リクエスト(ページ、イメージ、フレームなど)の数によって算出されます。
グラフには、オートパイロットがすべてのシナリオ・プロファイルに対して仮想ユーザーを増加するたびに(合計数に達するまで)、描画ポイントが追加されます。
パフォーマンス,ユーザー vs. 時間: このグラフは、「パフォーマンス vs. 時間」および「ユーザー VS. 時間」グラフを組み合せたものです。
トラン/秒,ユーザー vs. 時間: このグラフは、「統計情報 vs. 時間」グラフおよび「ユーザー VS. 時間」グラフからの毎秒当たりのトランザクション数の統計を組み合せたものです。
注意: OpenScriptスクリプトの場合は、InitializeセクションとFinishセクションのステップが実行されても、その時間は、Oracle Load Testingレポートに出力されるスクリプト全体の実行時間には含まれません。スクリプトが何回も反復して実行されても平均時間が適正になるように、InitializeセクションとFinishセクションの実行時間はスクリプト実行時間に含まれません。 |
グラフは、仮想ユーザーの実行中に参照することも、実行の停止または完了後に参照することもできます。パフォーマンス・データは、反復の終了ごとにレポートされます。実行中の仮想ユーザーが最初の反復を完了すると、最初のパフォーマンス・データが取得されます。表示されるグラフおよびパフォーマンス統計は、レポート・オプションの「グラフ更新インターバル」設定に基づいてリアルタイムで更新されるので、負荷テスト結果を参照できます。ただし、グラフと統計を生成し、画面上に表示するための時間は多少必要です。デフォルトの更新インターバルは15秒です。テストが長時間に渡る場合は、更新インターバルを60秒以上に設定します。
短いオートパイロット・セッションを実行した場合、「グラフを見る」タブにリアルタイムのデータを表示するための時間が十分ではない場合があります。ただし、開始/停止オプションでレポート用データの保存の設定をしておくと、データベースにデータが保存されます。
表示されるリアルタイムのデータの他に、Oracle Load Testingではサマリー・レポートを生成し、テスト実行後の分析用にデータをデータベースに保存できます。最新の負荷セッション・レポートでは、仮想ユーザー・セッションのパフォーマンスおよびエラー統計のサマリーを生成できます。また、「レポートの作成」タブを使用すると、データベースに保存されているデータを使用して様々なレポートやグラフを生成できます。
Oracle Load Testingレポート・オプションを設定するには、次のようにします。
「ツール」メニューから「オプション」を選択します。
開始/停止を選択します。
「レポート」を選択して、その他のオプションを設定します。
インターバル: インターバル・オプションは次のとおりです。
レポート データ収集インターバル: Oracle Load TestingデータベースにレポートされるOracle Load Testingエージェントのパフォーマンス・データ集計が収集される頻度を指定します。
ユーザー インタフェース更新インターバル: 「VU グリッド」、「ServerStats ディスプレイ」、「同期ポイント ステータス」などのユーザー・インタフェースがリフレッシュされる頻度を指定します。
VU ディスプレイ自動表示インターバル: 自動モードを使用している際に、仮想ユーザー・ディスプレイがリフレッシュされる頻度を指定します。
VU グリッド: 「VU グリッド」オプションは次のとおりです。
VU ディスプレイ: 「VU ディスプレイ」オプションは次のとおりです。
最大保存サイズ: VUディスプレイに送信されるデータの最大量(バイト単位)を指定します。履歴リストの全アイテムについて、仮想ユーザー・ディスプレイのログ・ファイル(.XML)で格納される最大バイト数を示します。デフォルト値は、セッションごとに10 MBです。ログ・ファイルのサイズは、Webページのサイズによって異なります。各ページのHTMLソースは、ログ・ファイルに格納されます。
ページごとの最大行数: VUディスプレイに表示されるページごとの行の最大数を指定します。値の範囲は10以上100以下です。
パフォーマンス統計とセッション レポート: 「パフォーマンス統計」と「セッション レポート」のデフォルト設定を、次のように指定します。
「レポート データ収集インターバル」フィールドで、データを収集する頻度を入力します。
「ユーザー インタフェース更新インターバル」フィールドで、ユーザー・インタフェースを更新する頻度を入力します。これには、VUグリッド、ServerStatsステータス・ディスプレイ、同期ポイント・ステータス・ディスプレイが含まれます。
「グラフ更新インターバル」フィールドで、レポート・ディスプレイを更新する頻度を入力します。
タイマー名の表示方法を指定します。
プロファイル時間に思考遅延時間を含めるかどうかを指定します。
グラフごとに含めるデータ・シリーズの最大数を指定します。
「OK」をクリックします。
Oracle Load Testingのオートパイロットのセッションを開始します。
「レポート用データの保存」オプションを「確認」に設定した場合は、Oracle Load TestingでOracle Load Testingセッション名を選択し、データを保存するかどうかを指定するダイアログ・ボックスが開きます。
「グラフを見る」タブでは、ランタイム・レポートを参照できます。これらのグラフは、負荷テストが実行中のときにのみ使用可能です。「レポートの作成」タブを使用して、負荷テスト実行後のレポートおよびグラフを参照します。
「グラフを見る」タブは、レポート・オプションの「グラフ更新インターバル」での設定内容に応じて更新されます。
更新を停止するには、「一時停止」ボタンをクリックします。
更新を再開するには、「再開」ボタンをクリックします。また、タブを終了したり、タブ間を移動すると表示内容の更新が再開されます。
レポート & グラフ: 新規グラフの作成とデフォルト・グラフの表示に関するオプションが表示されます。
新規ビュー: グラフをカスタマイズする新しいタブおよびフィルタが表示されます。タブ・ラベルは、「フィルター」セクションの「グラフ名」フィールドで入力した名前です。
概要: すべてのグラフのサムネイル・ビューが表示されます。サムネイルをクリックすると拡大表示されます。「概要」タブには、次のように「既定のグラフ」セレクタ・リストと、グラフ統計の表示ボタンがあります。
規定のグラフ: グラフを選択し、「データ シリーズの追加」をクリックしてデフォルト・グラフを表示します。
グラフ統計の表示: グラフ統計表の表示/非表示を切り替えます。グラフ統計には、データ・シリーズと各シリーズの値が示されます。
レポート: セッションのパフォーマンス統計が表示されます。
「カスタム グラフ」タブには、次のオプションがあります。
グラフの削除: タブの「X」ボタンで、選択したグラフを削除します。
セッション: 実行中のセッションが表示されます。
使用可能なデータ シリーズ: Oracle Load TestingおよびServerStatsによって生成されたセッション・データのリストが表示されます。リストされるデータ・シリーズは、使用可能なすべてのデータ・シリーズのサブセットです。使用可能なすべてのデータ・シリーズを表示するには、「すべて表示」をクリックしてください。
規定のグラフ: グラフを選択し、「データ シリーズの追加」をクリックしてデフォルト・グラフを表示します。
Oracleデータベースの診断: 一連のOracleデータベース・プロファイルのメトリックを同じグラフ上でグループ化します。これらのメトリックが表示されるのは、セッションの実行でOracle Database ServerStatsの設定を使用する場合のみです。グラフとメトリックは次のとおりです。
PGA/SGA: プログラム・グローバル領域(PGA)、共有グローバル領域(SGA)、および合計グローバル領域のメトリックをグループ化します。
CPUとDBセッション: CPUの平均アクティブ・セッション、CPUの再帰利用、およびCPU解析時間の使用状況のメトリックをグループ化します。
トランザクションの概要: ユーザー・ログイン・レート/秒とユーザー・トランザクション・コミット・レートのメトリックをグループ化します。
セッション カウンタ: 全体のセッションで使用できるカウンタ。
<プロファイル>: Oracle Load Testing仮想ユーザーのプロファイルで使用可能なカウンタです。
プロファイル・ノード: レポート・グラフに含めることのできる仮想ユーザー・プロファイルのカウンタがリストされます。このプロファイルは、オートパイロット・セッションで実行された仮想ユーザー・プロファイルの名前です。カウンタを選択してデータソースの追加ボタンをクリックするか、ダブルクリックして「選択されたデータ シリーズ」リストにカウンタを追加します。
タイマー・ノード: レポート・グラフに含めることが可能なページ・タイマーが一覧表示されます。タイマーは、仮想ユーザー・プロファイルによって実行されたスクリプトの個別ページに対応します。タイマーによって、テスト実行の特定のページ・ダウンロードのパフォーマンスを参照できるので、ボトルネックを特定できます。タイマーは、オートパイロット・セッションで実行された仮想ユーザー・プロファイルの名前です。タイマーは、仮想ユーザー・プロファイル名/スクリプト名およびスクリプトのページ番号で構成されます。タイマーは、「シナリオ デフォルト」(「ツール」メニューから「オプション」を選択)で、「すべてのリソースにタイマーを生成」チェック・ボックスを選択すると、セッション・データに追加されます。タイマーを選択して矢印ボタンをクリックするか、タイマーをダブルクリックして、「選択されたデータ シリーズ」リストにタイマーを追加します。
ServerStatsノード: レポート・グラフに含めることのできるOracle Load Testing ServerStatsカウンタがリストされます。ServerStatsカウンタは、Oracle Load Testingセッションが実行されたときServerStatsのデータソース設定に含まれていたデータソースとカウンタに基づいています。カウンタを選択して「データ シリーズの追加」ボタンをクリックするか、ダブルクリックして「選択されたデータ シリーズ」リストにカウンタを追加します。
ServerStats モニター: ServerStatsカウンタの設定が表示されます。
[>] データ シリーズの追加: 選択したデータ・シリーズをグラフに追加します。グラフのデータ・シリーズの線にマウスのカーソルを合わせると、グラフの指定データ・ポイントの詳細が表示されます。
凡例の表示: グラフの各データ・シリーズについて名前とプロット・ライン色のビューが開きます。凡例のポップアップでデータ・シリーズをクリックすると、グラフでプロット・ラインの表示/非表示が切り替わります。凡例のポップアップでデータ・シリーズをダブルクリックすると、グラフの右側でY軸のスケールの表示/非表示が切り替わります。
グラフ統計の表示: グラフ統計表の表示/非表示を切り替えます。グラフ統計には、データ・シリーズと各シリーズの値が示されます。
グラフ・オプションの表示: クエリーのカスタマイズ、エクスポート、保存のオプションと、保存したクエリーを開くオプションが表示されます。
グラフのクリア: すべてのデータ・シリーズをグラフから削除します。
ズーム・イン: クリックして、グラフの領域上でバウンディング・ボックスをドラッグします。フルサイズからズーム・インすると、グラフにズーム・インジケータが表示されます。
ズーム・アウト: [Ctrl]キーを押したままマウス・ボタンをクリックすると、1ステップずつ前のズーム・サイズまでズーム・アウトします。[Ctrl]キーを押したままマウス・ボタンをダブルクリックすると、フルサイズまでズーム・アウトします。
Oracle Load Testingセッションを開始するとき、データが保存されているセッションで「グラフ実行の参照 - レポート」タブ、または「レポートの作成」タブを選択すると、「パフォーマンス統計」レポートを表示できます。
ビュー: レポートに表示するパフォーマンス時間を指定します。
サーバー時間のみ表示: 選択すると、パフォーマンス統計とセッション・レポートにサーバー・レスポンス時間のみが含まれます。
エンド トゥ エンド時間を表示 (思考遅延時間を含む): 選択すると、パフォーマンス統計とセッション・レポートでサーバー時間に遅延時間が含まれます。
詳細レベル: レポートに表示する詳細の量を指定します。このフィールドは、「グラフ実行の参照」タブで表示しているときの「パフォーマンス統計」レポートでのみ表示されます。
統計には、次のパフォーマンス・カテゴリの値が表示されます。
実行中の仮想ユーザー数: 現在オートパイロットで実行中の仮想ユーザーの数。リンクをクリックすると、新しいサブタブに「ユーザー VS. 時間」グラフが開きます。
エラーの発生した仮想ユーザー数: エラーのある仮想ユーザーの数。リンクをクリックすると、新しいサブタブにエラー VS. ユーザー・グラフが開きます。
トランザクション数/秒: 仮想ユーザーが1秒当たりにスクリプトを再生した回数。リンクをクリックすると、新しいサブタブに「トラン/秒,ユーザー vs. 時間」グラフが開きます。
ページ数/秒: サーバーによって1秒当たりに返されたページ数。「ページ」は、Webページを構成するあらゆるリソース(ページHTML、すべてのイメージ、すべてのフレームなど)から成ります。リンクをクリックすると、新しいサブタブに「ページ/秒,ユーザー vs. 時間」グラフが開きます。
ヒット数/秒: 1秒間にサーバーに送信されたリソース・リクエストの数です。Oracle Load Testingでは、ページ、個別のイメージおよび個別のフレームに対するリクエストはすべてヒットとしてカウントされます。サーバー(ダウンロード・マネージャで指定)からイメージをリクエストしない場合、イメージはヒット数に含まれていません。「ヒット数/秒」および「ページ数/秒」のカウントは、イメージがリクエストされていなくて、ページにフレームがない場合には同じ数になります。リンクをクリックすると、新しいサブタブに「ヒット/秒,ユーザー vs. 時間」グラフが開きます。
キロバイト数/秒: サーバーとブラウザ・クライアントの間で1秒当たりに転送されたキロバイト数。リンクをクリックすると、新しいサブタブに「KB/秒,ユーザー vs. 時間」グラフが開きます。
<セッション名>合計
ヒット数: サーバーに対するリソース・リクエストの合計数。
キロバイト数: サーバーとブラウザ・クライアントの間で転送されたキロバイトの合計数。
プロファイル及びリソースごとの応答時間: このセクションは、「詳細レベル」を「サマリー + プロファイル タイマー」または「フル ビュー」に設定しているとき表示されます。
<プロファイル名>: 仮想ユーザー・プロファイルの最新、最小、最大および平均パフォーマンスが秒単位で表示されます。
<タイマー名>: サーバー・レスポンス・タイマーの最新、最小、最大および平均パフォーマンスが秒単位で表示されます。サーバー・レスポンス・タイマーは、Oracle OpenScriptを使用してスクリプトに追加されます。
最小: 仮想ユーザー・プロファイルまたはサーバー・レスポンス・タイマーの最小パフォーマンス(秒単位)。
最大: 仮想ユーザー・プロファイルまたはサーバー・レスポンス・タイマーの最大パフォーマンス(秒単位)。
平均: 仮想ユーザー・プロファイルまたはサーバー・レスポンス・タイマーの平均パフォーマンス(秒単位)。
成功: 成功した数。
失敗: 失敗した数。
標準偏差: 仮想ユーザー・プロファイルまたはサーバー・レスポンス・タイマーのパフォーマンスが中央値(平均値)から逸脱した時間(秒単位)。
90th %: 90%の仮想ユーザーまたはサーバー・レスポンス・タイマーのパフォーマンスが下限を下回った時間(秒単位)。
負荷グラフでは、オートパイロットで実行中の仮想ユーザーに関するリアルタイムのパフォーマンス、統計およびエラー情報を参照できます。デフォルトのOracle Load Testingのグラフは自動的に開始され、次のランタイム・グラフが含まれます。
パフォーマンス vs. ユーザー
エラーvs.ユーザー
パフォーマンス vs. 時間
エラーvs.時間
ユーザー VS. 時間
統計情報 vs. 時間
実行時の統計を表示するには、次のようにします。
「グラフを見る」タブをクリックします。「概要」タブが開き、デフォルトのグラフのサムネイルが表示されます。これは、すべてのグラフの概要を把握する場合に便利です。
グラフをクリックすると、「レポート」タブに拡大表示されます。「概要」タブの最下部のデフォルト・レポート・セレクタ・リストを使用して、負荷グラフ間の表示を切り替えることができます。
カスタム・グラフを作成するには、次のようにします。
「グラフ」をクリックします。
「使用可能なデータ シリーズ」セクションで、表示したいデータを選択します。複数のデータ・シリーズを選択するには、[Ctrl]または[Shift]を押しながらクリックします。目的のデータ・シリーズが見つからない場合には、「すべて表示」をクリックすると、使用可能なデータ・シリーズがすべて表示されます。
凡例の表示ボタンをクリックして、グラフのデータ・シリーズごとの名前とプロット・ライン色のビューを開きます。
凡例のポップアップでデータ・シリーズをクリックすると、グラフでのプロット・ラインの表示/非表示が切り替わります。
凡例のポップアップでデータ・シリーズをダブルクリックすると、グラフの右側でY軸のスケールの表示/非表示が切り替わります。
凡例の表示ボタンを再度クリックすると、凡例のビューが閉じます。
グラフ統計の表示ボタンをクリックして、グラフ統計表の表示/非表示を切り替えます。グラフ統計には、次に示すように、データ・シリーズと各シリーズの値が示されます。
下限: データ・シリーズの最大値が表示されます。
上限: データ・シリーズの最小値が表示されます。
平均: データ・シリーズの平均値が表示されます。
グラフ・オプションの表示ボタンをクリックすると、保存済のクエリーをカスタマイズ、エクスポートしたり、開くオプションと、クエリーを保存するオプションが表示されます。
「カスタマイズ」オプション: これらのオプションを使用して、現在のグラフをカスタマイズできます。
「グラフ」タブ
「X 軸」タブ
スケール: X軸のデータ範囲のフォーマットを指定します。スケールを変更すると、グラフがサーバーからリフレッシュされます。
絶対時間: 選択すると、レポートの表とグラフがプロファイル/タイマーの実際の開始日時と終了日時に基づいて生成されるようになります。
相対時間: 選択すると、レポートの表とグラフが相対時間に基づいて生成されるようになります。プロファイル/タイマーは共有のゼロ・ポイントからグラフ化されます。このオプションを使用すると、異なるセッションからの複数のメトリックを同じスケールで比較することができます。
範囲フィルタ: 特定のセッションについてサーバーから取得されるデータにフィルタを指定します。たとえば、あるセッションに2時間分のデータがあり、1時間分の時間スライスを取得するようにフィルタが設定されている場合、グラフには1時間分の時間スライスのみが表示されます。あるいは、グラフのズーム機能を使用してサーバーからのデータの再ロードを回避する方法もあります。「レンジ」フィルタを設定しているときは、グラフに「フィルター」アイコンが表示されます。
「Y 軸」タブ
スケール: Y軸のデータ範囲のフォーマットを指定します。スケールを変更すると、グラフがサーバーからリフレッシュされます。
しきい値: グラフ上で、設定した位置にしきい値を表示します。
表示: 選択すると、しきい値がグラフに含まれます。
値: しきい値の値を入力します。これが、しきい値を表示するY軸上の点になります。
ラベル: 凡例に表示するラベルを入力します。
グラフの名前を入力します。
「X 軸」タブと「Y 軸」タブで、グラフの描画方法を選択します。
「適用」をクリックします。カスタム・レポートはそれぞれ個別タブに表示されるので、参照するグラフを選択できます。グラフおよびタブを削除するには、「グラフの削除」をクリックします。
このグラフは、アクティブな仮想ユーザーごとの平均実行時間を示します。
実行中のシナリオに複数のプロファイルが含まれる場合は、「パフォーマンス vs. ユーザー」グラフには、オートパイロットで実行されている各シナリオ・プロファイルがそれぞれ別のラインで表示されます。
平均統計値は、パフォーマンス統計ビューに表示された経過時間のエントリの平均値データをグラフ表示したものです。グラフには、オートパイロットがすべてのシナリオに対して仮想ユーザーを増加するたびに(合計数に達するまで)、描画ポイントが追加されます。
描画ポイントは経過時間のエントリと同様に「パフォーマンス統計」レポートに追加されます。
このグラフには、各仮想ユーザー・プロファイルにつき1秒当たりに発生したトランザクション・エラーの数が表示されます。
実行中のシナリオに複数のプロファイルが含まれる場合は、エラーvs.ユーザー・グラフには、オートパイロットで実行されている各シナリオ・プロファイルがそれぞれ別のラインで表示されます。
1秒当たりに失敗したトランザクションの数は、個々のプロファイルによって実行されている仮想ユーザー数およびOracle Load Testingセッション中に失敗したサーバー・リクエスト(ページ、イメージ、フレームなど)の数によって算出されます。
このグラフには、一定の時間内における、仮想ユーザーの平均実行時間が表示されます。
実行中のシナリオに複数のプロファイルが含まれる場合は、「パフォーマンス vs. 時間」グラフには、オートパイロットで実行されている各シナリオ・プロファイルがそれぞれ別のラインで表示されます。
平均実行値は、パフォーマンス統計レポートに表示された経過時間のエントリの平均値データをグラフ表示したものです。
このグラフには、一定期間内に各仮想ユーザー・プロファイルにつき1秒当たりに発生したトランザクション・エラーの数が表示されます。
実行中のシナリオに複数のプロファイルが含まれる場合は、エラーvs.時間グラフには、オートパイロットで実行されている各シナリオ・プロファイルがそれぞれ別のラインで表示されます。
1秒当たりに失敗したトランザクションの数は、個々のプロファイルによって実行されている仮想ユーザー数およびOracle Load Testingセッション中に失敗したサーバー・リクエスト(ページ、イメージ、フレームなど)の数によって算出されます。
Oracle Load Testingでは、仮想ユーザー・データ用のカウンタが自動的にまとめて生成され、これらのカウンタを「フィルター」セクションの「使用可能なデータ シリーズ」フィールドで選択できるようになっています。Oracle Load Testingデータには、リストの最初に表示されているセッションの全体的なデータが含まれており、続いて「シナリオの設定」タブ内の「シナリオのパラメータを設定」リストに含まれる各仮想ユーザー・プロファイルのフォルダが含まれます。次はその例です。
Oracle Load Testingは、選択されたServerStats設定内の各ServerStatsモニターに対するカウンタも作成します。Oracle Load Testingテスト中に、リスト内の任意のカウンタを監視する新規グラフを作成して、仮想ユーザー・パフォーマンスおよびServerStatsモニター・パフォーマンスを参照できます。
「レポートの作成」タブには、レポートするデータを保存したセッションについて履歴レポートとグラフが表示されます。このタブには、次のオプションがあります。
レポート & グラフ: デフォルトとカスタムのグラフが表示され、グラフをエクスポートするオプションがあります。
新規ビュー: 空のタブが開き、新しいグラフを作成するフィルタ・オプションが表示されます。
概要: 作成した各グラフのサムネイルが表示されます。
レポート: セッション・パフォーマンス・レポートが表示されます。レポートは、CSVへのエクスポートと印刷が可能です。
グラフ <#>: 作成されたカスタム・グラフが表示されます。このグラフは、CSV、Excel、PDFまたはJPGフォーマットでエクスポートすることができます。
「レポート」タブには、次のオプションがあります。
セッション: セッション・レポートを表示するセッションを選択します。
レポート: カスタム・テンプレート・レポートを作成してある場合には、ここで表示されるので、選択したテンプレートを使用してレポートを表示することができます。レポート・テンプレートの作成方法については、この章で後述する「レポート・テンプレートの作成」を参照してください。デフォルトはセッション・レポートです。
フィルター: カスタムの日時範囲フィルタのオプションを指定するダイアログ・ボックスが開きます。フィルタ・オプションでは、レポートに含める特定の日時範囲を指定します。日時のフィルタを指定しない場合、レポートにはセッション全期間のセッション・レポートが表示されます。
削除: 選択したテンプレートを削除します。
生成: 選択したセッションとレポート・テンプレートに基づいてレポートを生成します。
サーバー時間のみ表示: 選択すると、パフォーマンス統計とセッション・レポートにサーバー・レスポンス時間のみが含まれます。
エンド トゥ エンド時間を表示 (思考遅延時間を含む): 選択すると、パフォーマンス統計とセッション・レポートでサーバー時間に遅延時間が含まれます。
HTMLの印刷/保存: セッション・レポートが別ウィンドウで開きます。開いたウィンドウから、レポートを印刷したり、HTMLフォーマットで保存することができます。
「カスタム グラフ」タブには、次のオプションがあります。
グラフの削除: 選択したグラフを削除します。
セッション: データ・シリーズを表示するセッションを選択します。
使用可能なデータ シリーズ: Oracle Load TestingおよびServerStatsによって生成されたセッション・データのリストが表示されます。リストされるデータ・シリーズは、使用可能なすべてのデータ・シリーズのサブセットです。使用可能なすべてのデータ・シリーズを表示するには、「すべて表示」をクリックしてください。
規定のグラフ: グラフを選択し、「データ シリーズの追加」をクリックしてデフォルト・グラフを表示します。
Oracleデータベースの診断: 一連のOracleデータベース・プロファイルのメトリックを同じグラフ上でグループ化します。これらのメトリックが表示されるのは、セッションの実行でOracle Database ServerStatsの設定を使用する場合のみです。グラフとメトリックは次のとおりです。
PGA/SGA: プログラム・グローバル領域(PGA)、共有グローバル領域(SGA)、および合計グローバル領域のメトリックをグループ化します。
CPUとDBセッション: CPUの平均アクティブ・セッション、名前=CPUの再帰利用、およびCPU解析時間の使用状況のメトリックをグループ化します。
トランザクションの概要: ユーザー・ログイン・レート/秒とユーザー・トランザクション・コミット・レートのメトリックをグループ化します。
DBスループット: 物理IO/秒と物理I/Oリクエスト合計のメトリックをグループ化します。
セッション カウンタ: 全体のセッションで使用できるカウンタ。
<プロファイル>: Oracle Load Testing仮想ユーザーのプロファイルで使用可能なカウンタです。
プロファイル・ノード: レポート・グラフに含めることが可能な、仮想ユーザー・プロファイルのカウンタが一覧表示されます。プロファイルは、オートパイロット・セッションで実行された仮想ユーザー・プロファイルの名前です。カウンタを選択してデータ・ソースの追加ボタンをクリックするか、カウンタをダブルクリックして、「選択されたデータ シリーズ」リストにカウンタを追加します。
タイマー・ノード: レポート・グラフに含めることが可能なページ・タイマーが一覧表示されます。タイマーは、仮想ユーザー・プロファイルによって実行されたスクリプトの個別ページに対応します。タイマーによって、テスト実行の特定のページ・ダウンロードのパフォーマンスを参照できるので、ボトルネックを特定することができます。タイマーは、オートパイロット・セッションで実行された仮想ユーザー・プロファイルの名前です。タイマーは、仮想ユーザー・プロファイル名/スクリプト名およびスクリプトのページ番号で構成されます。タイマーは、「シナリオ デフォルト」(「ツール」メニューから「オプション」を選択)で、「すべてのリソースにタイマーを生成」チェック・ボックスを選択すると、セッション・データに追加されます。タイマーを選択して矢印ボタンをクリックするか、タイマーをダブルクリックして、「選択されたデータ シリーズ」リストにタイマーを追加します。
ServerStatsノード: レポート・グラフに含めることのできるServerStatsカウンタがリストされます。ServerStatsカウンタは、Oracle Load Testingセッションが実行されたときServerStatsのデータソース設定に含まれていたデータソースとカウンタに基づいています。カウンタを選択して「データ シリーズの追加」ボタンをクリックするか、ダブルクリックして「選択されたデータ シリーズ」リストにカウンタを追加します。
ServerStats モニター: ServerStatsカウンタの設定が表示されます。
[>] データ シリーズの追加: 「[>]」ボタンをクリックすると、選択したデータ・シリーズがグラフに追加されます。グラフのデータ・シリーズの線にマウスのカーソルを合わせると、グラフの指定データ・ポイントの詳細が表示されます。
凡例の表示: グラフの各データ・シリーズについて名前とプロット・ライン色のビューが開きます。凡例のポップアップでデータ・シリーズをクリックすると、グラフでプロット・ラインの表示/非表示が切り替わります。凡例のポップアップでデータ・シリーズをダブルクリックすると、グラフの右側でY軸のスケールの表示/非表示が切り替わります。
グラフ統計の表示: グラフ統計表の表示/非表示を切り替えます。グラフ統計には、データ・シリーズと各シリーズの値が示されます。
グラフ・オプションの表示: クエリーのカスタマイズ、エクスポート、保存のオプションと、保存したクエリーを開くオプションが表示されます。
ズーム・イン: クリックして、グラフの領域上でバウンディング・ボックスをドラッグします。フルサイズからズーム・インすると、グラフにズーム・インジケータが表示されます。
ズーム・アウト: [Ctrl]キーを押したままマウス・ボタンをクリックすると、1ステップずつ前のズーム・サイズまでズーム・アウトします。[Ctrl]キーを押したままマウス・ボタンをダブルクリックすると、フルサイズまでズーム・アウトします。
カスタム・グラフを作成すると、セッション・データを簡単に確認できます。
「レポートの作成」タブをクリックします。新しくグラフを作成するための空のタブが表示されます。
グラフ化するセッションを選択します。
表示したいデータを、「使用可能なデータ シリーズ」フィールドで選択します。複数のデータ・シリーズを選択するには、[Ctrl]または[Alt]を押しながらクリックします。
「データ シリーズの追加」をクリックします。
グラフ化するすべてのデータ・シリーズについて繰り返します。
グラフ・オプションの表示ボタンをクリックすると、グラフ名を指定し、グラフの描画方法を選択できるグラフ・オプションが表示されます。
「OK」をクリックします。
カスタム・レポートは別のタブ下に表示され、表示したいレポートを選択できます。グラフのタブにある「グラフの削除」ボタンをクリックすると、グラフとそのタブが削除されます。グラフ・オプションの表示ボタンをクリックしてエクスポート・オプションを使用すると、グラフまたはグラフ・データがファイルに保存されます。
このクエリーをこの章の説明に従って保存しておけば、後で別のセッションで使用できます。
グラフのエクスポート・オプションを使用して、現在のグラフをエクスポートするときのオプションを指定できます。
グラフのイメージやデータをエクスポートするには、次のようにします。
グラフ・レポートを作成します。
グラフの右にあるグラフ・オプションの表示ボタンをクリックします。
「エクスポート」を選択します。「エクスポート」のオプションは次のとおりです。
フォーマット: エクスポートするファイル・フォーマットを指定します。
PNG: エクスポートしたグラフ・イメージがPortable Network Graphicsファイル・フォーマットで保存されます。イメージ・ファイルのサイズを指定してください。
JPG: エクスポートしたグラフ・イメージがJoint Photographic Experts Groupの圧縮ファイル・フォーマットで保存されます。イメージ・ファイルのサイズと画質を指定してください。
CSV: エクスポートしたグラフ・データがカンマ区切りのファイル・フォーマットで保存されます。このファイルをMicrosoft Excelで開き、ファイルに保存することができます。
XLS: エクスポートしたグラフ・データがMicrosoft Excelファイル・フォーマットで保存されます。このファイルをMicrosoft Excelで開き、ファイルに保存することができます。
サイズ: PNGおよびJPGのイメージ・ファイルをエクスポートするとき、そのピクセル・サイズを指定します。
品質: JPGイメージ・ファイルをエクスポートするとき、その品質レベルを指定します。品質レベルは、ファイル・サイズとイメージの明瞭度との比率を決定します。品質レベルを低くするとファイル・サイズは小さくなりますが、イメージの明瞭度が下がります。品質レベルを高くすると、イメージの明瞭度は上がりますが、ファイル・サイズが大きくなります。デフォルトの品質レベルで不十分な場合に、イメージ・ファイルのサイズと明瞭度の要件に応じた最適な品質レベルを決定するには、実験してみることをお薦めします。
レポートから生成されたデータをエクスポートするとき、Oracle Load Testingではレポート生成に使用された生データが含まれるカンマ区切り値(.csv)ファイルが作成されます。ファイルの最初の行には、カンマで区切られたフィールド名が含まれます。それ以降の行には、カンマで区切られたデータ値が含まれます。次に、「パフォーマンス vs. 時間」レポートから生成された.csvファイルの例を示します。
Time,Entire Job,tutor1,tutor4, 04-09-2001 15:59:48,,.6,, 04-09-2001 16:00:00,,,.13, 04-11-2001 17:08:04,,1.15,, 04-11-2001 17:08:29,1.39,,.24, 04-11-2001 17:09:19,,.98,, 04-11-2001 17:09:25,,,.12,
この例には次のフィールドが含まれます。
Time Entire Job tutor1 tutor4
.csvファイルの追加の行には、実際のデータ(時間値に続いて秒数)が一覧表示されます。
各レポート・タイプの.csvファイルには、そのレポート・タイプに特有のデータが含まれます。
レポートの生成に使用されるRAWデータを、カンマ区切り(.csv)ファイルにエクスポートできます。生成されたレポート・データをエクスポートするには、次のようにします。
レポートを作成します。
グラフの右にあるグラフ・オプションの表示ボタンをクリックします。
「エクスポート」を選択します。
CSV形式を選択して「エクスポート」をクリックすると、ファイルのダウンロード・ダイアログ・ボックスが表示されます。
CSV形式のままExcelで開く場合は、「開く」をクリックします。CSV形式でファイルを保存する場合は、「保存」をクリックします。
ファイルの保存を選択した場合は、「名前を付けて保存」ダイアログ・ボックスが表示されます。新しいファイル名を入力するかデフォルト名のままにし、保存先を選択して「保存」をクリックします。
Excelワークブック・ファイルとしてエクスポートするには、次のようにします。
注意: Excel形式でエクスポートするには、Oracle Load TestingサーバーにMicrosoft Excelがインストールされている必要があります。 |
レポートを作成します。
グラフの右にあるグラフ・オプションの表示ボタンをクリックします。
「エクスポート」を選択します。
XLS形式を選択して「エクスポート」をクリックします。ファイルのダウンロード・ダイアログ・ボックスが表示されます。
Excelでチャートを開く場合は、「開く」をクリックします。Excel形式でチャートを保存する場合は、「保存」をクリックします。
ファイルの保存を選択した場合は、「名前を付けて保存」ダイアログ・ボックスが表示されます。新しいファイル名を入力するかデフォルト名のままにし、ファイルの保存先を選択して「保存」をクリックします。
レポートはPNGファイルにエクスポートできます。PNGファイルにエクスポートするには、次のようにします。
レポートを作成します。
グラフの右にあるグラフ・オプションの表示ボタンをクリックします。
「エクスポート」を選択します。
PNG形式を選択し、サイズを設定します。
「エクスポート」をクリックします。
ファイル名を入力して、「保存」をクリックします。
レポートはJPGファイルにエクスポートできます。JPGファイルにエクスポートするには、次のようにします。
レポートを作成します。
グラフの右にあるグラフ・オプションの表示ボタンをクリックします。
「エクスポート」を選択します。
JPEG形式を選択し、サイズと品質レベルを設定します。
「エクスポート」をクリックします。
ファイル名を入力して、「保存」をクリックします。
グラフ・クエリーは、セッション、データ・シリーズおよびXとY軸設定で構成されます。この情報を選択して保存すると、以降の作業で次のように再利用することが可能です。
単一セッションのグラフを保存し、新規セッションに適用して新しいグラフを作成します。
ベースライン・セッションのグラフを保存し、セッションを実行して新規実行セッションに適用することで、元のベースラインを使った新規グラフを作成します。
単一セッションのグラフを保存し、新規セッションに適用して、カウンタを現在のグラフ定義に追加します。
グラフ・クエリーを保存するには、次のようにします。
グラフ化するセッションとデータ・シリーズを選択します。
グラフの右にあるグラフ・オプションの表示ボタンをクリックします。
クエリーの保存を選択し、クエリーの名前を入力します。
<クエリー・リスト>: 既存の保存済クエリーが一覧表示されます。
名称: 新しいクエリーの名前を入力するか、上書きする場合は既存のクエリーを選択します。
「保存」をクリックします。
新規クエリーを作成するには、クエリーの名前を入力して「保存」をクリックします。既存のクエリーに上書きするには、目的のクエリーを選択して「保存」をクリックします。上書きを確認するメッセージが表示されたら「はい」をクリックします。
保存されている問合せを実行するには、次のようにします。
グラフの右にあるグラフ・オプションの表示ボタンをクリックします。
クエリーを開くをクリックします。
<クエリー・リスト>: 既存のクエリーが一覧表示されます。実行するクエリーを選択します。
セッション: クエリーを実行する対象のセッションを選択します。
現在のグラフに追加: 選択すると、グラフに新しいセッション・データが追加されます。選択を解除すると、グラフがクリアされてから新しいセッション・データが表示されます。
使用する問合せを選択します。
問合せを実行する対象のセッションを選択します。
このセッション・データを現在のグラフに追加するかどうかを選択します。
「OK」をクリックします。
選択したセッションに適用できないデータ・シリーズがある場合には、警告メッセージが表示されます。このメッセージが表示された場合には、「OK」をクリックして続行します。
新しいグラフが生成されます。
問合せを編集するには、次のようにします。
「管理」メニューの「グラフ クエリー」をクリックします。
編集: 「グラフ クエリーの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択したクエリーを削除します。
クローン: 「グラフ クエリーの編集」ダイアログ・ボックスが開き、選択したクエリーの設定が表示されます。選択したクエリーをコピーし編集して、新規クエリーを作成できます。
クエリー名: 既存のクエリーが一覧表示されます。
変更するクエリーを選択して「編集」をクリックします。
変更を行い、「OK」をクリックします。
「閉じる」をクリックして「グラフ クエリー マネージャ」ダイアログ・ボックスを終了します。
Oracle Load Testingにアップロードできるカスタムのレポート・テンプレートを作成することができます。カスタムのテンプレートは、「レポート」タブの「Oracle Load Testing」タブに表示されます。アップロードすると、セッションとレポート・テンプレートを選択してレポートを生成できます。
レポート・テンプレートを作成するには、Microsoft WordでOracle Load Testingレポート・ジェネレータ・ツールを使用します。このツールは、Microsoft WordがインストールされているWindowsマシンにインストール可能で、Oracle Application Testing Suiteアプリケーションをインストールしなくても使用できます。
インストールすると、レポート・テンプレートはMicrosoft Wordで作成されてOracle Load Testingにアップロードされます。その後、生成されたレポートがMicrosoft Wordで表示されます。
レポート・ジェネレータ・ツールをインストールするには、次のようにします。
Microsoft Wordを終了します。
Oracle Application Testing Suiteインストール・ディレクトリのOracleATS/OFTフォルダにあるOLTOfficeToolbarInstaller.exeプログラムを実行します。
Microsoft WordのツールバーにOLTデータの挿入ボタンが追加されます。
これでレポート・テンプレートを作成できるようになります。レポート・テンプレートには、テキスト、グラフィック、Oracle Load Testingグラフ、およびセッション・データを含めることができます。また、カスタムJavaコードも含めることができます。レポート・テンプレートを作成するには、次のようにします。
OLTデータの挿入ボタンをクリックして、次のダイアログ・ボックスを表示します。
このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。
グラフ クエリー: デフォルトのOracle Load Testingグラフ、またはtemplate.propertiesファイルを作成してある場合にはカスタム・グラフがリストされます。
オプション設定: 空のままにしてデフォルトを使用します。
タイトル: グラフのタイトルを入力します。
高さ: グラフの高さを入力します。
幅: グラフの幅を入力します。
セッション データ 表示するセッション・データ、セッション名、概要、ページ・データまたはプロファイル・データを選択します。生成されたデータはカンマで区切られているので、「テーブル」メニューから変換を選択してからテーブルに変換を選択して簡単にテーブルに変換できます。
カスタム・コード: このセクションでは、レポート・ジェネレータAPIで使用できるメソッドを使用するJavaコードを作成できます。このAPIのドキュメントは、オンライン・ヘルプの目次から参照してください。
注意: 次の行に移動するには、[Enter]キーではなく[Ctrl]+[Enter]キーを使用します。[Enter]キーを押すと、ダイアログ・ボックスが終了します。 |
表示するグラフまたはセッション・データを選択するか、カスタム・コードを入力します。
「挿入」をクリックします。フィールド・コードがドキュメントに挿入され、コメントとして表示されます。フィールド・コードを編集するには、選択して右クリックし、「フィールドの編集」を選択します。
テンプレートで、[Enter]を押して次の行に移動します。
テンプレートの作成が完了したら、「閉じる」をクリックしてOracle Load Testingリファレンスの挿入ダイアログ・ボックスを終了します。
「ファイル」メニューで「保存」をクリックします。ファイルの名前を入力し、.rtf形式で保存します。ファイルは任意の場所に保存できます。
これで、ファイルをOracle Load Testingにアップロードし、レポートを生成できるようになりました。ファイルをアップロードするには、次のようにします。
Oracle Load Testingで、「ツール」メニューから「アップロード」を選択します。
「タイプ」フィールドで、「レポート テンプレート」を選択します。
「参照」をクリックします。
レポート・テンプレートを選択して「開く」をクリックします。
「アップロード」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。テンプレートが、「レポート」タブのレポート・リストに表示されます。
レポートを生成するには、セッションとテンプレートを選択して「生成」をクリックします。レポートが生成され、Wordに表示されます。
installdir/data/olt/reportsフォルダでtemplate.propertiesファイルを作成することにより、OLT参照の挿入ダイアログ・ボックスで使用可能なグラフおよびセッション・データのリストを変更できます。このファイルが存在する場合は、中に含まれるグラフおよびセッション・データが使用されます。ファイルがない場合は、デフォルトが使用されます。このファイルには、使用可能にするグラフとセッション・データが一覧表示されます。次はその例です。
[GRAPH] Performance vs. Time@<%out.write(session.getGraph('Performance vs. Time'))%> Errors vs. Time@<%out.write(session.getGraph('Errors vs. Time'))%> Statistics vs. Time@<%out.write(session.getGraph('Statistics vs. Time'))%> [SESSION] Session Name@<%=session.getName()%> Overview@<%=session.getOverview()%>
最後のデータ収集とレポート・セッションに関する統計情報およびシナリオ・プロファイル設定が含まれるサマリー・レポートを作成することができます。
「レポートの作成」タブで「レポート」タブを選択し、レポートを参照するセッションを選択してから、「生成」をクリックします。「セッション パフォーマンス レポート」と「Oracle Load Testing シナリオ レポート」が続けて表示されます。
シナリオ・レポート: 仮想ユーザー実行に使用されたシナリオ設定およびオプションのサマリーが表示されます。
セッション・レポート: 仮想ユーザー・セッションのパフォーマンスおよびエラー統計データのサマリーが表示されます。
次の項では、サマリー・レポートについて詳しく説明します。
生成されたレポート・ファイルには、Oracle Load Testingのシナリオと同じ名前(「シナリオ」タブの「シナリオ詳細」フィールド)が付けられます。
レポートを保存する場合は、「印刷/保存: HTML」をクリックします。レポートが別のブラウザ・ウィンドウに表示されるので、「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択し、HTMLまたはテキスト形式でレポートを保存します。
レポートを印刷する場合は、「印刷/保存: HTML」をクリックします。レポートが別ブラウザ・ウィンドウで開きます。「ファイル」メニューから「印刷」を選択します。「印刷」ダイアログ・ボックスが開き、プリンタ・オプションを設定できます。使用可能なオプションは、プリンタの種類によって異なります。オプションを設定し、「OK」または「印刷」ボタンをクリックします。
シナリオを別名で保存するには、次のようにします。
「シナリオ」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。
「シナリオを保存」ダイアログ・ボックスの「名前」フィールドに、新しい名前を入力します。
レポートを保存するワークスペースを選択して、「OK」をクリックします。
レポートを保存するには、「印刷/保存: HTML」をクリックします。レポートが別のブラウザ・ウィンドウに表示されます。「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択し、HTMLまたはテキスト形式でレポートを保存します。
レポートを印刷するには、印刷用画面をクリックします。「ファイル」メニューから「印刷」を選択します。印刷ダイアログ・ボックスが開き、プリンタのオプション設定が表示されます。使用可能なオプションはプリンタのタイプによって異なります。オプションを設定し、目的に応じて「OK」ボタンまたは「印刷」ボタンをクリックします。
フィルタ・オプションでは、レポートに含める特定の日時範囲を指定します。日時のフィルタを指定しない場合、レポートにはセッション全期間のセッション・レポートが表示されます。
カスタムの日時範囲フィルタを指定するには、次のようにします。
「レポートの作成」タブをクリックしてから、「レポート」タブをクリックします。
セッションを選択して「生成」をクリックします。
レポートがロードされたら、「フィルター」アイコンをクリックします。次のオプションを使用できます。
タイム レンジ: レポートのフィルタに使用する日付と時刻の範囲を指定します。
カスタム(M/d/yyyy HH:mm:ss): 選択する場合は、開始日時、終了日時の範囲をフィルタに設定できます。
下限: レポートの対象にするデータの開始日時を指定します。指定する開始日時は、「セッション開始時間」から「セッション終了時間」までの範囲に入っていなければなりません。
上限: レポートの対象にするデータの終了日時を指定します。指定する終了日時は、「セッション開始時間」から「セッション終了時間」までの範囲に入っていなければなりません。
セッション詳細: セッション・データの日時範囲の詳細が表示されます。
セッション開始時間: セッションが開始した日時が表示されます。
セッション終了時間: セッションが終了した日時が表示されます。
所要時間: セッションの実行時間の長さが表示されます。
「カスタム」オプションを選択し、レポートに含める時間範囲に日時の最小値と最大値を設定します。
「OK」をクリックすると、最小と最大の日時範囲のデータのみを含む新しいレポートが生成されます。
データベースからセッション・データを削除する、またはセッション・ファイル名と説明を編集するには、次のようにします。
「管理」メニューから「セッション」を選択して、「セッション マネージャ」を表示します。
このダイアログ・ボックスでは、データベース内のセッション・データを管理します。
編集: 「セッションの編集」ダイアログ・ボックスが表示され、セッションの名前および詳細を変更することができます。
削除: 選択されたセッション・データ全体をデータベースから削除します。複数のセッションを選択するには、[Ctrl]キーを押しながら目的のセッションを選択します。
VU ディスプレイ データの削除: 選択されたセッションのVUディスプレイ・データのみを削除します。複数のセッションを選択するには、[Ctrl]キーを押しながら目的のセッションを選択します。
セッション名: Oracle Load Testingオートパイロットで実行された仮想ユーザー・セッションの名前です。Oracle Load Testingでは、オートパイロットが仮想ユーザーの再生を開始するときのセッション・データの名前を指定できます。
開始時刻: 仮想ユーザー・セッションが開始した日付および時刻が表示されます。
終了時刻: 仮想ユーザー・セッションが終了した日付および時刻が表示されます。
詳細: セッションのステータスが表示されます。次のステータスのいずれかが表示されます。
空白: セッション・データはデータベースに正しく保管されました。
セッションの開始: Oracle Load Testingセッションはセッション・データベースに現在アクセスしています。
セッションの終了: セッションのデータはデータベースにコミットされ、レポートの準備ができています。
データの保存中: セッション・データは保存中です。
VU データ: このセッションのVUデータが保存されたかどうかを示します。
削除するセッションの名前を選択します。複数のセッションを削除するときは、[Ctrl]キーを使用します。
「削除」をクリックしてセッションを削除するか、「VU ディスプレイ データの削除」をクリックしてVUディスプレイ・ログのみを削除します。
この項では、負荷テストのセッションで生成されるRAWデータ・ファイルの使用方法を説明します。RAWデータを利用すると、レポート対象のすべてLoadエージェント・マシンにわたる負荷テストで実行されているすべての仮想ユーザーから収集された未集計データをアップロードすることができます。
データベース管理者は、Oracleデータベース(Oracle RDBMSのみ)で表を作成し、CSVファイルを表にインポートできます。データベース管理者とエンド・ユーザーはRAWデータ表に対してSQL問合せを実行し、レポートを生成できます。
RAWデータ収集をデフォルトで有効にするには、次のようにします。
注意: 負荷セッション中に生成されるRAWデータ・ファイルは、サイズが急激に大きくなることがあり、エージェント・マシン上でファイル・サイズやディスク領域の問題を起こす場合があります。15分という短い負荷テスト・セッションでも、生成されるファイルは約40MBになります。「RAW データを保存」設定を有効にして負荷テスト・セッションを実行する場合は、ファイル・サイズとディスク領域の問題をあらかじめ考慮しておいてください。 |
「ツール」メニューから「オプション」を選択します。
「シナリオ デフォルト」を選択します。
デフォルト設定の「Java クライアント詳細設定」で、「RAW データを保存」設定をTrue
に設定します。
「RAW データを保存」設定は、RAWデータ収集の負荷テスト・セッションが終わったら、必ずFalse
に設定してください。
特定のセッションでRAWデータ収集を有効にするには、次のようにします。
シナリオにスクリプトを追加します。
最初のスクリプト/プロファイルの隣にある「すべてのパラメータの設定」ボタンを選択します。
デフォルト設定の「Java クライアント詳細設定」で、「RAW データを保存」設定をTrue
に設定します。
注意: セッションの最初のスクリプトに設定するオプションによって、同じセッションの他のスクリプトに対する同じオプションも決定されます(ユーザー・インタフェースでは、異なるスクリプトのオプションに異なる値が示されている場合でも)。 |
RAWデータ収集を有効にした場合、Oracle Load Testingは測定したデータ・ポイントをすべて一連のCSVファイルに保存しますが、 ServerStatsデータはデータがエージェントに存在しないためCSVファイルに含まれません。ファイルはエージェント上のローカルで、次のように指定されたディレクトリに保存されます。
<oats_install>/agent/rawdata/<controller-identifier>/<session_name>/<agent-id>/<YYYY-MM-DD HH:mm:ss>
エージェント・マシンのディレクトリにあるRAWデータ・ファイルはすべてそのディレクトリで維持されます。Oracle Load Testingコントローラへの配信、同じセッションのエージェント間でのリコンシリエーションなど、どんな操作もキャプチャ後には行われません。RAWデータ・ファイルの管理は、手動で実行する必要があります。
ファイルは次のとおりです。
counter_definitions.csv
: 「RAW データを保存」オプションを有効にしたセッションごとに、またセッションが実行されているエージェントごとに、各カウンタ定義がCSVファイルに保存されます。このファイルには次のフィールドがあります。
ID: ファイル内のカウンタ定義レコードごとの一意の識別子。
SOURCE_ID: 仮想ユーザーのID。たとえば、セッションで10のユーザーが実行されている場合、1から10までのソースIDが存在します。
SESSION_NAME: 負荷テスト・セッションの名前。
PROFILE_NAME: 負荷テスト・セッションで実行されるプロファイルの名前。
TIMER_NAME: Oracle Load Testingタイマーの名前。
COUNTER_NAME: Oracle Load Testingカウンタの名前。
AGGREGATION_TYPE_NAME: 各カウンタの集計タイプで、次のタイプがあります。
0, Current: カウンタは現在値カウンタです。
1, Cumulative: カウンタは累積値カウンタです。
2, Average: カウンタは平均値カウンタです。
3, Min: カウンタは最小値カウンタです。
4, Max: カウンタは最大値カウンタです。
5, No data: カウンタはデータを持ちません。
6, Last: カウンタは最終値カウンタです。
CONTROLLER_TIME_DELTA_MS: エージェント・マシンが複数の場合の、タイムスタンプ・オフセット値です。各エージェント・マシン上のタイムスタンプ(AGENT_TME_MS)とOracle Load Testingコントローラとの差異を表します。たとえば、コントローラのタイムスタンプが1で、エージェント・マシンのタイムスタンプが2の場合、その差は1です。別のエージェント・マシンのタイムスタンプが3の場合、差は2になります。通常はミリ秒単位です。
counter_data.csv
: 「RAW データを保存」オプションを有効にしたセッションごとに、またセッションが実行されているエージェントごとに、各カウンタの各カウンタ値がCSVファイルに保存されます。
状況によっては、特定のセッションですべてのデータがキャプチャされないこともあります。セッションがシャットダウンされるまでの時間によっては、RAWデータのキャプチャに影響することがあります。このファイルには次のフィールドがあります。
ID: counter_definitions.csv
ファイルのカウンタ定義IDに相当します。
AGENT_TIME_MS: エージェントがレポートを開始した最初の時刻を示すタイムスタンプ。EPOCH時間単位で、セッション・リクエストがエージェントに到達した時刻を表します。
VALUE: カウンタの値。値のタイプは、counter_definitions.csv
ファイルのAGGREGATION_TYPE_NAME値で指定されます。
「RAW データを保存」設定が有効な状態でOracle Load Testingシナリオを実行してRAWデータ・ファイルを生成すると、カウンタ定義とカウンタ・データのCSVファイルに利用する表をOracleデータベースに作成できます。この項では、表を作成する基本的な手順について説明します。データベースで表を作成するときに必要なSQLコマンドの例は、6.9.5項「SQLコマンド・ファイルの例」を参照してください。
SQLコマンド・ファイルを作成するか、Oracle Application Testing Suiteに付属しているRawTables.sql
コマンド・ファイルを使用します。
作成したコマンド・ファイルまたはRawTables.sql
ファイルを、Oracle Home\BIN.にコピーします。
SQL Plusを使用して、Oracle Load Testingのデータベース・スキーマ(olt/password)に接続します。
SQL Plusで次のコマンドを入力します(パスは、SQLコマンド・ファイルがある適切なパスに置き換えてください)。
@C:\OracleATS\oxe\app\oracle\product\10.2.0\server\BIN\RawTables.sql
RAWデータ表がデータベースに作成されたら、カウンタ定義とカウンタ・データのCSVファイルをデータベースにインポートできます。この項では、CSVファイルをデータベースにインポートする基本的な手順について説明します。
カウンタ定義のCSVファイルをインポートするための制御ファイルを作成するか、Oracle Application Testing Suiteインストール環境に付属しているRawDataDef.ctl
コマンド・ファイルを使用します。カウンタ定義のCSVファイルをデータベースにインポートする際に必要な制御ファイルの例は、6.9.6項「カウンタ定義の制御ファイルの例」の項を参照してください。
カウンタ・データのCSVファイルをインポートするための制御ファイルを作成するか、Oracle Application Testing Suiteインストール環境に付属しているRawData.ctl
コマンド・ファイルを使用します。カウンタ・データのCSVファイルをデータベースにインポートする際に必要な制御ファイルの例は、6.9.7項「カウンタ・データの制御ファイルの例」の項を参照してください。
作成した制御ファイル、またはRawDataDef.sql
ファイルとRawData.ctl
ファイルを、Oracle Home\BINにコピーします。
次のコマンドを実行します。
sqlldr olt/yourpassword control=RawDataDef.ctl sqlldr olt/yourpassword control=RawData.ctl
ここでは、Oracleデータベースで表を作成するときに必要なSQLコマンドの例を示します。
CREATE TABLE counterRun_rawdata ( counterHdrID int NULL, counterVal float NULL, counterTS timestamp(3) NULL, iteration int NULL, numberVus int NULL, errFlag int NULL ) ; CREATE TABLE counterHdr ( counterHdrID int NOT NULL, sessionRunID int NULL, source int NULL, machineName nvarchar2 (255), counterName nvarchar2 (255), objName nvarchar2 (255), instName nvarchar2 (255), niceName nvarchar2 (255), aggregationType int NULL, CONSTRAINT counterHdr_PK PRIMARY KEY (counterHdrId) ) ; create or replace FUNCTION GETSESSIONID ( SessionName1 IN VARCHAR2 ) RETURN NUMBER AS ID number(38):=0; BEGIN --dbms_output.put_line('before 1' || length(SessionName1)|| ' ' || SessionName1); select sessionrunid into ID from sessionrun where sessionname =trim(SessionName1); --dbms_output.put_line('end'); RETURN ID; EXCEPTION WHEN OTHERS THEN -- DBMS_OUTPUT.put_line(sqlerrm); -- dbms_output.put_line(dbms_utility.format_error_backtrace); RETURN 0; END GETSESSIONID; /
ここでは、カウンタ定義のCSVファイルをOracleデータベースに入力する際に使用する制御ファイルの例を示します(パスは、制御ファイルがある適切なパスに置き換えてください)。
Options (Skip = 1) Load Data infile 'C:\OracleATS\oxe\app\oracle\product\10.2.0\server\BIN\counter_definitions.csv' replace into table COUNTERHDR fields terminated by "," OPTIONALLY ENCLOSED BY '"' ( COUNTERHDRID, source, sessionrunid "getSessionID(:sessionrunid)", objname, INSTNAME, COUNTERNAME, AGGREGATIONTYPE "decode(trim(:AGGREGATIONTYPE),'Average',2,'Cumulative', 1,'Current',0,'Min',3,'Max' ,4,'No data',5,'Last' ,6,-1)" , NICENAME "decode(:COUNTERNAME, null, :COUNTERNAME, :COUNTERNAME)" )
ここでは、カウンタ・データのCSVファイルをOracleデータベースに入力する際に使用する制御ファイルの例を示します(パスは、制御ファイルがある適切なパスに置き換えてください)。
Options (Skip = 1) infile 'C:\OracleATS\oxe\app\oracle\product\10.2.0\server\BIN\counter_data.csv' replace into table COUNTERRUN fields terminated by "," OPTIONALLY ENCLOSED BY '"' ( COUNTERHDRID, COUNTERTS "new_time( to_date('01011970', 'ddmmyyyy') + 1/24/60/60 * :COUNTERTS/1000, 'GMT', 'GMT')", COUNTERVAL )