ヘッダーをスキップ
Oracle® Test Manager Test Managerユーザーズ・ガイド
バージョン9.20
B62628-01
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

2 基本

この章では、Oracle Test Managerをインストールおよび開始する方法について説明します。また、Oracle Test Managerのウィンドウ、機能およびメニュー・オプションなどについても説明します。Windowsインタフェースの設定および使用の詳細は、第11章「Windowsインタフェースの使用方法」を参照してください。

Oracle Test Managerでは次の作業を実行できます。

2.1 Oracle Test Managerのインストールおよび起動

Oracle Test Managerをインストールするには、次のようにします。

  1. http://www.oracle.com/technology/software/products/app-testing/index.htmlに移動します。

  2. Oracle WebサイトからOracle Application Testing Suite製品をダウンロードし、ハード・ディスクの一時ディレクトリに保存します。製品のzipファイルについては、Oracle Application Testing Suiteリリース・ノートを参照してください。

  3. ダウンロードしたZipファイルを解凍し、setup.batを実行します。

  4. セットアップの指示に従ってOracle Application Testing Suiteをインストールします。


    注意:

    製品は$installDir/OFTにデフォルトのリポジトリを作成します。$installDirは、Oracle Application Testing Suiteのインストール先ディレクトリ、あるいはOracle Application Testing Suiteをインストールしていない場合はOpenScriptのインストール場所です。

    Oracle Application Testing Suiteのインストール中に、Oracle Application Testing Suite製品で使用するマスター・パスワードの入力を求められます。このパスワードは忘れないでください。 Administrator、Oracle Load Testing、Oracle Test Managerへのログインに必要になります。

  5. 「スタート」メニューの「Oracle Application Testing Suite」から「Oracle Test Manager」を選択し、Oracle Test ManagerのWebユーザー・インタフェースを起動します。Windowsバージョンは、Oracle Application Testing Suiteの「ツール」サブメニューから起動できます。Windowsインタフェースの使用方法は、第10章「Windowsインタフェースの使用方法」を参照してください。

    Webサーバー・マシンからOracle Test Managerを起動するには、Webブラウザのアドレスにhttp://server name:8080/otmまたはhttp://localhost:8080/otmと入力します。

    インストールにより、Oracle Application Testing Suiteデータベースにデフォルトの管理ユーザー名が作成されます。初めてAdministrator、Oracle Load Testing、またはOracle Test Managerにログオンする際、ユーザー名administratorと、インストール時に定義したパスワードを入力します。Oracle Application Testing Suite Administratorを使用して、デフォルトのユーザーを変更したり、Oracle Application Testing Suiteユーザーのユーザー名およびパスワードをカスタマイズできます。

2.1.1 リモート・システムにおけるテストの実行

テストを実行するときに、実行するワークステーションを指定できます。ワークステーションは「システム マネージャ」を使用して設定します。Oracle OpenScriptテストをリモート・システムで実行するには、リモート・システムにOracle Application Testing Suiteリモート・エージェントをインストールし、リモート・エージェント・サービスのログイン資格証明を設定する必要があります。エージェントのインストールおよびログイン資格証明の設定に関する詳細は、『Oracle Application Testing Suiteリリース・ノート』の「Oracle Load Testingリモート・エージェント」の項を参照してください。

2.2 Webサーバー・ポートの変更

Oracle Test Manager Webサーバーのデフォルト・ポートは8088です。別のポートに変更することができます。ポート番号の変更はWebLogic ConsoleおよびOracle Application Testing Suite設定から実行する必要があります。

WebLogic Consoleでポートを変更するには、次の手順を実行します。

  1. http://localhost:8088/consoleに移動して、Oracle WebLogic Server管理コンソールを開始します。

  2. 管理者としてログインします(デフォルト・ユーザー名はoatsです)。パスワードは、Oracle Application Testing Suiteのインストール時に定義したものを使用します。

  3. ドメイン構造からoats配下の環境を選択し、サーバーを選択します。

  4. AdminServer(Admin)を選択します。

  5. ポートを変更し設定をリリースします。

    Consoleアプリケーションの使用方法の情報は、Oracle WebLogic Server管理コンソールのドキュメントを参照してください。

Oracle Application Testing Suite設定でポートを変更するには、次の手順を実行します。

  1. ファイル<installdir>\config\oats-config.xmlをテキスト・エディタで開きます。

  2. ポート番号8088が設定されているすべてのプロパティ・キーを新しいポート番号に変更します。

  3. ファイルを保存します。

  4. 「コントロール パネル」から「管理ツール」の「サービス」を開きます。

  5. Oracle Application Testing Suite Application Serviceサービスを再起動します。

2.3 SSLの使用

Oracle Test ManagerでSecure Sockets Layer(SSL)を使用するように設定することができます。設定手順は次のとおりです。

  1. http://localhost:8088/consoleを開いて、Oracle WebLogicコンソールを起動します。

  2. Oracle Application Testing Suiteのインストール実行時に定義したパスワードを使用して、管理者としてログインします。

  3. ドメイン構造からoats配下の環境を選択し、サーバーを選択します。

  4. AdminServer(Admin)を選択します。

  5. 「SSL」タブを選択します。

Consoleアプリケーションの使用方法の情報は、Oracle WebLogic Serverのドキュメントを参照してください。

2.4 Webサーバーの設定

Webサーバーを設定するには、次の手順を実行します。

  1. 前述のように、Oracle Test Managerをサーバー・マシンにインストールします。

  2. Oracle Test Managerを使用して、必要に応じてユーザー、プロジェクトおよびカスタム・フィールドを設定します。

  3. 「スタート」メニューから「Oracle Application Testing Suite」を選択して「ツール」メニューから「Oracle Application Testing Suite Database Configuration」を選択し、データベース名を構成します。

  4. 「スタート」メニューから「コントロール パネル」を選択し、「コントロール パネル」の「管理ツール」から「サービス」を選択して、サーバー・マシン上でOracle Test Manager Webサーバーを開始します。

  5. Oracle Test Manager Webサーバーを選択します。

  6. 「操作」メニューから「開始」を選択します。

  7. マシンの起動と同時にWebサーバーが開始されるようにWebサーバーを設定できます。「操作」メニューから「プロパティ」を選択します。

  8. 「回復」タブをクリックします。

  9. 「最初のエラー」フィールドで「サービスを再起動する」を選択します。

2.5 ログイン

ログインするには、次の手順を実行します。

  1. 「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、「Oracle Application Testing Suite」メニューから「Oracle Test Manager - Web」を選択します。

  2. インストール実行時またはシステム管理者によって設定されたユーザー名およびパスワードを入力します。

  3. アクセスするデータベースを選択します。

  4. 「ログイン」をクリックします。

2.6 「要件」タブ

「要件」タブでは、要件の作業を実行します。

表示される要件の数は、オプションの表示するノードの最大値フィールドで設定します。次の作業を実行できます。

要件の前に表示されるアイコンの色はプライオリティを示しています。デフォルトの色は次のとおりで、Administratorで要件のプライオリティの順序を変更することによって変えることができます。

右側のペインには、選択された要件の詳細が表示されます。右上角には、添付ファイルとリンクの他に、関連するテストおよび不具合が一覧表示されます。次の作業を実行できます。

2.6.1 右クリック・メニュー

左ペインで要件を右クリックすると、右クリック・メニューが表示されます。次のオプションがあります。

要件の追加: 「要件の追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

要件の編集: 選択されたアイテムに対する「要件の編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

要件の削除: 選択した項目を削除します。

コピー: 選択した項目をクリップボードにコピーします。

貼り付け: クリップボードの内容を左側のペインに貼り付けます。

テストの関連付け: 「テストの関連付け」ダイアログ・ボックスが表示されます。

添付ファイル: 「ファイルの添付」ダイアログ・ボックスを表示します。

グループ: 「要件のグループ化」ダイアログ・ボックスが表示され、左ペインのアイテムを並べ替える基準を選択します。

フィルター: 「要件のフィルター」ダイアログ・ボックスが表示され、左ペインに表示する要件を選択します。

2.7 「テスト」タブ

「テスト」タブでは、テストの作業を実行します。

表示されるテストの数は、オプションの表示するノードの最大値で設定します。次の作業を実行できます。

テストの前に表示されているアイコンは、次に示すように、テストのタイプを表します。

次のように、テストの前に表示されるアイコンの色は前回のテストの結果を示しています。

右側のペインには、選択されたテストの詳細が表示されます。テスト・ステップおよび実行履歴が表示されます。次の作業を実行できます。

右側のペインの右上には、関連付けられている要件、不具合、アタッチメントおよびリンクが表示されます。次の操作を実行できます。

2.7.1 右クリック・メニュー

左側のペインでテストを右クリックすると、右クリック・メニューが表示されます。このメニューには次のオプションがあります。

テストの追加: 「テストの追加」ダイアログ・ボックスを表示します。

テストの編集: 選択した項目に応じた「テストの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。

テストの削除: 選択した項目を削除します。

コピー: 選択した項目をクリップボードにコピーします。

貼り付け: クリップボードの内容を左側のペインに貼り付けます。

要件の関連付け: 「要件の関連付け」ダイアログ・ボックスを表示します。

不具合の関連付け: 「不具合の関連付け」ダイアログ・ボックスを表示します。

添付ファイル: 「ファイルの添付」ダイアログ・ボックスを表示します。

テストの実行: 選択したテストを実行します。

ブランチの実行: 選択したブランチを実行します。

テストのスケジュール: スケジュールを作成するための「新規スケジュール」ダイアログ・ボックスと「タスクの追加」ダイアログ・ボックスを表示します。選択したテストは、自動的にテストのリストに追加されます。

テスト結果の設定: 選択したテストの結果を合格、不合格または警告に設定するための「テスト結果の設定」ダイアログ・ボックスを表示します。

グループ: 「テストのグループ化」ダイアログ・ボックスが表示され、左ペインのアイテムを並べ替える基準を選択します。

フィルター: 左側のペインで表示するテストを選択するための「テストのフィルター」ダイアログ・ボックスを表示します。

2.8 「不具合」タブ

「不具合」タブでは、不具合の作業を実行します。

表示される不具合の数は、オプションの表示するノードの最大値で設定します。次の作業を実行できます。

不具合の前に表示されるアイコンの色はプライオリティを示しています。次のデフォルト色があります。デフォルト色は、Oracle Test Manager Administratorで不具合のプライオリティの順序を変更することによって変更できます。

アイコン内の数字はステータス番号に対応しています。

右側のペインには、選択された不具合の詳細、ソリューション、プライオリティ、およびステータスなどの情報が表示されます。次の作業を実行できます。

右側ペインの右上角には、添付ファイルとリンクの他に、関連する要件、テスト、および不具合が一覧表示されます。次の作業を実行できます。

2.8.1 右クリック・メニュー

左ペインで不具合を右クリックすると、右クリック・メニューが表示されます。次のオプションがあります。

不具合の追加: 「不具合の追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

不具合の編集: 選択されたアイテムに対する「不具合の編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

不具合の削除: 選択した項目を削除します。

コピー: 選択した項目をクリップボードにコピーします。

貼り付け: クリップボードの内容を左側のペインに貼り付けます。

テストの関連付け: 「テストの関連付け」ダイアログ・ボックスが表示されます。

不具合の関連付け: 「不具合の関連付け」ダイアログ・ボックスを表示します。

添付ファイル: 「ファイルの添付」ダイアログ・ボックスを表示します。

グループ: 「不具合のグループ化」ダイアログ・ボックスが表示され、左ペインのアイテムを並べ替える基準を選択します。

フィルター: 左側のペインで表示するテストを選択するための「不具合のフィルター」ダイアログ・ボックスを表示します。

2.9 「レポート」タブ

「レポート」タブを使用して、標準およびカスタム・レポートの両方で作業することができます。

Oracle Test Managerには、グラフィックまたはデータのいずれでも参照可能な標準セットのレポートが含まれています。また、カスタム・レポートを作成して、目的のデータのみを表示できます。次の作業を実行できます。

レポートの使用方法の詳細は、第5章を参照してください。

2.10 「ダッシュボード」タブ

「ダッシュボード」タブを使用して、レポートの概要を参照することができます。

1つのダッシュボード・レポートが、要件、テスト、および不具合に対して使用可能です。それぞれに表示されるレポートをカスタマイズし、ビューを保存します。また、表示に使用する列の数を選択することもできます。

次の作業を実行できます。

各レポートに、次のオプションを含むツールバーが表示されます(左から右の順に記述)。

左に移動: レポートを1つ左の位置に移動します。

上に移動: レポートを1つ上の位置に移動します。

下に移動: レポートを1つ下の位置に移動します。

右に移動: レポートを1つ右の位置に移動します。

最小化: レポートを最小化します。

最大化: レポートを別ウィンドウで表示します。ここから、レポートとデータ・ビューを切り替えたり、レポートをエクスポートすることができます。

削除: レポートを表示から削除します。

2.11 メニュー・オプション

この項では、Oracle Test Managerのメニューおよびオプションについて説明します。

2.11.1 「プロジェクト」メニュー

「プロジェクト」メニューを使用して、開くプロジェクトを選択します。

開く: 「プロジェクトを開く」ダイアログ・ボックスが表示され、開くプロジェクトを選択できます。

データのインポート: 「インポート」ダイアログ・ボックスが表示され、データベースに.csvまたは.xlsファイルをインポートできます。

2.11.1 「ツール」メニュー

「ツール」メニューを使用して、ユーザー・オプションの設定、システムの設定、およびレガシー・レポートの参照を実行できます。次のオプションがあります。

システム: システム・マネージャが開き、テストを実行するシステムを設定できます。

リポジトリ: 「リポジトリ」ダイアログ・ボックスが開き、リポジトリを管理できます。

オプション: 「オプション」ダイアログ・ボックスが開き、ユーザー・プリファレンスを設定できます。

2.11.3 「ヘルプ」メニュー

コンテンツ: オンライン・ヘルプの目次が表示されます。

Oracle Test Manager for Web Applications について: ライセンス、バージョン番号および著作権情報が表示されます。

2.12 ツールバー・オプション

ツールバーには、要件、テスト、および不具合に関する次のボタンがあります。

更新: ツリーの表示をリフレッシュします。

追加: 選択されているタブに応じて、「追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。

編集: 選択されているアイテムに応じて、「編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。

削除: 選択されたアイテムを削除します。

コピー: 選択されたノードをコピーします。

貼り付け: 最後にコピーされたノードを貼り付けます。


注意:

[Ctrl]を押しならが[C]を押せばコピー、[Ctrl]を押しながら[V]を押せば貼り付けることができます。

スケジュール: 「スケジュール」ダイアログ・ボックスが表示され、テストをスケジュールできます。

検索文字列: 「検索文字列」ダイアログ・ボックスが開き、要件、テスト、および不具合を検索できます。

履歴: 「履歴」ダイアログ・ボックスが開き、選択されたアイテムの履歴を表示できます。

上に移動: 選択されたアイテムを現在のレベルで1つ上に移動します。このボタンは不具合には使用できません。

下に移動: 選択されたアイテムを現在のレベルで1つ下に移動します。このボタンは不具合には使用できません。

アウトデント: 選択されたアイテムを親と同じレベルに移動します。このボタンは不具合には使用できません。

インデント: 選択されたアイテムを前のアイテムの子レベルに移動します。このボタンは不具合には使用できません。

グループ: 「グループ」ダイアログ・ボックスが表示され、左ペインに表示する方法を選択できます。グループ条件を保存すると、ドロップダウン・リストに表示されます。

フィルター: 「フィルター」ダイアログ・ボックスが表示され、左ペインに表示するアイテムを選択できます。フィルター設定を保存すると、ドロップダウン・リストに表示されます。

移動: フィールドに入力した要件、テスト、または不具合を表示します。フィルタ設定により左ペインに表示されていないアイテムは、一時ノードに表示されます。

ツリー ビュー: 表示形態をツリー・ビューに切り替えます。

グリッド ビュー: 表示形態をグリッド・ビューに切り替えます。

次へ: オプションの「表示するノードの最大値」の設定に基づいて、次のアイテム・グループを表示します。

前へ: オプションの「表示するノードの最大値」の設定に基づいて、前のアイテム・グループを表示します。

「レポート」タブでは、ツールバーに次のオプションが含まれます。

追加: 「レポートの追加」ダイアログ・ボックスが開き、カスタム・レポートを追加できます。

編集: 「レポートの編集」ダイアログ・ボックスが開き、選択したカスタム・レポートを編集できます。標準レポートは変更できません。

削除: 選択されたカスタム・レポートを削除します。標準レポートは削除できません。

クローン: 選択された標準またはカスタム・レポートのコピーを作成します。コピーは必要に応じて編集できます。

保存: 「レポートの保存」ダイアログ・ボックスが開き、カスタム・レポートを保存できます。

電子メール: 「電子メール・レポート」ダイアログ・ボックスが開き、選択されたレポートを電子メール送信できます。

印刷: 「印刷」ダイアログ・ボックスが開き、選択されたレポートを印刷できます。

停止: レポートのロードを停止します。これは、レポートのダウンロードに時間がかかっているときなどに便利です。

「ダッシュボード」タブでは、ツールバーに次のオプションが含まれます。

追加: レポート・ツリーが表示され、ダッシュボードに追加するレポートを選択できます。

削除: 選択されたレポートを表示から削除します。

保存: ダッシュボードの保存ダイアログ・ボックスが開き、ダッシュボード・レポートを保存できます。

トグル: レポート・ツリーの表示を切り替えます。

2.13 ユーザー・オプション変更

ユーザー・オプションには、名前、電子メール・アドレス、パスワード、およびOracle Test Managerでのアイテムの表示方法が含まれます。管理ユーザーの場合は、テスト結果のリセットの追加オプションが含まれます。

ユーザー・オプションを変更するには、次の手順を実行します。

  1. 「ツール」メニューから「オプション」を選択して、「オプション」ダイアログ・ボックスを表示します。

    このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。

    ユーザー情報: 名前および電子メール・アドレスを変更するオプションが表示されます。

    • データベース: ログイン中のデータベースが表示されます。このフィールドは変更できません。

    • 名: 名前が表示されます。

    • 姓: 姓が表示されます。

    • 電子メール: 電子メール・アドレスを入力します。

    • E メール通知を有効にする: このチェック・ボックスを選択すると、新規の不具合が作成されたとき、または割り当てられたフィールドが変更されたときに電子メール通知が送信されます。通知は、「E メール」フィールドに入力された電子メール・アドレスに送信されます。

    ツリーのプリファレンス: これらのオプションで、ツリーの表示をカスタマイズします。

    • 表示するノードの最大値: 表示するツリー・ノードの最大数を入力します。

    • ノードの一意IDの表示: これを選択すると、各ノードの一意のIDが表示されます。

    • グループが変更されても、選択ノードを新グループで表示する: グループ化されているアイテムのグループを変更すると、そのアイテムは新しい位置で選択された状態で表示されます。このオプションが選択されていない場合、グループ化されているアイテムのグループを変更すると、元のグループ内で次のアイテムが選択された状態で表示されます。次のアイテムがない場合は、前のアイテムが選択ノードになります。アイテムの編集によって元の親がなくなる場合は、最上レベルの親ノードが選択ノードになります。

    • 関連付けられたノードをノードのコピー時にすべて含める: これを選択すると、ノードをコピーするときに関連付けられたノードもコピーされます。選択しない場合は、選択されたノードのみがコピーされ、関連付けられたノードは含まれません。

    パスワードの変更: パスワード変更の次のオプションが表示されます。

    • 変更: このチェック・ボックスはパスワードを変更するときに選択します。

    • 旧パスワード: 現在のパスワードを入力します。

    • 新規パスワード: 新しいパスワードを入力します。

    • 新規パスワードの確認: 新しいパスワードを再度入力します。

    テスト実行のリセット: このオプションは管理ユーザーに対してのみ表示されます。

    • すべてのテストの実行ステータスをリセット: テストの実行ステータスを変更するときに選択します。

    • 設定する結果: 新しいテスト実行ステータスを入力します。このフィールドには入力が必要です。

    • 設定するサマリー: 必要に応じて、コメントを入力します。

  2. 変更を行います。

  3. 「OK」をクリックします。

  4. 「OK」をクリックします。

2.13.1 テスト実行結果のリセット

管理者としてログオンしている場合は、プロジェクト内のすべてのテストに対するテスト実行ステータスをリセットできます。テスト実行ステータスをリセットするには、次の手順を実行します。

  1. 「ツール」メニューから「オプション」を選択して、「オプション」ダイアログ・ボックスを表示します。

  2. 「テスト実行のリセット」を選択します。

    このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。

    • すべてのテストの実行ステータスをリセット: テストの実行ステータスを変更するときに選択します。

    • 設定する結果: 新しいテスト実行ステータスを入力します。このフィールドには入力が必要です。

    • 設定するサマリー: 必要に応じて、コメントを入力します。

  3. 「すべてのテストの実行ステータスをリセット」を選択します。

  4. 「OK」をクリックします。

  5. 新しいステータスおよびコメントを入力します。

  6. 「OK」をクリックします。

  7. 「OK」をクリックします。

2.14 アイテムのグループ化およびフィルタ適用

この項では、ツリーにあるアイテムのグループ化およびフィルタ適用を実行する方法について説明します。

2.14.1 アイテムのグループ化

要件、テストおよび不具合のツリー・ビュー内での表示順序を、グループ化によって変更することができます。デフォルト・ビューでは、アイテムは順序どおりに一覧表示され、グループ化されていません。

また、オプションでグループ化の条件を保存し、以降の作業で使用することも可能です。保存されたグループ条件は、ツールバーのドロップダウン・リストに表示されます。

Oracle Test Managerは、最後のグループ化の設定を記憶し、次回のログイン時に適用します。

アイテムをグループ化するには、次の手順を実行します。

  1. グループ化を適用するカテゴリに対応するタブを、要件、テスト、または不具合のいずれかから選択します。

  2. 「グループ」をクリックします。

    このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。

    保存されたグループ: 保存されたグループ設定が一覧表示されます。保存されたグループを編集または削除するには、目的のグループ設定を選択します。

    保存: 条件の保存ダイアログ・ボックスが表示され、グループ条件を保存できます。グループ化の設定を保存する必要はありません。

    削除: 選択されたグループ条件を削除します。

    グループ化: 最上レベルのグループ条件を選択します。

    次の基準: 第2レベルのグループ条件を選択します。

    次の基準: 第3レベルのグループ条件を選択します。

    次の基準: 第4レベルのグループ条件を選択します。

    適用: 設定を左ペインに適用します。

  3. アイテムをグループ化する条件を選択します。グループ化の条件は、デフォルトおよびカスタム・フィールドで第4レベルまで設定できます。

  4. 「適用」をクリックして、設定をただちに有効にします。

  5. 「保存」をクリックすると、設定を以降の作業で使用できます。条件の保存ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名称: グループ条件の名前を入力します。保存されたグループは、ツールバーのドロップダウン・リストに表示されます。

  6. 名前を入力し、「OK」をクリックします。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. フォルダ・レベルをクリックして、フォルダ内のアイテムを一覧表示します。詳細を参照するアイテムをクリックします。

2.14.2 アイテムへのフィルタ適用

ツリー・ビューにフィルタを適用して、表示するアイテムを絞り込むことができます。フィルタの適用には、デフォルトおよびカスタム・フィールドを使用できます。要件およびテストは、フィルタを適用する前にグループ化する必要があります。不具合は、グループ化されているかどうかにかかわらず、フィルタを適用することができます。

フィルタの設定を保存し、以降の作業で使用することが可能です。保存されたフィルタは、ツールバーのドロップダウン・リストに表示されます。

Oracle Test Managerは、最後のフィルタ設定を記憶し、次回のログイン時に適用します。

アイテムにフィルタを適用するには、次の手順を実行します。

  1. フィルタを適用するカテゴリに対応するタブを、要件、テスト、または不具合のいずれかから選択します。

  2. 「フィルタ」をクリックします。

    このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。

    保存されたフィルタ: 保存されているフィルタ設定が表示されます。編集または削除する保存済フィルタを選択します。

    保存: 条件の保存ダイアログ・ボックスが表示され、フィルタ設定を保存できます。フィルタを保存する必要はありません。

    削除: 選択された保存済フィルタを削除します。

    検索対象: フィルタ適用の対象が、要件、テスト、または不具合のいずれかで表示されます。

    中で次の条件の: フィルタ条件の適用方法を選択します。

    • すべて: すべての設定条件に一致させます。この設定は、複数の条件をANDで連結します。たとえば、高プライオリティで自分に割り当てられているすべての不具合を表示するときなどに、このオプションを使用します。

    • いずれか: 任意の設定条件に一致させます。この設定は、複数の条件をORで連結します。たとえば、高プライオリティまたは高重大度の不具合をすべて表示するときなどに、このオプションを使用します。

    • 組合せ: この設定では、ANDとORを組み合せることができます。たとえば、MaryまたはCarenに割り当てられた高プライオリティの不具合をすべて表示するときなどに、このオプションを使用します。このオプションでは、カッコを必須条件として使用して、条件をグループ化する方法を選択できます。たとえば、次がその例です。

      (((Assigned to = Mary OR Assigned to = Caren) AND Priority = High) OR Severity = High)
      

    <左カッコ>: 左カッコを選択します(3重カッコまで)。

    フィールド: 表示するアイテムの選択に使用するフィールドを選択します。

    オペレータ

    • イコール: 選択されたフィールドの値が一致するアイテムのみが表示されます。

    • 次と等しくない: 選択されたフィールドの値が一致しないアイテムのみが表示されます。

    値: 表示するアイテムの選択に使用するフィールドの値を入力または選択します。

    <右カッコ>: 右カッコを選択します(3重カッコまで)。

    <オペレータ>: 使用するオペレータをANDまたはORから選択します。

    <削除>: 条件を削除します。

    <式>: 条件の選択によって作成されるフィルタの式が表示されます。

  3. 条件を一致させる方法を選択します。すべての条件に一致させるには「すべて」を選択します。任意の条件に一致させるには、「いずれか」を選択します。ANDとORを使用してフィルタを作成する場合は「組合せ」を選択します。

  4. フィルタに使用する最初の値を選択または入力します。

  5. 値が一致するアイテムを表示する場合は、「イコール」を選択します。値が一致しないアイテムを表示する場合は、「次と等しくない」を選択します。

  6. 使用する値を選択します。

  7. 必要に応じて、追加レベルのフィルタを同じ手順を繰り返して設定します。

  8. 「適用」をクリックして、フィルタを左ペインにただちに適用します。

  9. オプションで、「保存」をクリックしてフィルタを保存すると、以降の作業で使用できるようになります。条件の保存ダイアログ・ボックスが表示されます。

    名称: フィルタの名前を入力します。保存されたフィルタは、ツールバーのドロップダウン・リストに表示されます。

  10. フィルタの名前を入力し、「OK」をクリックします。

  11. 「OK」をクリックします。


注意:

表示されていないアイテムもデータベースに保管されています。デフォルト・ビューを表示するには、フィルタの選択を「なし」に設定します。

2.15 グリッド・ビューの使用方法

要件、テスト、または不具合をツリー・ビューまたはグリッド・ビューのいずれかで表示することができます。グリッド・ビューでは、複数のアイテムのタイプ、所有者、ステータス、プライオリティ、および作成日が表示されます。リストにフィルタを適用すると、そのフィルタに基づいてアイテムが表示されます。グループ化オプションは表示に影響を与えません。このビューに切り替えるには、グリッド・ビュー・ボタンをクリックします。

ビューは2つのフレームに分かれています。上のフレームにはアイテムが一覧表示されます。アイテムをクリックすると、下のフレームにその詳細が表示されます。上のフレームには次のボタンがあります。

印刷: グリッド・ビューが印刷されます。

最初: 最初のアイテムを表示します。

前: 前のアイテム・セットを表示します。

次: 次のアイテム・セットを表示します。

最後: 最後のアイテムを表示します。

フレームの境界線をクリックし、上下にドラッグすることによって、フレームのサイズを変更できます。

2.15.1 グリッド・ビューの並替え

表示されているグリッドのアイテムを、スプレッドシートの各列のタイトルバーをクリックすることにより、その列を基準に並べ替えることができます。グリッド内に表示されるアイテムの数は、オプションの「表示するノードの最大値」で設定します。データベース全体を並べ替えるには、データベース内にあるアイテムの数より大きい数を設定して並べ替えます。