この章では、Oracle Test Managerにデータベースを追加する方法やデータベースを削除する方法、およびOracle Test Managerで使用しているデータベースの名前、ロケーション、およびログイン情報を更新する方法について説明します。
既存のOracle Database 11g Enterprise Edition、10g Enterprise Edition、またはOracle Test ManagerおよびOracle Load Testing用の10g Express Editionデータベースを追加するか、新規スキーマを作成することができます。また、空のデータベースに表を作成することもできます。データベースを追加する際に、データベース設定ユーティリティを使用してデフォルト・ユーザーおよび管理者用のユーザー・アカウントを作成できます。ユーザーをさらに追加したり、プロジェクトをカスタマイズするには、Oracle Test Manager Administratorを使用します。
注意: Oracle Test Managerを再インストールし、同じデータベースを使用する場合は、Oracle Test Manager用にデータベースを設定する前に、システムDSNレジストリからデータベース名を削除する必要があります。これを実行するには、「スタート」メニューから「コントロール パネル」を選択し、「管理ツール」の「データ ソース (ODBC)」を選択して、ODBC Data Source Administratorを開きます。「System DSN」タブでデータベース名を選択し、「Remove」をクリックします。 |
Oracleデータベースまたはスキーマ設定を追加するには、次のようにします。
「スタート」メニューから、「プログラム」、「Oracle Application Testing Suite」、「ツール」メニューの順に選択し、「Oracle Application Testing Suite - データベース設定」を表示します。
追加するデータベースのタイプを「Oracle Test Manager」、「Oracle Load Testing」または「スキーマ設定」から選択します。
「新規」をクリックします。
「既存のスキーマの使用」または「新規スキーマとテーブルを作成」を選択します。
このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。
既存のスキーマの使用: 選択すると、データベースは既存のOracleデータベース・スキーマを使用して追加されます。
新規スキーマとテーブルを作成: 選択すると、データベースは新規のOracleデータベース・スキーマおよび表を使用して追加されます。
システム ユーザー認証情報: 新規スキーマおよび表を作成する場合、次のログイン認証情報を指定します。
ユーザー名: データベース・システムのログイン・ユーザー名を入力します。
パスワード: データベース・システム用のログイン・パスワードです。
接続詳細: Oracleデータベース接続情報を入力します。
名前: データベースの名前を入力します。この名前は、Oracle Test Managerの「データベース」選択リストおよびODBCデータソース名に表示されます。
詳細: データベースを識別するための説明を入力します。
ホスト: データベース・サーバーが実行されているマシンのホスト名を入力します。
ポート: 通信するポート番号を入力します。同じホスト上でOracleデータベースの複数のインスタンスを実行している場合、通信するポート番号を指定します。
ユーザー名: データベースのログイン・ユーザー名を入力します。
パスワード: データベース用のログイン・パスワードです。
表領域: 表領域名です。新規の設定スキーマおよび表を作成する際に、データベースに新規ユーザーを作成するか、既存のユーザーを使用するかを選択できます。新規ユーザーを作成する場合は、ユーザーを作成する表領域名を指定します。「USERS」表領域はデフォルトで使用されています。
プロジェクト テンプレート: テスト管理に使用するプロジェクト テンプレートを指定します(特定のフィールド、レポート、および選択されている場合は「要件」、「テスト」、「不具合」および「レポート」の各モジュールのサンプル・データが含まれる)。
デフォルト: 選択すると、データベース設定ユーティリティによって、Oracle Test Managerアプリケーション・データベース用にデフォルトのテスト管理データベース・スキーマが作成されます。
TMap: 選択すると、データベース設定ユーティリティによって、Oracle Test Managerアプリケーション・データベース用にTMapテスト管理データベース・スキーマが作成されます。TMapは、Sogeti(http://www.sogeti.com/
)によって開発されたテスト管理アプローチおよび方法論です。
サンプル データを登録する: 選択すると、サンプル・データが新規データベースにインストールされます。Oracle Test Managerの場合、サンプル・データはチュートリアルに使用するサンプル・プロジェクトです。Oracle Load Testingの場合、サンプル・データはサンプル・レポートの作成に使用可能な2つの負荷セッションです。
データベース接続の詳細を入力します。「新規スキーマとテーブルを作成」を選択した場合は、「システム ユーザー認証情報」および「表領域」名を入力します。
使用するプロジェクト・テンプレートを選択します。
必要な場合には、「サンプル データを登録する」を選択します。
「保存」をクリックします。
「閉じる」をクリックします。Oracle Load Testingデータベースまたは新しいスキーマ設定用の新規接続を追加する場合、新規データベースはデフォルトの接続に自動設定されません。新規接続を現在のデータベース接続にする場合は、「データベース接続」リストでデータベースを選択して「現在に設定」ツールバー・ボタンをクリックします。
コンピュータを再起動するか、「コントロール パネル」の「管理ツール」に移動して「サービス」を開き、Oracle Application Testing Suite Application Serviceを再起動します。
Oracle Test Managerからデータベースを削除できます。これを実行してもデータベース・ファイルは削除されません。データベース選択リストから削除されるため、このデータベースはOracle Test Managerで使用できません。データベースはOracle Test Managerで開かれていると削除できません。
Oracle Test Managerからデータベースを削除するには、次の手順を実行します。
「スタート」メニューから、「プログラム」、「Oracle Application Testing Suite」、「ツール」メニューの順に選択し、「Oracle Test Managerデータベース設定」を選択します。
削除するデータベースを選択します。
「削除」をクリックします。
削除を確認するメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。