Administratorを使用して、システム管理者はユーザー、ロール、プロジェクト、およびフィールドを管理することができます。
Oracle Test Managerのインストール時に、デフォルトの管理者アカウントが作成されます。ユーザー名はAdministrator、パスワードはインストール実行時に指定したパスワードです。ログイン時にパスワードを変更することをお薦めします。
Administratorを起動するには、次の手順を実行します。
「スタート」メニューから「プログラム」を選択し、「Oracle Application Testing Suite」メニューから「Administrator」を選択します。
パスワードを入力します。
アクセスするOracle Test Managerデータベースを選択します。
初回ログイン時に、「ユーザー」タブでAdministratorユーザーを選択し、「編集」をクリックしてAdministratorパスワードを変更してください。
新規パスワードを入力し、確認して「OK」をクリックします。
Administratorは、ユーザー、ロール、およびプロジェクトの設定、そしてカスタムとデフォルト・フィールドの変更に使用するタブで構成されています。
「ユーザー」タブでは、ユーザーを追加、削除および設定し、プロジェクト内のユーザー・ロールを指定します。ロールは、ユーザーが各プロジェクト内で持つ権限を定義します。ユーザーは画面上部に表示され、選択されたユーザーに対するロールは画面下部に表示されます。
このタブには次のオプションがあります。
追加: 「ユーザーの追加」ダイアログ・ボックスが表示され、新規ユーザーを追加することができます。
編集: 選択されたユーザーに対する「ユーザーの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。ユーザーの名前、ユーザー名、またはパスワードを変更できます。
アサイン: 選択されたユーザーの選択されたプロジェクトに対する「ロールの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択したユーザーを削除します。
ユーザー名: ユーザーがログオンに使用する名前が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、このフィールドを基準にユーザーが並べ替えられます。
名: ユーザーの名前が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、このフィールドを基準にユーザーが並べ替えられます。
姓: ユーザーの姓が表示されます。列ヘッダーをクリックすると、このフィールドを基準にユーザーが並べ替えられます。
E メール: ユーザーの電子メール・アドレスが表示されます。「E メール通知を有効にする」が選択されていると、アイテムが作成されたとき、または不具合の所有者や担当者が変更したときにユーザーに電子メール通知が送信されます。列ヘッダーをクリックすると、このフィールドを基準にユーザーが並べ替えられます。
E メール通知: ユーザーが電子メール通知を受信するかどうかを示します。列ヘッダーをクリックすると、このフィールドを基準にユーザーが並べ替えられます。
Administrator アクセス: ユーザーがOracle Test Manager Administratorにアクセスできるかどうかを指定します。
アクティブ: この列は、名前指定のユーザー・ライセンスが使用中であるときにのみ表示されます。ユーザーがアクティブであり、指定のユーザー・ライセンスを使用してログインできることを示します。
<ユーザー名>のロール: 選択されたユーザーがデータベース内の各プロジェクトに対して割り当てられたロールが表示されます。
プロジェクト: データベース内のプロジェクトが一覧表示されます。
ロール: 選択されたユーザーのプロジェクトに対するロールが表示されます。
「ロール」タブを使用して、ロールを設定します。ロールは、プロジェクトに対するユーザーの読取り、書込み、削除および実行権限を決定します。ロールを作成したら、各プロジェクトに対するアクセスを設定するユーザーに割り当てます。ユーザーにはプロジェクトごとに異なるロールを割り当てることができます。「プロジェクト」タブまたは「ユーザー」タブで「アサイン」をクリックして、ロールを割り当てます。
追加: 「ロールの追加」ダイアログ・ボックスが表示され、新規ロールを追加することができます。
編集: 選択されたロールを編集する「ロールの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択されたロールを削除します。ロールが使用中である場合は、このロールに割り当てられたユーザーに別のロールを割り当てる必要があることを示すメッセージが表示されます。
<ロール>の権限: このロールの、プロジェクト、要件、テスト、および不具合に対する読取り、書込み、削除、および実行権限が表示されます。
プロジェクト: このロールに割り当てられたユーザーのプロジェクトに対する読取り、書込み、削除、および実行権限が表示されます。
要件: このロールに割り当てられたユーザーの要件に対する読取り、書込み、削除、および実行権限が表示されます。
テスト: このロールに割り当てられたユーザーのテストに対する読取り、書込み、削除、および実行権限が表示されます。
不具合: このロールに割り当てられたユーザーの不具合に対する読取り、書込み、削除、および実行権限が表示されます。
パブリック レポート: このロールに割り当てられたユーザーのパブリック・レポートに対する読取り、書込み、削除、および実行権限が表示されます。
マイ レポート: このロールに割り当てられたユーザーのレポートに対する読取り、書込み、削除、および実行権限が表示されます。
「プロジェクト」タブでは、プロジェクトの管理作業を行います。
追加: 「プロジェクトの追加」ダイアログ・ボックスが表示され、新規プロジェクトを追加することができます。
クローン: 「プロジェクトのクローン」ダイアログ・ボックスが表示され、選択されたプロジェクトの複製を作成することができます。プロジェクトをクローニングするとき、ユーザー・ロールは元のプロジェクトと同じになります。
編集: 「プロジェクトの編集」ダイアログ・ボックスが表示され、選択されたプロジェクトの名前を変更することができます。
アサイン: 「ロールの編集」ダイアログ・ボックスが表示され、選択されたプロジェクトについてユーザーにロールを割り当てることができます。
削除: 選択されたプロジェクトを削除します。
プロジェクト: データベース内のプロジェクトが一覧表示されます。
ユーザー: データベース内のユーザーが一覧表示されます。
名: ユーザーの名前が表示されます。
姓: ユーザーの姓が表示されます。
ロール: 選択されたデータベース内のユーザーのロールが表示されます。
「フィールド」タブでは、デフォルトおよびカスタム・フィールドをカスタマイズすることができます。 これらのフィールドは、Oracle Test Managerで要件、テスト、不具合およびテスト実行の管理に使用するものです。
このタブには次のオプションがあります。
<フィールド・リスト>: カスタマイズ可能なカテゴリおよびフィールドのタイプが一覧表示されます。カテゴリは次のとおりです。
要件: 要件の追加/編集ダイアログ・ボックスに表示される要件関連のフィールドで、右ペインに表示されます。
テスト: テストの追加/編集ダイアログ・ボックスに表示されるテスト関連のフィールドで、右ペインに表示されます。
不具合: 不具合の追加/編集ダイアログ・ボックスに表示される不具合関連のフィールドで、右ペインに表示されます。
テスト実行: 「テストの実行」ダイアログ・ボックスに表示されるテスト実行に関連するフィールドで、実行履歴セクションでテストの日付をクリックすると右ペインに表示される結果パラメータ・セクションに表示されます。
各カテゴリに2種類のフィールドがあります。
デフォルト フィールド: 製品に組み込まれているフィールドです。オプションを追加または削除したり、ラベルを変更したりすることができます。
カスタム フィールド: ユーザーが作成したフィールドです。これらのフィールドは、Oracle Test Managerで情報を入力するために使用されます。要件、テスト、および不具合の入力および編集ダイアログ・ボックスに追加されます。これらのフィールドはデフォルト・フィールドとともに右ペインに表示され、グループ化およびレポート作成に使用することができます。
名称: フィールドの名前が表示されます。
ラベル: Oracle Test Managerに表示されるフィールド・ラベルが表示されます。
タイプ: フィールドのタイプが表示されます。次のオプションがあります。
オプション リスト: リストからオプションを選択することができます。
オプション・リスト/テキスト: リストからオプションを選択、またはテキストを入力することができます。
ユーザー・リスト: データベースにユーザーのリストを作成し、その中から1つ選択することができます。
テキスト: テキストを1行入力することができます。
複数行テキスト: テキストを複数行入力することができます。
複数行/追加: 複数行のテキスト・フィールドを作成し、編集時に既存のテキストに新規テキストを追加することができます。テキストを追加するときに、日付およびユーザー名が自動的に追加されます。
ヘッダー: カスタム・フィールドをグループ化するときのヘッダーを作成することができます。ヘッダーは、Oracle Test Managerの右ペインでの表示にのみ使用されます。
E メール通知トリガー: フィールドに変更が発生したときに、設定された受信者リストにメールが送信されるようにするかどうかを示します。
E メールに含める: フィールドを通知メールに含めるかどうかを示します。
必須: フィールドが必須であるかどうか、つまり要件、テスト、または不具合が作成されるときにこのフィールドにデータを入力する必要があるかどうかを示します。
有効: Oracle Test Managerでこのフィールドが使用されているかどうかを示します。
プロジェクト: このフィールドが適用されるプロジェクトを示します。
追加: 「フィールドの追加」ダイアログ・ボックスが表示され、カスタム・フィールドを追加できます。
編集: 選択されたカスタム・フィールドに対する「フィールドの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択されたカスタム・ユーザーを削除します。
上へ: 選択されたフィールドをリスト内で1つ上の位置に移動します。
下へ: 選択されたフィールドをリスト内で1つ下の位置に移動します。
オプション リスト: 選択されたフィールドがオプション・リスト・タイプである場合に、そのオプションを管理することができます。
追加: オプションの追加ダイアログ・ボックスが表示され、選択されたフィールドにオプションを追加できます。
編集: 「オプションの編集」ダイアログ・ボックスが表示され、選択されたオプションの名前を変更できます。
削除: 選択されたオプションを削除します。
上へ: 選択されたオプションをリスト内で1つ上の位置に移動します。
下へ: 選択されたオプションをリスト内で1つ下の位置に移動します。
プロジェクト: オプションが適用されるプロジェクトを選択することができます。このフィールドは、カスタム・フィールドの追加ダイアログ・ボックスで「プロジェクト特定のオプション」を選択した場合にのみ表示されます。このチェック・ボックスが選択されている場合、各プロジェクトに特有のオプションを追加することができます。選択されていない場合は、すべてのプロジェクトに同じオプションが使用されます。
E メール受信者: 選択されたフィールドに変更が発生したときに電子メールが送信される受信者のロールおよび電子メール・アドレスが一覧表示されます。
プロジェクト: 電子メール受信者を表示するプロジェクトを選択します。
E メール: フィールドに変更が発生したときに電子メールが送信される電子メール・アドレスが一覧表示されます。
ロール: フィールドに変更が発生したときに電子メールが送信される受信者のロールが一覧表示されます。
左ペインでカテゴリを選択すると、関連フィールドが右上ペインに表示されます。右上ペインでフィールドを選択すると、その関連オプションが「オプション リスト」に表示されます。
「利用状況確認」タブで、Oracle Load Testingデータベースに格納されている負荷テスト・セッションを確認します。
このタブには次のオプションがあります。
OLT データベース: 確認に使用できるインストール済のOracle Load Testingデータベースをリストします。
ユーザー名: 負荷テストを実行したユーザーの名前を表示します。「匿名」は、テストを実行したOracle Load Testingのインスタンスでログイン機能が無効になっていたため、テストに関連付けられたユーザーがいないことを表します。「コマンド ライン」は、負荷テストがコマンドライン・インタフェースから実行されたことを示します。
所要時間(HH:MM:SS): 負荷テスト・セッションの期間を、時、分、秒で表示します。
メニューには、データベースへの変更を保存するオプション、およびデータベース管理ツールにアクセスするためのオプションが含まれます。
「ツール」メニューを使用して、データベースの消去、ロックされたレコードのアンロック、および電子メールの設定を行います。
ロックされたレコードのアンロック: データベース内のロックされたレコードをすべて解除します。これは、製品エラーが発生しエントリがロックされて編集不可能になった場合に、データベース内のロックを解除する緊急措置機能です。
削除されたレコードを完全に削除: 削除されたすべてのデータをデータベースから完全に消去します。削除されたアイテムは削除されたことが示され、ユーザー・インタフェースには表示されませんが、完全に消去されるまではデータベース内に保持されます。
E メールの設定: 「E メールの設定」ダイアログ・ボックスが表示され、電子メール通知に使用するメール・サーバーを設定することができます。
既存レポートの管理: 「既存レポートの管理」ダイアログ・ボックスが表示され、各ユーザーに対して参照可能な既存レポートを選択することができます。
個々のユーザーを設定すると、新規の要件、テスト、または不具合が作成されたとき、または不具合の所有者や担当者が変更したときに、それぞれのユーザーが電子メール通知を受信することができます。また、特定の状況が発生したときに、所有者および作成者に電子メールが送信されるように設定することも可能です。そのためには、電子メール・サーバーを設定する必要があります。
電子メール・サーバーおよび電子メール・プリファレンスを設定するには、次の手順を行います。
「ツール」メニューから「E メールの設定」を選択します。
「SMTP 設定」をクリックします。
このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。
SMTP サーバー: サーバーの名前を入力します。オプションで、その後にコロン(:)で区切ってポート番号を入力します。デフォルトのポート番号は25です。
送信者アドレス: Oracle Test Managerから送信される電子メールの送信者アドレスを入力します。
送信先: 「テスト」ボタンをクリックしたときにテスト電子メールが送信される電子メール・アドレスを入力します。
テスト: 「E メールのテスト送信」ダイアログ・ボックスが表示され、設定をテストすることができます。
SMTPサーバー名を入力します。
Oracle Test Managerから送信される電子メールの送信者アドレスを入力します。
テスト電子メールの送信先電子メール・アドレスを入力します。
「テスト」をクリックして、設定をテストします。
「追跡メール通知詳細」をクリックして、電子メールを送信するタイミングのオプションを選択します。
変更に応じて作成者に通知する: 所有者に変更があったときに、ノード作成者に電子メールが送信されます。ノード作成者が現在の所有者になった場合、またはノード作成者がアクティビティを実行した本人である場合は電子メールは送信されません。
要件の変更に応じて関連するテストケースのオーナーに通知する: 要件に変更があったときに、その要件に関連するテストの所有者に電子メールが送信されます。
テストの実行に応じて関連する不具合のオーナーに通知する: テストが実行されたときに、そのテストに関連する不具合の所有者に電子メールが送信されます。
電子メール送信のタイミングを選択します。
「保存」をクリックします。
Oracle Test Managerの「レポート」タブ上で各ユーザーが参照可能な既存レポートを選択することができます。既存レポートを管理するには、次の手順を実行します。
「ツール」メニューから「既存レポートの管理」を選択します。
ユーザー: ユーザーが一覧表示されます。複数のユーザーを選択する場合は、[Shift]キーと[Ctrl]キーを使用します。
すべて選択: すべてのレポートを選択します。
すべての選択を解除: すべてのレポートの選択を解除します。
可視: チェック・ボックスを選択すると、選択されたユーザーに対してそのレポートは参照可能になります。チェック・ボックスの選択を解除すると、選択されたユーザーはそのレポートを参照できなくなります。
レポート: レポート名が表示されます。
レポートを設定するユーザーを選択します。複数のユーザーを選択する場合は、[Shift]キーと[Ctrl]キーを使用します。
選択したユーザーに対して、Oracle Test Managerの「レポート」タブ上で参照可能にするレポートを選択します。
「適用」をクリックします。
「OK」をクリックします。
ユーザーを追加し、そのユーザーにデータベース内の各プロジェクトに対するロールを割り当てることができます。
ユーザーを追加するには、次の手順を実行します。
「ユーザー」タブをクリックします。
「追加」をクリックします。「ユーザーの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「ユーザーの追加」ダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。
名: ユーザーの名前を入力します。
姓: ユーザーの姓を入力します。
E メール: ユーザーが電子メール通知の受信に使用する電子メール・アドレスを入力します。
ユーザー名: ログオン用のユーザー名を入力します。
パスワード: ユーザーのパスワードを入力します。
パスワードの確認: 確認のためにユーザーのパスワードをもう一度入力します。
E メール通知を有効にする: このオプションを選択すると、新規の不具合が作成されたとき、および不具合の所有者または担当者が変更したときに電子メール通知が送信されてきます。
Administrator アクセスを有効にする: このユーザーに、Oracle Test Manager Administratorにログオンしてデータベースの管理作業を実行する権限を与えます。
ユーザーの名を入力します。
ユーザーの姓を入力します。
ログインに使用するユーザー名を入力します。
ユーザーのパスワードを入力します。
ユーザーのパスワードを確認のためもう一度入力します。
「OK」をクリックします。ユーザーのプロジェクト権限を編集するには、プロジェクトを選択して「編集」をクリックします。
ユーザーを削除するには、次の手順を実行します。
「ユーザー」タブをクリックします。
削除するユーザーを選択します。
「削除」をクリックします。
確認のメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。
ユーザー名、ログイン・ユーザー名、パスワードを変更、または電子メール通知を有効にするには、次の手順を実行します。
「ユーザー」タブをクリックします。
情報を変更するユーザーを選択し、「編集」をクリックします。
必要な変更を行います。
「OK」をクリックします。
ロールは、各ユーザーがプロジェクトに対して持つプロジェクト権限を定義します。プロジェクト権限は、ユーザーがプロジェクト内で実行できる作業を限定します。読取り、書込み、および削除権限は、プロジェクト、およびプロジェクト内の要件、テスト、および不具合に対して割り当てられます。テスト・ケースには、実行権限も割り当てられます。単一ユーザーのすべてのプロジェクトに対するロールを割り当てるには、次の手順を実行します。
「プロジェクト」タブを選択します。
ロールを割り当てるユーザーを選択します。
選択されたユーザーにロールを割り当てるプロジェクトを選択します。選択されたプロジェクトのみが「ロールの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。
「アサイン」をクリックします。
ユーザー名: ロールを割り当てるユーザーが表示されます。
すべて: リストに表示されたプロジェクトを一括選択または選択解除します。
適用対象: 選択されたロールを選択されたすべてのプロジェクトに適用します。「なし」が選択された場合は、ユーザーはこれらのプロジェクトに対するアクセスを持たないことになります。
チェック ボックス: プロジェクトが選択されているかどうかを示します。
プロジェクト: 「ユーザー」タブで選択されたプロジェクトが表示されます。
ロール: プロジェクトでこのユーザーに割り当てるロールを選択します。「なし」が選択された場合は、ユーザーはこのプロジェクトに対するアクセスを持たないことになります。
このユーザーに割り当てるロールをプロジェクトごとに選択します。
「OK」をクリックします。
「ロール」タブを使用して、ロールを設定します。ロールは、プロジェクトに対するユーザーの読取り、書込み、削除および実行権限を決定します。ロールを作成したら、各プロジェクトに対するアクセスを設定するユーザーに割り当てます。ユーザーにはプロジェクトごとに異なるロールを割り当てることができます。「プロジェクト」タブまたは「ユーザー」タブで「アサイン」をクリックして、ロールを割り当てます。
ロールを追加するには、次の手順を実行します。
「ロール」タブを選択します。
「追加」をクリックします。
名称: このロールの名前を入力します。
詳細: このロールの詳細を入力します。
ベース ロール: 既存のロールを選択した場合、そのロールの権限を基に新規ロールを設定できます。
すべて選択: すべての権限を選択します。
選択なし: すべての権限の選択を解除します。
次の権限が、プロジェクト、要件、テスト・ケース、不具合、およびレポートに対して設定可能です。
読み取り: このロールに割り当てられたユーザーが、プロジェクト、要件、テスト、不具合、パブリック・レポート、およびプライベート・レポートに対する読取り権限を持つかどうかを示します。
書き込み: このロールに割り当てられたユーザーが、プロジェクト、要件、テスト、不具合、パブリック・レポート、およびプライベート・レポートに対する書込み権限を持つかどうかを示します。
削除: このロールに割り当てられたユーザーが、プロジェクト、要件、テスト、不具合、パブリック・レポート、およびプライベート・レポートを削除できるかどうかを示します。
実行: このロールに割り当てられたユーザーがテストを実行できるかどうかを示します。
このロールの名前および詳細を入力します。
このロールの権限を調整します。
「OK」をクリックします。
ロールを編集するには、次の手順を実行します。
「ロール」タブを選択します。
編集するロールを選択します。
「編集」をクリックします。
変更を行います。
「OK」をクリックします。
ロールを削除するとき、Oracle Test Managerは、ロールが現在ユーザーに割り当てられているかどうかを確認します。ロールが使用中である場合は、このロールに割り当てられたユーザーに別のロールを割り当てる必要があることを示すメッセージが表示されます。ロールを削除するには、次の手順を実行します。
「ロール」タブを選択します。
削除するロールを選択します。
「削除」をクリックします。
ロールが使用中ではない場合は、削除を確認するメッセージが表示されたら「はい」をクリックします。ロールが使用中の場合は、「ロールのアサイン」ダイアログ・ボックスが表示されます。
ユーザー名: このロールに割り当てられているユーザーが表示されます。
プロジェクト名: ユーザーがこのロールを割り当てられているプロジェクトが表示されます。
再アサインするロールを選択してください。: 削除するロールのかわりに使用するロールを選択します。デフォルトは「なし」です。
本当にロール '<ロール名>' を削除してもよろしいですか?: 「はい」をクリックしてロールを削除し、ユーザーに新規ロールを割り当てます。ロールを削除せずに終了するには、「いいえ」をクリックします。
削除するロールに割り当てられていたユーザーに新しく割り当てるロールを選択します。
「はい」をクリックします。
プロジェクトを追加、クローニングおよび名前変更することや、プロジェクトのユーザーにロールを割り当てることができます。また、データベースからプロジェクトを削除できます。
プロジェクトを追加するには、次の手順を実行します。
「プロジェクト」タブを選択します。
「追加」をクリックします。
このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。
新規プロジェクト: 新規プロジェクトの名前を入力します。
レポートにイメージを表示: 選択すると、データベースのTMap(Test Management Approach and methodology)プロジェクト・テンプレート・スキーマを使用するプロジェクトに対してOracle Test Managerアプリケーションが生成するレポートに、指定されたイメージが表示されます。TMapプロジェクト・テンプレートを使用したデータベース・スキーマの作成方法は、Oracle Application Testing Suiteデータベース設定ユーティリティを参照してください。
TMapロゴ: 使用するイメージ・ファイルを指定します。「参照」をクリックしてイメージ・ファイルを選択します。
イメージの向き: 指定したイメージがレポート内に配置される場所を指定します。
右下: 選択すると、イメージがレポートの右下に配置されます。
左上: 選択すると、イメージがレポートの左上に配置されます。
右上: 選択すると、イメージがレポートの右上に配置されます。
左下: 選択すると、イメージがレポートの左下に配置されます。
中央: 選択すると、イメージがレポートの中央に配置されます。
中央で拡大: 選択すると、イメージがレポートの中央に配置され、選択されたイメージがレポートのサイズよりも大きかったり小さい場合には、レポートのサイズに合せて拡大または縮小されます。
プロジェクト名を入力します。
Oracle Test ManagerレポートでTMapイメージを有効にするかどうかを選択します。
レポート・イメージを有効にする場合は、TMapロゴ・イメージと、イメージの向きを選択します。
「OK」をクリックします。
プロジェクトをクローニングすることにより、既存のプロジェクトを複製して変更を加えることができるので、新しいプロジェクト設定を最初から行う必要がありません。プロジェクトをクローニングすると、フィールドや割当てを含めてプロジェクトの構造がコピーされますが、プロジェクト・データはコピーされません。
プロジェクトをクローニングするには、次の手順を実行します。
「プロジェクト」タブを選択します。
クローニングするプロジェクトを選択します。
「クローン」をクリックします。
新規プロジェクト: 新規プロジェクトの名前を入力します。
プロジェクト名を入力します。
「OK」をクリックします。必要に応じて、「アサイン」をクリックして、このプロジェクトに対するユーザー・ロールを変更することができます。
プロジェクトの名前を変更するには、次の手順を実行します。
「プロジェクト」タブを選択します。
編集するプロジェクトを選択します。
「編集」をクリックします。
新しい名前を入力します。
「OK」をクリックします。
プロジェクトを削除するには、次の手順を実行します。
「プロジェクト」タブを選択します。
削除するプロジェクトを選択します。
確認のメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。
ロールは、各ユーザーがプロジェクトに対して持つプロジェクト権限を定義します。プロジェクト権限は、ユーザーがプロジェクト内で実行できる作業を限定します。読取り、書込み、および削除権限は、プロジェクト、およびプロジェクト内の要件、テスト、および不具合に対して割り当てられます。テスト・ケースには、実行権限も割り当てられます。プロジェクトに対してすべてのユーザーのロールを割り当てるには、次の手順を実行します。
「プロジェクト」タブを選択します。
ロールを割り当てるプロジェクトを選択します。
ロールを割り当てるユーザーを選択します。選択されたユーザーのみが「ロールの編集」ダイアログ・ボックスに表示されます。
「アサイン」をクリックします。
プロジェクト: ロールを割り当てるプロジェクトが表示されます。
すべて: リストに表示されたユーザーを一括選択または選択解除します。
適用対象: 選択されたロールを選択されたすべてのユーザーに適用します。「なし」が選択された場合は、ユーザーはこれらのプロジェクトに対するアクセスを持たないことになります。
チェック ボックス: ユーザーが選択されているかどうかを示します。
ユーザー: 「プロジェクト」タブで選択されたユーザーが表示されます。
ロール: プロジェクトでこのユーザーに割り当てるロールを選択します。「なし」が選択された場合は、ユーザーはこのプロジェクトに対するアクセスを持たないことになります。
このプロジェクトで各ユーザーに割り当てるロールを選択します。
「OK」をクリックします。
Oracle Test Managerでは、フィールドを使用して、不具合、要件、およびテストの記述を行います。フィールドには2種類があり、それぞれ要件、テスト、不具合、およびテスト実行に適用されます。
デフォルト フィールド: これらは製品に組み込まれているフィールドです。要件の「タイプ」、「プライオリティ」および「ステータス」などがあります。デフォルト・フィールドを追加または削除することはできません。ただし、必須または有効なフィールドであるかを設定したり、関連するオプションを追加、削除または名前を変更することはできます。
カスタム フィールド: 独自のフィールドとして追加するフィールドです。各カスタム・フィールドに対してプロパティを定義し、必要に応じてオプションを追加します。
カスタム・フィールドを追加する前に、Oracle Test Managerをログアウトして終了します。カスタム・フィールドの追加が完了したら、Administratorをログアウトして終了した後、Oracle Test Managerを起動します。
デフォルトまたはカスタム・フィールドにオプションを追加するには、次の手順を実行します。
「フィールド」タブをクリックします。
オプションを追加するフィールドのカテゴリ下で「デフォルト フィールド」または「カスタム フィールド」を選択します。
オプションを追加するフィールドを選択します。
「オプション リスト」セクションの右にある「追加」をクリックします。
新規オプションの名前を入力します。
新規オプションをリストの先頭に表示するには「新規オプションをリストの先頭に挿入する」オプションを選択します。新規オプションをリストの最後に表示するには「新規オプションをリストの先頭に挿入する」オプションの選択を解除します。
「OK」をクリックします。矢印ボタンを使用して、リスト内のオプションを並べ替えることができます。このリストに表示される順序が、Oracle Test Managerのドロップダウン・リスト内での順序になります。
注意: 要件のプライオリティ・フィールドの順序により、Test Managerに表示されるアイコンの色が決まります。たとえば、リスト内の最初のオプションが"高"プライオリティの場合は、アイコンは緑色になります。次に、アイコンの色および表示される順序を示します。1: 緑 2: オレンジ 3: 赤 4: 青 5: シルバー 6: 紫 7: 濃いオレンジ 8: 明るい青 9: グレー |
オプションの名前を変更するには、次の手順を実行します。
「フィールド」タブをクリックします。
変更するオプションが属するフィールドが含まれるフィールド・カテゴリ下で「デフォルト フィールド」または「カスタム フィールド」を選択します。
変更するオプションを含むフィールドを選択します。
名前を変更するオプションを選択します。
新しい名前を入力します。
「OK」をクリックします。矢印ボタンを使用して、リスト内のオプションを並べ替えることができます。このリストに表示される順序が、Oracle Test Managerのドロップダウン・リスト内での順序になります。
注意: 要件、テストまたは不具合で使用されているカスタム・フィールド・オプションを削除した場合、次にその要件、テストまたは不具合を編集するときにOracle Test Managerではカスタム・フィールドがオプション・リストで1番目の値にデフォルト設定されます。編集または保存されていない要件、テストまたは不具合に対しては、元の値が保持されます。 |
オプションを削除するには、次の手順を実行します。
「フィールド」タブをクリックします。
削除するオプションが属するフィールドが含まれるフィールド・カテゴリ下で「デフォルト フィールド」または「カスタム フィールド」を選択します。
削除するオプションを含むフィールドを選択します。
削除するオプションを選択します。
「削除」をクリックします。
削除を確認するメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。
デフォルト・フィールドを、必須または有効にする編集を行うことができます。デフォルト・フィールドを編集するには、次の手順を実行します。
「フィールド」タブをクリックします。
左ペインで、編集するデフォルト・フィールドが含まれるカテゴリ下の「デフォルト フィールド」を選択します。
編集するフィールドを選択します。
「編集」をクリックして、「フィールドの編集」ダイアログ・ボックスを表示します。
このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。
名称: フィールドの名前が表示されます。
ラベル: Oracle Test Managerに表示されるフィールド・ラベルが表示されます。
フィールド プロパティ: 有効にするには選択し、無効にするには選択を解除します。
必須: これを選択すると、Oracle Test Managerでフィールドへの入力が必須になります。
有効: Oracle Test Managerでこのフィールドが使用されているかどうかを示します。
E メール通知トリガー: フィールドに変更が発生したときに、設定された受信者リストにメールが送信されるようにするかどうかを示します。鉛筆アイコンをクリックすると「E メール設定」ダイアログ・ボックスが表示され、電子メール受信者を設定することができます。
このフィールドを通知メールに含める: フィールドを通知メールに含めるかどうかを示します。
「E メール通知トリガー」オプションを選択した場合は、このフィールドに対する「E メール設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。
プロジェクト: このフィールドを設定するプロジェクトを選択します。
チェック ボックス: これを選択すると、このロールに割り当てられているすべてのユーザーに通知メールが送信されます。
ロール: ロールが一覧表示されます。
E メール: 通知メールを受信する送信先電子メール・アドレスを入力します。複数のアドレスはカンマで区切ります。
宛先: 「送信先の選択」ダイアログ・ボックスが表示され、通知メールの受信者を選択できます。
設定: 選択されたプロジェクトに対する設定を保存します。
このフィールドを設定するプロジェクトを選択します。
ロールに割り当てられているすべてのユーザーが通知電子メールを受信するように設定する場合は、目的のロールを選択します。
受信者の電子メール・アドレスを入力するか、「宛先」をクリックして、データベース内で電子メール通知が有効になっているユーザーのリストから受信者を選択します。
<リストから送信先を選択>: データベース内で電子メール通知が有効になっているユーザーが一覧表示されます。
選択: 選択された送信先を「宛先」フィールドに追加します。
宛先: 選択された送信先がカンマで区切られて表示されます。
受信者を選択して「選択」をクリックします。
「完了」をクリックします。
「OK」をクリックします。
必要な変更を行い、「OK」をクリックします。
「フィールド」タブをクリックします。
左ペインで、カスタム・フィールドを追加するカテゴリ下の「カスタム フィールド」を選択します。
「追加」をクリックして、カスタム・フィールドの追加ダイアログ・ボックスを開きます。
このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。
名称: フィールドの名前を入力します。
ラベル: Oracle Test Managerのダイアログ・ボックスに表示されるフィールド・ラベルを入力します。
タイプ: フィールドのタイプを選択します。次のオプションがあります。
オプション リスト: リストからオプションを選択することができます。Administratorを終了する前に少なくとも1つのオプションを追加する必要があります。
オプション・リスト/テキスト: リストからオプションを選択、またはテキストを入力することができます。
ユーザー・リスト: データベースにユーザーのリストを作成し、その中から1つ選択することができます。
テキスト: テキストを1行入力することができます。
複数行テキスト: テキストを複数行入力することができます。
複数行/追加: 複数行のテキスト・フィールドを作成し、編集時に既存のテキストに新規テキストを追加することができます。テキストを追加するときに、日付およびユーザー名が自動的に追加されます。
ヘッダー: カスタム・フィールドをグループ化するときのヘッダーを作成することができます。ヘッダーは、Oracle Test Managerの右ペインでの表示にのみ使用されます。
適用対象: このフィールドが適用されるプロジェクトを選択します。
プロパティ: このフィールドに適用されるプロパティを選択します。
必須: フィールドへの入力が必須であるかどうかを示します。
有効: Oracle Test Managerでこのフィールドを使用可能にするかどうかを示します。無効なフィールドはOracle Test Managerでは使用できません。
E メール通知トリガー: フィールドに変更が発生したときに、設定された受信者リストにメールが送信されるようにするかどうかを示します。鉛筆アイコンをクリックすると「E メール設定」ダイアログ・ボックスが表示され、電子メール受信者を設定することができます。
このフィールドを通知メールに含める: フィールドを通知メールに含めるかどうかを示します。
プロジェクト特定のオプション: これを選択すると、プロジェクトを「オプション リスト」セクションで選択することによって、各プロジェクトに特定したオプションを追加することができます。選択が解除されている場合は、すべてのプロジェクトに同じオプションが与えられます。
「E メール通知トリガー」オプションを選択した場合は、このフィールドに対する「E メール設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。
プロジェクト: このフィールドを設定するプロジェクトを選択します。
チェック ボックス: これを選択すると、このロールに割り当てられているすべてのユーザーに通知メールが送信されます。
ロール: ロールが一覧表示されます。
E メール: 通知メールを受信する送信先電子メール・アドレスを入力します。複数のアドレスはカンマで区切ります。
宛先: 「送信先の選択」ダイアログ・ボックスが表示され、通知メールの受信者を選択できます。
設定: 選択されたプロジェクトに対する設定を保存します。
このフィールドを設定するプロジェクトを選択します。
ロールに割り当てられているすべてのユーザーが通知電子メールを受信するように設定する場合は、目的のロールを選択します。
受信者の電子メール・アドレスを入力するか、「宛先」をクリックして、データベース内で電子メール通知が有効になっているユーザーのリストから受信者を選択します。
<リストから送信先を選択>: データベース内で電子メール通知が有効になっているユーザーが一覧表示されます。
選択: 選択された送信先を「宛先」フィールドに追加します。
宛先: 選択された送信先がカンマで区切られて表示されます。
受信者を選択して「選択」をクリックします。
「完了」をクリックします。
「OK」をクリックします。
その他のフィールド情報を入力します。
「OK」をクリックします。リスト・タイプのアイテムに対しては、リストに表示されるオプションを入力します。オプション・リストを追加した場合は、Administratorの終了前に少なくとも1つのオプションを追加する必要があります。
ロックされたレコードをアンロックしたり、削除されたレコードを完全に消去することができます。
データ・リンク機能では、サード・パーティのシステムまたは他のOracle Test Managerシステムへのデータ・リンクを設定および管理することができます。データ・リンクを使用して、要件、不具合、またはマニュアル・テストをインポートおよびエクスポートすることにより、システム間でデータの同期をとることができます。
データ・ノードは、サード・パーティのノード識別子として機能するカスタム・フィールドを使用して同期化されます。カスタム・フィールドは、同期をとるノードの各タイプごとにOracle Test Manager Administratorを使用して作成する必要があります。
同期は、受信および送信ノードを保管するフォルダ・システムによって実行されます。データ・リンクを作成するときに、フォルダ・システムのロケーションを指定します。フォルダがローカル・マシン上にあり、サード・パーティ・ツールが別のマシン上にある場合は、フォルダを共有する必要があります。
次のフォルダ構成が作成されます。
最上レベルのフォルダがDSN名です。次のフォルダはプロジェクト名です。次のレベルのフォルダは、インポートおよびエクスポート用のフォルダです。Inフォルダには、サード・パーティ・ツールがOracle Test Managerにインポートするノードを配置します。Outフォルダには、Oracle Test Managerがサード・パーティ・ツールにエクスポートするノードを配置します。
リンクの作成にはCSVまたはXMLファイル形式を使用することができます。CSV形式を使用する場合は、サード・パーティ・ツールのフィールドをOracle Test Managerのフィールドにマッピングする必要があります。XML形式を使用する場合は、OracleATS\OTM\Files\XML_DTDフォルダ内にあるOracle Test Manager DTDに準拠する必要があります。準拠しないノードはインポートされません。
インポートされたノードはBackUpフォルダに移されます。これらのフォルダ内のノードは定期的に削除してください。
データ・リンクが作成されると、データ・リンクの管理オプションを使用してデータ・リンクを開始、停止、および削除することができます。データ・リンクが開始すると、Oracle Test Managerインテグレータ・ダイアログ・ボックスが開き、データ・リンクのプロパティおよびインテグレータの進行状況が表示されます。このダイアログ・ボックスを使用してステータスを監視できます。最小化表示にするとシステム・トレイ内に格納されます。
インテグレータの進行状況の監視とともに、インテグレータのアクティビティを示すログ・ファイルが作成されます。このファイルは<project name>_Integratorlog.log
という名前で、最上フォルダに保存されます。
データ・リンクを作成する前に、サード・パーティ・ノードを識別するためのカスタム・テキスト・フィールドを作成する必要があります。次のフィールドがあります。
_IntReqID
(要件)
_IntTestID
(マニュアル・テスト)
_IntIssueID
(不具合)
カスタム・フィールドを作成するには、次の手順を実行します。
「フィールド」タブをクリックします。
要件下のカスタム・フィールドを選択します。
「追加」をクリックします。
「名称」フィールドに_IntReqID
と入力します。
ラベルを入力します。
「タイプ」フィールドで「テキスト」を選択します。
「OK」をクリックします。
マニュアル・テストおよび不具合に対して同じ手順を繰り返します。
データ・リンクを作成するには、次の手順を実行します。
「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。
ディレクトリを<
installdir
>\OTM
に変更し、DBConfig.exe
を実行します。
データ・リンクメニューから「作成」を選択します。
Administratorへのアクセスに使用するユーザー名およびパスワードを入力します。
データ・リンクを作成するデータベースを選択します。
このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。
セットアップ: これらのオプションを使用して、データ・リンクのタイプおよび新規ノードを確認する頻度を設定します。
リンクするプロジェクトの選択: リンク可能なプロジェクトが一覧表示されます。
リンクする他のシステムを選択: リンクするシステムのタイプを、サード・パーティ・ツールまたはOracle Test Managerのいずれかで選択します。
リンクするファイル・フォーマットの選択: リンクに使用する形式のタイプを選択します。CSVを選択した場合は、ボタンを使用してマッピングを作成する必要があります。XMLを選択した場合は、Oracle Test Manager DTDに準拠する必要があります。
インテグレータの実行頻度: インテグレータが新規アイテムを調べる頻度を入力します。
失敗時の再試行回数: インテグレータが停止する前に発生する必要のある失敗の回数を入力します。
リンクするノード: リンクするノードを設定します。
データ・リンク・ロケーションの選択: データ・リンク・ロケーションの選択ダイアログ・ボックスが表示され、Data Linkフォルダを作成するロケーションを選択することができます。
要件: 要件をリンクするときにこのチェック・ボックスを選択します。
マニュアル テスト: マニュアル・テストをリンクするときにこのチェック・ボックスを選択します。
不具合: 不具合をリンクするときにこのチェック・ボックスを選択します。
マッピングの作成: CSVファイルのマッピング・ツールが表示されます。
セットアップ情報を入力します。
データ・リンク・ロケーションの選択をクリックして、データ・リンク・ロケーションの選択ダイアログ・ボックスを表示します。
データ・リンク・フォルダを作成するロケーションを入力します。
CSV形式を使用する場合は、リンクするノードを選択し、「マッピングの作成」をクリックします。関連フォルダにCSVファイルが存在しない場合は、エラーが表示されます。
このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。
選択されたノード・タイプ: マッピングするノード・タイプが要件、不具合、またはマニュアル・テストのいずれかで表示されます。
CSVファイル列: CSVファイル内の列が一覧表示されます。
マップできるフィールド: Oracle Test Manager内のフィールドが一覧表示されます。
<右矢印>: 選択された2つのフィールドをマップします。
<左矢印>: 選択されたフィールドのマッピングを削除します。
選択された列コンテンツ: 選択された列のコンテンツが表示されます。
自動マッチ: 同じ名前のフィールドを自動的にマップします。
CSV列名およびマップ先のフィールドを選択し、右矢印をクリックします。「自動マッチ」を使用して、両方の列の同じ名前のフィールドにマップします。_IntIssueID
、_IntTestID
および_IntIssueID
フィールドは、サード・パーティ・ツールで同じアイテム番号のフィールドにマップされる必要があります。
「OK」をクリックします。
リンクする各ノード・タイプに対して同じ手順を繰り返します。
「OK」をクリックして、データ・リンクを保存します。データ・リンクは作成されますが、実行されていません。データ・リンクの管理を使用して、データ・リンクを開始します。
Inフォルダの1つ上のレベルに2つのファイルが作成されます。作成されるファイルは次のとおりです。
DL_<DSN name>_<project name>.xml
: データ・リンクのステータス、およびセキュリティ対策のためエンコード化された管理者パスワードなど、このデータ・リンクのマッピング情報が含まれます。このファイルは、Inフォルダの1つ上のフォルダ・レベルに作成されます。
<node type>Map.txt
: データ・リンク情報が含まれます。このファイルを編集して、データのマッピングを変更することができます。このファイルは、<installdir>/otm/filesフォルダに作成されます。
データ・リンクが開始すると、インテグレータはInフォルダ内を調べ、その中にあったファイルをインポートします。また、Oracle Test Managerで更新されたノードを確認し、サード・パーティ・ツールが取得できるようにノードをOutフォルダに格納します。
データ・リンクを開始するには、次の手順を実行します。
「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。
ディレクトリを<
installdir
>\OTM
に変更し、DBConfig.exe
を実行します。
データ・リンクメニューから「管理」を選択します。
Administratorへのアクセスに使用するユーザー名およびパスワードを入力します。
このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。
リンク名: ステータスが使用可能であるデータ・リンクが一覧表示されます。
開始: データ・リンクを開始します。
削除: データ・リンクを削除します。
データ・リンク・プロパティ: データ・リンクの設定情報が表示されます。
開始するデータ・リンクを選択します。
「開始」をクリックするとOracle Test Managerインテグレータが表示され、進行状況を確認したり、データ・リンクの管理作業を行うことができます。
このダイアログ・ボックスには次のオプションがあります。
データ・リンク・プロパティ: データ・リンクの設定情報が表示されます。
開始: データ・リンクを開始します。
停止: データ・リンクを停止します。
進行状況: インテグレータが実行している作業の状況を表示します。
インテグレータを最小化表示にすると、システム・トレイ内に格納されます。ファイルがインポートされると、そのファイルはBackUpフォルダに移されます。
注意: BackUpフォルダからのファイルの自動削除は実行されません。BackUpフォルダからは定期的にファイルを削除することをお薦めします。 |
<プロジェクト名>_Integratorlog.log
という名前のログ・ファイルが最上フォルダに作成されます。このファイルには、インテグレータのアクティビティのログが含まれるので、トラブルシュート時に役立てることができます。
CSV形式を使用する場合で、CSVファイルにOracle Test Managerにはあるフィールドがないときは、インテグレータが作成します。XML形式を使用する場合で、ファイルがOracle Test Manager DTDに準拠していないときは、そのファイルはインポートされず、ログ・ファイルにメッセージが記録されます。
データの衝突が発生する想定シナリオ、およびOracle Test Managerの対処法を次に示します。
シナリオ1: Oracle Test Managerで編集中のノードに関するデータをOracle Test Managerが受信した。これは、ノードが両方のシステムで編集された場合に発生します。サード・パーティ・システムが先に編集を終えた場合は、ファイルをOracle Test ManagerのINボックスにエクスポートします。
解決法: ノード・データを保存する前に、Oracle Test ManagerはINボックスを調べて、ノードに更新があるかどうかを確認します。更新がある場合は、ノードはデータベースに保存されません。操作のオプションが表示されます。オプションは、更新を上書きするか、または更新されたデータを承認するかのいずれかです。
ユーザーが変更を上書きすると、ノードはインポートされず、
ユーザーが変更を承認すると、Oracle Test Managerは保持しているデータを破棄し、ノードをインポートしてデータを更新します。ノードはエクスポートされません。
シナリオ2: ノードがINおよびOUTボックスの両方に表示される。これは、両方のシステムが更新レコードをインポート前に相互に送信した場合に発生します。たとえば、ノードがサード・パーティ・システムで編集および保存され、なんらかの理由でエクスポートに遅延が生じた場合などです。このとき、Oracle Test Managerはレコードの更新を終えて送信します。この場合は、同一レコードの2つのバージョンが、システムへのインポートを待機していることになります。
解決法: インポートを開始する前に、インテグレータはOUTボックスを調べて、インポートされるノードのレコードがあるかどうかを確認します。レコードがあった場合は、インテグレータはインポートされるファイル内で確認したユーザーに、データの衝突が発生したために対処が必要であることを通知する電子メールを送信します。更新は行われません。ユーザーは、正しいファイルを確認し、INボックスに配置する必要があります。電子メール通知が失敗した場合は、イベントがログ・ファイルに記録されます。
シナリオ3: 2つのシステム間の接続が切断された。これは、共有フォルダのあるマシンがダウンしているときに発生します。
解決法: Oracle Test Managerが共有フォルダに書き込むことができないときは、管理ユーザーに電子メール通知が送信されます。この問題の解決は、双方のシステムの管理者が行います。電子メール通知が失敗した場合は、イベントがログ・ファイルに記録されます。