この章では、Oracle Application Testing Suiteの基本的な使用方法について説明します。アプリケーションのインストールおよび起動の方法、メイン・ウィンドウの機能について説明しています。
Oracle Application Testing Suiteをインストールするには、次のようにします。
http://www.oracle.com/technology/software/products/app-testing/index.html.に移動します。
注意: ダウンロード・ファイルとインストール手順の詳細は、Oracle Application Testing Suiteリリース・ノートを参照してください。 |
OracleのWebサイトからOracle Application Testing Suite製品をダウンロードし、ハード・ディスクの一時ディレクトリに保存します。
ダウンロードしたファイルを解凍し、setup.batを実行してOracle Application Testing Suiteをインストールします。
セットアップの指示に従ってOracle Application Testing SuiteおよびOpenScriptをインストールします。
Oracle Application Testing Suiteのインストール中に、Oracle Application Testing Suite製品で使用するデフォルト・パスワードの入力を求められます。このパスワードを忘れないようにしてください。Administrator、Oracle Load Testing、Oracle Test Managerへのログインに必要になります。
Oracle Application Testing Suiteのスタート・メニューからアプリケーションを選択し、特定の製品のユーザー・インタフェースを起動します。
インストール時、Oracle Application Testing Suiteデータベース内のデフォルトの管理者ユーザー名が作成されます。Administrator、Oracle Load TestingまたはOracle Test Managerに最初にログインする際は、ユーザー名administratorとインストール時に定義したパスワードを入力します。Oracle Application Testing Suite Administratorを使用して、デフォルト・ユーザーを変更し、Oracle Application Testing Suiteユーザーのユーザー名およびパスワードをカスタマイズできます。
Oracle Application Testing Suite Administratorを使用して、Oracle Load TestingおよびOracle Test Managerのユーザー・アクセスをカスタマイズできます。Oracle Test Managerにはロール、プロジェクトおよびフィールドをカスタマイズすることもできます。
図2-1 Oracle Application Testing Suite Administratorのメイン・ウィンドウ
AdministratorにログインしてOracle Load Testingデータベースを選択すると、「ユーザー」および「利用状況確認」タブのみ表示されます。AdministratorにログインしてOracle Test Managerデータベースを選択すると、「ユーザー」、「ロール」、「プロジェクト」および「フィールド」タブが表示されます。
「ユーザー」タブでは、Oracle Load Testing for ApplicationsおよびOracle Test Manager for Applicationsのユーザーの追加、削除、設定を行います。
Oracle Load Testingデータベースの場合、「ユーザー」タブでユーザーの追加、編集、削除を行うことができます。
Oracle Test Managerデータベースの場合、「ユーザー」タブでユーザーの追加、編集、削除を行い、特定のプロジェクトをユーザーに割り当てることができます。
「ユーザー」タブには、次のオプションがあります。
追加: 新規ユーザーを追加する「ユーザーの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
編集: 選択したユーザーの「ユーザーの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。ユーザーの名前、ユーザー名、またはパスワードを変更できます。
アサイン: 選択したプロジェクトの選択したユーザーにロールを割り当てる「ロールの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択したユーザーを削除します。
ユーザー名: ログインに使用されるユーザー名が表示されます。列見出しをクリックすると、このフィールドでユーザーを昇順に並べ替えます。
名: ユーザーの名が表示されます。列見出しをクリックすると、このフィールドでユーザーを昇順に並べ替えます。
姓: ユーザーの姓が表示されます。列見出しをクリックすると、このフィールドでユーザーを昇順に並べ替えます。
E メール: ユーザーの電子メール・アドレスが表示されます。ユーザーのEメール通知を有効にするを選択すると、アイテム作成時や不具合についてテストの所有者またはフィールドの割り当てが変更された場合に、そのユーザーに電子メールで通知します。列見出しをクリックすると、このフィールドでユーザーを昇順に並べ替えます。
E メール通知: ユーザーに電子メールによる通知を行うかどうかを示します。列見出しをクリックすると、このフィールドでユーザーを昇順に並べ替えます。
Administrator アクセス: ユーザーがOracle Test Manager Administratorにアクセスできるかどうかを指定します。
アクティブ: この列は、名前が付けられたユーザー・ライセンスが使用されている場合にのみ表示されます。ユーザーがアクティブかどうかを示し、アクティブの場合、ユーザーは名前が付けられたユーザー・ライセンスを使用してログインできます。
<ユーザー>のロール: データベース内の各プロジェクトに選択したユーザーに割り当てられているロールが表示されます。
プロジェクト: データベース内のプロジェクトのリストが表示されます。
ロール: プロジェクトに選択したユーザーのロールが表示されます。
「利用状況確認」タブで、Oracle Load Testingデータベースに格納されている負荷テスト・セッションを確認します。
「利用状況確認」タブには、次のオプションがあります。
OLT データベース: 確認に使用できるインストール済のOracle Load Testingデータベースをリストします。
ユーザー名: 負荷テストを実行したユーザーの名前が表示されます。匿名は、テストを実行したOracle Load Testingのインスタンスでログイン機能が無効になっていたため、テストに関連付けられたユーザーがいないことを表します。「コマンド ライン」は、負荷テストがコマンドライン・インタフェースから実行されたことを示します。
セッション名: 負荷テスト・セッションの名前を表示します。
開始時刻: 負荷テスト・セッションの開始日時を表示します。
終了時刻: 負荷テスト・セッションの終了日時を表示します。
所要時間(HH:MM:SS): 負荷テスト・セッションの期間を、時、分、秒で表示します。
マシン名: 負荷テスト・セッションが実行されたマシンの名前を表示します。
最大 VU 数: 負荷テスト・セッションで実行された仮想ユーザーの最大数を表示します。
「ロール」タブでは、ロールを設定します。ロールは、ユーザーのプロジェクトでの読込み、書込み、削除および実行の権限を決定します。ロールの作成後、各プロジェクトで権限を持たせるユーザーに割り当てます。一人のユーザーに各プロジェクトで異なるロールを割り当てることができます。「プロジェクト」タブまたは「ユーザー」タブで、「アサイン」をクリックしてロールを割り当てます。
「ロール」タブには、次のオプションがあります。
追加: ロールを追加する「ロールの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
編集: 選択したロールを編集する「ロールの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択したロールを削除します。ロールが使用中の場合、このロールを割り当てたユーザーに他のロールを割り当てるかどうかの確認が表示されます。
<ロール>の権限: このロールのプロジェクト、要件、テストおよび不具合に対する、読込み、書込み、削除および実行の権限が表示されます。
プロジェクト: このロールを割り当てたユーザーのプロジェクトの読込み、書込み、削除の権限が表示されます。
要件: このロールを割り当てたユーザーの要件の読込み、書込み、削除の権限が表示されます。
テスト: このロールを割り当てたユーザーのテストの読込み、書込み、削除および実行の権限が表示されます。
不具合: このロールを割り当てたユーザーの不具合の読込み、書込み、削除の権限が表示されます。
パブリック レポート: このロールを割り当てたパブリック レポートの読込み、書込み、削除の権限が表示されます。
マイ レポート: このロールを割り当てたレポートの読込み、書込み、削除の権限が表示されます。
「プロジェクト」タブでは、プロジェクトを管理します。
「プロジェクト」タブには、次のオプションがあります。
追加: 新規プロジェクトを追加する「プロジェクトの追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。
クローン: 選択したプロジェクトのコピーを作成する「プロジェクトのクローン」ダイアログ・ボックスが表示されます。プロジェクトをクローニングすると、ユーザー・ロールは元のプロジェクトと同じになります。
編集: 選択したプロジェクトの名前を変更する「プロジェクトの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
アサイン: 選択したプロジェクトのユーザーにロールを割り当てる「ロールの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択したプロジェクトを削除します。
プロジェクト: データベース内のプロジェクトのリストが表示されます。
ユーザー: データベース内のユーザーが表示されます。
名: ユーザーの名が表示されます。
姓: ユーザーの姓が表示されます。
ロール: 選択したデータベース内のユーザーのロールが表示されます。
「フィールド」タブでは、デフォルトとカスタムの両方のフィールドをカスタマイズできます。 これらのフィールドは、Oracle Test Managerで要件、テスト、不具合およびテストの実行に関する詳細を管理するのに使用します。
「フィールド」タブには、次のオプションがあります。
<フィールド・リスト: カスタマイズ可能なフィールドのカテゴリおよびタイプがリストされます。次のカテゴリがあります。
要件: 「要件の追加」および「要件の編集」ダイアログ・ボックスに表示される要件に関するフィールドで、右側のペインに表示されます。
テスト: 「テストの追加」および「テストの編集」ダイアログ・ボックスに表示されるテストに関するフィールドで、右側のペインに表示されます。
不具合: 「不具合の追加」および「不具合の編集」ダイアログ・ボックスに表示される不具合に関するフィールドで、右側のペインに表示されます。
テスト実行: 「テスト実行」ダイアログ・ボックスに表示されるテストの実行に関するフィールドで、実行履歴セクションでテストの実行日をクリックすると右側のペインの結果パラメータセクションに表示されます。
各カテゴリには、次の2種類のフィールドがあります。
デフォルト フィールド: 製品に初めから組み込まれているフィールドです。オプションを追加および削除したり、ラベルを変更したりできます。
カスタム フィールド: ユーザーが作成するフィールドです。Oracle Test Managerの情報を入力する場合に使用します。このフィールドは要件、テストおよび不具合を入力、編集するダイアログ・ボックスに追加して表示されます。デフォルト・フィールドとともに右側のペインに表示され、グループ化やレポート作成に使用できます。
名前: フィールド名が表示されます。
ラベル: Oracle Test Managerで表示するラベルが表示されます。
「タイプ」: フィールドのタイプが表示されます。次のオプションがあります。
オプション リスト: リストからオプションを選択できます。
オプション リスト/テキスト: リストからオプションを選択またはテキストを入力できます。
ユーザー・リスト: データベース内のユーザーのリストを作成し、その中の1つを選択できるようにします。
テキスト :テキストを1行入力できます。
複数行テキスト: 複数行のテキストを入力できます。
複数/追加: 複数行のテキスト・フィールドを作成し編集時に、新規テキストを既存テキストに追加するように選択します。追加を選択すると、データおよびユーザー名が自動的に追加されます。
ヘッダー: カスタム・フィールドをグループ化するヘッダーを作成します。ヘッダーは、Oracle Test Managerの右側ペインの表示用のみに使用されます。
E メール通知トリガー: このフィールドを変更した場合に、設定した受信者に電子メールを送信するかどうかを示します。
E メールに含める: フィールドを電子メールに含めるかどうかを示します。
必須: フィールドが必須かどうかを示します。必須の場合、要件、テストまたは不具合の作成時にデータを入力する必要があります。
有効: フィールドがOracle Test Managerで使用されているかどうかを示します。
プロジェクト: このフィールドを適用するプロジェクトを選択します。
追加: カスタム・フィールドを追加するフィールドの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。
編集: 選択したカスタム・フィールドの「フィールドの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択したカスタム・フィールドを削除します。
上へ: 選択したフィールドを1つ上の位置に移動します。
下へ: 選択したフィールドを1つ下の位置に移動します。
オプション リスト: フィールドのタイプががオプション・リストの場合にオプションを管理します。
追加: 選択したフィールドにオプションを追加するオプションの追加ダイアログ・ボックスが表示されます。
編集: 選択したオプションの名前を変更する「オプションの編集」ダイアログ・ボックスが表示されます。
削除: 選択したオプションを削除します。
上へ: 選択したオプションを1つ上の位置に移動します。
下へ: 選択したオプションを1つ下の位置に移動します。
プロジェクト: オプションを適用するプロジェクトを選択します。カスタム・フィールドの追加ダイアログ・ボックスで「プロジェクト特定のオプション」チェック・ボックスを選択した場合にのみ、このフィールドが利用できます。このチェック・ボックスを選択すると各プロジェクトに固有のオプションを追加でき、選択しない場合は、すべてのプロジェクトのオプションが同じになります。
E メール受信者: 選択したフィールドが変更された場合に、電子メールを受信するユーザーのロールや電子メール・アドレスをリストします。
プロジェクト: 電子メール受信者を表示するプロジェクトを選択します。
E メール: このフィールドを変更した場合の電子メール送信先となる電子メール・アドレスをリストします。
ロール: このフィールドを変更した場合に電子メール送信先となる、電子メール受信者のロールをリストします。
左側のペインでカテゴリを選択すると、関連するフィールドが右上のペインに表示されます。右上のペインでフィールドを選択すると、関連するオプションが「オプション リスト」に表示されます。
Oracle OpenScriptのメイン・ウィンドウでは、Webサイトまたはアプリケーションの機能/回帰テストおよび負荷/パフォーマンス・テストに使用するスクリプトを作成します。Oracle OpenScriptで作成された各種スクリプトは、Oracle Load TestingまたはOracle Test Managerでも使用できます。
スクリプトは、Webサイトまたはアプリケーションで実行される一連のアクションやテストを記述したものです。スクリプトは、Oracle OpenScriptでの回帰テスト、Oracle Load Testingでのパフォーマンス(負荷とスケーラビリティ)テストで使用されます。
Oracle OpenScriptメイン・ウィンドウは、メニュー・バー、ツールバーおよびEclipse統合化開発環境(IDE)のスクリプト・ワークベンチで構成されています。ワークベンチには、自動化されたテスト・スクリプトを生成および実行できるEclipseベースのスクリプト・プラットフォームが用意されています。ユーザーはUIを介して、スクリプトを生成および編集するためのグラフィカルなツリー・ビュー・スクリプト・インタフェースを使用できます。また、Javaコード・ビュー・プログラム・インタフェースに切り替えて、プログラムを使用してスクリプトを生成および編集するための統合されたEclipse IDEを使用することも可能です。
ワークベンチにはテスター・パースペクティブと開発者パースペクティブが含まれます。テスター・パースペクティブは、スクリプトを記録および編集し、再生結果を表示する場合に役立ちます。開発者パースペクティブには、開発者がOpenScript上級機能とEclipse開発プラットフォームを使用して、スクリプトを作成および編集する場合の上級オプションが用意されています。
OpenScriptテスト・モジュールには、アプリケーション固有のテスト自動化機能があります。各テスト・モジュールは、特定のアプリケーションまたはプロトコルをテストするためにカスタム作成されます。OpenScriptには、Webベース・アプリケーションをテストするための、機能および負荷テスト・モジュールが複数含まれています。
記録したスクリプトを「ツリー ビュー」および「Java コード」の2つのタブで表示します。「ツリー ビュー」タブは、グラフィカルなツリー・ビューを使用して、ステップおよびページと各ステップのInitialize、RunおよびFinishノードを表示します。「Java コード」タブは、スクリプトに使用される基礎となるJavaコードを表示します。
スクリプト・ビューでは、ほとんどのスクリプト編集操作を実行できます。スクリプト・ビューには次のタブ・ビューがあります。
ツリー ビューはスクリプト・ナビゲーションとデータを折りたたみ可能なツリー・ビューのノードとして表示します。ツリー ビューはJavaコード・ビューに対応します。ツリー ビューを変更するとJavaコード・ビューが自動的に更新されます。
ツリー ビューには次の標準ノードがあります。
ツリービューのスクリプト・ノードにオプションを追加、またはスクリプト・ノードのプロパティを変更する場合は、「記録」オプションと右クリックのショートカット・メニューを使用します。
Javaコード・ビューは、スクリプト・ナビゲーションとデータをJavaプログラミング・コードとして表示します。Javaコード・ビューはツリー ビューに対応します。コード・ビューを変更するとツリー ビューが自動的に更新されます。
Javaコード・ビューには次の標準ノードがあります。
initialize():
「ツリー ビュー」の「Initialize」ノードに対応し、スクリプトの再生開始時に1回追加されたカスタム・コードを実行します。
run():
「ツリー ビュー」の「Run」ノードに対応し、スクリプトの再生中に、データバンクまたはその他のカスタム・プログラミングに応じて1回以上記録されたカスタム・コードを実行します。
finish():
「ツリー ビュー」の「Finish」ノードに対応し、スクリプトの再生終了時に1回追加されたカスタム・コードを実行します。
使用できるプロシージャ一覧のインテリジェンス・ウィンドウを開くには、[Ctrl]キーを押しながら[Space]キーを押します。
その他のプログラミング情報の詳細は、OpenScriptプラットフォーム・リファレンス・ヘルプのAPIリファレンスを参照してください。
「詳細」ビューには、スクリプトに追加されたURLナビゲーションのコンテンツの詳細が表示されます。
選択したスクリプト・ノードおよびスクリプトのタイプによって、詳細ビューには次のタブ・ビューがあります。
スクリーンショット: Webページのスクリーン・キャプチャを表示します。
ブラウザ: ツリー・ビューで選択されたスクリプト・ナビゲーションに対してブラウザがレンダリングしたページを表示します。
HTML: ツリー・ビューで選択されたスクリプト・ナビゲーションに対するHTMLソースを表示します。
ヘッダー: ツリー・ビューで選択されたスクリプト・ナビゲーションに対するリクエスト・ヘッダーとレスポンス・ヘッダーを表示します。
比較: 「比較」リストで選択したコンテンツ、リクエストヘッダーまたはレスポンスヘッダーの記録されたテキストと再生テキストを表示します。「比較」タブは、スクリプトが再生され、ナビゲーションが結果ビューで選択された後にのみ表示されます。
結果レポート: スクリプト再生の結果レポートを表示します。「結果レポート」タブは、スクリプトが再生され、ナビゲーションが結果ビューで選択された後にのみ表示されます。
問題ビューは、エラーの原因となったり、スクリプトのコンパイルを阻む可能性のあるスクリプト・コード内の問題を表示します。
問題ビューには次の情報が表示されます。
エラー: #、警告: #、情報: #: エラー、警告メッセージおよび情報メッセージの数を問題ビューに表示します。
詳細: エラー、警告メッセージおよび情報メッセージの説明を表示します。
リソース: エラー、警告メッセージまたは情報メッセージが生成されたリソース・ファイルの名前を表示します。
パス: リソース・ファイルが存在するスクリプト名、ワークスペースおよびリポジトリ・パスを表示します。
ロケーション: エラー、警告メッセージまたは情報メッセージが生成されたロケーション/行番号を表示します。
問題ビューでは次のツールバー・ボタンを使用できます。
このビューに適用するフィルタの設定: 問題ビューに適用するフィルタを設定するためのダイアログ・ボックスを開きます。
プロパティ・ビューは、スクリプトの選択したノードに対するプロパティを表示します。
プロパティ・ビューには次の情報が表示されます。
プロパティ: スクリプト・ノードのプロパティの名前を表示します。プロパティは、選択したスクリプト・ノードの種類によって異なります。
「値」: スクリプト・ノードのプロパティの値を表示します。プロパティ値は、プロパティ・ビューで編集できます。
プロパティ・ビューでは次のツールバー・ボタンを使用できます。
カテゴリの表示: プロパティのカテゴリを切り替えます。
拡張プロパティの表示: 拡張プロパティを切り替えます。
デフォルト値をリストア: 変更したプロパティ値をデフォルト値に戻します。
コンソール・ビューには、再生コマンドの出力とスクリプトのステータス情報が表示されます。スクリプト・ログ・メッセージもコンソールに表示されます。
コンソール・ツールバーのオプションの詳細は、Java開発ユーザー・ガイドのオンライン・ヘルプで、参照セクションのコンソール・ビューの処理に関するトピックを参照してください。
結果ビューは、スクリプトの再生結果を表示します。
結果ビューには次の情報が表示されます。
名称: テスト日付またはナビゲーション名を表示します。
持続時間: ページ・ナビゲーションの再生時間を表示します。
結果: 再生結果を「成功」または「失敗」で示します。
サマリー: パラメータに渡されたデータバンクのデータ値を表示します。または、失敗の詳細を表示します。
結果を削除: 選択した結果行を削除します。
すべての結果を削除: 結果ビューのすべての行を削除します。
スクロール ロック: 結果ビューに対してスクロール・ロックのオンとオフを切り替えます。
プロパティ: 選択した結果のプロパティを開きます。
負荷テストとパフォーマンス・テストのほとんどの操作は、Oracle Load Testingのメイン・ウィンドウで行います。Oracle Load Testingでは、Oracle OpenScriptで作成したスクリプトを使用します。
メイン・ウィンドウは、メニュー・バー、ツールバー、およびコントローラ・タブ・ダイアログで構成されています。
Oracle Load Testingアプリケーションは、「スタート」メニューから開くことができます。
「シナリオの設定」タブでは、負荷テストに使用する仮想ユーザーの情報と、それぞれの仮想ユーザー・グループの属性を設定します。
ここでユーザーのプロファイルを定義します。プロファイルでは、どのスクリプトを使用して実際のユーザーをエミュレートするか、また、何人の仮想ユーザーでエミュレートするかを指定します。
「オートパイロットの設定」タブでは、シナリオの開始および実行を制御するために必要な情報を入力します。オートパイロットは、シナリオの開始と終了を管理するとともに、新しい仮想ユーザーの稼働開始のタイミングを制御して、仮想ユーザー総数と稼働中の仮想ユーザー数を表示します。
決定されたシナリオ・プロファイルについて、セッション(開始時間と終了時間)と仮想ユーザーの増加方法を設定します。またここには、Oracle Load Testingのシナリオで設定された仮想ユーザーのプロファイルも表示されます。
オートパイロットタブは、ServerStats設定を選択して負荷テストのシナリオを適用する際にも使用します。ServerStats設定では、サーバー側のアプリケーション、データベース、システムおよびWebサーバーの統計を負荷テスト・シナリオの実行中に監視するメトリックまたはメトリック・プロファイルを定義します。
「グラフを見る」タブでは、グラフを定義し、グラフをランタイムで参照できます。
「グラフを見る」タブからパフォーマンス統計レポートを参照することもできます。パフォーマンス統計ウィンドウには、実行中の仮想ユーザーのパフォーマンス・データ・サマリーが表示されます。
Oracle Load TestingのServerStatsコンポーネントを使用して、様々なサーバー側のアプリケーション、データベース、システム、Webサーバーの統計情報を監視できます。ServerStatsは、サーバーが利用できる様々なホスト・コンピュータやサービスについて、CPU使用率、メモリー使用率、Webサーバーの統計など、パフォーマンスに関する統計情報をリアルタイムで表示するように設定できます。
インジケータ・ゲージまたはグラフを使用して、特定のカウンタをリアルタイムで監視できます。ServerStatsには、パフォーマンス監視機能の他に、スクリプトを定義する機能があります。スクリプトを使用することで、サーバーのカウンタ値が指定範囲を超えたときに発生する警告やアラームを記録できます。
Oracle Test Managerを使用して、グループ化されたプロジェクトを作成し、テスト・スクリプト、テストが必要な要件、テスト結果からわかる不具合を整理できます。作成後は、これらの項目間の関係をクリックするだけですばやく簡単に特定のテスト・スクリプト、要件または不具合に関するすべての情報にアクセスできます。
メイン・ウィンドウは、メニュー・バー、ツールバー、およびタブ・ビューで構成されています。
「要件」タブでは、要件に関する操作を行います。
表示される用件の数は、オプションの最大ツリー・ノードのフィールドで入力する数に対応しています。次の操作を行うことができます。
ツリー・ビューを開き、閉じるには、プラス記号とマイナス記号をクリックします。
要件の前後のグループを表示するには、「次」ボタンまたは「前」ボタンをクリックします。
子ノードの数を表示するには、ノードの上にマウスのカーソルを置きます。
要件を移動するには、要件を選択して「移動」ボタンを使用します。
要件を検索するには、「文字列」ボタンをクリックします。
要件をグループ化するには、「グループ」をクリックします。
要件をフィルタ処理するには、「フィルター」をクリックします。
ツリー・ビューとグリッド・ビューを切り替えるには、「ツリー ビュー」ボタンまたは「グリッド ビュー」ボタンをクリックします。
要件の前に表示されているアイコンの色は、要件の優先度を示しています。デフォルトの色は次のようになっていますが、Administratorで要件の優先順位を変更すると、これらも変更できます。
赤、優先度高
黄、優先度中
緑、優先度低
右側のペインには、選択した要件の詳細がリストされます。右上には、関連付けられているテスト、不具合、アタッチメントおよびリンクが表示されます。次の操作を行うことができます。
「要件の編集」ダイアログ・ボックスを開くには、この要件を編集をクリックします。
右側のペインの内容を印刷するには、「印刷」をクリックします。
要件の内容を電子メールで送信するには、「E メール」をクリックします。電子メールには、タイトルと説明が自動的にコピーされます。
関連付けられているテストまたは不具合の詳細を表示するには、そのテストまたは不具合をクリックします。
アタッチメントを対応アプリケーションで開くには、そのアタッチメントをクリックします。
リンクのURLを別のブラウザ・ウィンドウに表示するには、そのリンクをクリックします。
アタッチメント、リンクまたは関連付けられている項目を追加または編集するには、「追加/編集」を選択します。
「テスト」タブでは、テストに関する操作を行います。
表示されるテストの数は、オプションの最大ツリー・ノードの設定に対応しています。次の操作を行うことができます。
ツリー・ビューを開き、閉じるには、プラス記号とマイナス記号を使用します。
テストの前後のグループを表示するには、「次」ボタンまたは「前」ボタンをクリックします。
子ノードの数を表示するには、ノードの上にマウスのカーソルを置きます。
テストを移動するには、テストを選択して「移動」ボタンを使用します。
テストを検索するには、「文字列」ボタンをクリックします。
テストをグループ化するには、「グループ」ボタンをクリックします。
テストをフィルタ処理するには、「フィルター」ボタンをクリックします。
テストを実行するタイミングをスケジュール設定するには、「スケジュール」ボタンをクリックします。
ツリー・ビューとグリッド・ビューを切り替えるには、「ツリー ビュー」ボタンまたは「グリッド ビュー」ボタンをクリックします。
テストの前に表示されているアイコンは、次に示すように、テストのタイプを表します。
マニュアル・テスト: 青い枠で囲まれた鉛筆のマーク。
テスト・フォルダ: 青い枠で囲まれたらせん綴じのマーク。
Oracle OpenScript: 青い枠で囲まれた鉛筆のマーク。
テスト・グループ: 青い枠で囲まれたプラス記号。
サード・パーティ・テスト: 青い枠で囲まれた2つのアスタリスク
テストの前に付いているアイコンの色は、次のようにテスト実行の最終的な結果を表します。
緑、合格
赤、不合格
黄、警告
青、未実行
銀、実行中
右側のペインには、選択したテストの詳細がリストされます。テスト・ステップと実行履歴が表示されます。次の操作を行うことができます。
「テストの編集」ダイアログ・ボックスを開くには、このテストを編集をクリックします。
右側のペインの内容を印刷するには、「印刷」をクリックします。
テストの内容を電子メールで送信するには、「E メール」をクリックします。電子メールには、タイトルと説明が自動的にコピーされます。
マニュアル テストの実行ウィザードを起動する、またはOracle OpenScriptテストを実行するには、このテストを実行をクリックします。
C特定のテスト実行から結果を削除するための「結果の削除」ダイアログ・ボックスを表示するには、結果の削除」をクリックします。
特定の実行の結果に関する詳細を表示するには、実行履歴セクションの日付をクリックします。
右側のペインの右上には、関連付けられている要件、不具合、アタッチメントおよびリンクが表示されます。次の操作を行うことができます。
関連付けられている要件または不具合の詳細を表示するには、その要件または不具合をクリックします。
アタッチメントを対応アプリケーションで開くには、そのアタッチメントをクリックします。
リンクのURLを別のブラウザ・ウィンドウに表示するには、そのリンクをクリックします。
アタッチメント、リンクまたは関連付けられている項目を追加または編集するには、「追加/編集」を選択します。
「不具合」タブでは、不具合に関する操作を行います。
表示される不具合の数は、オプションの最大ツリー・ノードの設定に対応しています。次の操作を行うことができます。
不具合の前後のグループを表示するには、「次」ボタンまたは「前」ボタンをクリックします。
不具合をグループ化するには、「グループ」ボタンをクリックします。
不具合をフィルタ処理するには、「フィルター」ボタンをクリックします。
子ノードの数を表示するには、ノードの上にマウスのカーソルを置きます。
不具合を検索するには、「文字列」ボタンをクリックします。
ツリー・ビューとグリッド・ビューを切り替えるには、「ツリー ビュー」ボタンまたは「グリッド ビュー」ボタンをクリックします。
特定の不具合を表示するには、「ジャンプ」フィールドで不具合の番号を入力して「ジャンプ」ボタンをクリックします。
不具合の前に表示されているアイコンの色は、要件の優先度を示しています。デフォルトの色は次のようになっていますが、Oracle Test Manager Administratorで不具合の優先順位を変更すると、これらも変更できます。
赤、優先度高
黄、優先度中
緑、優先度低
アイコンの中の番号はステータス番号と対応しています。
右側のペインには、不具合の詳細、解決方法、優先度およびステータスなど、選択した不具合の情報がリストされます。次の操作を行うことができます。
「不具合の編集」ダイアログ・ボックスを開くには、「この不具合の編集」をクリックします。
右側のペインの内容を印刷するには、「印刷」をクリックします。
不具合の内容を電子メールで送信するには、「E メール」をクリックします。電子メールには、タイトルと説明が自動的にコピーされます。
右側のペインの右上には、関連付けられている要件、テスト、不具合、アタッチメントおよびリンクが表示されます。次の操作を行うことができます。
関連付けられているテスト、要件または不具合の詳細を表示するには、そのテスト、要件、不具合をクリックします。
アタッチメントを対応アプリケーションで開くには、そのアタッチメントをクリックします。
リンクのURLを別のブラウザ・ウィンドウに表示するには、そのリンクをクリックします。
アタッチメントまたはリンクを追加または編集するには、「追加/編集」を選択します。
「レポート」タブでは、レポートに関する操作を行います。
Oracle Test Managerには標準レポート・セットが含まれており、それらをグラフ形式またはデータ形式の両方で表示できます。また、必要なデータのみを表示するようにカスタム・レポートを作成することもできます。次の操作を行うことができます。
標準またはカスタム・レポートを表示するには、左側のツリーでレポートを選択します。
カスタム・レポートを追加するには、「追加」をクリックします。
カスタム・レポートを編集するには、「編集」をクリックします。
カスタム・レポートを削除するには、「削除」をクリックします。
クローニングし、既存レポートのコピーを作成して編集できるようにするには「クローン」をクリックします。
カスタム・レポートを保存するには、「保存」をクリックします。
レポートを電子メールで送信するには、「E メール」をクリックします。
レポートの内容を印刷するには、「印刷」をクリックします。
レポートの「フィルター」フィールドで、必要なデータのみを表示します。
JPG形式およびXLS形式でレポートをエクスポートします。
「ダッシュボード」タブでは、レポートの概要を表示できます。
複数の要件、テスト、不具合に関する情報を1つにまとめるダッシュボード・レポートが利用できます。それぞれの項目からどのレポートを表示するかカスタマイズしてそのビューを保存することができます。また、表示する列数を選択できます。
次の操作を行うことができます。
レポートをビューに追加するには、「追加」をクリックします。
選択したダッシュボード・レポートを削除するには、「削除」をクリックします。
カスタマイズしたビューを保存するには、「保存」をクリックします。
ダッシュボード・レポートを印刷するには、「印刷」をクリックします。
レポート・ツリーの表示を切り替えるには、「表示切替」をクリックします。
各レポートには、次のオプションを持つツールバーがあります。左から右へ説明します。
左へ移動: レポートを1つ左へ移動します。
上へ: レポートを1つ上へ移動します。
下へ: レポートを1つ下へ移動します。
右へ移動: レポートを1つ右へ移動します。
最小化: レポートを最小のサイズにします。
最大化: レポートを分割ウィンドウで表示します。このウィンドウから、レポート・ビューとデータ・ビューの切り替えと、レポートのエクスポートを行うことができます。
削除: レポートをビューから削除します。