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Solaris のシステム管理 (上級編) Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
3. サービスアクセス機能によるシリアルポートの管理 (手順)
18. ソフトウェアで発生するさまざまな問題の解決 (手順)
x86: システムリブート中に SMF ブートアーカイブサービスが失敗した場合の対処
大規模ファイルまたはディレクトリを作成したために、ファイルシステムが一杯になる
システムのメモリーが不足したために、tmpfs ファイルシステムが一杯になる
コピーまたは復元後にファイルの ACL が消失した場合の対処
ファイルシステムのバックアップ中に、ルート (/) ファイルシステムが一杯になる
バックアップコマンドと復元コマンドが対応していることを確認する
この節では、共通エージェントコンテナ共有コンポーネントで発生する可能性のある問題について説明します。この Oracle Solaris OS リリースでは、Oracle Solaris OS 内に共通エージェントコンテナ Java プログラムが含まれています。このプログラムは、Java 管理アプリケーション用のコンテナを実装します。通常、このコンテナはユーザーに表示されません。
発生する可能性のある問題は、次のとおりです。
ポート番号の衝突
スーパーユーザーパスワードのセキュリティーの危殆化
共通エージェントコンテナは、デフォルトでは次のポート番号を占有します。
JMX ポート (TCP) = 11162
SNMP アダプタポート (UDP) = 11161
トラップ用 SNMP アダプタポート (UDP) = 11162
コマンドストリームアダプタポート (TCP) = 11163
RMI コネクタポート (TCP) = 11164
注 - Oracle Solaris Cluster のインストールの問題を解決する場合は、ポートの割り当てが異なります。
インストール時にこれらのポート番号のいずれかがすでに予約されている場合は、次の手順に従って共通エージェントコンテナの占有するポート番号を変更してください。
この手順では、ポートを確認する方法を示します。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
# /usr/sbin/cacaoadm stop
# /usr/sbin/cacaoadm set-param param=value
たとえば、SNMPAdaptor の占有するポートをデフォルトの 11161 から 11165 に変更するには、次のように入力します。
# /usr/sbin/cacaoadm set-param snmp-adaptor-port=11165
# /usr/sbin/cacaoadm start
Java ES が稼働しているホストで、セキュリティー鍵の再生成が必要になる場合があります。たとえば、スーパーユーザーパスワードが公開されたり危殆化した危険がある場合は、セキュリティー鍵を再生成するべきです。共通エージェントコンテナサービスで使用される鍵は、/etc/cacao/instances/instance-name/security ディレクトリに格納されます。次の手順では、Oracle Solaris OS のセキュリティー鍵を生成する方法を示します。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
# /usr/sbin/cacaoadm stop
# /usr/sbin/cacaoadm create-keys --force
# /usr/sbin/cacaoadm start
注 - Oracle Sun Cluster ソフトウェアの場合は、クラスタ内のすべてのノードにこの変更を伝達する必要があります。