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Solaris のシステム管理 (上級編) Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
UFS ディスクと i ノードの割り当て制限を設定して有効にしたら、それらの割り当て制限を超過して使用しているユーザーをチェックできます。また、ファイルシステム全体の割り当て制限情報をチェックすることもできます。
次の表で、ディスク割り当て制限をチェックするコマンドを説明します。
表 7-2 UFS 割り当て制限をチェックするコマンド
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quota コマンドを使用して、割り当て制限が適用されているファイルシステム上の個々のユーザーの UFS 割り当て制限とディスク使用量を表示できます。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
# quota [-v] username
割り当て制限が設定されているマウント済みファイルシステムすべてについてユーザー割り当て制限を表示します。
ユーザーアカウントのユーザー名またはユーザー ID (UID) です。
例 7-6 UFS 割り当て制限を超過したかどうかをチェックする
次の例は、UID 301 によって識別されるユーザーアカウントに 1K バイトの割り当て制限が設定されているが、ディスク容量を使用していないことを示しています。
# quota -v 301 Disk quotas for bob (uid 301): Filesystem usage quota limit timeleft files quota limit timeleft /export/home 0 1 2 0 2 3
ファイルシステムのマウントポイントです。
現在のブロック使用数です。
弱いブロック制限値です。
強いブロック制限値です。
ディスク割り当て制限タイマーの残り時間 (日単位) です。
現在の i ノード使用数です。
弱い i ノード制限値です。
強い i ノード制限値です。
ディスク割り当て制限タイマーの残り時間 (日単位) です。
repquota コマンドを使用して、1 つ以上のファイルシステム上のすべてのユーザーの UFS 割り当て制限とディスク使用量を表示します。
役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細については、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』の「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。
# repquota [-v] -a filesystem
資源を消費していないユーザーも含めて、すべてのユーザーの UFS ディスク割り当て制限を報告します。
すべてのファイルシステムについて報告します。
指定したファイルシステムについて報告します。
例 7-7 ファイルシステム上の UFS 割り当て制限をチェックする
次の例は、割り当て制限が 1 つのファイルシステム (/export/home) だけに対して有効なシステムでの repquota コマンドからの出力を示しています。
# repquota -va /dev/dsk/c0t3d0s7 (/export/home): Block limits File limits User used soft hard timeleft used soft hard timeleft #301 -- 0 1 2.0 days 0 2 3 #341 -- 57 50 60 7.0 days 2 90 100
定義
現在のブロック使用数です。
弱いブロック制限値です。
強いブロック制限値です。
ディスク割り当て制限タイマーの残り時間 (日単位) です。
ファイル制限値の定義です。
現在の i ノード使用数です。
弱い i ノード制限値です。
強い i ノード制限値です。
ディスク割り当て制限タイマーの残り時間 (日単位) です。