ImageUnattend.xml セットアップスクリプトの作成方法
Windows Server 2008 R2 インストール用の ImageUnattend.xml セットアップスクリプトを作成するには、次の手順に従います。生成されたセットアップスクリプトは、デバイスドライバリポジトリに保存されます。
注 - この手順では、ImageUnattend.xml セットアップスクリプトが、Windows Server 2008 または R2 インストールイメージにマッピングされます。次に、このインストールイメージにより、Windows Server 2008 ネットワークインストール中に、指定したデバイスドライバがインストールされます。
- Windows Server 2008 DVD メディアを、Windows 展開サービスをホストしているシステムの DVD リーダーに挿入します。
- すべての Windows Server 2008 カタログファイルを、デバイスドライバリポジトリの Catalogs フォルダにコピーします。たとえば、次のようにコマンドを入力します。
copy DVDDrive:\source\*.clg C:\Unattend\Drivers\W28R2\ Catalogs
- Windows システムマネージャーアプリケーションを起動し、次の手順で新しい ImageUnattend.xml セットアップスクリプトを作成します。
- 「スタート」>「すべてのプログラム」>「Microsoft Windows AIK」>「Windows システムイメージマネージャー」の順にクリックします。
- 「Answer File (応答ファイル)」ウィンドウで右クリックして「New Answer File (新しい応答ファイル)」を選択します。
- 新しい Windows イメージをすぐに開くかどうかを尋ねるメッセージが表示された場合、「No (いいえ)」をクリックします。
- インストールする Windows Server 2008 のエディション (Standard、Datacenter、または Enterprise) と一致する Windows Server 2008 カタログファイルを指定します。
- 「Windows Image (Windows イメージ)」ウィンドウで右クリックして「Select Windows Image (Windows イメージの選択)」を選択します。
- 「File Type (ファイルタイプ)」リストボックスで「Catalog (カタログ)」ファイル (*.clg) を選択し、次に「Browse (参照)」をクリックして、デバイスドライバリポジトリの Catalogs フォルダを指定します。
インストールする Windows Server 2008 R2 のエディションと一致するカタログファイルを必ず選択してください。
たとえば、Windows Server 2008 R2 Datacenter の場合は、次のように選択します。
C:\Unattend\Drivers\W2K8R2\Catalogs\ install_Windows_Server_2008_SERVERDATACENTER.clg
- 2 offlineServing を渡すコンポーネントパッケージを指定します。
- 「Windows Image (Windows イメージ)」ウィンドウで、architecture_Microsoft-Windows-PnPCustomizationNonWinPE_version をクリックして展開します。
- PathAndCredentials を右クリックして、「Add Setting to Pass 2 OfflineServing (2 offlineServing を渡す設定を追加)」を選択します。
- Windows Server 2008 のインストール中にインストールするデバイスドライバごとに手順 5 を繰り返します。
install.wim ファイルに含めるデバイスドライバのリストについては、「WIM イメージへのドライバの組み込み」の表を参照してください。
- インストールキーの値を指定します。
- 「Answer File (応答ファイル)」ウィンドウで、2 offlineServing、architecture_Microsoft-Windows-PnPCustomizationsNonWinPE_version をクリックして展開します。
- PathAndCredentials をクリックして展開し、シーケンスキー値とリポジトリの UNC デバイスドライバのパスを入力します。
たとえば、Sun Storage PCIe SAS RAID HBA オプション用のデバイスドライバを追加するには、次のように入力します。
Key 1
Path \\wds-server\W2K8-Drivers\Lsi\1.19.2.64
- 各 PathAndCredentials コンポーネントの「Credential (資格)」セクションで、コンポーネントをクリックして展開し、UNC ドメイン、ログイン名、パスワード (必要な場合) を挿入することにより、リポジトリに保存されているデバイスドライバにアクセスできます。
たとえば、次のように入力します。
- ドメイン
UNC_domain
- パスワード
UNC_password
- ユーザー名
UNC_username
- Windows Server 2008 のインストール中にインストールするデバイスドライバごとに、手順 7 a から 7 c までを繰り返します。
- Windows システムイメージマネージャーアプリケーションを使用して、ImageUnattend.xml ファイルを検証します。
Windows システムイメージマネージャーアプリケーションで、「Tools (ツール)」 > 「Validate Answer File (応答ファイルの検証)」をクリックします。
- Windows システムマネージャーアプリケーションを使用して、.xml セットアップスクリプトを ImageUnattend.xml として保存します。
- Windows システムイメージマネージャーアプリケーションで、「File (ファイル)」 > 「Save Answer File as (名前を付けて応答ファイルを保存)」をクリックします。
- .xml セットアップスクリプトを次の名前でデバイスドライバリポジトリに保存します。
c:\Unattend\Drivers\W2K8\Catalogs\ImageUnattend.xml
Windows システムイメージマネージャーアプリケーションを終了します。
ImageUnattend.xml セットアップスクリプトの作成が完了しました。
次の手順
Windows Server 2008 R2 インストールの場合、「Windows Server 2008 インストールイメージへの ImageUnattend.xml セットアップスクリプトのマッピング」に進みます。