Sun Ray クライアントセッションを切断すると、クライアントはユーザーのデスクトップ表示を停止し、ほとんどの場合はセッションに再アクセスする認証を要求します。セッションを切断することは、クライアントの前を離れる必要があるときのセキュリティー上の理由から重要です。
スマートカードを使用しているときは、スマートカードをクライアントから取り外すとセッションが切断されます。NSCM および RHA セッションでは、次のいずれかの方法でクライアントセッションを切断できます。
(Oracle Solaris のみ) 現在のデスクトップマネージャーを使用してデスクトップをロックします。たとえば Java Desktop System では、「起動」->「画面のロック」の順に選択します。デスクトップをロックすると、セッションは強制的に切断されます。また、デスクトップ画面ロックアイドル時間間隔が経過した場合にも、切断が発生します。
Oracle Linux デスクトップをロックすると、デスクトップのみがロックされ、セッションは切断されません。デスクトップがロックされている Sun Ray クライアントを新しいユーザーが使用する必要がある場合、ユーザーはクライアントをリセットしてセッションを切断し、クライアントを使用可能にする必要があります。そのため、Oracle Linux デスクトップの場合は、utdetach コマンドを使用することを推奨します。
utdetach コマンドを使用します。
% /opt/SUNWut/bin/utdetach
Shift-Pause を押します。
切断ホットキーの組み合わせを変更するには、Section 13.1, “Sun Ray クライアントのホットキー”を参照してください。
ホットキーの組み合わせは、全画面の Windows セッションでは動作しません。
スマートカードを挿入して RHA に認証されるか、NSCM 経由でログインすることで、セッションをほかのクライアント経由で接続します。