5.1. ログファイル

Sun Ray サーバー上で発生する重要な活動は、ログに記録されて保存されます。サーバーはこの情報をテキストファイルで格納します。

これらのファイルやほかの Sun Ray Software ログファイルに書き込まれるさまざまなメッセージの構造と内容は、任意で随時変更される可能性があります。これらのメッセージには、プログラムで使用できるような不変のインタフェースは用意されていません。

Table 5.1, “Sun Ray サーバーログファイル”では、Sun Ray サーバーで管理されるログファイルについて説明します。

Table 5.1. Sun Ray サーバーログファイル

ログファイル

パス

説明

管理

/var/opt/SUNWut/log/admin_log

サーバー管理中に実行された操作を一覧表示します。このログは毎日更新されます。アーカイブされたファイルはシステムウエに最大で 1 週間保存され、数字の拡張子が付加されます (例: ファイル名は admin_log.0 から admin_log.5)。

認証

/var/opt/SUNWut/log/auth_log

認証マネージャーから記録されたイベントを一覧表示します。auth_log ファイルは、サーバーの認証ポリシーが変更または開始されるたびに更新されます (10 回まで)。アーカイブされた認証ログファイルには、数字の拡張子が付加されます (例: auth_log.0 から auth_log.9)。

自動マウント

/var/opt/SUNWut/log/utmountd.log

外部ストレージデバイスのマウントメッセージをリストします。保存された utmountd ファイルには、数字の拡張子が付加されます (例: utmountd.log.0 から utmountd.log.9)。

外部ストレージデバイス

/var/opt/SUNWut/log/utstoraged.log

外部ストレージデバイスイベントを一覧表示します。アーカイブされたストレージファイルには、数字の拡張子が付加されます (例: utstoraged.log.0 から utstoraged.log.9)。

メッセージ

/var/opt/SUNWut/log/messages

スマートカードの登録、挿入、または削除の詳細など、サーバーのクライアントからのイベントを一覧表示します。このファイルは毎日更新されます。アーカイブされたファイルは、最大で 7 日間または 3.5 MB まで保存され、数字の拡張子が付加されます (例: messages.0 から messages.5)。

外部 DHCP サーバーをサポートする共有ネットワーク (LAN) (utadm -L on を使用した構成済みネットワーク) を使用する場合、LogXXX 値と LogHost 値が設定されないとイベントタイプごとの記録が無効になります。詳細については、Table 3.7, “Sun Ray クライアントの構成パラメータ (.parms)”を参照してください。

Web 管理

/var/opt/SUNWut/log/utwebadmin.log

Web 管理関連のメッセージを一覧表示します。アーカイブされたログファイルには数値の拡張子が付加されます。

Windows Connecter

/var/opt/SUNWut/log/uttscpd.log

Windows Connecter メッセージを一覧表示します。


Table 5.2, “Sun Ray サーバーインストールおよび構成ログファイル”に、具体的なインストールおよび構成ログファイルを一覧表示します。

Table 5.2. Sun Ray サーバーインストールおよび構成ログファイル

ログファイル

パス

説明

アクティベーション

/var/adm/log/utctl.* (Oracle Solaris)

/var/log/SUNWut/utctl.* (Oracle Linux)

インストール後の製品アクティベーション中に記録されたイベントを一覧表示します。アーカイブされたログファイルにはタイムスタンプ拡張子が付加されます。

インストール

/var/adm/log/utinstall.* (Oracle Solaris)

/var/log/utinstall.* (Oracle Linux)

インストール中に記録されたイベントを一覧表示します。アーカイブされたログファイルにはタイムスタンプ拡張子が付加されます。

設定

/var/adm/log/utsetup.* (Oracle Solaris)

/var/log/SUNWut/utsetup.* (Oracle Linux)

utsetup によって実行されたインストール/構成中に記録されたイベントを一覧表示します。アーカイブされたログファイルにはタイムスタンプ拡張子が付加されます。