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コース:スタート・ガイド
レッスン: "Hello World!" アプリケーション
Solaris OS、Linux用の"Hello World!"
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Solaris OS、Linux用の"Hello World!"

これから、アプリケーションの作成に進んで行きます。 この詳細な手順は、Solaris OSとLinuxのユーザーを対象としています。 その他のプラットフォームの手順は、Microsoft Windows用の"Hello World!"NetBeans IDE用の"Hello World!"に記載されています。

このページの手順を実行中に問題が発生した場合は、一般的な問題(および解決策)を参照してください。


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はじめてプログラムを作成するには、次のコンポーネントが必要です。

  1. Java SE Development Kit 6(JDK 6)

    今すぐSolaris OSまたはLinuxバージョンをダウンロードできます。 (JREではなくJDKをダウンロードしてください。) インストール手順を参照してください。

  2. テキスト・エディタ

    今回の例では、Picoを使用します。Picoは、UNIXベースのプラットフォームに用意されているエディタです。 これらの手順は、viemacsなどの別のテキスト・エディタを使用しても容易に適用できます。

これらの2つのアイテムさえあれば、はじめてのアプリケーションは作成できます。


はじめてのアプリケーション作成

はじめてのアプリケーションHelloWorldAppは、挨拶の"Hello World!"を表示する簡単なものです。 このプログラムを作成する手順は次のとおりです。

ソース・ファイルを作成する

ソース・ファイルを作成する方法は次の2種類あります。

まず、シェル("ターミナル")ウィンドウを起動します。

新しいターミナル・ウィンドウ

新しいターミナル・ウィンドウ

プロンプトを起動した時点では、現在のディレクトリは通常、ユーザーのホーム・ディレクトリになります。 プロンプトでcdと入力して[Return]キーを押すことで、いつでも現在のディレクトリをホーム・ディレクトリに変更できます。

作成するソース・ファイルは個別のディレクトリに保存することをお勧めします。 mkdirコマンドを使用して、ディレクトリを作成できます。 たとえば、ホーム・ディレクトリにjavaディレクトリを作成するには、次のコマンドを使用します。

cd
mkdir java

現在のディレクトリをこの新しいディレクトリに変更するには、さらに次のコマンドを入力します。

cd java

これで、ソース・ファイルの作成を開始できます。

プロンプトでpicoと入力し、[Return]キーを押して、Picoエディタを起動します。 pico: command not foundというメッセージが表示される場合は、Picoが使用不可となっている可能性があります。 詳細をシステム管理者に確認するか、別のエディタを使用してください。

Picoを起動すると、新しい空のバッファが表示されます。 この領域にコードを入力します。

 

新しいバッファに次のコードを入力します。

/**
* HelloWorldAppクラスは、単純に標準出力に"Hello World!"と
* 表示するアプリケーションを実装します。
 */
class HelloWorldApp {
    public static void main(String[] args) {
        System.out.println("Hello World!"); // 文字列を表示します。
    }
}
 入力時の注意事項 大文字A 小文字a

すべてのコード、コマンド、ファイル名を示されたとおりに入力してください。 コンパイラ(javac)でもランチャ(java)でも大/小文字が区別されます。そのため、大文字を使用する場合には一貫性を保つ必要があります。

HelloWorldApp 等号否定記号 helloworldapp

HelloWorldApp.javaという名前のファイルにコードを保存します。 Picoエディタでこれを行うには、[Ctrl-O]キーを入力して、File Name to write:と表示されるエディタ下部で、ファイルを作成するディレクトリを入力し、その次にHelloWorldApp.javaと入力します。 たとえば、/home/jdoe/javaディレクトリにHelloWorldApp.javaを保存する場合は、/home/jdoe/java/HelloWorldApp.javaと入力して、[Return]キーを押します。

[Ctrl-X]キーを押すとPicoが終了します。

ソース・ファイルを.classファイルへコンパイルする

新しいシェル・ウィンドウを起動します。 ソース・ファイルをコンパイルするには、現在のディレクトリを、ファイルが存在するディレクトリに変更します。 たとえば、ソース・ディレクトリが/home/jdoe/javaの場合は、プロンプトで次のコマンドを入力して[Return]キーを押します。

cd /home/jdoe/java

プロンプトでpwdと入力すると、現在のディレクトリが表示されます。この例では、現在のディレクトリは/home/jdoe/javaに変更されています。

プロンプトでlsと入力すると、作成したファイルが表示されます。

.javaソース・ファイルが表示されているlsコマンドの結果

.javaソース・ファイルが表示されているlsコマンドの結果

これで、ソース・ファイルのコンパイルの準備が整いました。 プロンプトで、次のコマンドを入力して[Return]キーを押します。

javac HelloWorldApp.java

コンパイラによって、バイトコード・ファイルのHelloWorldApp.classが生成されました。 プロンプトでlsと入力し、生成された新しいファイルを確認します (下図を参照)。

生成された.classファイルが表示されているlsコマンドの結果

生成された.classファイルが表示されているlsコマンドの結果

これで.classファイルが生成されたので、プログラムを実行できます。

この手順を実行中に問題が発生した場合は、一般的な問題(および解決策)を参照してください。

プログラムを実行する

同じディレクトリで、プロンプトで次のコマンドを入力します。
java HelloWorldApp

次の図に、この時点で表示される内容を示します。

画面にHello World!と出力される

画面に"Hello World!"と出力される

これで、 プログラムが動作するようになりました。

この手順を実行中に問題が発生した場合は、一般的な問題(および解決策)を参照してください。


サンプル・プログラムで問題が発生した場合は、 『サンプル・コードのコンパイルと実行: FAQ』をお試しください。
不満な点や 賞賛、 提案などがあれば、 フィードバックをお願いいたします

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