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Oracle® VMインストレーション・ガイド
リリース3.0 for x86
B64584-01
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1 インストールの概要

この章は、Oracle VMのインストール手順の概要について説明します。この章の内容は次のとおりです。

1.1 Oracle VMのインストール

Oracle VMをインストールするには、1つ以上のOracle VM Serverをインストールしてから、Oracle VM Managerの1つのインスタンスをインストールする必要があります。

1.1.1 Oracle VM Serverのインストール

Oracle VM Serverをインストールすると、コンピュータにそれまでインストールされていたすべてのオペレーティング・システムおよびデータが削除されます。Oracle VM Serverをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle VM ServerのCDを使用し、Oracle VM Serverをインストールするコンピュータを起動します。

  2. 起動プロンプトで「Enter」を押します。

  3. プロンプトに従い、Oracle VM Serverをインストールします。

  4. インストール時に設定したパスワードを使用して、Oracle VM Serverにrootユーザーとしてログインします。

Oracle VM Serverのインストール手順の詳細は、第2章「Oracle VM Serverのインストール」を参照してください。

複数のOracle VM Serverを使用する場合は、インストール・プロセスを繰り返します。これでOracle VM Serversをサーバー・プールに追加し、Oracle VM Managerで管理できます。

1.1.2 Oracle VM Managerのインストール

Oracle VM Managerをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle VM Managerをインストールするコンピュータのオペレーティング・システムを起動します。

  2. Oracle VM ManagerのCDを挿入してマウントします。

  3. rootユーザーとして、Oracle VM Managerのインストール・スクリプトを起動します。

    # ./runInstaller.sh
    
  4. プロンプトに従い、Oracle VM Managerをインストールします。

Oracle VM Managerのインストール手順の詳細は、第3章「Oracle VM Managerのインストール」を参照してください。

1.2 Oracle VMのアップグレード

Oracle VMリリース3.0は、以前のOracle VMのリリースとは下位互換性がありません。Oracle VMの以前のリリースを使用している場合は、リリース3.0にアップグレードできません。Oracle VM ServerおよびOracle VM Managerを再インストールする必要があります。ただし、Oracle VM 3.0にOracle VMリリース2.xの仮想マシンのテンプレートをインポートし、再利用することは可能です。