この章では、Enterprise Manager Cloud Control 12cの概要、アーキテクチャ、およびこの製品に統合されている様々なコア・コンポーネントについて説明します。次の項を含みます。
関連項目: Oracle Enterprise Manager Cloud Controlの詳細は、次の『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlドキュメント』のWebサイトを参照してください。
Oracle Enterprise Manager Cloud Controlの使用方法の動画一覧は、Oracle Enterprise Managerデモ・シリーズのWebサイトを参照してください。
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Oracleの統合エンタープライズIT管理製品ラインであるOracle Enterprise Managerは、業界で唯一、すべてを備えたビジネス主導型の統合エンタープライズ・クラウド管理ソリューションです。Oracle Enterprise Managerは、従来の環境およびクラウド環境で使用するOracleスタックの組込み管理機能を活用することで、ITからビジネス価値を創出し、サービス・レベルを飛躍的に上げながら、かつてないほどの効率向上の達成へと導きます。
Enterprise Managerの主な機能は、次のとおりです。
すべてを備えたクラウド・ライフサイクル管理ソリューションにより、アプリケーションからディスクに至るまで、エンタープライズ・クラウドおよび従来のOracleのIT環境を迅速に設定、管理、サポートできます。
Oracleスタックのインテリジェントな管理のための最適なソリューションと、それぞれのお客様の環境とOracleのナレッジベースとのリアルタイム統合によるエンジニアド・システムにより、IT管理への投資における収益率の最大化が実現されます。
ビジネス主導型アプリケーション管理により、従来のアプリケーションとクラウド・アプリケーションに対して最高のサービス・レベルが実現されます。
図1-1に、Enterprise Manager Cloud Controlによって、Oracle ITインフラストラクチャ全体を単一のコンソールから監視および管理できるソリューションを提供する方法を示します。
Enterprise Manager Cloud Controlの詳細は、次のURLにアクセスしてください。
http://www.oracle.com/us/products/enterprise-manager/index.html
Enterprise Manager Cloud Controlは単一のエンティティのように見えますが、次のコンポーネントで構築されています。
Oracle Management Agent
Oracle Management Service
Oracle Management Repository
Oracle Management Plug-ins
Enterprise Manager Cloud Controlコンソール
図1-2は、Enterprise Manager Cloud Controlのサンプル・アーキテクチャを示し、これらのコア・コンポーネントがアーキテクチャを構成する仕組みを図示しています。
注意: 図1-2にはロード・バランサと複数のOracle Management Serviceが図示されていますが、これらはあくまでも大規模な組織におけるEnterprise Manager Cloud Controlのアーキテクチャの構成例を示したものです。Enterprise Managerシステムのインストールの前提条件または要件ではありません。ロード・バランサがない場合は、管理エージェントがOracle Management Serviceと直接通信します。 |
次の各項では、Enterprise Manager Cloud Controlのコア・コンポーネントについて説明します。
Oracle Management Agent
Oracle Management Agent(管理エージェント)は、監視対象の各ホストにデプロイされている統合ソフトウェア・コンポーネントです。これらのホスト上で実行されているすべてのターゲットを監視し、中間層のOracle Management Serviceにその情報を伝達して、ホストとそのターゲットの管理およびメンテナンスを行います。
Oracle Management Service
Oracle Management Serviceは、管理エージェントおよび管理プラグインと連携し、これらのターゲットを検出して、その監視および管理を行い、収集した情報をリポジトリに格納して今後の参照および分析に活用する、Webベースのアプリケーションです。Oracle Management Serviceは、Enterprise Manager Cloud Control用のユーザー・インタフェースもレンダリングします。Oracle Management Serviceは、Oracle WebLogic Serverホーム、Oracle Management Serviceホーム、管理エージェント・ホーム、プラグイン・ホーム、Java Development Kit(JDK)、Oracle Management Serviceインスタンスのベース・ディレクトリ、Oracle Web層ディレクトリ、Oracle Commonディレクトリなど、関連する構成ファイルおよびディレクトリの親ディレクトリであるOracleミドルウェア・ホーム(ミドルウェア・ホーム)にデプロイされます。Oracle Management Serviceのデプロイ時にOracle WebLogic Serverが使用環境にまだインストールされていない場合、Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードによってインストールされます。その結果、Oracle WebLogic Server管理コンソールもインストールされます。
Oracle Management Repository
Oracle Management Repository(管理リポジトリ)とは、管理エージェントが収集したすべての情報が格納される記憶域の場所です。それは、データベースのジョブ、パッケージ、プロシージャ、ビュー、表領域などのオブジェクトで構成されます。
技術的には、Oracle Management Serviceが、管理エージェントから受け取った監視データを管理リポジトリにアップロードします。その後、管理リポジトリは、データをOracle Management Serviceで検索したり、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールで表示できるように構成します。データは管理リポジトリに格納されるため、Enterprise Manager Cloud Controlにアクセスする任意の数の管理者間で共有できます。
インストール時に、Enterprise Manager Cloud Controlのインストール・ウィザードによって、既存の認証済データベース内に管理リポジトリが構成されます。ただし、このウィザードで新規データベースはインストールされません。
Oracle Management Plug-ins
Oracle Database、Oracle Fusion Middleware、Oracle Fusion ApplicationsなどのOracleテクノロジを管理および監視するEnterprise Manager Cloud Controlのコア機能は、新しい自己更新機能を使用してダウンロードおよびデプロイ可能なプラグインと呼ばれるコンポーネントによって提供されるようになりました。この新しいプラガブルなフレームワークによって、同様な機能を提供する次のEnterprise Manager Cloud Controlのリリースを待つ必要なく、Enterprise Manager Cloud Controlは管理サポート付きで最新のOracle製品のリリースに更新されます。たとえば、Oracle Databaseの新規バージョンがリリースされた場合は、最新のOracle Databaseプラグインをダウンロードしてデプロイするだけで、最新リリースに対応した管理機能が装備されます。
表1-1に、新しいEnterprise ManagerシステムでOracle Management Serviceおよび管理エージェントにデフォルトでインストールされるデフォルト・プラグインを示します。これらのデフォルト・プラグイン以外にも、ソフトウェア・キット(DVD、ダウンロードしたソフトウェア・バンドルなど)に含まれているプラグインをオプションでインストールすることも可能です。オプションのプラグインを選択してインストールできる画面がインストーラで用意されています。
表1-1 デフォルトでインストールされる管理プラグイン
名前 | 説明 |
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Oracle Database |
OracleデータベースおよびOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)などの関連ターゲットを監視および管理できます。 |
Oracle Fusion Middleware |
Oracle WebLogicドメイン、Oracle WebLogicクラスタ、Oracle WebLogic Server、Oracle SOA Suite、Oracle Web Tier、Oracle GlassFishなどのOracle Fusion Middleware製品を監視および管理できます。 |
My Oracle Support |
Enterprise Manager Cloud Controlコンソール内からMy Oracle Supportへのログイン、ナレッジ・ライブラリでのノートおよびドキュメントの検索、サービス・リクエストの呼出し、監視ターゲットにパッチを適用するためのパッチ計画およびテンプレートの作成を実行できます。 |
Oracle Exadata |
Oracle Exadataターゲットを監視および管理できます。 |
Enterprise Manager Cloud Controlコンソール
Enterprise Manager Cloud Controlコンソールは、Enterprise Manager Cloud ControlのWebベースのユーザー・インタフェースです。このコンソールでは、コンピューティング環境全体の監視および管理をネットワーク上の1箇所から行うことができます。エンタープライズ・アプリケーション・システム、データベース、ホスト、ミドルウェア・アプリケーション・サーバー、リスナーなど、すべてのシステムとサービスを1つの場所から簡単に一元管理できます。
EMCTL
EMCTLは、Oracle Management Service (OMS)および管理エージェントで特定のタスクを実行するために使用するコマンドライン・ツールです。これは、OMSインスタンスの起動および停止、OMSインスタンスのプロパティの設定、特定の管理エージェントが監視するターゲットのリストの取得などのタスクに使用できます。EMCTLコマンドは、特定のOMSまたは管理エージェントから実行します。
EM CLI
Enterprise Managerコマンドライン・インタフェース(EM CLI)ツールでは、コマンドライン・インタフェースを介してEnterprise Manager機能にアクセスできます。伝統的なプログラミング言語の構成を介してアクセスできるため、コマンドラインから、またはプログラムによって、タスクを作成および実行できます。EM CLIにより、各種オペレーティング・システムのテキスト・ベースのコンソール(シェルおよびコマンドライン・ウィンドウ)からEnterprise Manager Cloud Control機能にアクセスできます。また、このツールを使用して渡されるJythonスクリプトを作成し、タスクをバルク・モードで実行することも可能です。
詳細は、『Oracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェース』を参照してください。
http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/em.121/e17786/toc.htm
この項では、重点的に管理する次の分野について簡単に説明します。
Oracle Enterprise Managerはデータ・センターを管理するための重要なツールです。セキュアで、スケーラブルかつ可用性の高いフレームワークを持っています。次世代のユーザー・インタフェースとともに、様々なロールにあわせてカスタマイズできる、リッチで直感的なコンソールを提供します。また、Oracle Enterprise Managerフレームワークには、自動更新などの高度な機能もあります。これは、新しいバージョンが使用可能になったら、ターゲット・プラグイン、コンプライアンス・ポリシー、デプロイメント・プロシージャなどの主要コンポーネントを自動更新できる機能です。
Oracle Enterprise Managerフレームワークはエンタープライズ対応であり、重要な業務処理を管理および監視し、エンタープライズ・データ・センターのスムーズな運営を保証するように設計されています。
世界最高クラスのエンタープライズ・モニタリングとは、インフラストラクチャおよびアプリケーションのステータスを監視し、インシデントの発生時に適切なIT担当者に通知し、ITおよびビジネス部門の各関係者にステータス、履歴および傾向をレポートすることです。Oracle Enterprise Managerは、ITインフラストラクチャ(OracleおよびOracle以外)のすべてのコンポーネントおよびこれらのITインフラストラクチャ上で実行されているアプリケーションやサービスを監視する基盤として、豊富な監視機能を提供します。これらの機能により、IT部門は業務の優先順位に従ってプロアクティブに問題を監視および解決し、監視のための業務上のベスト・プラクティスを導入し、業務目標をサポートする一貫性のある高品質なサービスを提供することができます。
OracleはOracle E-Business Suite、Siebel、Peoplesoft、JD EdwardsおよびFusion Applicationsのための、すぐに使用できる高度なアプリケーション管理ソリューションを提供します。これらのソリューションに備えられているエンドツーエンドの統合アプリケーション監視および管理機能により、可用性、予測可能性、信頼性が向上します。Oracle Enterprise Managerの管理機能には、ユーザー・エクスペリエンス管理、パフォーマンス管理、変更および構成管理、パッチ適用、プロビジョニング、テスト、統合診断、自動チューニングなどが含まれます。
Enterprise Managerでは、カスタム・アプリケーション、カスタム統合、カスタム拡張を管理するための高度な管理機能も提供されています。ビジネス・トランザクション管理システム(BTM)やJVM診断(JVMD)などの機能の詳細は、第1.3.10項「アプリケーション・パフォーマンス管理」を参照してください。
OracleはOracle Database 10gリリースにおいて業界で初めてデータベース・カーネルに自己管理機能を組み込んで、エンタープライズ・データベース管理システムの分野に革命を起こしました。その後、いくつかのリリースおよびインテリジェントな管理インフラストラクチャの継続的な改善を経て、Oracle Databaseはゼロオーバーヘッドのインストゥルメンテーションから統合された自己回復およびビジネス主導型管理まで、業界で最も広範な自己管理機能を提供できるようになりました。Oracleのデータベース管理機能は、次の事項を網羅するフルライフサイクル・ソリューションを提供することで、DBAの作業を容易にします。
変更および構成管理
変更および構成管理の詳細は、データベースの変更管理の概要および構成管理の概要に関する項を参照してください。
パッチ適用とアップグレード
パッチ適用およびアップグレードの詳細は、「ソフトウェアのデプロイのパッチ適用」を参照してください。
プロビジョニング
プロビジョニングの詳細は、「データベース・プロビジョニングの概要」を参照してください。
テスト
テストの詳細は、『Oracle Database Testingガイド』を参照してください。
マスキング/サブセッティング
マスキングおよびサブセッティングの詳細は、「機密データのマスキング」および「データ・サブセッティング」を参照してください。
パフォーマンス管理
パフォーマンス管理の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
自動チューニング
自動チューニングの詳細は、「自動SQLチューニング・アドバイザ 」および「診断データの管理」を参照してください。
また、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlには次のデータベース管理機能があります。
問題の検出およびガイド付き解決ワークフロー
Enterprise Manager Cloud Controlによる日常的なタスクの実行
Enterprise Manager Cloud Controlによる繰返しジョブの実行
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cは、Oracle WebLogic Server、Oracle Fusion Middleware、Oracle以外のミドルウェア・テクノロジのための包括的なソリューションを提供します。これには、構成およびコンプライアンス管理、および次のようなミドルウェア・ソフトウェアでのプロビジョニングとパッチ適用を含む、すぐに使用可能な可用性およびパフォーマンスの監視、堅牢診断、管理、ライフサイクル管理などが包括的に含まれます。
WebLogic Server
SOA Suite
Coherence
Identity Management
WebCenter
Web Tier
Business Intelligence
Exalogic Elastic Cloud
Oracle GlassFish
Oracle以外のミドルウェア(JBoss Application ServerやIBM WebSphere Application Serverなど)
Oracle Enterprise Managerは、完全な物理および仮想サーバー・ライフサイクル管理のための、コスト効率のよい統合ソリューションを提供します。Enterprise ManagerがWebベースのユーザー・インタフェースを介して提供する包括的なプロビジョニング、パッチ適用、監視、管理および構成管理機能によって、Oracle VM、Linux、UNIXおよびWindowsオペレーティング・システム環境の管理に伴う複雑性およびコストが大幅に削減されます。さらに、Oracle Sunハードウェアを使用する企業は、使用中のサーバー、ストレージおよびネットワーク・インフラストラクチャ・レイヤーを詳細に把握し、何千ものシステムをスケーラブルに管理することができます。Oracle Enterprise Managerによって、顧客は仮想化およびクラウド・コンピューティングを速やかに採用し、ITリソースの最適化、ハードウェア使用率の向上、ITプロセスの合理化、コストの削減を実現することができます。Oracle Enterprise ManagerはOVM 3.0以降およびOracle Virtual Assembly Builderと統合されています。
Oracle Enterprise ManagerはOracleテクノロジ向けの最高の管理製品スイートであるだけでなく、プラグインやコネクタと呼ばれる豊富な拡張機能のコレクションを介して、異機種間データ・センター(Microsoft SQL ServerやJBoss Application Server)の管理向けに包括的なソリューションを提供しています。Enterprise Manager 12cの自己更新メカニズムにより、顧客はOracle、Oracleの多数のパートナおよび顧客自身で作成した拡張機能をダウンロード/インポートおよびデプロイできます。これらの拡張機能は、Oracle製品に使用されるものと同じ管理フレームワークで作成されるため、Oracle製品と同じレベルの安定性と豊富さが確保されています。
詳細は、Oracle Enterprise Manager 12c Extensibility Exchangeのページを参照してください。
http://www.oracle.com/goto/emextensibility
エンタープライズ・クラウドにより、新たな管理上の課題が提示されています。仮想化へと動いている中、プライベート・クラウドの採用により期待される最大のメリットは、標準化によって作業を効率化してコストを削減できることです。ただし、正常な管理機能がなければ、クラウド・コンピューティングで期待される経済的利益は実現しません。
Oracle Enterprise Manager Cloud ControlはOracleの完全なクラウド・ライフサイクル管理ソリューションです。一元化されたポリシー・ベースのリソース管理とのバランスをとったセルフサービス・プロビジョニング、統合されたチャージバック、容量計画、アプリケーションからディスクまで物理環境および仮想環境の完全な可視性を含む、業界初の完全なソリューションです。
ライフサイクル管理は、データベース、システム、アプリケーションの管理者が、Oracleテクノロジのライフサイクル管理に必要なプロセスを自動化するのに役立つ包括的なソリューションです。検出、初期プロビジョニング、パッチ適用、構成管理、継続的な変更管理に関連する、時間のかかる手動作業を排除することができます。さらに、このソリューションは業界標準および規制遵守標準をレポートおよび管理するための、コンプライアンス・フレームワークを提供します。最後に、Oracleと顧客との充実したコミュニケーションのために、すべてのオンプレミス・インストゥルメンテーションをリアルタイムでMy Oracle Supportに接続することができます。
Enterprise Manager 12cは、カスタム・アプリケーションおよびOracleアプリケーション(E-Business Suite、Siebel、PeopleSoft、JD EdwardsおよびFusion Applicationsを含む)のための完全なアプリケーション・パフォーマンス管理(APM)ソリューションを提供します。APMソリューションはクラウドおよびエンタープライズ・データ・センター両方のデプロイメントを対象に設計されており、OracleプラットフォームとOracle以外のプラットフォームでサポートされています。
Oracle APMは、エンドツーエンドの監視によるビジネス主導型のアプリケーション管理を提供します。
ユーザー・エクスペリエンス管理: Real User Experience Insight (RUEI)を使用した実ユーザーの監視およびサービス・レベル管理(SLM)ビーコンを使用した合成トランザクションの監視。
Webサイトのユーザー・エクスペリエンスを監視するには2つの方法があります。実際のユーザーの実際のトラフィックを使用する方法と、合成トラフィック(Webサイトが受けると予想される負荷を似せてソフトウェアで人工的に作成されたトラフィック)を使用する方法です。RUEIは、これら両方の方法による監視をサポートします。SLMビーコンは、合成トラフィックを送信する監視環境内のコンポーネントです。通常、インフラストラクチャ内のビジネス・クリティカルなサービスのパフォーマンスと可用性をSLMの一部としてテストします。
ビジネス・トランザクション管理: トランザクションおよびトランザクション・インスタンスを監視および追跡します。トランザクションのコンテンツに含まれるビジネス・メトリックを監視します。
Javaの監視および診断: OracleおよびOracle以外のプラットフォームに対する、オーバーヘッドのない本番環境のJavaの診断。JavaからOracle Databaseおよび逆のトランザクションを追跡します。
検出およびトポロジ: インフラストラクチャおよびアプリケーション・トポロジのマルチレイヤー検出。
アプリケーション・パフォーマンス分析: 実ユーザーのアクティビティおよびトランザクション監視データについての、充実したレポート機能および分析機能。
Oracleのアプリケーション品質管理製品は、Oracle Database、Oracleパッケージ・アプリケーションおよびカスタムWebアプリケーションのための完全なテスト・ソリューションを提供します。
アプリケーション・テスト: アプリケーション・テスト・スイートのテスト管理、機能テストおよび負荷テスト機能により、Oracle e-Business Suite、Fusion、Siebel、PeopleSoft、HyperionおよびJ.D. EdwardsなどのWebベース・アプリケーションの品質が保証されます。
インフラストラクチャ・テスト: アプリケーション・リプレイおよびReal Application Testingにより、アプリケーションおよびデータベース・インフラストラクチャの現実的な本番規模のテストが可能になります。これらのテストでは、実際の本番環境のワークロードを使用して、テスト中のアプリケーションまたはデータベースに対する負荷を生成するため、スクリプトの作成やメンテナンスは不要です。アプリケーション・リプレイやReal Application Testingによって、テスト時間を80%以上短縮することができます。アプリケーションおよびデータベース・インフラストラクチャの変更を検証するための、最も効率的かつ最適化された高品質のテストを提供します。
テスト・データ管理: Oracleのテスト・データ管理およびデータ・マスキングでは、OracleおよびOracle以外のデータベースに、Oracleパッケージ・アプリケーション用のデフォルト・テンプレートを使用した、自動化された効率的かつセキュアなテスト・システム作成機能を提供します。