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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control Oracle Exalogic Elastic Cloud Machineの管理とモニタリング
リリース12.1.0.4
B70516-05
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2 Exalogicマシンの検出 - 仮想構成

この章では、仮想構成にインストールされたOracle Exalogic Elastic Cloudマシン向けの検出手順を説明します。この構成の場合、Exalogicハードウェアには、ハードウェア・コンポーネントを管理するためのOracle Enterprise Manager Ops Centerが事前インストールされています。Oracle Enterprise Manager Cloud Controlには、システム管理者が使用する多くの監視機能が用意されています。

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cは、Exalogicノード上のソフトウェアを管理するための全体的なエンドツーエンドの管理ソリューションおよびExalogicハードウェアを管理するインタフェースを提供します。Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用するには、インストールを行った後でExalogicアセットを検出する必要があります。

次に示す手順は、Enterprise Manager Cloud ControlでExalogicターゲットを検出するための前提条件および指示です。

  1. 前提条件の検証

  2. Oracle VM ManagerおよびOps Center向けに管理エージェントをインストール

  3. ターゲットの検出

  4. Enterprise Managerでご使用のExalogicマシンの検出を完了したら、「検出後の構成および確認」に概説されている手順に従います。

  5. Exalogic仮想構成での監視タスク

  6. Exalogic仮想構成での管理タスク

2.1 前提条件の検証

検出を進める前に、Exalogicハードウェアが次のソフトウェアの最小要件を満たしていることを検証する必要があります。

  • Oracle Exalogic Elastic Cloud Software (EECS): バージョン2.0.6.0.0以上。

  • (EECSバージョン2.0.6.0.0とともにインストールされた)仮想構成のExalogicマシンの場合、Oracle Enterprise Manager Ops Centerが事前インストールされています。Ops CenterがまだExalogicマシンにインストールされていない場合は、Oracle Supportにサービス・リクエストを送信します。

  • 「Oracle VM ManagerおよびOps Center向けに管理エージェントをインストール」の項でインストールされた管理エージェントには、Enterprise Manager Cloud Control 12c リリース3 (12.1.0.3.0)以上へのサポートが提供されます。監視対象として選択したCloud Controlのインスタンスが12.1.0.3.0以上であることを確認します。

  • Oracle VM Managerの検出のための重要な前提条件


注意:

Exalogic Infrastructureプラグインは、仮想のExalogicシステムの検出には必要ありません。

2.1.1 Oracle VM Managerの検出のための重要な前提条件


警告:

仮想化をサポートするExalogic構成では、次の手順で説明するように、Enterprise Manager Cloud Controlからの読取り専用アクセスに対して各Oracle Virtual Machine (VM) Managerが必須要件として適切に構成されている必要があります。Enterprise Manager Cloud Controlからの読取り専用アクセスに対してOracle VM Managerを構成できない場合、構成はサポートされません。こうしたサポートされない構成で操作が実行されると、ソフトウェアが停止したり、Exalogic Controlソフトウェアの再インストールが必要になります。

Oracle VM Managerが検出されていない場合

Cloud ControlでOracle VM Managerの検出をまだ実行していない場合は、この項をスキップして「Oracle VM ManagerおよびOps Center向けに管理エージェントをインストール」に進み、Oracle VM Manager向けの管理エージェントおよびExalogicハードウェア向けの管理エージェントをインストールします。

Oracle VM Managerが検出された場合

この項が適用されるのは、Enterprise Managerインスタンスがすでに存在し、Exalogic制御スタックのVM内でOracle VM Managerがすでに検出されている場合のみです。読取り専用構成のOracle VM Managerを検出するためには、前提条件として次の手順を実行する必要があります。

Oracle VM Managerの元の検出の一環として、Oracle VM Managerの管理エージェントがすでにインストールされています。次に概説された手順の完了後に、「ターゲットの検出」の項に進みます。


注意:

次の読取り専用構成プロシージャを実行する前に、Oracle VM ManagerがEnterprise Manager Cloud Controlに登録されている場合は、Enterprise ManagerのOracle VM Managerターゲット・メニューから「同期化操作」を実行して、読取り専用モードで再登録する必要があります。Oracle VM Managerターゲットが読取り専用構成であることを確認してください。

Oracle VM Managerは、Exalogicをインストールするプロセスの一部として構成されるExalogic制御スタックの一部です。Exalogic制御スタック内でこのターゲットを検出するためにEnterprise Managerのインスタンスを使用した場合、サポートされていない構成を回避するためにこのプロセスを行う必要があります。


  1. Exalogic制御スタックのOracle VM ManagerコンポーネントをホストしているExalogic Control VMにoracleユーザーとしてログインし、次の順序でコマンドを実行します。

    cd /u01/app/oracle/ovm-manager-3/ovm_shell
    sh ovm_shell.sh  --url=tcp://localhost:54321 
                     --username=admin 
                     --password=<ovmm admin user password>
    ovm = OvmClient.getOvmManager ()
    f = ovm.getFoundryContext ()
    j = ovm.createJob ( 'Setting EXALOGIC_ID' );
    

    次のファイル・パスの場所にあるdom0em-context.infoEXALOGIC_IDがあります。

    /var/exalogic/info/em-context.info
    

    このファイルを取得するには、rootユーザーとしてdom0にログインする必要があります。たとえば、em-context.infoファイルのコンテンツがExalogicID=Oracle Exalogic X2-2 AK00018758の場合、EXALOGIC_IDAK00018758になります。


    注意:

    ドメイン・ゼロ(dom0)は、ブート時にXenハイパーバイザによって最初に起動されるドメインです。Exalogicマシンの場合、Exalogicの任意の計算ノードです。

    コマンド・シーケンスを続行します。

    j.begin ();
    f.setAsset ( "EXALOGIC_ID", "<Exalogic ID for the Rack>");
    j.commit ();
    
  2. [Ctrl]+[D]を押下して、シーケンスを完了します。

これらの手順の後に構成を確認するには、manager/pool/server/guest vmターゲットの複数のメニューが無効になっているかどうかを観察します。具体的には、インフラストラクチャ・クラウドで登録されたOracle VM Managerを右クリックして、Oracle VM Managerが読取り専用モードであるかどうかを確認できます。

リストの第2層および第3層のアクティブな操作メニュー項目のすべて(「ゾーンの作成」、「仮想サーバー・プールの作成」、「ネットワークの管理」など)が無効(グレー表示)になっており、選択できない状態です。反対に、「VMマネージャ」または「VMゲスト」メニュー・オプションのいずれかをクリックしたときに表示されるプルダウン・メニューから項目を選択する場合、同じメニュー項目はグレー表示されません。ただし、アクティブな管理オプションのいずれかを選択すると、Enterprise Managerでは、アクションを実行できないことを示すエラー・メッセージが表示されるため、Oracle VM Managerは読取り専用モードになります。

2.2 Oracle VM ManagerおよびOps Center向けに管理エージェントをインストール

Enterprise Manager、Oracle VM Manager、Ops Centerの間で接続を確立するために、管理エージェントが必要です。この接続によって、Enterprise Manager Cloud Controlを通してExalogicマシンを管理することができるようになります。検出手順に進む前に管理エージェントをインストールする必要があります。

2.2.1 管理エージェントのインストール

次の手順に従って、管理エージェントをインストールします。

  1. Oracle Linux 64ビット・プラットフォーム用のOracle Enterprise Managerエージェント・ソフトウェアの最新バージョンがダウンロードされ、適用されていることを確認します。

  2. Enterprise Manager Cloud Controlで、次のいずれかを実行します。

    • 「設定」メニューから、「ターゲットの追加」「自動検出の結果」の順にクリックします。「自動検出の結果」ページで「ホストおよびOracle VM Manager」タブをクリックし、表示されているリストから監視するホストを選択します。「昇格」をクリックします。

    • 「設定」メニューから、「ターゲットの追加」「ターゲットの手動追加」の順に選択します。「ターゲットの手動追加」ページで、「ホスト・ターゲットの追加」を選択し、「ホストの追加」をクリックします。

  3. ホストとプラットフォーム・ページで、次を実行します。

    1. このセッションに割り当てられたデフォルトの名前のままにするか、選択した一意の名前を入力します。入力するカスタム名は直観的な名前にすることができ、必ずしもデフォルトの名前と同じフォーマットにする必要はありません。たとえば、add_host_operation_1のようになります。

      一意のデプロイメント・アクティビティ名によって、このデプロイメント・セッションで指定されたインストール詳細を保存し、新規セッションですべての詳細を入力しなおすことなく、将来再利用できます。

    2. 「追加」をクリックし、管理エージェントをインストールするホストの完全修飾名およびプラットフォームを選択します。


      注意:

      • このホストは、Ops CenterおよびOracle VM Managerの両方がインストールされているVMである必要があります。

      • プラットフォームはOracle Linux 5以上にする必要があります。現時点でSolarisはサポートされていません。


    3. 「次へ」をクリックします。

  4. この時点で管理エージェントはインストールされていません。これは、別のプロセスで行います。エージェントのインストールの詳細は、『Oracle® Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』の「Oracle Management Agentのインストール」を参照してください。

    http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/install.121/e22624/install_agent.htm
    

    Exalogicマシンのためにエージェントを構成するには、「インストールの詳細」ページで次の手順を実行します。

    1. 「デプロイメント・タイプ」セクションで、新規エージェント・インストールを選択します。

    2. 表から、共通のプラットフォーム名でグループ化されたホストを示す最初の行を選択します。

    3. 「インストールの詳細」セクションで、手順bで選択したホストに共通するインストールの詳細を指定します。「インストールのベース・ディレクトリ」に、管理エージェントのソフトウェア・バイナリ、セキュリティ・ファイルおよびインベントリ・ファイルをコピーするエージェント・ベース・ディレクトリへの絶対パスを入力します。

    4. 「インスタンス・ディレクトリ」で、デフォルトのインスタンス・ディレクトリの場所のままにするか、すべての管理エージェント関連の構成ファイルを格納できるディレクトリを選択し、そこへの絶対パスを入力します。

    5. 「名前付き資格証明」リストから、資格証明がOMSとリモート・ホスト間のSSH接続を設定し、各リモート・ホストに管理エージェントをインストールするために使用できる適切なプロファイルを選択します。

    6. 「権限委任設定」で、ルート・スクリプトの実行に使用する権限委任設定を検証します。デフォルトでは、Enterprise Manager Cloud Controlで構成されている権限委任設定に設定されます。

    7. 「ポート」で、管理エージェントの通信用に割り当てられたデフォルトのポート(3872)のままにするか、選択したポートを入力します。

    8. 手順bの表にある他のすべての行に対して繰り返します。

    9. 「次へ」をクリックします。

  5. 管理エージェントを選択したホストへ、1つのデプロイメント・フェーズから次へと連続してデプロイメントを実行するローリング方式でデプロイするときは、次を$OMS_HOME/sysman/prov/agentpush/agentpush.propertiesファイルへ指定します。

    oracle.sysman.prov.agentpush.continueIgnoringFailedHost=true
    
  6. 「確認」ページで詳細に問題がない場合、「エージェントのデプロイ」をクリックして管理エージェントをインストールします。デプロイメント・セッションの進捗を監視できる「ホスト・ステータスの追加」ページに自動的に移動します。

2.2.2 Oracle VM Manager証明書のエージェントへのインポート


注意:

この項で説明されているホストは、Ops CenterおよびOracle VM Managerの両方がインストールされているVMである必要があります。

EECS 2.0.6.0.0以上とEnterprise Manager Cloud Control 12c (リリース12.1.0.3)以上を備えた仮想構成のExalogicマシンを統合するため、Oracle VM Managerの通信チャネルの強化のため、証明書をエージェントにインポートする必要があります。

Oracle VM ManagerがホストされているControl VMに管理エージェントをインストールしたため、Oracle VM Manager検出のアクセス方法としてtcps://接続ではなくtcp://接続を使用することができます。よりセキュアなアクセス方法としてtcps://接続を使用することをお薦めします。

Oracle VM Manager証明書をエージェントにインポートするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle VM Managerホストでrootユーザーとして、証明書をOracle VM Managerからエクスポートします。

    cd /u01/app/oracle/ovm-manager-3/
    /opt/oracle/em12c/agent/core/12.1.0.3.0/jdk/bin/keytool -keystore ./ovmmCoreTcps.ks -exportcert -alias ovmm -file ovmm.cr
    
    Password: <Enter>
    

    注意:

    パスワードの入力を求められたら、[Enter]を押します。パスワードはすでにExalogic Configuration Utility (ECU)によって設定されています。

  2. Oracle VM Managerを監視するEnterprise Manager AgentホストにおけるEMエージェントのインストール・ユーザーとして、証明書をエージェントのトラストストアにインポートするには、エージェントが存在するホストからEMCTL secureコマンドを実行する必要があります。

    $AGENT_HOME/bin/emctl secure add_trust_cert_to_jks -trust_certs_loc <Location of the Oracle VM Manager Certificate> -alias ovmm
    Password: welcome
    

    注意:

    パスワードを要求されたら、welcomeと入力します。パスワードはすでにECUによって設定されています。

  3. Oracle VM Managerを監視するEnterprise Manager AgentホストでEMエージェントのインストール・ユーザーとして、エージェントを再起動します。

    ./emctl stop agent
    ./emctl start agent
    

2.2.3 Oracle Management AgentキーストアへのOracle Enterprise Manager Ops Center証明書のインポート


注意:

この項で説明されているホストは、Ops CenterおよびOracle VM Managerの両方がインストールされているVMである必要があります。

この項では、Enterprise Manager Ops Centerキーストアから証明書をエクスポートする方法と、Enterprise Managerエージェント・キーストアへの証明書のインポート方法について順を追って説明します。これらの手順は、Enterprise Manager Cloud ControlでExalogic Elastic Cloudを検出するための前提条件です。

これらの手順を使用して、Oracle Enterprise Manager Ops Center Enterprise Controllerの信頼できる証明書をエクスポートし、その証明書をEnterprise Manager Cloud Control管理エージェントにインポートします。

  1. Enterprise Controllerノードにrootとしてログインします。

    • Oracle Enterprise Manager Ops Center Enterprise ControllerコンポーネントをホストしているExalogic Controlにrootでログインします。

    • プロンプトが表示されたら、パスワードwelcome(デフォルトから変更していない場合)を入力し、「入力」をクリックします。

  2. ディレクトリを、$OPS_CENTER_HOME/oem-ec/security/jsseに変更します。$OPS_CENTER_HOMEはOracle Enterprise Manager Ops Centerホームのパスです。たとえば、/etc/opt/sun/cacao2/instances/oem-ec/security/jsseなどです。

    [root@localhost~]# cd $OPS_CENTER_HOME/oem-ec/security/jsse

    このディレクトリの変更は、Oracle Enterprise Manager Ops Center Enterprise Controllerが実行されているVMで行います。

  3. Oracle Enterprise Manager Ops Centerを実行するように構成されるJDKに対応するキーツールを使用して、証明書をエクスポートします。

    [root@localhost jsse]# $JAVA_HOME/jre/bin/keytool -export -alias cacao_agent -file oc.crt -keystore truststore -storepass trustpass


    注意:

    エクスポートとインポートの両方のタスクで、同じJAVA_HOMEディレクトリを使用する必要があります。

    このコマンドは、ローカル・ディレクトリ($OPS_CENTER_HOME/oem-ec/security/jsseなど)に証明書ファイル(oc.crt)をエクスポートします。前述のコマンドでは、trustpassは、Oracle Enterprise Manager Ops Centerキーストアのデフォルトのパスワードです(変更されていない場合)。Oracle Enterprise Manager Ops Center証明書は、oc.crtファイルに保存されます。次の手順を使用して、証明書をOracle Management Agentトラストストアにインポートできます。

  4. 次のコマンドを入力します。

    $JAVA_HOME/jre/bin/keytool -import -keystore $AGENT_HOME/agent_inst/sysman/config/montrust/AgentTrust.jks -alias <alias_name> -file <path_to_oc_certificate_file>/oc.crt
    

    たとえば、<alias_name>値をwlscertgencabに設定できます。

    前述のコマンド<alias_name>が別の証明書をインポートするためにすでに使用されていた場合は、次のエラーが表示されます。

    keytool error: java.lang.Exception: Certificate not imported, alias <alias_name> already exists.
    

    この場合は、別の<alias_name>をコマンドに指定し、再試行します。

    $JAVA_HOME/jre/bin/keytool -import -keystore $AGENT_HOME/agent_inst/sysman/config/montrust/AgentTrust.jks -alias <alias_name> -file <path to oc certificate file>

    プロンプトが表示されたら、パスワードwelcome(デフォルトから変更していない場合)を入力し、「入力」をクリックします。

    証明書のエクスポートでこの手順に従う場合、証明書ファイルのパスは$OPS_CENTER_HOME/oem-ec/security/jsse/oc.crtになります。

  5. 証明書が正しくインポートされたことを確認するために、次のコマンドを実行します。

    $JAVA_HOME/jre/bin/keytool -list -keystore $AGENT_HOME/agent_inst/sysman/config/montrust/AgentTrust.jks
    

    作成したwlscertgencab別名のエントリを出力で確認する必要があります。

  6. 証明書が正しくインポートされていることを確認したら、次のドキュメントの停止および起動手順を使用してエージェントを再起動します。

    http://docs.oracle.com/cd/E25054_01/doc.1111/e24473/emctl.htm#BABEFBDI
    

2.3 ターゲットの検出

Enterprise Manager Cloud Control 12cと、関連のManager Agentをインストールしたら、Cloud Controlで監視するターゲットを検出できます。次の検出手順を実行します。

2.3.1 Oracle VM Managerの検出

仮想構成のExalogicマシンでは、Exalogic制御スタックの一部として、Oracle VM Managerがあらかじめインストールされています。

最新リリースのEnterprise Manager Oracle VirtualizationプラグインをEnterprise Manager Cloud Control Serverおよびターゲットにインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Virtualizationプラグインのデプロイ

  2. Oracle VM Managerの新しいインストールの登録

  3. 既存のOracle VM Managerインストールの同期

2.3.1.1 Oracle Virtualizationプラグインのデプロイ

最新リリースのEnterprise Manager Oracle VirtualizationプラグインをManagement Serverおよび管理エージェントにデプロイするには、次の手順を実行します。

Management Serverにインストールします

最新リリースのEnterprise Manager Oracle VirtualizationプラグインをManagement Serverにインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。

  2. 「設定」メニューから「拡張性」「プラグイン」の順に選択します。

  3. 「プラグイン」ページの「サーバー、ストレージおよびネットワーク」セクションで、Oracle仮想化プラグインの最新バージョンを選択します。

  4. 「デプロイ先」メニューから、「管理サーバー」を選択します。

  5. 「管理サーバー上のプラグインをデプロイします」ダイアログで、管理リポジトリSYSパスワードを入力して、「続行」をクリックします。このダイアログ・ボックスの手順に従います。

  6. 「デプロイ」をクリックします。正常にデプロイされると、プラグインが表示されます。「一般」タブをクリックし、管理サーバーにデプロイされているバージョンを検証します。

プラグインの詳細は、『Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「プラグイン・マネージャ」の章を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e24473/plugin_mngr.htm

管理エージェントのデプロイ

プラグインを管理エージェントにデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. Enterprise Manager Cloud Controlの「設定」メニューで、「拡張性」「プラグイン」を選択します。

  2. 「プラグイン」ページで、デプロイするOracle Virtualizationプラグインを選択します。

  3. 「デプロイ先」メニューから、「管理エージェント」を選択します。

  4. 「管理エージェント上のプラグインをデプロイします」ダイアログで、Oracle VMおよびOps Centerがインストールされている管理エージェントのホスト名を選択してから、「デプロイ」をクリックします。正常にデプロイされると、プラグインが表示されます。「一般」タブをクリックし、管理エージェントにデプロイされているバージョンを検証します。

詳細は、『Oracle® Enterprise Cloud Control管理者ガイド』の「Oracle Management Agentへのプラグインのデプロイ」を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e24473/plugin_mngr.htm#CJGBIAGJ

2.3.1.2 新しいOracle VM Managerのインストールの登録

Oracle VMマネージャは、ゾーン、仮想サーバー・プール、仮想サーバー、およびゲスト仮想マシンの作成と監視を可能にする、ユーザー・インタフェースを提供します。Enterprise Manager内の仮想ターゲットの管理にOracle VM Managerを使用する前に、Oracle VM Managerの既存のインストールを登録する必要があります。


注意:

  • Enterprise Managerに登録するOracle VM Managerは、バージョン3.0.2以降である必要があります。

  • Oracle VM Managerは1つのEnterprise Managerインストールのみに関連付けられている必要があります。

  • Oracle VM Manager 3.3を登録するには、Enterprise Manager for Oracle Virtualization (Oracle Virtualization)プラグイン12.1.0.7以降がOracle Management Serviceおよび管理エージェント上にデプロイされていることを確認する必要があります。


Oracle VM Managerを登録するには、まずそれをEnterprise Managerのターゲットとして追加します。次の手順を実行します。

  1. Cloud Controlの「エンタープライズ」メニューから、「クラウド」「Oracle VMインフラストラクチャ・ホーム」の順に選択します。

  2. 「インフラストラクチャ・クラウド」メニューから、「OVMマネージャへの登録」を選択します。図2-1のように「Oracle VM Managerの登録」が表示されます。

    図2-1 「Oracle VM Managerの登録」ページ

    図2-1については前後の文で説明しています。

    「Oracle VM Managerの登録」ページで次の手順を実行し、登録を完了します。

  3. 登録するOracle VM Managerインスタンスのターゲット名を「名前」フィールドに入力します。

  4. 「管理エージェント」フィールドで、登録するOracle VM Managerインスタンスを監視および管理するための管理エージェントを選択します。

    管理エージェント(「自己更新」にOracle Virtualizationと表示されるEnterprise Manager for Oracle Virtualizationプラグインを使用)が、Oracle VM Managerインスタンスを実行しているマシンと同じマシン上に存在していることをお薦めします。

  5. 「Oracle VM ManagerのURL」フィールドに、Oracle VM ManagerのURLを入力します。tcpsアクセス用にOracle VM Managerを構成する方法の詳細は、サポート・ノート1490283.1 (My Oracle Support)を参照してください。

    https://support.oracle.com/epmos/faces/DocumentDisplay?id=1490283.1
    

    URLは次のいずれかの形式である必要があります。

    • tcp://localhost:<port>

      例: tcp://localhost:54321 (Oracle VM Managerバージョンが3.1.1以上の場合、tcps URLのみ指定できます。)

    • tcps://<hostname:<port>

      例: tcps://server.domain:54322


    注意:

    よりセキュアなアクセス方法としてtcps://接続を使用することをお薦めします。

  6. 「Oracle VM ManagerコンソールのURL」フィールドに、Oracle VM ManagerコンソールのURLを入力します。これは、ゲストVM用にVNCコンソールを有効化するURLです。次に例を示します。

    https://ovmmgr.example.com:7002/ovm/console
    

    このURLは次の書式で記述する必要があります。

    https://<hostname>:<port>
    

    注意:

    Oracle VM Manager 3.3を登録するには、このURLをOracle VM Managerへの接続に使用します。

  7. デフォルトでOracle VM Managerからのデータは、一定時間間隔でEnterprise Managerとの自動同期が行われます。このオプションを有効にしない場合には、「自動同期」チェック・ボックスの選択を解除してデータを手動で同期します。

    自動および手動の同期オプションの詳細は、『Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』のOracle VM Managerターゲットの同期に関する項を参照してください。

    http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e28814/cloud_iaas_setup.htm#EMCLO186
    
  8. 「管理者資格証明」セクションに、手順5で指定したOracle VM Manager URLに接続するための管理者のユーザー名とパスワードを入力します。Oracle VM Managerの管理に別の資格証明を使用する場合は、「管理資格証明の使用」チェック・ボックスを選択します。この資格証明を指定しない場合は、デフォルトで監視資格証明が使用されます。

  9. 「発行」をクリックし、Oracle VM Managerを登録します。これで、Oracle VM Managerを使用してEnterprise Manager内の仮想化ターゲットを監視および管理できます。

詳細は、『Oracle® Enterprise Manager Cloud管理ガイド』のOracle VM Managerの登録に関する項を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e28814/cloud_iaas_setup.htm#CEGICIFE

2.3.1.3 既存のOracle VM Managerインストールの同期

EECS 2.0.4.0.0をEECS 2.0.6.0.0にアップグレードした場合、次の手順を実行して、アップグレード済Oracle VM ManagerをEnterprise Managerに再登録する必要があります。

  1. EnterpriseにおけるOracle VM Managerのブラックアウトを作成します。

  2. Exalogicの2.0.4.0.0から2.0.6.0.0へのアップグレード

  3. アップグレード済Oracle VM Managerの証明書をEnterpriseにインポートします。「Oracle VM Manager証明書のエージェントへのインポート」を参照してください。

  4. Oracle VM Managerターゲットのブラックアウトを終了します。

  5. Enterprise ManagerでOracle VM Managerを同期します。Oracle VM Managerターゲットメニューで、「同期」を選択します。


注意:

EECS 2.0.6.0.0以上のExalogicを使用している場合、エージェント・キーストアにOracle VM Manager証明書をインポートする必要があります。


注意:

Enterprise Manager Cloud ControlにOracle VM Managerを登録します。
  • Oracle VM Managerと同じExalogic Control VMにデプロイされる、Enterprise Manager Cloud Controlエージェントを使用します。Enterprise Manager Cloud ControlエージェントがExalogic Control VM上にない場合、次のドキュメントを使用してこれをデプロイしてください。

    http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/install.121/e24089/part_installing_agent.htm

  • Enterprise Manager Cloud Control 12c Exalogicのナビゲーション・ツリーでExalogic Control VMを確認するには、Enterprise Manager Cloud ControlにOracle VM Managerを登録する必要があります。


2.3.2 Oracle ZFS Storage Applianceの検出

Oracle Exalogic Elastic Cloud Machineには、2つのOracle ZFS Storage Applianceが含まれています。Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cのOracle ZFS Storage Applianceを表示および管理するには、次の手順に従います。

  1. Oracle ZFS Storage Applianceプラグインのデプロイ

  2. Oracle Enterprise Managerによる監視のためにOracle ZFS Storage Applianceを構成

  3. 監視対象にOracle ZFS Storage Applianceインスタンスを追加

  4. メトリックおよびレポートの表示

2.3.2.1 Oracle ZFS Storage Applianceプラグインのデプロイ

最新リリースのEnterprise Manager Oracle ZFS Storage ApplianceプラグインをEnterprise Manager Cloud Controlエージェントにインストールします。プラグインをデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。

  2. 「設定」メニューから「拡張性」「プラグイン」の順に選択します。

  3. 「プラグイン」ページの「サーバー、ストレージおよびネットワーク」セクションで、Oracle ZFS Storage Applianceプラグインの最新バージョンを選択します。

  4. 図2-2に示されているように、「デプロイ先」メニューから、「管理サーバー」を選択します。

  5. 「管理サーバー上のプラグインをデプロイします」ダイアログで、管理リポジトリSYSパスワードを入力して、「続行」をクリックします。このダイアログ・ボックスの手順に従います。

  6. 「デプロイ」をクリックします。正常にデプロイされると、プラグインが表示されます。「一般」タブをクリックし、管理サーバーにデプロイされているバージョンを検証します。

  7. 図2-2に示されているように、「デプロイ先」メニューから、「管理エージェント」を選択します。

  8. 「管理エージェント上のプラグインをデプロイします」ダイアログで、Oracle VMおよびOps Centerがインストールされている管理エージェントのホスト名を選択してから、「デプロイ」をクリックします。正常にデプロイされると、プラグインが表示されます。「一般」タブをクリックし、管理エージェントにデプロイされているバージョンを検証します。

図2-2 プラグインをデプロイ

図2-2については前後の文で説明しています。

プラグインの詳細は、『Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の「プラグイン・マネージャ」の章を参照してください。

http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/doc.121/e24473/plugin_mngr.htm

2.3.2.2 Oracle Enterprise Managerによる監視のためにOracle ZFS Storage Applianceを構成


注意:

ご使用のExalogicラックにおける両方のOracle ZFS Storage Applianceについて、この項に列挙された手順に従ってください。

Cloud Controlから監視する各アプライアンスを設定するには、rootとして、あるいはワークシートの作成、データセットの有効化、およびアプライアンス上でユーザーやユーザー・ロール作成を行うための適切なロールがある別のユーザーとして、Oracle ZFS Storage Applianceのブラウザ・ユーザー・インタフェース(BUI)に入ります。

  1. BUIにログインして「メンテナンス/ワークフロー」タブに移動します。

  2. Oracle Enterprise Manager監視ワークフローの構成を実行し、oracle_agentユーザーのパスワードを入力して記録します。ワークフローを後で再実行して、ワークシートのリセット、データセットの再有効化または、ユーザーの再作成ができます。このワークフローが実行されると、次の事象が発生します。

    • 制限付きのロール・ユーザー(名称: oracle_user)が監視エージェントによって使用されるために作成されます。oracle_agentユーザーに関連する制限付きのアクセス・ロールにも、oracle_agentと名前が付きます。

    • 分析ワークシートが自動的に作成され、Cloud Control管理者と、ターゲットのOracle ZFS Storage Applianceの管理を担当するストレージ管理者との間における円滑な通信を実現します。

  3. 次の情報とともにoracle_agentパスワードを、Cloud Control管理者に連絡します。

    • 管理情報にアクセスするためにCloud Controlで使用するネットワーク・インタフェースのIPアドレス(このインタフェースは管理を許可する必要があります)。

    • システムの検索に使用され、IPアドレスに対応する完全なDNS名。

    • BUIによって使用されるポート(所属する企業が管理ポートの変更を要求する場合を除き、通常は215)。


重要:

Oracle ZFS Storage Applianceプラグインのバージョンが12.1.0.4以上の場合、次の手順を行う必要があります。
  1. クリックして「Oracle Agent」ユーザー・フィールドを編集します。

  2. 「キオスク・ユーザー」がチェックされている場合は、このチェックを外します。


2.3.2.3 監視対象にOracle ZFS Storage Applianceインスタンスを追加


注意:

ご使用のExalogicラックにおける両方のOracle ZFS Storage Applianceについて、この項に列挙された手順に従ってください。

Oracle ZFS Storage ApplianceターゲットをOracle Enterprise Managerに追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「設定」メニューをクリックし、「ターゲットの追加」「ターゲットの手動追加」の順に選択します。

  2. 「ターゲット監視プロパティを指定して非ホスト・ターゲットを追加」を選択します。

  3. 図2-3に示されているように、「ターゲット・タイプ」ドロップダウン・リストで、「Oracle ZFS Storage Appliance」を選択します。

    図2-3 Oracle ZFS Storage Applianceのターゲットを追加

    図2-3については前後の文で説明しています。
  4. 「監視エージェント」で、「検索」をクリックし、表示される「ターゲット名」を選択します。

  5. 「手動追加」をクリックします。

  6. ターゲットの詳細を追加して(図2-4)、「OK」をクリックします。


    注意:

    初めてこのプロセスを行う場合、プラグインもエージェントにインストールされるため、完了するまでに約3分がかかります。

    ユーザー名は、「Oracle Enterprise Managerによる監視のためにOracle ZFS Storage Applianceを構成」で作成されたoracle_agentである必要があります。


    図2-4 Oracle ZFS Storage Applianceの詳細

    図2-4については周囲のテキストで説明しています。
  7. ターゲットを検出するために、「ターゲット」メニューをクリックし、「すべてのターゲット」を選択します。

  8. 上で追加したOracle ZFS Storage Applianceを選択し、アプライアンスのホームページに移動します。

2.3.2.4 メトリックおよびレポートの表示

Oracle ZFS Storage Applianceの監視対象インスタンスの情報を収集するには、メトリックの表示とレポートへのアクセスという主に2つの方法があります。次に、それぞれについて説明します。

メトリックの表示

一般的に、Rawメトリック情報ではレポートよりも「細かい時間」の情報が使用できます。レポートは、管理者がデータベース・パフォーマンスおよび記憶域の容量の分析に使用することができる情報が中心です。

Oracle ZFS Storage Applianceで収集されたRaw情報を表示するには、次の手順を実行します。

  1. Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。

  2. 「ターゲット」をクリックし、「すべてのターゲット」を選択します。「すべてのターゲット」ページで、Oracle ZFSストレージ・アプライアンスを選択します。

  3. Oracle ZFS Storage Applianceターゲットのホームページで、「ターゲット」「監視」「すべてのメトリック」をクリックします。

最後の収集間隔で収集されたカテゴリおよび情報を表示します。

レポートへのアクセス

Oracle ZFS Storage Applianceのレポートを表示するには、次の手順を実行します。

  1. Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。

  2. 「ターゲット」をクリックし、「すべてのターゲット」を選択します。「すべてのターゲット」ページで、Oracle ZFSストレージ・アプライアンスを選択します。

  3. Oracle ZFS Storage Applianceターゲットのホームページで、「ターゲット」「情報パブリッシャ・レポート」をクリックします。

2.3.3 Exalogic Elastic Cloudターゲットの検出

Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12cでExalogic構成図(図2-5)を表示するためには、Enterprise ManagerがExalogic Elastic Cloudターゲットを検出している必要があります。次の手順に従って、Exalogic Elastic Cloudターゲットを検出します。

  1. Exalogic Elastic Cloudの検出ウィザードの使用方法

図2-5 Oracle Exalogic Elastic Cloud構成図

図2-5については周囲のテキストで説明しています。

2.3.3.1 Exalogic Elastic Cloudの検出ウィザードの使用方法

Exalogic Elastic Cloudの検出ウィザードを使用して、Enterprise Manager内のExalogicターゲットを検出および監視できます。

Exalogic Elastic Cloudの検出プロセスでは、Exalogic Elastic Cloudに存在するターゲットが識別され、Enterprise Managerターゲットにマップされて、それらのEnterprise ManagerターゲットがExalogic Elastic Cloudシステム・メンバーとして追加されます。

Exalogic Elastic Cloudの検出ウィザードを使用するには、次の手順を実行します。

  1. Enterprise Managerで、システム・ページに移動します。

  2. 「追加」ドロップダウン・リストから、「Exalogic Elastic Cloud」を選択し、「追加」をクリックします。

    Enterprise Managerによって「Exalogic Elastic Cloudの検出」ウィザード(図2-6)が表示され、Oracle Exalogicターゲットの検出に必要なパラメータと値を入力できるようになります。

    図2-6 仮想Exalogicを検出するウィザード

    図2-6については周囲のテキストで説明しています。
  3. 「検出入力」ページで、監視するOracle Exalogicターゲットの名前を「名前」フィールドに指定します。

  4. Exalogic System上のいずれかのホストのエージェントを入力するか、選択して、検出を実行します。Exalogic Enterprise Controllerと同じExalogic Control VMで実行するエージェントを選択します。Enterprise Manager Cloud ControlエージェントがExalogic Control VM上にない場合、次のドキュメントを使用してこれをデプロイします。

    http://docs.oracle.com/cd/E24628_01/install.121/e22624/install_agent.htm#CACJEFJI
    

    Exalogicシステムの一部でないエージェントを選択した場合は、Exalogicプロパティ・ファイルが見つからないことを示すエラー・メッセージが表示され、Exalogicシステムのホスト上にあるエージェントを選択する必要があることが示されます。仮想デプロイメントの場合、ホストにはIDがない可能性があります。

  5. 「デプロイメント・タイプ」をドロップダウンから選択します(「物理」または「仮想」のいずれかを選択可能)。「仮想」を選択します。

  6. Ops Centerプロパティを入力します。

    • 「Ops Centerホスト名」: Ops CenterおよびOracle VM ManagerがインストールされているControl VMのホスト名。

    • 「Ops Center JMXポート」: デフォルトのOps Center JMXポートは11172です。rootユーザーとして次のコマンドを実行し、ポート番号を確認します。

      /opt/sun/cacao2/bin/cacaoadm get-param jmxmp-connector-port -i oem-ec
      
    • 「ユーザー名」「パスワード」資格証明。

2.4 Exalogic仮想構成での監視タスク

次の監視タスクは、仮想構成のExalogicマシンでのみ利用可能です。


注意:

物理構成および仮想構成の両方のExalogicに共通する監視および管理タスクについては、「Exalogicの監視と管理」および「ホストおよびアプリケーションの監視」を参照してください。

2.4.1 Exalogic制御スタックの監視

Exalogic Elastic Cloudソフトウェアの制御ソフトウェア・スタックは、Exalogicターゲットの左のナビゲーション・ツリーで制御スタックを選択することにより、監視できます。Enterprise Manager Cloud ControlではExalogic Elastic Cloudソフトウェア仮想マシンのマスター詳細ページ、該当するホストおよび制御ソフトウェア・エレメントが表示されます。各行のマスター・エレメントを選択すると、ページ詳細の変更と、これに対応するキー・パフォーマンス・インジケータ・チャートが表示されます。このページはExalogic Elastic Cloudソフトウェアの制御ソフトウェア・スタックに関連したインシデントの統一ビューを提供します。

2.4.2 Exalogic使用量追跡の表示および管理

Enterprise Managerのリソース使用量機能を使用して、Exalogicシステムの各ターゲットの使用量追跡を表示し、ライセンス・エディションを設定します。使用量追跡情報を表示するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから、「Exalogic」を選択します。

  2. Exalogicターゲットのリストから、使用量情報を表示する必要のあるExalogic Elastic Cloudターゲットをクリックします。

  3. 「Exalogic Elastic Cloud」メニューから、「リソース使用率」「使用量追跡」の順に選択します。

    Cloud Controlには「vCPU使用量」ページが表示され、次のタスクを実行できます。

    • 「傾向の表示」を選択すると、過去24時間のリソース使用量の傾向が表示されます。

    • 「エクスポート」をクリックして、選択した「期間」、「ビュー」、「製品」について、「vCPU使用量」ページでデータをエクスポートします。

    • 「ライセンス・エディションの管理」をクリックするとダイアログ・ボックスが表示され、現在のExalogicシステムの各ターゲットのライセンス・エディションを設定できます。

    • 選択した製品の詳細が「詳細」表に表示されます。表には、「収集時間/ホスト」、「vCPU」、「ターゲット名」、「ターゲット・タイプ」、「バージョン」、「コスト・センター」および「所有者」が表示されます。

2.4.3 Exalogicシステムに関するCloud ControlでのインシデントとしてOps Centerに作成されたインシデントおよびステータスの変更の表示

この項では、Oracle Enterprise Manager Ops Centerからのアラーム/インシデントを統合し、単一のコンソールから両方のシステムの問題を最終的にすべて表示するために、Enterprise Manager Cloud Controlを構成する方法について説明します。さらに、この構成により、Enterprise Manager Cloud Controlとチケッティング・システム間の既存の統合を使用してOracle Enterprise Manager Ops Centerのインシデントを管理できます。Enterprise Manager Cloud Control内で Oracle Enterprise Manager Ops Centerのインシデント管理を開始すると、いかなる理由であれOracle Enterprise Manager Ops Centerでインシデントを変更した場合に、その変更はCloud Controlで反映されません。

Oracle Enterprise Manager Cloud ControlでOracle Enterprise Manager Ops Centerアラームを表示する機能は、デフォルトで無効化されています。次の手順を実行すると、この機能を有効化してOracle Enterprise Manager Cloud ControlでOracle Enterprise Manager Ops Centerアラームを表示することができます。

  1. Exalogicシステム・ターゲット・メニューから、「監視」を選択し、次に「メトリックと収集設定」を選択します。

  2. 「収集スケジュール」をクリックして、Oracle Enterprise Manager 「Ops Centerアラーム」メトリックの収集スケジュールを有効にします。

Exalogicシステムに関するOracle Enterprise Manager Cloud ControlでのインシデントとしてOracle Enterprise Manager Ops Centerに作成されたインシデントおよびステータスの変更を表示するには、次の手順に従います。

  1. 「ターゲット」メニューから、「Exalogic」を選択します。

    Enterprise Managerにシステム・ページが表示されます。

  2. システム・ページで、「システム」表の「Exalogic Elastic Cloud」の「名前」をクリックします。

    Enterprise Managerに、Exalogic Elastic Cloudダッシュボードが表示されます。

  3. 「ハードウェア」タブをクリックし、Exalogicシステム・ターゲットに関するOracle Enterprise Manager Cloud ControlでのインシデントとしてOracle Enterprise Manager Ops Centerのアラームおよびインシデントを表示します。

2.4.4 vCPU使用量レポートの表示

Exalogic Machineで実行されているソフトウェア・コンポーネントのvCPU使用量レポートを表示するには、次を実行します。

  1. 「vCPU使用量」ページで、「期間」ドロップダウン・リストでいずれかの期間を選択します。


    注意:

    期間を選択する際、「製品」表および「詳細」表が選択した期間について自動的にリフレッシュされます。

  2. 「製品」リストから、使用量レポートを表示する必要のある製品を選択します。デフォルトでは、すべての製品が選択されます。

  3. 「製品」表から、使用量レポートを表示する必要のある「製品」を選択します。


    注意:

    製品を選択すると、「詳細」表が自動的にリフレッシュされ、その製品の使用量レポートが表示されます。

  4. 「詳細」表には、選択した製品の使用量詳細が表示されます。

    「表示」をクリックし、「列」および表示する項目を選択すると、詳細を列として「詳細」表に追加できます。列の管理をクリックすると、表示する列と非表示にする列を選択できます。

    デフォルトでは、「詳細」表にコレクション時間とvCPU使用量の合計が表示されます。コレクション時間およびホストを展開し、次の詳細をすべて表示します。

    • vCPUが収集されるコレクション時間

    • ソフトウェアが実行されるホストのホスト名

    • Exalogic Machine名

    • その時点に実行されているソフトウェア/ターゲットでのvCPU使用量の合計数

    • ターゲット名

    • ターゲット・タイプ

    • ターゲット所有者

2.4.5 リソース使用量の傾向の表示

Exalogic Machineターゲットのリソース使用量の傾向を表示するには、次を実行します。

  1. 「vCPU使用量」ページで、「製品」ドロップダウン・リストから、リソース使用量の傾向を表示する必要のある製品を選択します。

    すべてのターゲットのリソース使用量の傾向を表示する場合は、「すべて」を選択します。


    注意:

    「製品」ドロップダウン・リストから選択する際、「製品」表および「詳細」表が自動的にリフレッシュされ、選択した製品の詳細が表示されます。

  2. 「期間」ドロップダウン・リストから、リソース使用量の傾向を表示する必要のある期間を選択します。

  3. 「傾向の表示」をクリックします。

  4. リソース使用量の傾向ウィンドウが開きます。

    すべての製品を選択した場合、すべての製品のリソース使用量がグラフィックで表示されます。「製品」ドロップダウン・リストをクリックして製品を選択すると、個々の製品の傾向も表示できます。

  5. また、「表ビュー」をクリックすると、リソース使用量の傾向の表形式での表示を選択できます。

    「表ビュー」ページで、「ビュー」をクリックして表形式で表示する詳細をカスタマイズできます。

  6. 「OK」をクリックしてリソース使用量の傾向ウィンドウを閉じます。

2.4.6 vCPU使用量レポートのエクスポート

Exalogic MachineターゲットのvCPU使用量レポートをエクスポートするには、次を実行します。

  1. 「vCPU使用量」ページで、次を選択します。

    • 期間

      vCPU使用量レポートを表示する期間を選択します。

    • 表示

      「製品」を選択します。

    • 製品

      vCPU使用量レポートを表示する必要のある製品を選択します。

      すべての製品についてvCPU使用量レポートを表示する場合は、「すべて」を選択します。

  2. 「エクスポート」をクリックします。

  3. ライセンスのオープンダイアログ・ボックスで、ファイルを開くためのプログラムを選択します。デフォルトのプログラムはMicrosoft Office Excelです。「OK」をクリックします。

2.5 Exalogic仮想構成での管理タスク

次の管理タスクは、仮想構成のExalogicマシンでのみ利用可能です。


注意:

物理構成および仮想構成の両方のExalogicに共通する監視および管理タスクについては、「Exalogicの監視と管理」および「ホストおよびアプリケーションの監視」を参照してください。

2.5.1 Exalogicゲスト・ベース・テンプレートの構成

Exalogicゲスト・ベース・テンプレートは、Exalogic Control VMの作成に使用できる特定のフォーマットのOSイメージです。デフォルトでは、サーバー・テンプレートは特定のアカウントにバインドされます。Exalogic仮想データ・センター(vDC)に、任意のアカウント内でパブリックで使用するサーバー・テンプレートを登録できます。Exalogic vDCに作成されたすべての仮想サーバーでは、サーバー・テンプレートを使用します。

Exalogicゲスト・ベース・テンプレートを構成する前に、次の前提条件が満たされていることを確認します。

  • 構成済の仮想化されたExalogic Elastic Cloud Software (EECS)インストールが存在すること。

  • Enterprise Manager Cloud Control 12cインストールが存在すること。

  • すべてのExalogic Control VMがパブリックIPを持っていること(これによってEnterprise Managerエージェントをプッシュ可能となります)。

  • Exalogicゲスト・ベース・テンプレートをマウントおよび編集するのに必要なroot権限。

  • Oracleユーザー・アカウントがExalogicゲスト・ベース・テンプレートに定義されていること。

Exalogicゲスト・ベース・テンプレートを構成するには、次の手順を実行します。

2.5.1.1 ディスク・サイズの拡張

Exalogicゲスト・ベース・テンプレートのディスク・サイズは、管理エージェントに対応するように拡張する必要があります。Exalogicゲスト・ベース・テンプレートのディスク・サイズを拡張するには、次の手順を実行します。

  1. root権限を持つユーザーとして64ビットのLinuxマシンにログインします。

  2. https://edelivery.oracle.com/にアクセスします。登録情報(名称、会社名、Eメール・アドレスおよび国)を入力し、ダウンロード契約をクリックします。次を選択します。

    • 製品パック: Oracle Fusion Middleware

    • プラットフォームの選択: Linux x86-64

  3. 「実行」をクリックします。ダウンロードのリストから、Oracle Exalogic Elastic Cloudソフトウェア11gメディア・パックを選択します。

  4. Exalogic Linux x86-64 (64ビット)版Oracle Exalogicベース・ゲスト・テンプレートをtemplate_directoryと呼ばれる作業ディレクトリにダウンロードします。次の例に示す手順を実行します。

    unzip ../V32082-01.zip
    tar xzf ../el_x2-2_base_linux_guest_vm_template_2.0.6.0.0_64.tgz
    cd BASE
    

    System.imgファイルがあるBASEディレクトリに移動します。

  5. 次に、Modifyjeosを使用してディスク領域を増やします。Oracle Linux JeOSの使用を開始するには、Oracle Software Delivery Cloudにアクセスし、Oracle Linux JeOS for x86 (32ビット)およびx86_64 (64ビット)をダウンロードします。次の手順を実行します。

    • Oracle Software Delivery Cloudにアクセスします。

    • 登録情報(名称、会社名、Eメール・アドレスおよび国)を入力し、ダウンロード契約をクリックします。

    • 製品パックを選択プルダウン・メニューからOracle Linuxを選択します。

    • 「プラットフォーム」プルダウン・メニューからx86 32ビットまたはx86 64ビットを選択します。

    • 「実行」をクリックして、ダウンロードのリストから次のいずれかを選択します。

      • x86 (32ビット)版Oracle VMテンプレート構築用のOracle Linux JeOS

      • x86_64 (64ビット)版Oracle VMテンプレート構築用のOracle Linux JeOS

    • Oracle VMテンプレート構築用のLinux JeOSをダウンロードしてファイルを解凍し、Readme.txtの指示に従ってmodifyjeosをインストールします。

  6. System.imgファイルが格納されているディレクトリに移動します。これは、手順4で指定したBASEディレクトリです。

  7. 次の例に示すように、コマンドを入力してディスク・サイズを増やします。

    modifyjeos -f System.img -T 10240

    Tは、ディスク・サイズをMBで指定します。

  8. 次の例に示すように、コマンドを入力してExalogicゲスト・ベース・テンプレートのスワップ・サイズを増やします。

    modifyjeos -f System.img -S 1024

    Sは、スワップ・パーティションのサイズをMBで指定します。

2.5.1.2 管理エージェントをデプロイするためのsudoの有効化

sudoを有効にするには、root権限を持つユーザーとしてログインし、次の例に示す手順を実行します。

  1. /sbin/kpartx –av System.img

  2. mount -o loop /dev/mapper/loop0p2 /mnt

  3. sudoersファイル(/mnt/etc/sudoers内)で、次のエントリを変更します。

    Defaults ! visiblepwをDefaults visiblepwに変更します。

    Defaults requirettyをDefaults ! requirettyに変更します。

  4. sudoersファイルで、root ALL=(ALL) ALLエントリの後に、次に示すエントリをすべて追加します。

    oracle ALL=(root) /usr/bin/id,/*/ADATMP_[0-9][0-9][0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[0-9][0-9]_[0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[AP]M/agentdeployroot.sh, /*/*/ADATMP_[0-9][0-9][0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[0-9][0-9]_[0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[AP]M/agentdeployroot.sh,/*/*/*/ADATMP_[0-9][0-9][0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[0-9][0-9]_[0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[AP]M/agentdeployroot.sh,/*/*/*/*/ADATMP_[0-9][0-9][0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[0-9][0-9]_[0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[0-9][0-9]-[AP]M/agentdeployroot.sh

2.5.1.3 特定のExalogicデプロイメント用のベース・イメージのカスタマイズ

この手順は、Exalogic識別子をExalogicベース・イメージ・テンプレートにコピーするのに必要な手順を示しています。個々のファブリックでExalogicごとに実行する必要があります。Exalogic識別子(em-context.infoファイルに存在)は各Exalogicファブリックに固有です。結果のExalogicサーバー・テンプレートは、対応するem-context.infoファイルのコピー元と同じラックとともに使用する必要があります。

ゲスト・ベース・テンプレートをカスタマイズするには、次の例に示す手順を実行して、Exalogic識別子をExalogicゲスト・ベース・テンプレートにコピーする必要があります。

  1. mkdir –p /mnt/var/exalogic/info/

  2. scp <user>@<dom0_ip>:/var/exalogic/info/em-context.info /mnt/var/exalogic/info/em-context.info

  3. umount /mnt

  4. /sbin/kpartx –d System.img

  5. tar -pczvf template_name.tgz template_directory

  6. 構成したファイルを保存します。

2.5.1.4 ExalogicサーバーへのExalogicゲスト・ベース・テンプレートのアップロードおよび登録

次に示される手順に従って、構成済のExalogicゲスト・ベース・テンプレートをExalogic Controlにアップロードおよび登録します。

http://docs.oracle.com/cd/E18476_01/doc.220/e25258/proc.htm#BABFFDDA

変更したExalogicゲスト・ベース・テンプレートをアップロードしたら、「Exalogicネットワークの構成」の手順に従ってExalogicネットワークを構成します。ネットワークを構成したら、Exalogic Control内で前述のテンプレートを使用してExalogic Control VMを作成します。詳細は、「Exalogic Control VMの作成」を参照してください。

2.5.1.5 既知の問題: ホストと仮想マネージャ・ゲスト間のアソシエーションの導出

Enterprise ManagerがExalogic上でゲスト仮想マシンを対応するホスト・ターゲットにマップするためには、ホストのシリアル番号を取得する必要があります。ホストのシリアル番号の取得には、GenerateSlNo.shスクリプトが使用できます。このスクリプトは、ホスト・ターゲットと関連付ける必要のあるすべてのゲスト仮想マシンのオペレーティング・システムで実行する必要があります。EECSにこのスクリプトが含まれていない場合、次の手順に従ってスクリプトを作成し、実行します。


注意:

このスクリプトは、Enterprise Manager Exalogic Elastic Cloudシステム・タイプを介して監視される可能性のあるすべてのExalogic Control VMでそれぞれ実行する必要があります。

  1. /var/log/cellos/SerialNumbersファイルの存在の有無を確認します。

    存在しない場合は、内容をチェックしてシリアル番号データが含まれているかどうかを確認します。ファイルにシリアル番号がない場合、次に記載されているスクリプトを実行する前にSerialNumbersファイルを削除してください(これを行わない場合、スクリプトが終了します)。

  2. rootユーザーで/etcディレクトリに新しいテキスト・ファイルを作成します。ファイルの名前としてGenerateSlNo.shを指定します。

  3. このテキスト・ファイルに次の内容を追加します。

    serialCode=`dmidecode |grep Serial|grep -v Not|cut -d ":" -f2|cut -d " " -f2`
    if [ -f /var/log/cellos/SerialNumbers ]; then
        echo "File /var/log/cellos/SerialNumbers already exists."
    else
        mkdir -p /var/log/cellos
        echo "====START SERIAL NUMBERS====" > /var/log/cellos/SerialNumbers
        echo "==Motherboard, from dmidecode==" >> /var/log/cellos/SerialNumbers
        echo "--System serial--" >> /var/log/cellos/SerialNumbers
        echo "$serialCode" >> /var/log/cellos/SerialNumbers
        echo "--Chassis serial--" >> /var/log/cellos/SerialNumbers
        echo "$serialCode" >> /var/log/cellos/SerialNumbers
    fi
    
  4. ファイルを保存して閉じます。

  5. ファイルを実行可能にするため、次のようにファイルのパーミッションを編集します。

    # chmod 700 GenerateSlNo.sh
    

    このパーミッション設定は、rootユーザーのみにスクリプトの実行を許可しています。


    注意:

    EMエージェントのインストール・ユーザーも/var/log/cellos/SerialNumbersファイルの読取り権限を持つことをお薦めします。

  6. GenerateSlNo.shスクリプトを実行します。

    # /etc/GenerateSlNo.sh
    
  7. このスクリプトを手動で実行した後で、エージェントがこれを再読取りする(24時間ごとに)のを待つか、またはただちに読み取ってから、このフィールドを移入することができます。これをただちに読み取るには、ホスト・ターゲット・メニュから「構成」「最新収集」の順に選択し、最後に「リフレッシュ」を選択します。

2.5.2 Exalogic Control VMの作成

http://docs.oracle.com/cd/E18476_01/doc.220/e25258/proc.htm#CHDIHDEIに示されている次の手順を実行して、構成したEnterprise Manager外部ネットワーク上のインタフェースで、Exalogic Control VMを作成します。


注意:

Exalogic Control VMの作成時に、ネットワークのIPアドレスが割り当てられます。Exalogic Control VMが作成されると、新しいインタフェースを割り当てることはできません。

IPアドレスが作成されたら、次の操作を実行します。

  • /etc/resolv.confファイルを編集して、DNSを構成します。

  • root権限を持つユーザーとして実行中のExalogic Control VMにログインしてOracleユーザー・アカウントのパスワードを設定し、指示に従って管理エージェントをデプロイします。

2.5.3 Exalogicネットワークの構成

構成したExalogicゲスト・ベース・テンプレートをアップロードして登録したら、Exalogicネットワークを構成して新しい仮想ローカル・エリア・ネットワーク(VLAN)を作成する必要があります。

前提条件

  • すべてのExalogic Control VMは、Oracle Management Service (OMS)と管理エージェント間の通信に使用するVLANに属する必要があります。

  • OMSは、OMSと管理エージェント間の通信に使用するVLANにアクセスできる必要があります。

  • すべてのExalogic Control VMには、パブリックで使用できる、OMSからアクセス可能なホスト名(および対応するIP)が必要です。

Exalogicネットワークを構成するには、次の手順を実行します。

  1. 次の手順は通常、ネットワーク管理者が実行します。

    • ゲスト仮想マシンの構成に使用する外部ネットワーク上の使用可能なIPをすべて特定します。

    • OMSと管理エージェント間の通信に使用するVLANを特定します。タグ付きネットワークの場合は、VLAN IDも取得します。VLAN IDは、手順3で追加します。

  2. 外部Ethernet over InfiniBand (EoIB)ネットワークを作成して、Exalogic Controlで異なるアカウントのパブリック・トラフィックを分離します。http://docs.oracle.com/cd/E18476_01/doc.220/e25258/proc.htm#BABHHEGGの指示に従います。

  3. 外部EoIBネットワークをアカウントに割り当てます。これで、選択したアカウントに属するユーザーが外部ネットワークを使用できるようになります。この手順を実行するには、外部EoIBネットワークを割り当てるアカウントを特定する必要があります。http://docs.oracle.com/cd/E18476_01/doc.220/e25258/proc.htm#BEJBAIGFの指示に従います。