2.3. Oracle VDIターゲットの構成

Oracle VDIプラグインをデプロイしたら、Oracle Enterprise ManagerはタイプがOracle VDI Centerである監視ターゲットを認識します。Oracle VDI Centerターゲットを追加すると、Oracle VDI Centerに関連付けられている他のすべてのタイプのターゲット(会社、プール、デスクトップ・プロバイダなど)が自動的に追加され、Oracle VDI Centerの下にツリー構造で表示されます。複数のOracle VDI Centerターゲットを追加して監視できます。

注意

監視する場合は、会社の監視およびプロバイダの監視権限が付与されたOracle VDI管理者アカウントが必要です。アカウントおよびロールの構成手順の詳細は、『Oracle Virtual Desktop Infrastructure管理者ガイド』のOracle VDI管理者に関する説明を参照してください。

Oracle VDI Centerターゲットを追加する手順

  1. Oracle Enterprise Manager Console (https://myserver.example.com:7803/em)にログオンします。

  2. 右上隅の「設定」メニューで「ターゲットの追加」を選択してから、「ターゲットの手動追加」を選択します。

    「ターゲットの手動追加」ページが表示されます。

    図2.1. Oracle Enterprise ManagerでのOracle VDI Centerターゲットの手動追加

    この図は、タイプが「Oracle VDI Center」である新しいターゲットが手動で追加された際のOracle Enterprise Manager Consoleを示しています。これは非ホスト・ターゲット・タイプであり、監視プロパティを指定する必要があります。

  3. 「ターゲット監視プロパティを指定して非ホスト・ターゲットを追加」を選択します。

  4. 「ターゲット・タイプ」リストで、Oracle VDI Centerを選択します。「検索」アイコンをクリックして、「監視エージェント」を選択します。

    エージェントの「検索と選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  5. Oracle Enterprise Managerホストで管理エージェントを選択して、「選択」をクリックします。

    「ターゲットの手動追加」ページの「監視エージェント」ボックスに選択した項目が表示されます。

  6. 「手動追加」をクリックして、追加するOracle VDI Centerターゲットのプロパティ・ページを開きます。

  7. 次のプロパティを入力します。

    • 監視ターゲットを識別するための名前

    • Oracle VDI Centerのホスト名またはIPアドレス

      Oracle VDI Centerエージェントが標準のポート11174を使用していない場合は、<hostname>:<port>を入力します。

    • 会社の監視およびプロバイダの監視権限が付与されたOracle VDI管理者アカウントの資格証明

    図2.2. Oracle VDI Centerの監視の詳細

    この図は、Oracle VDI Centerターゲットのプロパティを指定する必要がある、Oracle Enterprise Manager Consoleページを示しています。

  8. 「送信」をクリックします。

    新しいOracle VDI Center監視ターゲットを追加するジョブが開始されます。ジョブのアクティビティを示すページが表示され、ここでジョブの進捗状況を追跡できます。

  9. ジョブが終了したら、新しいターゲットのステータスを確認します。

    「ターゲット」メニューで「すべてのターゲット」を選択し、Oracle VDI Centerおよび関連するOracle VDIターゲットが表に表示されていることを確認します。ターゲットのステータスが稼働中である場合、Enterprise Manager Plug-in for Oracle VDIはOracle VDIターゲットの監視データを正常に収集しています。