Oracle® Enterprise Manager Business Transaction Managementオンライン・ヘルプ リリース12.1.0.5 E53010-01 |
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この章では、Business Transaction Managementによって収集されたパフォーマンス情報を基にレポートを作成する方法について説明します。
次の項で構成されます。
Business Transaction Managementでは、レポートの作成を支援する次の要素が提供されています。
retrieveObjectData
コマンド。レポートで使用するデータを生成します。コマンド・パラメータを使用して、目的のデータを指定します。たとえば、サービス別のフォルト・カウント、トランザクション別の最大レスポンス時間、トランザクション別の条件アラート率などに関するデータを抽出できます。
HTML、PDF、RTF、Excel、PowerPoint、MHTMLおよびデータ形式で適切に形式化されたレポートを作成するためにOracle BI Publisher (11 g)で使用できるテンプレート。
生成するレポートのタイプに合わせて使用できるretrieveObjectData
コマンドの例。
データを生成しないでレポート・ツールを試すために使用できるretrieveObjectData
出力ファイルの例。
レポートの作成に役立つ素材は、次のディレクトリにあります。
BTM_Install_Directory\samples\reports
このディレクトリには2つのサブディレクトリが含まれています。
templates: このディレクトリには、Oracle BI Publisher (11 g)アプリケーションで提供されているテンプレート・ツールでのみ使用できるテンプレートが含まれています。また、reports.xls
ファイルも含まれ、このExcelスプレッドシートには、テンプレートごとに適切なretrieveObjectData
コマンドが示され、このコマンドでレポートを生成するためにテンプレートに結合される出力データが提供されます。
たとえば、AvgResponseTimeByService
テンプレートとともに使用されるretrieveObjectData
コマンドは、次のとおりです。
btmcli retrieveObjectData -s sphere -l sphereLogin -type service -attributeNames friendlyName averageResponseTime -inTheLast 24h -intervalSize 1h -format xmltable > AvgResponseTimeByService.xml
また、FaultCountByService
テンプレートとともに使用されるretrieveObjectData
コマンドは、次のとおりです。
btmcli retrieveObjectData -s sphere -l sphereLogin -type service -attributeNames friendlyName faultCount -inTheLast 24h -intervalSize 1h -format xmltable > FaultCountByService.xml
sampleData: このディレクトリには、データを生成しないでレポートの外観を確認するために使用できるretrieveObjectData
出力ファイルの例が含まれています。
テンプレートおよびコマンドラインの例を参考にすると、任意の出力データおよびテンプレートを作成し、レポートを生成する方法について学習できます。また、listInstruments
コマンドを使用して、retrieveObjectData
コマンドに使用する属性名およびセグメント名を決定することが必要になる場合もあります。
BI Publisherでの作業時にBusiness Transaction Managementのテンプレートを使用する方法については、http://www.oracle.com/support/contact.html
またはhttp://www.oracle.com/accessibility/support.html
(聴覚障害者向け)を参照してください。