この章では、各メトリック・ビューとその列について説明します。次のセクションがあります。
ビューを使用する方法の例は、第20章「例」を参照してください。
MGMT$METRIC_CATEGORIESビューには、メトリックが属するクラスおよびカテゴリのリストが表示されます。クラス(サービス、機能など)およびクラス内のカテゴリ(機能クラスのセキュリティや構成、サービス・クラスの使用状況やパフォーマンスなど)に基づいたメトリックの分類に使用されます。
表12-1 MGMT$METRIC_CATEGORIES
列 | 説明 |
---|---|
TARGET_TYPE |
分類されるメトリックのターゲット・タイプを定義します。 |
TYPE_VERSION |
ターゲット・タイプのバージョンを定義します。 |
METRIC_NAME |
メトリックの名前を定義します。 |
METRIC_COLUMN |
表メトリックの場合、メトリック列には定義される表の列名が含まれます。定義されるメトリックが表メトリックでない場合、この列の値は空白1個です。 |
METRIC_GUID |
メトリックの一意のID |
METRIC_CLASS_NAME |
このメトリックが属するメトリック・クラスの名前 |
METRIC_CATEGORY_NAME |
クラス内のメトリックのカテゴリの名前 |
METRIC_CATEGORY_NLSID |
Enterprise Managerが名前を別の言語に変換するために使用する、カテゴリのNLS ID |
MGMT$METRIC_COLLECTIONビューには、メトリックしきい値の詳細、頻度、アップロード・ポリシーおよびターゲット当たりのしきい値が含まれています。
表12-2 MGMT$METRIC_COLLECTION
列 | 説明 |
---|---|
TARGET_NAME |
メトリックが収集されるターゲット |
TARGET_TYPE |
ターゲットに適用されるメトリックのセットを定義します。 |
TARGET_GUID |
ターゲットの一意のID |
METRIC_NAME |
メトリックの名前 |
METRIC_COLUMN |
表メトリックの場合、メトリック列には定義される表の列名が含まれます。定義されるメトリックが表メトリックでない場合、この列の値は空白1個です。 |
WARNING_OPERATOR |
警告しきい値に対する演算子。これは、レポート環境で使用され、警告しきい値を適切に表すグラフに線を作成します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
CRITICAL_OPERATOR |
クリティカルしきい値に対する演算子。これは、レポート環境で使用され、クリティカルしきい値を適切に表すグラフに線を作成します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
WARNING_THRESHOLD |
警告重大度の値 |
CRITICAL_THRESHOLD |
クリティカル重大度の値 |
OCCURENCE_COUNT |
重大度レコードが生成されるまでの警告、クリティカルまたは消去の重大度の発生回数 |
WARNING_COUNT |
メトリック値が警告しきい値を超えた連続回数 |
CRITICAL_COUNT |
メトリック値がクリティカルしきい値を超えた連続回数 |
MGMT$METRIC_ERROR_CURRENTビューは、メトリックに関係する現在のメトリック・エラーを関連付けます。
表12-3 MGMT$METRIC_ERROR_CURRENT
列 | 説明 |
---|---|
TARGET_NAME |
メトリック収集エラーが発生したターゲットの名前 |
TARGET_TYPE |
ターゲット・タイプは、ターゲットに適用されるメトリックのセットを定義します。 |
TARGET_GUID |
メトリック収集エラーが発生したターゲットの一意のID |
METRIC_NAME |
メトリック収集エラーが発生した、基となるメトリック |
METRIC_GUID |
メトリックの一意のID。レポート作成時のメトリック情報とメトリック・データ情報との関連付けに使用できます。 |
METRIC_LABEL |
エラーが発生したメトリックのユーザー表示名 |
COLL_NAME |
エラーが発生したメトリックを収集している収集の名前。 |
COLLECTION_TIMESTAMP |
収集エラーが発生した時刻 |
ERROR_TYPE |
メトリックの収集時に発生したエラーのタイプを示します。 使用可能な値は次のとおりです。
|
ERROR_MESSAGE |
エラー・メッセージのテキスト |
MGMT$METRIC_ERROR_HISTORYビューには、メトリック収集エラーの履歴が表示されます。
表12-4 METRIC_ERROR_HISTORY
列 | 説明 |
---|---|
TARGET_NAME |
メトリック収集エラーが発生したターゲットの名前 |
TARGET_TYPE |
ターゲット・タイプは、ターゲットに適用されるメトリックのセットを定義します。 |
TARGET_GUID |
メトリック収集エラーが発生したターゲットのターゲットGUID |
METRIC_NAME |
エラーが発生したメトリックの名前。 |
METRIC_GUID |
メトリックの一意のID。レポート作成時のメトリック情報とメトリック・データ情報との関連付けに使用できます。 |
METRIC_LABEL |
エラーが発生したメトリックのユーザー表示名 |
COLL_NAME |
エラーが発生したメトリックを収集している収集の名前。 |
COLLECTION_TIMESTAMP |
収集エラーが発生した時刻 |
ERROR_TYPE |
メトリックの収集時に発生したエラーのタイプを示します。 可能な値は次のとおりです。
|
ERROR_MESSAGE |
エラー・メッセージのテキスト |