この章では、各記憶域レポート作成ビューとその列について説明します。次のセクションがあります。
ビューを使用する方法の例は、第20章「例」を参照してください。
MGMT$STORAGE_REPORT_DATAビューには、インスツルメント処理されたすべての記憶域エンティティに共通の記憶域データ・メトリック属性が表示されます。
表17-1 MGMT$STORAGE_REPORT_DATA
列 | 説明 |
---|---|
TARGET_NAME |
Enterprise Managerでのターゲット名 |
TARGET_TYPE |
Enterprise Managerでのターゲット・タイプ |
KEY_VALUE |
記憶域エンティティの一意のキー値。 |
GLOBAL_UNIQUE_ID |
記憶域エンティティのグローバル一意永続識別子。共有記憶域エンティティのすべてのインスタンスには、同じglobal_unique_identifierがあります。 |
NAME |
記憶域エンティティの名前 |
STORAGE_LAYER |
記憶域エンティティの記憶域レイヤー 使用例: - OS_DISK - VOLUME_MANAGER - LOCAL_FILESYSTEM - NFS |
ENTITY_TYPE |
エンティティのタイプを示します。値はベンダーに固有です。 たとえば、Plex、Sub Disk、Diskgroup、Volume group、Metadeviceなどです。 |
RAWSIZEB |
バイト単位での合計領域。 |
SIZEB |
バイト単位でのサイズ。 |
USEDB |
バイト単位での使用サイズ |
FREEB |
バイト単位での空きサイズ |
MGMT$STORAGE_REPORT_PATHSビューには、インスツルメント処理されたすべての記憶域エンティティのOSパスが表示されます。
表17-3 MGMT$STORAGE_REPORT_PATHS
列 | 説明 |
---|---|
TARGET_NAME |
Enterprise Managerでのターゲット名 |
TARGET_TYPE |
Enterprise Managerでのターゲット・タイプ |
KEY_VALUE |
記憶域エンティティの一意のキー値 |
NAME |
記憶域エンティティの名前 |
PATH |
記憶域エンティティへのOSパス |
FILE_TYPE |
ファイルのタイプ。 例: - _BLOCKSPECIAL - _DIRECTORY - _REGULAR |
STORAGE_LAYER |
記憶域エンティティの記憶域レイヤー 使用例: - OS_DISK - VOLUME_MANAGER - LOCAL_FILESYSTEM - NFS |
ENTITY_TYPE |
エンティティのタイプを示します。値はベンダー固有です。 たとえば、Plex、Sub Disk、Diskgroup、Volume group、Metadeviceなどです。 |
MGMT$STORAGE_REPORT_ISSUESビューには、インスツルメント処理された記憶域メトリックの分析時に発生した一貫性の問題が表示されます。
MGMT$STORAGE_REPORT_DISKビューには、すべての物理ディスク・デバイス記憶域エンティティの追加記憶域データ・メトリック属性が表示されます。
表17-5 MGMT$STORAGE_REPORT_DISK
列 | 説明 |
---|---|
TARGET_NAME |
Enterprise Managerでのターゲット名 |
TARGET_TYPE |
Enterprise Managerでのターゲット・タイプ |
ENTITY_TYPE |
ディスクやディスク・パーティションなどのディスク・デバイスのタイプを示します。 |
USED_PATH |
ディスクまたはパーティションのOSパス。ディスクまたはパーティションが割り当てられている場合、これは使用中のパスです。 |
FILE_TYPE |
ファイルのタイプ。 例:- _BLOCKSPECIAL- _REGULAR |
SIZEB |
バイト単位でのサイズ。 |
USEDB |
バイト単位での使用サイズ |
FREEB |
バイト単位での空きサイズ |
VENDOR |
SCSI照会で検出されたディスク・ベンダーの名前。 |
PRODUCT |
SCSI照会で検出されたベンダーからの製品ファミリ。 |
MGMT$STORAGE_REPORT_VOLUMEビューには、すべてのボリューム・マネージャ記憶域エンティティの追加記憶域データ・メトリック属性が表示されます。
表17-6 MGMT$STORAGE_REPORT_VOLUME
列 | 説明 |
---|---|
TARGET_NAME |
Enterprise Managerでのターゲット名 |
TARGET_TYPE |
Enterprise Managerでのターゲット・タイプ |
VENDOR |
ボリュームまたはソフトウェアRAIDマネージャのベンダー名 |
PRODUCT |
ボリュームまたはソフトウェアRAIDマネージャのベンダー名 |
TYPE |
ボリューム・エンティティのタイプを示します。ベンダー固有の場合があります。 たとえば、Veritas Volume Manager for Volumeの場合、Plex、VM Disk、Diskgroup、Sub Disk、Metadevice、Metadevice Partition、Array、Raiddevice、Submirror、Diskset、Slice、raid-disk、spare-disk、Hot spareなどです。 |
DISK_GROUP |
ディスク・グループまたはボリューム・グループ名 |
NAME |
ボリューム・マネージャ・ネームスペース内のエンティティの名前。 |
USED_PATH |
デバイスへのOSパス。デバイスが割り当てられている場合、これは使用中のパスです。 |
FILE_TYPE |
ファイルのタイプ。 例:- _BLOCKSPECIAL- _REGULAR |
RAWSIZEB |
バイト単位です。 2方向のミラー化が行われたVeritasボリュームの場合。各プレックスのサイズの合計です。 |
SIZEB |
バイト単位でのサイズ。 |
USEDB |
バイト単位での使用サイズ |
FREEB |
バイト単位での空きサイズ |
CONFIGURATION |
ボリュームの構成を記述する文字列。 |
MGMT$STORAGE_REPORT_LOCALFSビューには、すべてのローカル・ファイルシステム記憶域エンティティの追加記憶域データ・メトリック属性が表示されます。
MGMT$STORAGE_REPORT_NFSビューには、すべてのネットワーク・ファイル・システムの追加記憶域データ・メトリック属性が表示されます。
表17-8 MGMT$STORAGE_REPORT_NFS
列 | 説明 |
---|---|
TARGET_NAME |
Enterprise Managerでのターゲット名 |
TARGET_TYPE |
Enterprise Managerでのターゲット・タイプ |
FILESYSTEM |
オペレーティング・システムで参照されるファイル・システム名。NFSファイル・システムの場合、ファイル・システム名の形式は、nfs_server:/filesystem_nameです。 |
MOUNTPOINT |
オペレーティング・システム上のマウントポイント・パス |
SIZEB |
バイト単位でのサイズ。 |
USEDB |
バイト単位での使用サイズ。 |
FREEB |
バイト単位での空きサイズ |
NFS_SERVER |
NFSサーバーのサーバー名 |
NFS_SERVER_IP_ADDRESS |
NFSサーバーのIPアドレス。 |
NFS_VENDOR |
NFSサーバー・ベンダー。 |
MOUNT_PRIVILEGE |
これは、ファイル・システムのマウント権限です。 使用可能な値は次のとおりです。
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