プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Enterprise Managerライフサイクル管理ガイド
12cリリース5 (12.1.0.5)
B66837-13
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

3 ホストおよびソフトウェア・デプロイメントの検出

検出はソフトウェア・デプロイメントの状態を監視および管理するための最初の手順です。検出は、管理対象外ホストとそのソフトウェア・デプロイメントを識別し、それを管理可能ターゲットとしてOracle Enterprise Manager Cloud Control (Cloud Control)に追加するプロセスのことです。

この章では、ホストとそのソフトウェア・デプロイメントを検出し、それらをCloud Controlに追加する方法について説明します。この章では特に、次のことについて説明します。

3.1 ホストおよびターゲットの自動検出

自動検出は、Enterprise Manager Cloud Controlによって管理および監視できるOracleソフトウェアをホストでスキャンするプロセスを意味します。デフォルトでは、自動検出は24時間ごとに実行されてターゲットを検出します。

自動検出の場合は、ホストで管理エージェントを稼働させ、管理対象外ホストをスキャンするEnterprise Managerジョブを実行します。次に、これらの管理対象外ホストに監視エージェントをデプロイして管理対象ホストに変換し、管理対象ホスト上でターゲットを検索した上で、最終的にこれらのターゲットを管理対象ターゲットのステータスに昇格させます。

自動検出の構成を変更すれば、検出するスケジュール、ターゲット・タイプ、ターゲットをスキャンするホストを設定できます。その後、検出されたホストを昇格させてCloud Controlで管理対象ターゲットにすることが可能です。また、新しくインフラストラクチャに追加されたターゲットを定期的に識別し、監視用にCloud Controlに追加することもできます。

自動検出の構成後、「自動検出の結果」ページを定期的にチェックして、検出されたターゲットを確認する必要があります。

自動検出とターゲットの監視の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』「ターゲットの検出と監視」を参照してください。

3.2 ホストおよびターゲットの手動での検出

自動検出に加えて、Cloud Controlでは、ホストおよび様々なOracleソフトウェアとコンポーネントを管理対象ターゲットとして手動で追加できます。ターゲットを手動で追加する場合、ターゲットを直接追加することにより、検出プロセスを実行せずに済みます。この方法でターゲットを検出すると、Oracle Management Agentで検出が不要なときに検出を実行するリソースを消費しなくて済みます。

手動検出とターゲットの監視の詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』「ターゲットの検出と監視」を参照してください。