ヘッダーをスキップ
Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド
12cリリース3 (12.1.0.3)
B65085-09
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

19 ADPとJVMDの削除

この章では、Enterprise Manager Cloud Control環境でアプリケーションの依存性とパフォーマンス(ADP)およびJava仮想マシン診断(JVMD)を削除する方法を説明します。

この章の具体的な内容は次のとおりです。

19.1 ADPの削除手順

この項の内容は次のとおりです。

19.1.1 ADPエンジンの削除

この項では、ADPエンジンを削除する方法について説明します。内容は次のとおりです。

19.1.1.1 「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用したADPエンジンの削除

アプリケーション・パフォーマンス管理ページを使用して管理対象サーバー上で実行中のADPエンジン・アプリケーションを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「設定」メニューから、ミドルウェア管理「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。

  2. アプリケーション・パフォーマンス管理ページで単一のADPエンジンを削除する場合、削除するADPエンジンを選択して、「削除」をクリックします。

    アプリケーション・パフォーマンス管理ページで複数のADPエンジンを削除する場合、「ADPエンジン」ノードを選択して、「削除」をクリックします。

  3. ADPエンジンの削除ページで、削除するADPエンジンを選択します。

  4. ADPエンジンがデプロイされているWebLogicが管理するサーバーを削除する場合、選択したADPエンジンごとに「Weblogic管理対象サーバーの削除」を選択します。

  5. 「管理Weblogicホストの資格証明」および「管理Weblogic資格証明」の値を指定します。

    管理WebLogicホストの資格証明は、(Enterprise Manager WebLogicドメインの) WebLogic管理サーバーがデプロイされているホストのホスト資格証明です。管理Weblogic資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。

  6. 「削除」をクリックします。

19.1.1.2 ADPエンジンの手動での削除

管理対象サーバー上で実行中のADPエンジン・アプリケーションを手動で削除するには、次の手順を実行します。

  1. Cloud Controlで、「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」を選択します。

  2. 「ミドルウェア」ページの「ミドルウェアの機能」メニューで、「アプリケーションの依存性とパフォーマンス」を選択します。

    「アプリケーションの依存性とパフォーマンス」が表示されます。

  3. 「登録」タブで、ADPエンジン・アプリケーションを選択し、「削除」をクリックします。

  4. Enterprise ManagerドメインのWebLogic管理コンソールにログインします。

  5. ホームページで、「サーバー」をクリックします。

  6. 「サーバーのサマリー」ページで「制御」タブをクリックし、「ADPエンジン・サーバー」を選択します。

  7. 「停止」メニューから「ただちに強制停止」を選択してサーバーを停止します。

  8. WebLogic管理コンソールに表示された「ロックと編集」ボタンをクリックします。

  9. 「構成」タブをクリックし、「ADPエンジン・サーバー」を選択して、「削除」をクリックします。

  10. ADPアプリケーションをアンデプロイします。たとえば、ADPのADPManager_EMGC_ADPMANAGER1です。

  11. 管理対象サーバーが存在していたホスト・マシンに接続し、次の場所に移動して、管理対象サーバーを手動で削除します。

    $DOMAIN_HOME/<ADP_managed_server>
    

    $DOMAIN_HOMEは、Enterprise Manager Cloud Controlドメインの場所です。

19.1.1.3 ApmEngineSetup.plを使用したADPエンジンの手動での削除

ApmEngineSetup.plスクリプトを使用して、ADPエンジンを手動で削除できます。このスクリプトは次の方法で実行できます。

  • 対話型モード: 対話形式で詳細を入力するようにプロンプト表示されます。

  • サイレント・モード: プロパティ・ファイルを使用してすべての入力の詳細を指定します。


重要:

ApmEngineSetup.plスクリプトを使用して、リモート・ホストではなく、OMSを実行しているホスト上のみのADPエンジンを削除できます。

ApmEngineSetup.plスクリプトを使用してADPエンジンを手動で削除するには、次の手順に従います。

  1. OMSホスト上の次の場所に移動します。

    $<MIDDLEWARE_HOME>/plugins/oracle.sysman.emas.oms.plugin_12.1.0.5.0/archives/jvmd/deployment_Scripts/engine/

  2. README.txtファイルでApmEngineSetup.plスクリプトの使用についての情報を確認します。

  3. ApmEngineSetup.plスクリプトを実行します。

    ApmEngineSetup.plスクリプトを対話型モードで、プロンプト表示に従って詳細を入力するには、次のコマンドを使用します。

    perl ApmEngineSetup.pl

    必ず、操作をremoveとし、エンジン・タイプをADPとして指定します。

    ApmEngineSetup.plスクリプトをサイレント・モードで実行するには、プロパティ・ファイルにすべての入力の詳細を指定し、次のコマンドを使用します。

    perl ApmEngineSetup.pl -silent -file <properties_file_name> -password <password>

    <properties_file_name>は、ADPエンジンおよび操作の詳細が記載されるプロパティ・ファイルの名前です。<password>は、WebLogicコンソールのパスワードです。

    入力の詳細をプロパティ・ファイルに指定する方法は、サンプルのプロパティ・ファイルSAMPLE_engine.propertiesをご覧ください。

19.1.2 ADPエージェントの削除

この項では、ADPエージェントを削除する方法について説明します。内容は次のとおりです。

19.1.2.1 「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用したADPエージェントの削除

アプリケーション・パフォーマンス管理ページを使用して、(WebLogicドメインにデプロイされ監視された)ADPエージェントを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「設定」メニューから、ミドルウェア管理「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。

  2. アプリケーション・パフォーマンス管理ページの「アプリケーション・パフォーマンス管理エージェント」セクションで、「診断エージェントの管理」をクリックします。


    注意:

    アクティブのJVMDまたはADPエンジンがなく、JVMDまたはADPエージェントがデプロイされていない場合、「診断エージェントの管理」ボタンは無効になっています。

  3. 「操作」で、「削除」を選択します。

    「表示」メニューから「すべてを開く」を選択すると、検出されたすべてのWebLogic管理サーバーおよび管理対象サーバー(検出されたすべてのWebLogicドメインの一部)のターゲット名、ターゲット・タイプ、ターゲット・ホスト、ターゲット・ステータス、プラットフォームなどを参照できます。

    削除するADPエージェントを選択します。「次へ」をクリックします。

  4. ターゲットの資格証明ページで、WebLogicドメインごとに「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」および「Oracle WebLogicドメインの資格証明」の値を指定し、「適用」をクリックします。

    Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明は、選択したWebLogicドメインを監視している管理エージェントが実行されているホストのホスト資格証明です。Oracle WebLogicドメインの資格証明は、選択されたWebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。

    「次へ」をクリックします。

  5. ADPエージェント構成ページで、「WebLogicホーム」および「ミドルウェア・ホーム」フィールドの値を指定します。

    これらのフィールドは、値を内部的に取得できなかった場合のみ表示されます。アプリケーションが「WebLogicホーム」および「ミドルウェア・ホーム」の値を内部的に取得できる場合には、ADPエージェント構成ページはスキップされ、ターゲットの資格証明ページから直接Enterprise Manager OMS資格証明ページに行きます。

  6. Enterprise Manager OMS資格証明ページで、「Oracle Enterprise Manager WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」および「Oracle Enterprise Manager WebLogicドメインの資格証明」の値を指定します。

    Oracle Enterprise Manager WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明は、OMSホストのホスト資格証明です。Oracle Enterprise Manager WebLogicドメインの資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインのドメイン資格証明です。

    「次へ」をクリックします。

  7. 確認ページですべての情報を確認し、「削除」をクリックします。

19.1.2.2 ターゲットにデプロイされたADPエージェントの手動での削除

ターゲットにデプロイされたADPエージェントを手動で削除するには、次の手順を実行します。

  1. Cloud Controlで、「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」を選択します。

  2. 「ミドルウェア」ページの「ミドルウェアの機能」メニューで、「アプリケーションの依存性とパフォーマンス」を選択します。

    「アプリケーションの依存性とパフォーマンス」が表示されます。

  3. 「構成」タブで、ADPエージェントがデプロイされているADPエンジン・アプリケーションを選択します。

  4. 「ADPエンジン」メニューを展開し、「リソース構成」を選択します。

  5. 「リソース」表からADPエージェント名を選択し、「リソースの編集」をクリックして、次に「デプロイ」をクリックします。

  6. 「パラメータのデプロイ」表から、ADPエージェントをアンデプロイするサーバーを選択します。デフォルトのメニュー選択を「デプロイ」から次のものに変更します。

    • 「削除」(管理対象サーバーからADPエージェント・ファイルをすべて消去する場合)

    • 無効化(管理対象サーバーからADPエージェントの起動引数を削除する場合)


      注意:

      ノード・マネージャを使用している場合のみ、ノード・マネージャにより起動されたサーバー・オプションを選択します。

19.2 JVMDの削除手順

この項の内容は次のとおりです。

19.2.1 JVMDエンジンの削除

この項では、JVMDエンジンを削除する方法について説明します。内容は次のとおりです。

19.2.1.1 「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用したJVMDエンジンの削除

アプリケーション・パフォーマンス管理ページを使用して管理対象サーバー上で実行中のJVMDエンジン・アプリケーションを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「設定」メニューから、ミドルウェア管理「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。

  2. アプリケーション・パフォーマンス管理ページで単一のJVMDエンジンを削除する場合、削除するJVMDエンジンを選択して、「削除」をクリックします。

    アプリケーション・パフォーマンス管理ページで複数のJVMDエンジンを削除する場合、「JVM診断エンジン」ノードを選択して、「削除」をクリックします。

  3. JVMDエンジンの削除ページで、削除するJVMDエンジンを選択します。

  4. JVMDエンジンがデプロイされているWebLogicが管理するサーバーを削除する場合、選択したJVMDエンジンごとに「Weblogic管理対象サーバーの削除」を選択します。

  5. 「管理Weblogicホストの資格証明」および「管理Weblogic資格証明」の値を指定します。

    管理WebLogicホストの資格証明は、(Enterprise Manager WebLogicドメインの) WebLogic管理サーバーがデプロイされているホストのホスト資格証明です。管理Weblogic資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。

  6. 「削除」をクリックします。

19.2.1.2 JVMDエンジンの手動での削除

管理対象サーバー上で実行中のJVMDエンジン・アプリケーションを手動で削除するには、次の手順を実行します。

  1. Enterprise Manager Cloud ControlドメインのWebLogic管理コンソールにログインします。

  2. ホームページで、「デプロイメント」をクリックします。

  3. JVMDアプリケーション(たとえば、jammanagerEMGC_JVMDMANAGER1、jammanagerEMGC_JVMDMANAGER2)を選択します。「停止」メニューから「ただちに強制停止」を選択します。

  4. WebLogic管理コンソールに表示された「ロックと編集」ボタンをクリックします。

  5. アプリケーションが停止したら、同じアプリケーションを選択して「削除」をクリックします。

  6. 「ホーム」をクリックしてWebLogic管理ホームページに戻ります。「環境」表から「サーバー」を選択します。

  7. 「サーバーのサマリー」ページで「制御」タブを選択し、停止する必要のあるJVMDエンジン・サーバーを選択します。

  8. 「停止」メニューから「ただちに強制停止」を選択してサーバーを停止します。

  9. WebLogic管理コンソールに表示された「ロックと編集」ボタンをクリックします。

  10. 「構成」タブをクリックし、JVMDエンジン・サーバーを選択して、「削除」をクリックします。

19.2.1.3 ApmEngineSetup.plを使用したJVMDエンジンの手動での削除

ApmEngineSetup.plスクリプトを使用して、JVMDエンジンを手動で削除できます。このスクリプトは次の方法で実行できます。

  • 対話型モード: 対話形式で詳細を入力するようにプロンプト表示されます。

  • サイレント・モード: プロパティ・ファイルを使用してすべての入力の詳細を指定します。


重要:

ApmEngineSetup.plスクリプトを使用して、リモート・ホストではなく、OMSを実行しているホスト上のみのJVMDエンジンを削除できます。

ApmEngineSetup.plスクリプトを使用してJVMDエンジンを手動で削除するには、次の手順に従います。

  1. OMSホスト上の次の場所に移動します。

    $<MIDDLEWARE_HOME>/plugins/oracle.sysman.emas.oms.plugin_12.1.0.5.0/archives/jvmd/deployment_Scripts/engine/

  2. README.txtファイルでApmEngineSetup.plスクリプトの使用についての情報を確認します。

  3. ApmEngineSetup.plスクリプトを実行します。

    ApmEngineSetup.plスクリプトを対話型モードで、プロンプト表示に従って詳細を入力するには、次のコマンドを使用します。

    perl ApmEngineSetup.pl

    必ず、操作をremoveとし、エンジン・タイプをJVMDとして指定します。

    ApmEngineSetup.plスクリプトをサイレント・モードで実行するには、プロパティ・ファイルにすべての入力の詳細を指定し、次のコマンドを使用します。

    perl ApmEngineSetup.pl -silent -file <properties_file_name> -password <password>

    <properties_file_name>は、JVMDエンジンおよび操作の詳細が記載されるプロパティ・ファイルの名前です。<password>は、WebLogicコンソールのパスワードです。

    入力の詳細をプロパティ・ファイルに指定する方法は、サンプルのプロパティ・ファイルSAMPLE_engine.propertiesをご覧ください。

19.2.2 JVMDエージェントの削除

この項では、JVMDエージェントを削除する方法について説明します。内容は次のとおりです。

19.2.2.1 「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用したJVMDエージェントの削除

アプリケーション・パフォーマンス管理ページを使用して、(WebLogicドメインにデプロイされ監視された)JVMDエージェントを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「設定」メニューから、ミドルウェア管理「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。

  2. アプリケーション・パフォーマンス管理ページの「アプリケーション・パフォーマンス管理エージェント」セクションで、「診断エージェントの管理」をクリックします。


    注意:

    アクティブのJVMDまたはADPエンジンがなく、JVMDまたはADPエージェントがデプロイされていない場合、「診断エージェントの管理」ボタンは無効になっています。

  3. 「操作」で、「削除」を選択します。

    「表示」メニューから「すべてを開く」を選択すると、検出されたすべてのWebLogic管理サーバーおよび管理対象サーバー(検出されたすべてのWebLogicドメインの一部)のターゲット名、ターゲット・タイプ、ターゲット・ホスト、ターゲット・ステータス、プラットフォームなどを参照できます。

    削除するJVMDエージェントを選択します。「次へ」をクリックします。

  4. ターゲットの資格証明ページで、WebLogicドメインごとに「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」および「Oracle WebLogicドメインの資格証明」の値を指定し、「適用」をクリックします。

    Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明は、選択したWebLogicドメインを監視している管理エージェントが実行されているホストのホスト資格証明です。Oracle WebLogicドメインの資格証明は、選択されたWebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。

    「次へ」をクリックします。

  5. JVMDエージェント構成ページで、「WebLogicホーム」および「ミドルウェア・ホーム」フィールドの値を指定します。

    これらのフィールドは、値を内部的に取得できなかった場合のみ表示されます。アプリケーションが「WebLogicホーム」および「ミドルウェア・ホーム」の値を内部的に取得できる場合には、JVMDエージェント構成ページはスキップされ、ターゲットの資格証明ページから直接確認ページに行きます。

  6. 確認ページですべての情報を確認し、「削除」をクリックします。

19.2.2.2 ターゲットにデプロイされたJVMDエージェントの手動での削除

ターゲットにデプロイされたJVMDエージェントを手動で削除するには、次の手順を実行します。

  1. ターゲット・サーバーの管理コンソールにログインします。

  2. ホームページで、「デプロイメント」をクリックします。

  3. JVMDエージェント・アプリケーション(javadiagnosticagent.ear or jamagent.war)を選択します。「停止」メニューから「ただちに強制停止」を選択します。

  4. アプリケーションが停止したら、同じアプリケーションを選択して「削除」をクリックします。

  5. Enterprise Manager Cloud Controlにログインします。

  6. Cloud Controlで、「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」を選択します。

  7. ミドルウェアページの「検索」表で「Java仮想マシン」タイプのターゲットを検索し、サーバーに対応するターゲットを選択して「削除」をクリックします。