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Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアップグレード・ガイド
12cリリース1(12.1.0.1)
B65086-03
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22 アップグレードしたOracle Management Repositoryへのリンクの作成


注意:

2システム・アップグレード方式を使用してアップグレードする場合のみ、次の手順を実行します。旧リリースのEnterprise Manager Grid Controlコンソールで、次の手順を実行します。

2システム・アップグレード方式を使用してEnterprise Managerシステムをアップグレードする前提条件として、既存のOracleデータベースを最初にバックアップして、それに構成するOracle Management Repository(管理リポジトリ)をアップグレードする必要があります。これは、アップグレードした管理リポジトリと旧リリースの管理リポジトリが共存していることを確認するためです。

ただし、バックアップしたデータベースの管理リポジトリをアップグレードした後、2つのリポジトリを相互にリンクしてアップグレードしたリポジトリの操作を古いリポジトリから直接実行できるように、管理リポジトリを旧リリースの管理リポジトリにリンクします。

旧リリースのリポジトリをアップグレードしたリポジトリにリンクするには、次の手順を実行します。

  1. Grid Controlで「デプロイ」をクリックします。

  2. デプロイ・ページの「アップグレード」セクションで、「Enterprise Manager 12cアップグレード・コンソール」をクリックします。

  3. 「アップグレード・コンソール」ページの「アップグレード・タイプの選択」セクションで、2システムを選択します。これらのアップグレード方式の詳細は、アップグレード方式の理解に関する項を参照してください。

    Enterprise Manager Grid Controlでページがリフレッシュされ、選択したアップグレード方式で実行する必要があるタスクのリストとともに表が表示されます。

  4. OMSアップグレード・ステップ・セクションの表からアップグレードしたリポジトリへのリンクの作成をクリックします。

  5. アップグレードしたOracle Management Repositoryリンクの作成ページのリポジトリ・リンクの詳細セクションで、次の手順を実行します。

    1. 接続文字列を入力して、Enterprise Manager Cloud Controlで使用されるアップグレード後の管理リポジトリに接続します。


      注意:

      emgc.propertiesファイルのEM_REPOS_CONNECTDESCRIPTORパラメータの値として設定された接続文字列を確認します。このファイルは、OMSインスタンス・ベース・ディレクトリ(gc_inst)にあります。接続文字列としてこの値を入力する場合、必要であればすべての円記号(\)および空白を削除します。

      たとえば、emgc.propertiesファイルの値は次のようになります。

      (DESCRIPTION\=(ADDRESS_LIST\=(ADDRESS\=(PROTOCOL\=TCP)(HOST\=example.com)(PORT\=1521)))(CONNECT_DATA\=(SID\=emrep)))

      接続文字列としてこの値を入力する場合、次のようになります。

      (DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=example.com)(PORT=1521)))(CONNECT_DATA=(SID=emrep)))

      SIDではなくサービス名を使用して接続する場合は、構文内のSIDSERVICE_NAMEに置き換えます。


    2. Enterprise Manager Cloud Controlで使用されるアップグレード後の管理リポジトリのSYSMANパスワードを入力します。

    3. 古い管理リポジトリのSYSパスワードを入力します。

  6. DBリンクの作成をクリックします。


注意:

すでにこれらの詳細を指定して2つのリポジトリをリンクしている場合に、接続記述子またはSYSMANパスワードを更新するには、「DBリンクの再作成」をクリックします。