注意: 2システム・アップグレード方式を使用してアップグレードする場合のみ、次の手順を実行します。 |
アップグレードしたソフトウェア・ライブラリを2システムのアップグレードで再構成するには:
注意:
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Cloud Controlで、「設定」メニューから「プロビジョニングとパッチ適用」を選択し、「ソフトウェア・ライブラリ」をクリックします。
ソフトウェア・ライブラリがアップグレードされた場合は、「ソフトウェア・ライブラリ」ホーム・ページに次の通知が表示されます。
ソフトウェア・ライブラリが最近アップグレードされましたが、まだ再構成されていません。ソフトウェア・ライブラリが使用可能になるのは、再構成を実行した後です。再構成プロセスを開始するには、「アップグレード後の再構成」をクリックしてください。
「アップグレード後の再構成」をクリックして、ソフトウェア・ライブラリを再構成します。
ソフトウェア・ライブラリの「場所の再構成」ページで、古い既存のEnterprise Managerシステムで構成された場所に対応する、構成対象の新しいファイル・システムの場所を入力します。
古いEnterprise Managerシステム用に構成された場所のアーカイブを、新しいファイル・システムの対応する場所に解凍する必要があります。また、新しい場所、およびそこにあるアーカイブされていないすべてのファイルとディレクトリは、12c OMSプロセス所有者に読取り/書込み権限があることを確認してください。
例:
古い既存のEnterprise Managerシステムで、ソフトウェア・ライブラリが次のファイル・システムの場所を使用するように構成されていると仮定します。
/shared/swlib1 /shared/swlib2
アップグレード後、「場所の再構成」ページに次のように表示されます。
migrated1, /shared/swlib1 migrated2, /shared/swlib2
migrated1
およびmigrated2
は、アップグレードされた場所に自動的に割り当てられた名前です。
注意: 新しい場所ではOMS共有ファイル・システム記憶域の場所のみが再構成されるため、これらの新しい場所がNFSマウントされた共有の場所またはOCFS2の共有の場所であることを確認する必要があります。 |
さらに、既存の場所ごとにファイル・システムの代替パスを指定する必要があります。次に例を示します。
migrated1, /shared/swlib1, /vol/newswlib1 migrated2, /shared/swlib2, /vol/newswlib2
この構成を確認する前に、対応する構成済ソフトウェア・ライブラリ・ディレクトリのバックアップが、アーカイブされていない状態で新しい場所にあること、つまり、バックアップ作成時の/shared/swlib1
と同じ内容が/vol/newswlib1
に含まれ、/shared/swlib2
と同じ内容が/vol/newswlib2
に含まれていることを確認する必要があります。
「検証」をクリックして検証ジョブを発行し、移行されるエンティティの完全な検証チェックを実行します。必ず、このジョブが完了するまで追跡してください。検証エラーが発生した場合は、ジョブ・ステップに表示されます。一般的な検証エラーの一部を次に示します。
- 再構成用に指定された新しい場所が存在しません。
- 再構成用に指定された新しい場所は、OMSプロセス所有者に読取り/書込み権限がありません。
- 古いEnterprise Managerのソフトウェア・ライブラリで構成済の場所の内容が、再構成用に指定された対応する新しい場所にリストアされていません。
検証が成功したら、「確認」をクリックしてソフトウェア・ライブラリを再構成します。発行されるジョブが正常に完了するまで追跡した上で、パッチ適用やプロビジョニングのタスクを開始する必要があります。