この章では、12cリリース3 (12.1.0.3)または12cリリース2 (12.1.0.2)から12cリリース4 (12.1.0.4)にアップグレードした後に、古いOMSホームを削除する方法について説明します。この章の具体的な内容は次のとおりです。
グラフィック・モードで古いOMSホームを削除するには、次の手順を実行します。
重要:
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次のコマンドを実行して、OMSホームからインストーラを起動します。
$<OMS_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall [-removeAllFiles -invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>]
注意:
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注意: runInstaller またはsetup.exe を起動する際、Enterprise Manager Cloud Controlインストール・ウィザードが表示されない場合は、/stage (Enterprise ManagerソフトウェアのDisk1 ディレクトリ内のサブディレクトリ)への、読取りおよび書込みアクセス権がない可能性があります。
インストール・ウィザードは、クラスパス変数をOPatch用に |
「インベントリ」画面でOMS関連のプラグイン・ホームのみを選択し、「削除」をクリックします。
注意: OMS関連プラグインのホームのみを選択し、他のエージェント関連プラグインは選択しないでください。 |
「インベントリ」画面でJava Development Kit (JDK)ホームを選択し、「削除」をクリックします。
注意: Enterprise Managerシステムのインストール時にインストール・ウィザードによってJDKがインストールされた場合のみ、JDKを削除します。そのようなリポジトリがない場合は、この手順をスキップできます。 |
注意: JDKの削除後、インストーラを終了しないでください。間違ってインストーラを終了した場合は、次の手順を実行してください。 |
「インベントリ」画面でOracle WebTierホームを選択し、「削除」をクリックします。
「インベントリ」画面で、次のものを選択して「削除」をクリックします。
OMSホーム
Oracle共通ディレクトリ
注意: BI Publisherが以前のバージョンのEnterprise Managerにインストールされている場合は、BI Publisher Oracleホーム(Oracle_BI1)も選択します。 |
「インベントリ」画面で「閉じる」をクリックして、ウィザードを終了します。
サイレント・モードで古いOMSホームを削除するには、次の手順を実行します。
重要:
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プラグイン・ホームを削除します。
$<OMS_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={absolute_path_to_oms_plug-in_home}" ORACLE_HOME=<absolute_path_to_oms_home> [-removeAllFiles -invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>
]
注意:
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次に例を示します。
$<OMS_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={/home/oracle/middleware/plugins/oracle.sysman.ssa.oms.plugin_12.1.0.2.0}" ORACLE_HOME=/home/oracle/middleware/oms -removeAllFiles -invPtrLoc /home/oracle/oraInst.loc
Java Development Kit (JDK)ホームを削除します。
$<OMS_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={absolute_path_to_jdk_home}" ORACLE_HOME=<absolute_path_to_oms_home> [-removeAllFiles] [-invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>]
次に例を示します。
$<OMS_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={/home/oracle/middleware/jdk16}" ORACLE_HOME=/home/oracle/middleware/oms -removeAllFiles -invPtrLoc /home/oracle/oraInst.loc
注意: Enterprise Managerシステムのインストール時にインストール・ウィザードによってJDKがインストールされた場合のみ、JDKを削除します。そのようなリポジトリがない場合は、この手順をスキップできます。 |
JDK 1.6.0.43.0を手動でダウンロードし、OMSホストにインストールします。このサポートされているバージョンをすでに所有している場合、それを再利用できます。
インストーラにはJDKへの依存性があるため、JDKを再インストールする必要があります。新しいJDKは、以前あった場所と必ずしも同じでなくても、OMSホスト上の任意の場所にインストールできます。ただし、インストーラを起動してJDKをインストールした場所を示す際に、-jreLoc
パラメータ(次の手順で説明します)を必ず渡してください。
Oracle WebTierホームを削除します。
$<OMS_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={absolute_path_to_web_tier}" -jreLoc <JDK_HOME> ORACLE_HOME=<absolute_path_to_oms_home> [-removeAllFiles] [-invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>]
次に例を示します。
$<OMS_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={/home/oracle/middleware/Oracle_WT}" -jreLoc </home/oracle/jdk> ORACLE_HOME=/home/oracle/middleware/oms -removeAllFiles -invPtrLoc /home/oracle/oraInst.loc
OMSおよびOracle共通ディレクトリを削除します。
$<OMS_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={absolute_path_to_oms_oracle_home_and_common_directory_and_bip_home_to_be_deinstalled}" -jreLoc <JDK_HOME> ORACLE_HOME=<absolute_path_to_oms_home> [-removeAllFiles] [-invPtrLoc <absolute_path_to_oraInst.loc>]
注意: 引数REMOVE_HOMES では、カンマで区切られた複数のパスを指定できます。 |
たとえばこのシナリオでは、BI Publisherがインストールされていて、これを今から削除しようとしています。
$<OMS_HOME>/oui/bin/runInstaller -deinstall -silent "REMOVE_HOMES={/home/oracle/middleware/oms,/home/oracle/middleware/oracle_common,/home/oracle/middleware/Oracle_BI1}" -jreLoc </home/oracle/jdk> ORACLE_HOME=/home/oracle/middleware/oms -removeAllFiles -invPtrLoc /home/oracle/oraInst.loc