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Oracle® Enterprise Manager Cloud Controlアップグレード・ガイド
12cリリース4 (12.1.0.4)
B65086-14
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A サイレント・モードでOracle Management ServiceおよびOracle Management Repositoryをアップグレードするためのレスポンス・ファイルの編集

表A-1は、サイレント・モードでOMSおよび管理リポジトリをアップグレードする際に、更新が必要な変数およびupgrade.rspレスポンス・ファイルでの更新方法を示しています。

表A-1 サイレント・モードでのOMSアップグレードのためのupgrade.rspファイルのパラメータの編集

パラメータ名 適用可能なアップグレード方式 データ型 値に二重引用符が必要か? 説明

UNIX_GROUP_NAME

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードのすべてのアップグレード方式に適用できます。

String

はい

(中央インベントリが存在しない場合にのみ必須)所属するUNIXグループの名前を入力します。

たとえば、"dba"などです。

INVENTORY_LOCATION

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードのすべてのアップグレード方式に適用できます。

String

はい

(中央インベントリが存在しない場合にのみ必須)中央インベントリへの絶対パスを入力します。

たとえば、"/scratch/oracle/oraInventory"とします。

SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORT

通常アップグレードのすべてのアップグレード方式に適用できます。

ソフトウェアのみのアップグレードには適用できません。そのため、このアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

Boolean

はい

  • セキュリティ更新をダウンロードしてインストールする場合は、TRUEを入力します。続いて、次の変数に二重引用符で囲った資格証明を入力します。

    MYORACLESUPPORT_USERNAME

    MYORACLESUPPORT_PASSWORD

  • セキュリティ更新をダウンロードしてインストールする場合は、FALSEを入力します。

DECLINE_SECURITY_UPDATES

通常アップグレードのすべてのアップグレード方式に適用できます。

ソフトウェアのみのアップグレードには適用できません。そのため、このアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

Boolean

いいえ

  • セキュリティ更新を拒否する場合は、TRUEを入力します。この場合、SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORTFALSEを入力する必要があります。

  • セキュリティ更新を拒否しない場合は、FALSEを入力します。この場合、SECURITY_UPDATES_VIA_MYORACLESUPPORTTRUEを入力する必要があります。

INSTALL_UPDATES_SELECTION

通常アップグレードのすべてのアップグレード方式に適用できます。

ソフトウェアのみのアップグレードには適用できません。そのため、このアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

この変数はデフォルトで、インストール中にソフトウェア更新がインストールされないことを示す"skip"に設定されています。

  • My Oracle Supportからソフトウェア更新をインストールする場合、この変数を"download"に設定します。続いて、次の変数に二重引用符で囲った資格証明を入力します。

    MYORACLESUPPORT_USERNAME_FOR_SOFTWAREUPDATES

    MYORACLESUPPORT_PASSWORD_FOR_SOFTWAREUPDATES

  • ステージングされた場所からソフトウェア更新をインストールする場合、この変数を"staged"に設定します。続いて、STAGE_LOCATION変数には、ソフトウェア更新が含まれるUpdatesディレクトリまで含めた絶対パスを二重引用符で囲って入力します。

    このオプションの場合、前提条件として、ソフトウェア更新がすでにダウンロードされている必要があります。手順については、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。

ORACLE_MIDDLEWARE_HOME_LOCATION

通常アップグレードのすべてのアップグレード方式に適用できます。

ソフトウェアのみのアップグレードには適用できません。そのため、このアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

12cリリース4 (12.1.0.4)へのアップグレードはアウトオブプレース・アップグレードであるため、次のいずれかを実行する必要があります。

  • インストーラがOracle WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.6)およびJava Development Kit 1.6.0.43.0を自動的にインストールできる新規のミドルウェア・ホームを入力します。

  • Oracle WebLogic Server 11gリリース1 (10.3.6)およびJava Development Kit 1.6.0.43.0を事前インストールした新規のミドルウェア・ホームを入力します。ただし、これが、以前のリリースのEnterprise Managerシステムに使用していたミドルウェア・ホームではなく、現在インストールしているEnterprise Managerシステムのための新規のミドルウェア・ホームであることを確認します。

ミドルウェアの場所に書込み権限があることを確認します。

注意: ここで入力するミドルウェア・ホームは、Enterprise Manager Cloud Controlのためにのみ使用するようにしてください。他のOracle Fusion Middleware製品またはコンポーネントは、同じミドルウェア・ホームにインストールしないでください。

ORACLE_INSTANCE_HOME_LOCATION

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードのすべてのアップグレード方式に適用できます。

String

はい

デフォルトでは、gc_instがすべてのOMS関連構成ファイルを格納するためのOMSインスタンス・ベース・ディレクトリとしてみなされ、デフォルトでミドルウェア・ホーム外に作成されます。

  • デフォルトの場所およびディレクトリの名前を受け入れる場合は、変数を空白のままにします。

  • カスタムの場所およびカスタム・ディレクトリ名を使用する場合は、カスタム・ディレクトリ名までのカスタムの場所の絶対パスを入力します。

重要: NFSマウントされたドライブにインストール中で、OMSインスタンス・ベース・ディレクトリ(gc_inst)をこのNFSマウントされたドライブに作成している場合、インストール後に、ロック・ファイルをNFSマウントされたドライブからローカルのファイル・システムの場所に移動します。httpd.confファイルのロック・ファイルの場所を変更し、ローカルのファイル・システムの場所にマップします。手順については、第5.1.4項を参照してください。

OLD_BASE_DIR

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式のみに適用できます。

2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式には適用できません。そのため、これらのアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

アップグレードするOMSのベース・ディレクトリを入力します。10gリリース5 (10.2.0.5)からのアップグレード中の場合、これは古いOMSベース・ディレクトリとなります。11gリリース1 (11.1.0.1)からのアップグレード中または12cシリーズ内でのアップグレード中の場合、これはミドルウェア・ホームとなります。

ORACLE_HOSTNAME

通常アップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式のみに適用できます。

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。ソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式には適用できません。そのため、これらのアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

デフォルトでは、インストーラを起動しているホストの完全修飾名が想定されます。

  • デフォルト値を受け入れる場合は、空白のままにしておきます。

  • 異なるホスト名でインストールする場合は、別のホスト名を入力します。

ONE_SYSTEM

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードのすべてのアップグレード方式に適用できます。

Boolean

いいえ

デフォルトでは、この変数はTRUEに設定され、これは1システム・アップグレードを実行していることを示します。

  • 1システム・アップグレードを実際に実行している場合は、この値を保持します。

  • 2システム・アップグレードを実行している場合は、FALSEに設定します。

AGENT_BASE_DIR

通常アップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式のみに適用できます。

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。ソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式には適用できません。追加OMSのアップグレードにも適用できません。そのため、これらのアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

管理エージェントをインストールできるエージェント・ベース・ディレクトリ(Oracleミドルウェア・ホーム外の場所)への絶対パスを入力します。

たとえば、u01/app/software/agentです。この場所が空で、書込み権限があることを確認してください。また、常に、Oracleミドルウェア・ホーム外で管理されるようにしてください。

OLD_DATABASE_CONNECTION_DESCRIPTION

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式のみに適用できます。

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。追加OMSのアップグレードにも適用できません。そのため、このアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

デフォルトでは、アップグレード前コンソールで入力した旧管理リポジトリの接続文字列が想定されます。ただし、まだ入力していない場合は、次の形式でここに入力できます。

  • SIDを使用して接続するには、接続文字列を次の形式で入力します。

    "(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=<host_name>)(PORT=<port>)))(CONNECT_DATA=(SID=<sid>)))"

    次に例を示します。

    "(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=example.com)(PORT=1521)))(CONNECT_DATA=(SID=emrep)))"

  • サービス名を使用して接続するには、接続文字列を次の形式で入力します。

    "(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=<host_name>)(PORT=<port>)))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=<service_name>)))"

    次に例を示します。

    "(DESCRIPTION=(ADDRESS_LIST=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=example.com)(PORT=1521)))(CONNECT_DATA=(SERVICE_NAME=emrep)))"

この接続文字列は、古い管理リポジトリへの接続、発生データのチェック、アップグレード後の管理リポジトリへの発生データの転送に使用されます。発生データとは、古い管理リポジトリのバックアップ作成時からアップグレードまでに、古い管理リポジトリにアップロードされたデータです。

重要: 両方のデータベースでGLOBAL_NAMESパラメータに設定されている値を確認してください。

  • GLOBAL_NAMESパラメータが両方のデータベースでFALSEに設定されている場合は、アップグレードが終了するまでこの値を変更せず、すべての管理エージェントがスイッチオーバーされることを確認します。

  • GLOBAL_NAMESパラメータがTRUEに設定されているのがどちらか一方のデータベースのみの場合や、両方のデータベースのGLOBAL_NAMEパラメータの値が同一である場合は、新しいクローン・データベースで設定されたGLOBAL_NAMEパラメータの値を、古いデータベースで設定されたものとは異なる値に設定します。

OLD_DATABASE_SYSMAN_PASSWORD

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式のみに適用できます。

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。追加OMSのアップグレードにも適用できません。そのため、このアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

古い管理リポジトリのSYSMANパスワードを入力します。

このパスワードは、アップグレード前コンソールまたは以前の変数に入力された接続文字列の使用による古い管理リポジトリへの接続や、発生データのチェック、およびアップグレード後の管理リポジトリへの発生データの転送に使用されます。発生データとは、古い管理リポジトリのバックアップ作成時からアップグレードまでに、古い管理リポジトリにアップロードされたデータです。

WLS_ADMIN_SERVER_USERNAME

10.2.0.5の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式に適用できます。10.2.0.5および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式に適用できます。

12.1.0.3、12.1.0.2および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。追加OMSのアップグレードには適用できません。そのため、これらのアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

デフォルトでは、weblogicは、Oracle WebLogicドメインに作成されているデフォルトのユーザー・アカウントに割り当てられた名前です。

  • デフォルト名を受け入れる場合は、この変数を空白のままにしておきます。

  • カスタム名を使用する場合は、任意の名前を入力します。

WLS_ADMIN_SERVER_PASSWORD

10.2.0.5の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式に適用できます。10.2.0.5および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式に適用できます。

12.1.0.3、12.1.0.2および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。追加OMSのアップグレードには適用できません。そのため、これらのアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

WebLogicユーザー・アカウントのパスワードを入力します。

パスワードはスペースを含めず8文字以上とします。先頭は文字とし、数字を1つ以上含めるようにしてください。

WLS_ADMIN_SERVER_CONFIRM_PASSWORD

10.2.0.5の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式に適用できます。10.2.0.5および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式に適用できます。

12.1.0.3、12.1.0.2および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。追加OMSのアップグレードには適用できません。そのため、これらのアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

WebLogicユーザー・アカウントのパスワードを確認します。

NODE_MANAGER_PASSWORD

10.2.0.5の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式に適用できます。10.2.0.5および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式に適用できます。

12.1.0.3、12.1.0.2および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。追加OMSのアップグレードには適用できません。そのため、これらのアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

デフォルトでは、nodemanagerは、ノード・マネージャに作成されているデフォルトのユーザー・アカウントに割り当てられた名前です。このノード・マネージャのユーザー・アカウントのパスワードを入力します。

パスワードはスペースを含めず8文字以上とします。先頭は文字とし、数字を1つ以上含めるようにしてください。

NODE_MANAGER_CONFIRM_PASSWORD

10.2.0.5の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式に適用できます。10.2.0.5および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式に適用できます。

12.1.0.3、12.1.0.2および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。追加OMSのアップグレードには適用できません。そのため、これらのアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

ノード・マネージャのユーザー・アカウントのパスワードを確認します。

WLS_ADMIN_SERVER_PASSWORD

12.1.0.3、12.1.0.2および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式に適用できます。12.1.0.3、12.1.0.2、11.1.0.1および10.2.0.5の追加OMSのアップグレードに適用できます。

10.2.0.5の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。10.2.0.5および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式には適用できません。そのため、これらのアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

Enterprise Managerの旧システム用に作成したWebLogicユーザー・アカウントのパスワードを入力します。

JVM_DIAGNOSTICS_TABLESPACE_LOCATION

10.2.0.5の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードのすべてのアップグレード方式に適用できます。

12.1.0.2、12.1.0.3および11.1.0.1の通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードのすべてのアップグレード方式には適用できません。そのため、これらのアップグレード方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

アップグレード中に、JVM関連の監視データをすべて格納するためのJVM診断データ表領域という追加の表領域が作成されます。この表領域のデータ・ファイル(mgmt_deepdive.dbf)を格納できる場所への絶対パスを指定します。必ずファイル名まで含めたパスを入力してください。

たとえば、"/home/john/oradata/mgmt_deepdive.dbf"とします。

DATABASE_HOSTNAME

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式のみに適用できます。

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。そのため、この方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

既存のデータベースが常駐するホストの完全修飾名を入力します。

たとえば、"example.com"です。

Oracle RAC Databaseに接続する場合、ノードに仮想ホスト名が含まれていれば、ノードの1つの仮想ホスト名を入力します。

この仮想ホスト名のみで構成された接続文字列を使用してデータベースへの接続が確立され、インストールは正常に終了します。

ただし、クラスタ内の他のノードを使用して接続文字列を更新する場合は、インストールの終了後に、次の手順を実行します。

  1. 次のファイルを開きます。

    <OMS_Instance_Home>/em/EMGC_OMS#/emgc.properties

  2. 変数EM_RESPOS_CONNECTDESCRIPTORに対して他のノードを入力します。

LISTENER_PORT

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式のみに適用できます。

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。そのため、この方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

既存のデータベースに接続するためのリスナー・ポートを入力します。

たとえば、"1532"です。

SERVICENAME_OR_SID

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式のみに適用できます。

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式には適用できません。そのため、この方式では、このパラメータはコメント・アウトします。

String

はい

既存のデータベースのサービス名またはシステムID (SID)を入力します。

たとえば、"orcl"などです。

SYS_PASSWORD

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードのすべてのアップグレード方式に適用できます。

String

はい

SYSユーザー・アカウントのパスワードを入力します。

SYSMAN_PASSWORD

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードのすべてのアップグレード方式に適用できます。

String

はい

SYSMANユーザー・アカウントのパスワードを入力します。

REPOSITORY_BACKUP_DONE

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの1システム・アップグレード方式に適用できます。

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードの2システム・アップグレード方式および異なるホストでの1システム・アップグレード方式のみには適用できません。

Boolean

いいえ

前提条件として、Enterprise Managerシステムのアップグレードを開始する前に、管理リポジトリをバックアップする必要があります。すでにバックアップを作成済の場合はこのパラメータをTRUEに設定します。まだ作成していない場合は、FALSEに設定します。

PLUGIN_SELECTION

通常アップグレードおよびソフトウェアのみのアップグレードのすべてのアップグレード方式に適用できます。

Stringリスト

はい

(二重引用符で囲ったプラグイン名のカンマ区切りリスト)

デフォルトでは、Oracle Database Management Plug-In、Oracle Fusion Middleware Management Plug-In、Oracle My Oracle Support Management Plug-In、Oracle Exadata Management Plug-In、Oracle Cloud Framework Plug-Inなどの必須プラグインは、Enterprise Managerをアップグレードするときに自動的にインストールされます。

ただし、ソフトウェア・キット(DVDまたはダウンロードされたソフトウェア)で利用できる他のオプションのプラグインをインストールする場合、この変数にそれらのプラグインの名前を入力します。プラグインは、Disk1/pluginsディレクトリにあります。

次に例を示します。

12.1.0.2.0_oracle.sysman.empa_2000_0.oparおよび12.1.0.2.0_oracle.sysman.vt_2000_0.oparをインストールする場合は、プラグインIDを次の方法で入力します。

PLUGIN_SELECTION={"oracle.sysman.empa","oracle.sysman.vt"}

ソフトウェア・キットで利用できないプラグインをインストールする場合、次の手順を実行します。

  1. Oracle Technology Network (OTN)で次のEnterprise Managerダウンロード・ページにアクセスします。

    http://www.oracle.com/technetwork/oem/grid-control/downloads/oem-upgrade-console-502238.html

  2. アップグレード・パスのソフトウェア・バイナリおよびプラグインの一覧を示しているセクションを展開します。

  3. Download Plug-insセクションから、手動でプラグインをダウンロードし、アクセス可能な場所に保存します。

  4. ダウンロードしたプラグインの名前でこの変数(PLUGIN_SELECTION)を更新します。

  5. 次のオプションでインストーラを起動して、プラグインをダウンロードした場所を渡します。

    ./runInstaller -pluginLocation <absolute_path_to_plugin_software_location>

Enterprise Manager Cloud Control 12cリリース4 (12.1.0.4)でサポートされていない、旧リリースのEnterprise Managerにデプロイされたプラグイン・バージョンを保有している場合があります。この場合は、インストーラを-pluginLocation引数で起動する際に、サポートされていないプラグインよりも上位のバージョンのソフトウェアを提供しないようにしてください。その上位バージョンがダウンロード可能な場合でも同様です。これによって、12cリリース4 (12.1.0.4)へのアップグレード中に、サポートされていないバージョンが確実に削除されます。アップグレード後、上位のバージョンをプラグイン・マネージャから直接デプロイできます。