Enterprise Managerをアップグレードする際、アプリケーションの依存性とパフォーマンス(ADP)・エンジンおよびJVM診断(JVMD)エンジンはすべてアップグレード前プロセスの一環として停止されます。Enterprise Managerが12cリリース4 (12.1.0.4)に正常にアップグレードされたら、アップグレード前にエンタープライズに組み込まれていたADPおよびJVMDエンジンを再作成する必要があります。この章では、ADPおよびJVMDをアップグレードまたは再デプロイする方法について説明します。
注意: 基本および拡張オプションによるJVMDエンジンおよびJVMDエージェントのデプロイの詳細は、次のガイドを参照してください。
基本および拡張オプションによるADPエンジンおよびADPエージェントのデプロイの詳細は、次のガイドを参照してください。
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この章の項目は次のとおりです。
この項では、ADPエンジンおよびJVMDエンジンをアップグレードまたは再デプロイする方法について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、JVMDエンジンをアップグレードする方法について説明します。内容は次のとおりです。
重要:
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「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用して、管理対象サーバー上にデプロイされているJVMDエンジンをアップグレードするには、次の手順に従います。
「設定」メニューから、ミドルウェア管理、「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。
アプリケーション・パフォーマンス管理ページで、「JVM診断エンジン」の横に表示されているアップグレード・アイコンをクリックします。
注意: アップグレード・アイコンは、現在デプロイされているJVMDエンジン・ソフトウェアのバージョンと異なるソフトウェア・バージョンが使用可能である場合にのみ表示されます。 |
JVMDエンジンのアップグレード・ページで、アップグレードするJVMDエンジンを選択します。
「ホスト資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、選択したJVMDエンジンがデプロイされているホストのホスト資格証明です。「適用」をクリックします。
JVMDエンジンのアップグレード・ページで複数のJVMDエンジンをアップグレードする場合、アップグレードするJVMDエンジンを選択し、そのそれぞれに対して「ホスト資格証明」の値を指定して適用します。
「管理Weblogic資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。
「アップグレード」をクリックします。
アップグレード時にエラーが発生した場合は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーション・ガイド』を参照してください。
注意: JVMDエンジンをアップグレードした後に、同じJVMDエンジンに対して2つのエントリが「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページに存在する場合は、古いエントリをjam_managers 表から削除します。これを行うには、Enterprise Managerリポジトリにsysman ユーザーとしてログインし、次の問合せを実行します。
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ApmEngineSetup.pl
スクリプトを使用して、JVMDエンジンを手動でアップグレードできます。このスクリプトは次の方法で実行できます。
インタラクティブ・モード: 対話式方法で入力の詳細の入力が求められます。
サイレント・モード: プロパティ・ファイルを使用して入力の詳細のすべてを指定します。
ApmEngineSetup.pl
スクリプトを使用してJVMDエンジンを手動でアップグレードするには、次の手順に従います。
OMSホストの次の場所に移動します。
$<MIDDLEWARE_HOME>/plugins/oracle.sysman.emas.oms.plugin_12.1.0.6.0/archives/jvmd/deployment_Scripts/engine/
ApmEngineSetup.pl
スクリプトの使用に関する情報について、README.txt
ファイルを表示します。
ApmEngineSetup.pl
スクリプトを実行します。
ApmEngineSetup.pl
スクリプトをインタラクティブ・モードで実行する(入力の詳細を求められる)場合、次のコマンドを使用します。
perl ApmEngineSetup.pl
操作をupgrade
として、エンジン・タイプにJVMD
を指定してください。
ApmEngineSetup.pl
スクリプトをサイレント・モードで実行する場合は、すべての入力の詳細をプロパティ・ファイルで指定してから、次のコマンドを使用します。
perl ApmEngineSetup.pl -silent -file <properties_file_name> -password <password>
<properties_file_name>
は、JVMDエンジンおよび操作の詳細が指定されているプロパティ・ファイルの名前です。<password>
WebLogicコンソール・パスワードです。
プロパティ・ファイルでの入力の詳細の指定方法を確認するには、サンプルのプロパティ・ファイルSAMPLE_engine.properties
を表示します。
注意: JVMDエンジンをアップグレードした後に、同じJVMDエンジンに対して2つのエントリが「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページに存在する場合は、古いエントリをjam_managers 表から削除します。これを行うには、Enterprise Managerリポジトリにsysman ユーザーとしてログインし、次の問合せを実行します。
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管理対象サーバー上にデプロイされているJVMDエンジンを再デプロイするには、次の手順に従います。
注意: JVMDエンジン・ソフトウェアの別のバージョンが使用可能でない場合にのみ、JVMDエンジン・ソフトウェアを再デプロイできます。JVMDエンジン・ソフトウェアの最新バージョンまたは旧バージョンが使用できる場合は、既存のJVMDエンジンを最新バージョンにアップグレードするか、旧バージョンにダウングレードできますが、既存のJVMDエンジン・バージョンを再デプロイすることはできません。JVMDエンジンのアップグレード方法の詳細は、第7.1.1項を参照してください。 |
「設定」メニューから、ミドルウェア管理、「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。
アプリケーション・パフォーマンス管理ページで単一のJVMDエンジンを再デプロイする場合、再デプロイするJVMDエンジンを選択して、「再デプロイ」をクリックします。
アプリケーション・パフォーマンス管理ページで複数のJVMDエンジンを再デプロイする場合、「JVM診断エンジン」ノードを選択して、「再デプロイ」をクリックします。
JVMDエンジンの再デプロイ・ページに、再デプロイするJVMDエンジンを選択します。
再デプロイに選択したJVMDエンジンごとに、「ホスト資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、選択したJVMDエンジンがデプロイされているホストのホスト資格証明です。「適用」をクリックします。
「管理Weblogic資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。
「再デプロイ」をクリックします。
再デプロイメント時にエラーが発生した場合は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
この項では、ADPエンジンをアップグレードする方法について説明します。内容は次のとおりです。
重要:
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「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用して、管理対象サーバー上にデプロイされているADPエンジンをアップグレードするには、次の手順に従います。
「設定」メニューから、ミドルウェア管理、「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。
アプリケーション・パフォーマンス管理ページで、「ADPエンジン」の横に表示されているアップグレード・アイコンをクリックします。
注意: アップグレード・アイコンは、現在デプロイされているADPエンジン・ソフトウェアのバージョンと異なるソフトウェア・バージョンが使用可能である場合にのみ表示されます。 |
ADPエンジンのアップグレード・ページで、アップグレードするADPエンジンを選択します。
「ホスト資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、選択したADPエンジンがデプロイされているホストのホスト資格証明です。「適用」をクリックします。
ADPエンジンのアップグレード・ページで複数のADPエンジンをアップグレードする場合、アップグレードするADPエンジンを選択し、そのそれぞれに対して「ホスト資格証明」の値を指定して適用します。
「管理Weblogic資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。
「アップグレード」をクリックします。
アップグレード時にエラーが発生した場合は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーション・ガイド』を参照してください。
ApmEngineSetup.pl
スクリプトを使用して、ADPエンジンを手動でアップグレードできます。このスクリプトは次の方法で実行できます。
インタラクティブ・モード: 対話式方法で入力の詳細の入力が求められます。
サイレント・モード: プロパティ・ファイルを使用して入力の詳細のすべてを指定します。
ApmEngineSetup.pl
スクリプトを使用してADPエンジンを手動でアップグレードするには、次の手順に従います。
OMSホストの次の場所に移動します。
$<MIDDLEWARE_HOME>/plugins/oracle.sysman.emas.oms.plugin_12.1.0.6.0/archives/jvmd/deploymentScripts/engine/
ApmEngineSetup.pl
スクリプトの使用に関する情報について、README.txt
ファイルを表示します。
ApmEngineSetup.pl
スクリプトを実行します。
ApmEngineSetup.pl
スクリプトをインタラクティブ・モードで実行する(入力の詳細を求められる)場合、次のコマンドを使用します。
perl ApmEngineSetup.pl
操作をupgrade
として、エンジン・タイプにADP
を指定してください。
ApmEngineSetup.pl
スクリプトをサイレント・モードで実行する場合は、すべての入力の詳細をプロパティ・ファイルで指定してから、次のコマンドを使用します。
perl ApmEngineSetup.pl -silent -file <properties_file_name> -password <password>
<properties_file_name>
は、ADPエンジンおよび操作の詳細が指定されているプロパティ・ファイルの名前です。<password>
WebLogicコンソール・パスワードです。
プロパティ・ファイルでの入力の詳細の指定方法を確認するには、サンプルのプロパティ・ファイルSAMPLE_engine.properties
を表示します。
管理対象サーバー上にデプロイされているADPエンジンを再デプロイするには、次の手順に従います。
注意: ADPエンジン・ソフトウェアの別のバージョンが使用可能でない場合にのみ、ADPエンジン・ソフトウェアを再デプロイできます。ADPエンジン・ソフトウェアの最新バージョンまたは旧バージョンが使用できる場合は、既存のADPエンジンを最新バージョンにアップグレードするか、旧バージョンにダウングレードできますが、既存のADPエンジン・バージョンを再デプロイすることはできません。ADPエンジンのアップグレード方法の詳細は、第7.1.3項を参照してください。 |
「設定」メニューから、ミドルウェア管理、「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。
アプリケーション・パフォーマンス管理ページで単一のADPエンジンを再デプロイする場合、再デプロイするADPエンジンを選択して、「再デプロイ」をクリックします。
アプリケーション・パフォーマンス管理ページで複数のADPエンジンを再デプロイする場合、「ADPエンジン」ノードを選択して、「再デプロイ」をクリックします。
ADPエンジンの再デプロイ・ページに、再デプロイするADPエンジンを選択します。
再デプロイに選択したADPエンジンごとに、「ホスト資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、選択したADPエンジンがデプロイされているホストのホスト資格証明です。「適用」をクリックします。
「管理Weblogic資格証明」の値を指定します。これらの資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。
「再デプロイ」をクリックします。
再デプロイメント時にエラーが発生した場合は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
この項では、JVMDエージェントおよびADPエージェントをアップグレードまたは再デプロイする方法について説明します。内容は次のとおりです。
「アプリケーション・パフォーマンス管理」ページを使用して、監視対象のWebLogicドメインにあるJVMDエージェントおよびADPエージェントをアップグレードまたは再デプロイするには、次の手順に従います。
注意: JVMDまたはADPエンジン・ソフトウェアの別のバージョンが使用可能でない場合にのみ、JVMDエージェントおよびADPエージェントを再デプロイできます。JVMDまたはADPエージェント・ソフトウェアの最新バージョンまたは旧バージョンが使用できる場合は、既存のJVMDまたはADPエージェントを最新バージョンにアップグレードするか、旧バージョンにダウングレードできますが、既存のJVMDまたはADPエージェント・バージョンを再デプロイすることはできません。 |
「設定」メニューから、ミドルウェア管理、「アプリケーション・パフォーマンス管理」の順に選択します。
アプリケーション・パフォーマンス管理ページの「アプリケーション・パフォーマンス管理エージェント」セクションで、「診断エージェントの管理」をクリックします。
注意: アクティブなJVMDエンジンまたはADPエンジンが存在しない場合、およびJVMDエージェントまたはADPエージェントがデプロイされていない場合は、「診断エージェントの管理」ボタンは無効になります。 |
「操作」で、「アップグレード」を選択します。
注意: または、この場所にアクセスするには、アプリケーション・パフォーマンス管理ページで「ADPエージェント数」または「JVMDエージェント数」の横にあるアップグレード・アイコンをクリックします。このアイコンは、ADPまたはJVMDエージェント・ソフトウェアの現在のバージョンとは異なるソフトウェア・バージョンが使用可能である場合にのみ表示されます。 |
「表示」メニューから「すべてを開く」を選択した場合は、JVMDまたはADPエージェントがデプロイされているすべての管理対象サーバーのターゲット名、ターゲット・タイプ、ターゲット・ホスト、ターゲット・ステータス、プラットフォームなどを表示できます。
アップグレードまたは再デプロイするJVMDエージェントおよびADPエージェントを選択します。「次へ」をクリックします。
ターゲットの資格証明ページで、WebLogicドメインごとに「Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」および「Oracle WebLogicドメインの資格証明」の値を指定し、「適用」をクリックします。
Oracle WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明は、選択したWebLogicドメインを監視している管理エージェントが実行されているホストのホスト資格証明です。Oracle WebLogicドメインの資格証明は、選択したWebLogicドメインの管理サーバーの資格証明です。
「次へ」をクリックします。
ADPエージェント構成ページで、WebLogicドメインごとに「使用可能なADPエンジン」でADPエンジンを選択し、「適用」をクリックします。選択したWebLogicドメインの管理対象サーバーにデプロイされているすべてのADPエージェントが、選択したADPエンジンに関連付けられます。
ADPエージェント・ソフトウェア用に別の場所を指定できます(これは、指定した管理サーバー・ホストの資格証明にデフォルトの場所に対する書込み権限がない場合に使用されます)。これを行うには、「エージェント・ディレクトリ」セクションで、「必要に応じて、デフォルトのADPエージェント・ディレクトリの場所を編集してください」を選択し、「エージェント・ディレクトリ」の値を指定します。
「追加構成」セクションに「WebLogicホーム」および「ミドルウェア・ホーム」フィールドが表示されている場合、それらに値を指定します。「WebLogicホーム」および「ミドルウェア・ホーム」フィールドは、それらの値が内部的に取得できない場合に表示されます。
また、WebLogic管理サーバーがファイアウォール内または仮想ホスト上にある場合に、アプリケーションがデフォルトのホスト値を使用して接続できないことがあります。この場合は、追加情報を「追加構成」セクションに入力する必要がある場合があります。たとえば、WebLogic管理サーバーが仮想ホスト上にあり、アプリケーションがデフォルトのホスト値を使用して接続できない場合は、「追加構成」セクションにその仮想ホストのIPアドレスを入力する必要がある場合があります。
「次へ」をクリックします。
JVMDエージェント構成ページで、WebLogicドメインごとに「使用可能なJVMDエンジン」でJVMDエンジンを選択し、「適用」をクリックします。選択したWebLogicドメインの管理対象サーバーにデプロイされているすべてのJVMDエージェントが、このJVMDエンジンに関連付けられます。または、複数のエンジンの場合、「その他」を選択してロード・バランサに接続できます。
「追加構成」セクションに「WebLogicホーム」および「ミドルウェア・ホーム」フィールドが表示されている場合、それらに値を指定します。「WebLogicホーム」および「ミドルウェア・ホーム」フィールドは、それらの値が内部的に取得できない場合に表示されます。
また、WebLogic管理サーバーがファイアウォール内または仮想ホスト上にある場合に、アプリケーションがデフォルトのホスト値を使用して接続できないことがあります。この場合は、追加情報を「追加構成」セクションに入力する必要がある場合があります。たとえば、WebLogic管理サーバーが仮想ホスト上にあり、アプリケーションがデフォルトのホスト値を使用して接続できない場合は、「追加構成」セクションにその仮想ホストのIPアドレスを入力する必要がある場合があります。
「次へ」をクリックします。
Enterprise Manager OMS資格証明ページで、「Oracle Enterprise Manager WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明」および「Oracle Enterprise Manager WebLogicドメインの資格証明」の値を指定します。
注意: 「Enterprise Manager OMS資格証明」ページは、1つ以上のADPエージェントを再デプロイまたはアップグレードするように選択している場合にのみ、「JVMDエージェント構成」ページで「次へ」をクリックしたときに表示されます。OMS資格証明は、JVMDエージェントの再デプロイまたはアップグレードには必要はありません。 |
Oracle Enterprise Manager WebLogic管理サーバー・ホストの資格証明は、OMSホストのホスト資格証明です。Oracle Enterprise Manager WebLogicドメインの資格証明は、Enterprise Manager WebLogicドメインのドメイン資格証明です。
「次へ」をクリックします。
確認ページですべての情報を確認し、「アップグレード」をクリックします。
「アップグレード」をクリックすると、「診断エージェントのデプロイメント・ステータス」ページが表示され、このページは、発行したジョブの進捗状況を監視するために使用できます。
アップグレード時または再デプロイメント時にエラーが発生した場合は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
deploy_jvmdagent.pl
スクリプトを使用して、JVMDエージェントを手動でアップグレードまたは再デプロイできます。このスクリプトをサイレント・モードでのみ実行できるため、プロパティ・ファイルを使用して入力の詳細のすべてを指定する必要があります。
deploy_jvmdagent.pl
を使用してJVMDエージェントを手動でアップグレードまたは再デプロイするには、次の手順に従います。
最新バージョンのjavadiagnosticagent.ear
またはjamagent.war
がダウンロードされていることを確認します。
javadiagnosticagent.ear
またはjamagent.war
のダウンロード方法は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Controlアドバンスト・インストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
OMSホストの次の場所に移動します。
$<MIDDLEWARE_HOME>/plugins/oracle.sysman.emas.oms.plugin_12.1.0.6.0/archives/jvmd/deployment_Scripts/agent/jvmd/
deploy_jvmdagent.pl
スクリプトの使用方法について、README.txt
ファイルを表示します。
すべての入力をプロパティ・ファイルに指定してから、次のコマンドを使用します。
perl deploy_jvmdagent.pl [-appserver <server_type>] [-file <name_of_properties_file>]
例: perl deploy_jvmdagent.pl -appserver WLS -file wls_upgrade.properties.
deploy_jvmdagent.pl
では、WebLogic ServerおよびGlassFishにデプロイされたJVMDエージェントのみをアップグレードまたは再デプロイできます。他のアプリケーション・サーバーにデプロイされたJVMDエージェントはアップグレードまたは再デプロイできません。-appserver
パラメータは、(アップグレードまたは再デプロイしたい) JVMDエージェントがデプロイされているアプリケーション・サーバーを指定します。WebLogic管理対象サーバーにデプロイされているJVMDエージェントをアップグレードまたは再デプロイしている場合は、-appserver
にWLS
を指定します。GlassFishサーバーにデプロイされているJVMDエージェントをアップグレードまたは再デプロイしている場合は、-appserver
にGF
を指定します。-appserver
パラメータを指定しない場合は、デフォルトで値WLS
が割り当てられます。
-file
パラメータには、アップグレードまたはデプロイメント入力を含むプロパティ・ファイルの名前を指定します。このパラメータを指定せず-appserver
にWLS
を指定している場合、deploy_jvmdagent.pl
はスクリプトを含むフォルダ内でweblogic_deploy.properties
という名前のプロパティ・ファイルを検索します。-file
パラメータを指定せず-appserver
にGF
を指定している場合、deploy_jvmdagent.pl
はスクリプトを含むフォルダ内でglassfish_deploy.properties
という名前のプロパティ・ファイルを検索します。プロパティ・ファイルでの入力の詳細の指定方法を確認するには、サンプルのプロパティ・ファイルsample_weblogic_deploy.properties
またはsample_glassfish_deploy.properties
を表示します。
deploy_adpagent.pl
スクリプトを使用して、ADPエージェントを手動でアップグレードまたは再デプロイできます。このスクリプトをサイレント・モードでのみ実行できるため、プロパティ・ファイルを使用して入力の詳細のすべてを指定する必要があります。
deploy_adpagent.pl
を使用してADPエージェントを手動でアップグレードまたは再デプロイするには、次の手順に従います。
OMSホストの次の場所に移動します。
$<MIDDLEWARE_HOME>/plugins/oracle.sysman.emas.oms.plugin_12.1.0.6.0/archives/jvmd/deploymentScripts/agent/adp/
deploy_adpagent.pl
スクリプトの使用に関する情報について、README.txt
ファイルを表示します。
すべての入力をプロパティ・ファイルに指定してから、次のコマンドを使用します。
perl deploy_adpagent.pl <properties_file_name>
deploy_adpagent.pl
の実行時にプロパティ・ファイルの名前をパラメータとして渡さない場合は、このスクリプトがあるフォルダ内でadpagent.properties
という名前のプロパティ・ファイルが検索されます。プロパティ・ファイルでの入力の詳細の指定方法を確認するには、サンプルのプロパティ・ファイルSAMPLE_adpagent.properties
を表示します。
JVMDエンジンまたはJVMDエージェントのアップグレードまたは再デプロイが終了したら、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』の説明に従って、新しいバージョンのデプロイメントを検証します。
ADPエンジンまたはADPエージェントのアップグレードまたは再デプロイが終了したら、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』の説明に従って、新しいバージョンのデプロイメントを検証します。