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Oracle Solaris 11 ブート環境の作成と管理 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
beadm ユーティリティーとその関連プロセスにおける非大域ゾーンのサポートの仕様は次のとおりです。
pkg コマンドを使用する場合、コマンドは Solaris ブランドゾーンだけをアップグレードします。
Oracle Solaris 11/11 リリース以降は、beadm ユーティリティーが非大域ゾーン内でサポートされます。
非大域ゾーンのサポートは ZFS のサポートに限定されています。
rpool/ROOT 名前空間ではゾーンはサポートされません。非大域ゾーンの複製やコピーが行われるのは、元のゾーンが大域ゾーンの共有領域内、たとえば rpool/export 内や rpool/zones 内にある場合だけです。
beadm ユーティリティーはシステム上の非大域ゾーンに影響を与えますが、beadm ユーティリティーはゾーンの情報を表示しません。ブート環境のゾーンの変更内容を確認するには、zoneadm ユーティリティーを使用してください。たとえば、システム上の現在のゾーンのリストを表示するには、zoneadm list コマンドを使用します。
詳細は、zoneadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
非大域ゾーンでは、beadm コマンドのすべてのオプションを使用できるわけではありません。各コマンドオプションの固有の制限については、第 3 章ブート環境とスナップショットの作成および第 4 章ブート環境の管理を参照してください。