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Oracle Solaris の管理: 一般的なタスク Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris のコマンドに関する情報の検索
4. Oracle Solarisシステムのブートとシャットダウン
5. Oracle Configuration Manager の操作
16. システムコンソール、端末デバイス、および電源サービスの管理 (手順)
19. システムおよびソフトウェアのトラブルシューティング (手順)
SMF を使用して情報を表示、変更、または削除する方法は多数あります。ここでは、用途ごとにどの方法が最適かについて説明します。
svccfg および svcprop コマンドを使用して、サービス構成リポジトリ内の情報を表示できます。これらのコマンドの詳細は、svccfg(1M) および svcprop(1) のマニュアルページを参照してください。
svcprop – 実行中のスナップショットでプロパティーグループまたはプロパティーに割り当てられている値を一覧表示します。このコマンドはサービスのデータとサービスインスタンスのデータを結合するため、データの包括的な表示が得られます。
svccfg listpg – 選択されたサービスまたはサービスインスタンス内のプロパティーグループについての情報を一覧表示します。すべてのプロパティーグループの名前、種類、およびフラグが一覧表示されます。
svccfg listprop – 選択されたサービスまたはサービスインスタンス内のプロパティーとプロパティーグループについての情報を一覧表示します。プロパティーグループの場合、名前、種類、およびフラグが一覧表示されます。プロパティーの場合、名前、種類、および値が一覧表示されます。
-l layer_name – サービスまたはサービスインスタンスの指定されたレイヤー内のプロパティーとプロパティーグループを一覧表示します。レイヤー名に all を使用すると、そのサービスのすべてのレイヤーとプロパティーが一覧表示されます。個々のサービスおよびサービスインスタンスは別々に表示されることに注意してください。
-f – プロパティーの起源であるファイル名を一覧表示します。
-o – 表示するフィールドを選択します。
svccfg listcust – site-profile または admin レイヤーでのサイトカスタマイズを一覧表示します。選択されたサービスまたはサービスインスタンスの非表示エントリも一覧表示します。
-M – 非表示エントリのみを一覧表示します。
-L – すべてのローカルカスタマイズを表示します。これには、管理者によるカスタマイズとサイトプロファイルによるカスタマイズの両方が含まれます。
サービスまたはサービスインスタンスについての情報は、マニフェスト、プロファイル、または svccfg コマンドを使用して変更できます。svccfg コマンドを使用して行う変更はすべて、admin レイヤーに記録されます。次に示すのは、svccfg コマンドを使用して情報を変更するために使用できるオプションの一部です:
addpg – 選択されたサービスまたはサービスインスタンスにプロパティーグループを追加します
addpropvalue – 既存のプロパティーに追加の値を割り当てます
setenv – サービスまたはサービスインスタンスの環境変数を設定します
setprop – 選択されたサービス内の指定されたプロパティーの値を設定します
setnotify – ソフトウェアイベントおよび FMA イベントクラスの通知パラメータを設定します
サービスまたはサービスインスタンスについての情報は、svccfg コマンドを使用して削除できます。次に示すのは、svccfg コマンドを使用して情報を削除するために使用できるオプションの一部です:
delcust – 選択されたサービスの管理者によるカスタマイズをすべて削除します
delpropvalue – 指定された文字列に一致するすべてのプロパティー値を削除します
unsetenv – サービスまたはサービスインスタンスの環境変数を削除します
リポジトリから情報を削除するときの結果は、エンティティーが非表示になるか、エンティティーが削除されるかのどちらかです。admin レイヤーのみで定義されている情報は削除されます。マニフェストまたはプロファイルが起源の情報は非表示になり、標準のコマンドでは情報が表示されなくなります。情報が非表示とされるのは、削除を取り消す必要がある場合に情報を容易に利用可能にするためです。