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Oracle Solaris の管理: ZFS ファイルシステム Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris ZFS ファイルシステム (概要)
ZFS ストレージプールの回復およびパフォーマンスに関する拡張機能
ミラー化された ZFS ストレージプールの分割 (zpool split)
3. Oracle Solaris ZFS ファイルシステムと従来のファイルシステムの相違点
4. Oracle Solaris ZFS ストレージプールの管理
6. Oracle Solaris ZFS ファイルシステムの管理
7. Oracle Solaris ZFS のスナップショットとクローンの操作
8. ACL および属性を使用した Oracle Solaris ZFS ファイルの保護
10. Oracle Solaris ZFS の高度なトピック
11. Oracle Solaris ZFS のトラブルシューティングとプールの回復
13. 推奨の Oracle Solaris ZFS プラクティス
ここでは、このドキュメントで使用される基本的な用語について説明します。
ブート環境とは、ブート可能な Oracle Solaris 環境のことであり、ZFS ルートファイルシステムと、必要に応じてその下にマウントされるほかのファイルシステムで構成されます。一度にアクティブにできるのは、1 つのブート環境だけです。
ファイルシステムブロック内の 256 ビットのハッシュデータ。チェックサム機能には、単純で高速な fletcher4 (デフォルト) から SHA256 などの暗号強度の高いハッシュまで、さまざまなものがあります。
初期コンテンツがスナップショットの内容と同じであるファイルシステム。
クローンの詳細については、「ZFS クローンの概要」を参照してください。
次の ZFS コンポーネントの総称名。クローン、ファイルシステム、スナップショット、およびボリューム。
各データセットは、ZFS 名前空間内で一意の名前で識別されます。データセットは、次の形式を使用して識別されます。
pool/path[ @snapshot]
データセットを格納するストレージプールの名前
データセットコンポーネントのスラッシュ区切りのパス名
データセットのスナップショットを識別するオプションコンポーネント
データセットの詳細については、第 6 章Oracle Solaris ZFS ファイルシステムの管理を参照してください。
標準のシステム名前空間内にマウントされ、別のファイルシステムのように動作する、filesystem タイプの ZFS データセット。
ファイルシステムの詳細については、第 6 章Oracle Solaris ZFS ファイルシステムの管理を参照してください。
複数のディスク上にデータの同一コピーを格納する仮想デバイス。ミラー上のいずれかのディスクで障害が発生した場合には、ミラー上の別のディスクにある同じデータを利用できます。
デバイスの論理グループ。使用可能なストレージのレイアウトおよび物理特性を記述します。データセットのディスク領域は、プールから割り当てられます。
ストレージプールの詳細については、第 4 章Oracle Solaris ZFS ストレージプールの管理を参照してください。
データとパリティーを複数のディスクに格納する仮想デバイス。RAID-Z の詳細については、「RAID-Z ストレージプール構成」を参照してください。
あるデバイスのデータを別のデバイスにコピーする処理のことを「再同期化」と言います。たとえば、ミラーデバイスが置き換えられてオフラインになっている場合には、最新のミラーデバイスのデータが新しく復元されたミラーデバイスにコピーされます。この処理は、従来のボリューム管理製品では「ミラー再同期化」と呼ばれています。
ZFS の再同期化の詳細については、「再同期化のステータスを表示する」を参照してください。
特定の時点における ファイルシステムまたはボリュームの読み取り専用コピー。
スナップショットの詳細については、「ZFS スナップショットの概要」を参照してください。
プール内の論理デバイス。物理デバイス、ファイル、または一連のデバイスを仮想デバイスに設定できます。
仮想デバイスの詳細については、「ストレージプールの仮想デバイスの情報を表示する」を参照してください。
ブロックデバイスを表すデータセット。たとえば、スワップデバイスとして ZFS ボリュームを作成できます。
ZFS ボリュームの詳細については、「ZFS ボリューム」を参照してください。