ナビゲーションリンクをスキップ | |
印刷ビューの終了 | |
Oracle Solaris のシステム管理 (ネットワークサービス) Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
パート II ネットワークファイルシステムへのアクセス (トピック)
6. ネットワークファイルシステムへのアクセス (リファレンス)
この節では、さまざまな Oracle Solaris リリースの新機能について説明します。
Oracle Solaris 11 リリース では、次の変更点が加えられました。
sendmail のデフォルトバージョンが 8.14.5 に更新されました。
従来のデーモン (svc:/network/smtp:sendmail) およびクライアントキューランナー (svc:/network/smtp:sendmail-client) の改善された管理を提供するため、sendmail インスタンスが 2 つのインスタンスに分割されました。
sendmail.cf および submit.mc 構成ファイルを自動的に再構築するように、システムを構成可能になりました。必要な手順については、「構成ファイルを自動的に再構築する方法」を参照してください。
デフォルトでは、sendmail デーモンは新しいローカルデーモンモードで動作します。ローカル専用モードでは、ローカルホストやループバック SMTP 接続からの着信メールだけを受信します。たとえば、cron ジョブからのメールやローカルユーザー間のメールを受信します。発信メールの経路は変更されず、着信メールだけが変更されます。ローカル専用モード (Become Local モードとしても知られる) を選択する場合には、-bl オプションが使用されます。このモードの詳細は、sendmail(1M) のマニュアルページを参照してください。-bd (Become Daemon モード) に戻す方法については、「オープンモードで sendmail を使用する方法」を参照してください。
makemap コマンドの -t および -u オプションが想定どおりに機能するようになりました。-u オプションを指定した場合でも、-t オプションで宣言された区切り文字が区切り文字として使用されます。以前は、-u オプションが使用されると、-t オプションで定義された区切り文字にかかわらず、空白が区切り文字として使用されていました。これらのオプションの詳細については、makemap(1M) のマニュアルページを参照してください。
sendmail は、Transport Layer Security (TLS) を使用する SMTP をサポートします。詳細については、次を参照してください。
sendmail version 8.13 が追加されました。version 8.13 に関する情報とほかの変更点については、次を参照してください。
メールサービスは、サービス管理機能によって管理されます。このサービスに関する有効化、無効化、再起動などの管理アクションは svcadm コマンドを使用して実行できます。サービスの状態は、svcs コマンドを使用して照会できます。サービス管理機能の詳細は、smf(5) のマニュアルページおよび『Oracle Solaris の管理: 一般的なタスク』の第 6 章「サービスの管理 (概要)」を参照してください。