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Oracle Solaris の管理: IP サービス Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
13. DHCP コマンドと DHCP ファイル (リファレンス)
16. IP セキュリティーアーキテクチャー (リファレンス)
20. Oracle Solaris の IP フィルタ (概要)
このドキュメントの残りの章で説明するタスクでは、このセクションで紹介する IPQoS の構成例を使用します。この例は、架空のサービスプロバイダである BigISP の公共イントラネットでの差別化サービスソリューションを示しています。BigISP は、専用回線によって BigISP にアクセスする大企業向けにサービスを提供しています。モデムによるダイアルインを行う個人顧客も BigISP からサービスを購入しています。
次の図は、BigISP の公共イントラネットで使用するネットワークトポロジを示しています。
図 28-4 IPQoS のトポロジの例
BigISP は、公共イントラネットにこれらの 4 つの層を実装しています。
第 0 層 – ネットワーク 10.10.0.0 には、Bigrouter という大規模な Diffserv ルーターがあり、外部インタフェースと内部インタフェースの両方を備えています。Goldco 社という大企業をはじめとする数社の企業が Bigrouter で終端する専用回線サービスを借りています。第 0 層では、電話回線または ISDN を介して接続する個人客も管理しています。
第 1 層 – ネットワーク 10.11.0.0 では、Web サービスを提供しています。Goldweb サーバーは、Goldco 社が BigISP から購入したプレミアムサービスの一部である Web サイトのホストとして動作します。Userweb サーバーは、個人客が購入した小規模の Web サイトのホストして動作します。Goldweb と Userweb のどちらのサーバーも IPQoS に対応しています。
第 2 層 – ネットワーク 10.12.0.0 では、すべての顧客が使用するアプリケーションを提供します。アプリケーションサーバーの 1 つである BigAPPS は IPQoS 対応サーバーです。BigAPPS は、SMTP、ニュース、および FTP サービスを提供します。
第 3 層 – ネットワーク 10.13.0.0 には、大規模データベースサーバーがいくつか格納されています。第 3 層へのアクセスは datarouter という Diffserv ルーターによって制御されます。