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Oracle Solaris 10 から Oracle Solaris 11 への移行 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris 10 から Oracle Solaris 11 への移行 (概要)
2. Oracle Solaris 11 インストール方法への移行
インストールメディアを使用した Oracle Solaris 11 のインストール
AI を使用した Oracle Solaris 11 のインストール
RTC 時刻をローカル時刻として保持する複数のオペレーティングシステムを実行しているシステムでのローカル時刻の保守
インストール後に GRUB メニューに Linux エントリを追加する
Oracle Solaris 11 のインストールに関するトラブルシューティング
インストール後のログインおよびユーザーアカウントに関する問題のトラブルシューティング
10. 仮想環境での Oracle Solaris リリースの管理
Oracle Solaris 11 をインストールする前に、次の要件を参照してください。
Oracle Solaris 11 は、ルートプールと呼ばれる ZFS ストレージプールにインストールされます。ルートプールのインストール要件は次のとおりです。
メモリー - 最小メモリー要件は 1G バイトです。Live Media ISO イメージと、GUI インストーラおよびテキストインストーラの両方は限られた大きさのメモリーで動作できます。システムの仕様によって、正確な要件は異なります。
Oracle VM VirtualBox に Oracle Solaris 11 仮想イメージをインストールする場合は、ここで示すメモリー要件を参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solaris11/downloads/virtual-machines-1355605.html
ディスク容量 - 13G バイト以上のディスク容量が推奨されます。容量は次のように消費されます。
スワップ領域およびダンプデバイス - Oracle Solaris インストールプログラムによって作成されるスワップおよびダンプボリュームのデフォルトサイズは、システム上にあるメモリーのサイズおよびその他の変動要素によって異なります。
新しいサイズがシステム操作をサポートしていれば、インストールのあとで、スワップおよびダンプボリュームのサイズを選択するサイズに調整できます。『Oracle Solaris の管理: ZFS ファイルシステム』の「ZFS スワップデバイスおよびダンプデバイスを管理する」を参照してください。
ブート環境 (BE) – ZFS BE は、おおむね 4-6G バイトの大きさです。別の ZFS BE から複製される各 ZFS BE に追加ディスク容量は必要ありません。更新されるときに、更新の量に応じて BE サイズが増加することを考慮してください。同じルートプール内のすべての ZFS BE は、同じスワップおよびダンプデバイスを使用します。
Oracle Solaris OS コンポーネント – ルートファイルシステムの、OS イメージの一部となっているサブディレクトリのうち、/var 以外のものはすべて、ルートファイルシステムと同じデータセット内に存在している必要があります。さらに、スワップデバイスとダンプデバイス以外の Oracle Solaris OS コンポーネントはすべて、ルートプール内に存在している必要があります。具体的なディスク要件については、第 3 章デバイスの管理を参照してください。
x86 のみ: 複数のオペレーティングシステムの実行のサポート - インストール前またはインストール時に、OS が格納されるディスクをパーティション分割できます。『Oracle Solaris 11 システムのインストール』の「システムのパーティション分割」を参照してください。
Oracle Solaris 11 をインストールする前に、次の情報を確認してください。
x86: ブート環境を準備する (複数のオペレーティングシステムを実行する x86 ベースのシステムに適用される) - 『Oracle Solaris 11 システムのインストール』の「複数のオペレーティングシステムをインストールするためのブート環境の準備」を参照してください。
OS ディスクをパーティション分割する - 必要に応じて、インストール前またはインストール時に、Oracle Solaris 11 の OS を格納するディスクをパーティション分割できます。『Oracle Solaris 11 システムのインストール』の「システムのパーティション分割」を参照してください。
適切なデバイスドライバがあることを確認する - Oracle Solaris 11 をインストールする前に、システム上のデバイスがサポートされるかどうかを判断します。デバイスドライバユーティリティーまたは Oracle Device Detection Tool を使用して、システムに適切なデバイスがあることを確認できます。デバイスドライバユーティリティーには、テキストインストーラのメニューオプションを通じてアクセスできます。『Oracle Solaris 11 システムのインストール』の「適切なデバイスドライバがあることの確認」を参照してください。http://www.oracle.com/webfolder/technetwork/hcl/index.html のハードウェア互換リスト (HCL) も参照してください。
x86: システムの日付と時刻を構成する (AI のみでインストールされる x86 プラットフォームに適用される) - Oracle Solaris 11 はリアルタイムクロック (RTC) を協定世界時 (UTC) 形式で保持します。x86 プラットフォームでの動作は、Oracle Solaris 10 および Oracle Solaris 11 Express と異なります。AI はインストール時に RTC の日付と時刻を調整しません。BIOS で日付と時刻を構成する場合は、「インストール前またはインストール後の日付と時刻の構成」を参照してください。
インストール直後のシステムのデフォルト自動登録を無効にするかどうかを決定する (省略可能) - Oracle 構成マネージャーは、Live Media またはテキストインストーラを使用したインストール後の最初のリブート時に、匿名のシステム構成情報を My Oracle Support に自動的にアップロードします。選択した場合、インストール前にこの機能を無効にしてから、あとで再度有効にすることができます。『Oracle Solaris 11 システムのインストール』の「Oracle Configuration Manager の使用」を参照してください。