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Oracle Solaris の管理: SAN 構成およびマルチパス化 Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
サードパーティー製ストレージデバイスの構成: デバイスの無効化
10. x86 システムのファイバチャネルデバイスからの Solaris OS のブート
一部のストレージデバイスでは、アレイ構成の一部として、コントローラがプライマリおよびセカンダリとして構成されています。セカンダリパスはプライマリパスよりも低いパフォーマンスレベルで動作することがあります。マルチパスソフトウェアはプライマリパスを使用してストレージデバイスと接続し、セカンダリパスをスタンバイに維持します。プライマリパスが故障した場合、マルチパスソフトウェアはすべての I/O トラフィックをセカンダリパスに自動的に送信し、プライマリパスをオフラインにします。このプロセスは「フェイルオーバー」処理と呼ばれます。プライマリパスに関連した故障が修復すると、マルチパスソフトウェアはすべての I/O トラフィックをプライマリパスに自動的に送信し、セカンダリパスを以前のようにスタンバイに維持します。このプロセスはフェイルバック処理と呼ばれます。
自動フェイルバック処理を無効にして、マルチパスソフトウェアがプライマリパスに自動的にフェイルバックしないようにできます。プライマリパスに関連した故障が修復したあと、luxadm コマンドを使用して手動フェイルバック処理を実行できます。詳細は、luxadm(1M) を参照してください。
auto-failback="disable";
auto-failback エントリを次のように変更して、自動フェイルバック機能を有効にします (以前無効にした場合)。
auto-failback="enable";
# shutdown -g0 -y -i6