ナビゲーションリンクをスキップ | |
印刷ビューの終了 | |
![]() |
マニュアルページセクション 5: 標準、環境、マクロ Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
- サービス管理機能のリスタータ規約
サービス管理機能のすべてのサービスインスタンスは、リスタータによって管理される必要があります。このマニュアルページでは、フレームワークのすべてのリスタータに共通する構成、機能、およびレポートの特徴について説明します。特定のリスタータに固有の特徴については、そのリスタータのマニュアルページを参照してください。
各管理対象サービスについて、リスタータはサービスインスタンスのプロパティーを取得することによって構成を判定します。リスタータは一連のプロパティーグループを利用して、サービスの現在の配置を svcs(1) などの表示ツールに伝達します。
すべてのサービスに共通するリスタータの構成は general プロパティーグループにまとめられています。このグループには、次に示す必須プロパティーおよび省略可能プロパティーの設定が含まれています。
これは必須プロパティーです。これが設定されている場合、インスタンスのリスタータはサービスを使用可能な状態に維持しようとします。
これは省略可能プロパティーで、サービスインスタンスを管理する代替リスタータを指定できます。restarter プロパティーが空または省略されている場合、リスタータはデフォルトとして svc.startd(1M) になります。
これは省略可能プロパティーです。これが設定されている場合、オンラインステータスまたは機能低下ステータスに移行できるサービスインスタンスは一度に 1 つだけです。
すべてのリスタータが restarter プロパティーグループを使用してステータスを報告します。このグループには次のプロパティーが含まれています。
これらのプロパティーに保存されているインスタンスの現在の状態および次の状態 (移行中の場合)。取り得る状態については、smf(5) を参照してください。
リスタータの state プロパティーとの組み合わせで完全なリスタータ固有の状態を表す明確な語句を含んだ astring。スペースは含まれません。この補助状態は常に設定できるわけではなく、どの状態からでも移行時に必ずクリアされます。リスタータごとに、使用する補助状態の正確なリストを定義する必要があります。
現在の状態に到達した時刻。
サービスインスタンスを実行している主プロセス契約 ID (存在する場合)。
svcs(1), svc.startd(1M), service_bundle(4), smf(5), smf_method(5)