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Oracle Solaris Studio 12.3: C++ ユーザーズガイド Oracle Solaris Studio 12.3 Information Library (日本語) |
このリリースの C++ では、英語以外の言語を使用したアプリケーションの開発をサポートしています。対象としている言語は、ヨーロッパのほとんどの言語、中国語、日本語です。このため、アプリケーションをある言語から別の言語に簡単に置き換えることができます。この機能を国際化と呼びます。
通常 C++ コンパイラでは、次のように国際化を行なっています。
どの国のキーボードから入力された ASCII 文字でも認識する。つまりキーボードに依存せず、8 ビット透過となっています。
メッセージによっては現地語で出力できるものもある。
注釈、文字列、データに、現地語の文字を使用できる。
C++ は、Extended UNIX Character (EUC) 準拠の文字セットのみサポートしています。この文字セットでは、文字列中のすべての NULL バイトが NULL 文字になります。また、文字列中で ASCII 値が / のバイトはすべて / 文字になります。
変数名は国際化できません。必ず英語の文字を使用してください。
アプリケーションをある国の言語から別の国の言語に変更するには、ロケールを設定します。言語の切り換えのサポートに関する情報については、オペレーティングシステムのドキュメントを参照してください。