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Oracle Solaris Studio 12.3: パフォーマンスアナライザの MPI のチュートリアル Oracle Solaris Studio 12.3 Information Library (日本語) |
Oracle Solaris 10 および Linux 用の MPI ソフトウェア
Oracle Solaris 11 用の MPI ソフトウェア
ClusterTools および Open MPI 用のサンプルコード
Oracle Solaris 11 の Oracle Message Passing Toolkit 用のサンプルコード
メッセージの受信待ち時間がもっとも長いランクを示すチャートを作成する
example のバイナリとソースコードが置かれているディレクトリに変更します。
次のコマンドを実行します。
% collect -M OMPT mpirun -np 25 --hostfile clusterhosts -- ring_c
このコマンドの実行には少し時間がかかることがあり、その出力は mpirun コマンドによるテスト実行と同じになります。
-M OMPT オプションは、MPI バージョンが Oracle Message Passing Toolkit であることを示します。サポートされている MPI バージョンの詳細は、collect(1) のマニュアルページを参照してください。
-np 25 オプションはクラスタ上に 25 個のプロセスがあることを示し、--hostfile clusterhosts はノード名と各ノードで使用されるスロットの数が clusterhosts というファイル内に指定されていることを示します。
このコマンドは 2 つのホストで 25 個のプロセスを使用することを指定し、各ホストで 1 つのスロットを指定します。システムに適しているいくつかのプロセスとスロットを指定するようにしてください。
新しく作成した test.1.er ディレクトリの内容を一覧表示し、ファイルの日付が最新の実行を反映していることを確認します。これは、コマンドが正常に実行され、ring_c でパフォーマンスアナライザを実行する準備が整っていることを意味します。test.1.er 内の整数は collect コマンドを実行するごとに増分されるため、このチュートリアルの残りの部分ではこの名前を総称的に test.*.er と呼びます。