Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド リリース11g (11.1.1) B63038-03 |
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この章では、カタログ・レベルで使用可能な「XLIFFのエクスポート」の機能を使用して、BI Publisherのカタログ・オブジェクト、データ・モデルおよびテンプレートを翻訳する方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
この章では、カタログ・レベルで使用できる「XLIFFのエクスポート」の機能の使用方法について説明します。
フォルダを選択し、このオプションを選択すると、単一のXLIFFファイルが生成されます。このファイルには、フォルダ内のカタログ・オブジェクトから抽出された翻訳可能文字列と、フォルダ内のRTFおよびXPTテンプレートが含まれています。翻訳可能な文字列の詳細なリストについては、後続の項で説明します。
生成されたXLIFFファイルのターゲット文字列は、必要な言語に翻訳可能です。次にXLIFFをBI Publisherリポジトリにアップロードして、該当するロケールを割り当てることができます。XLIFFの翻訳済文字列は、ユーザーがUI言語にターゲットの言語を選択したとき(カタログ・オブジェクトの文字列)またはレポート・ロケールにターゲットの言語を選択したとき(レポート・テンプレートの文字列)に表示されます。
BI PublisherがOracle Business Intelligence Enterprise Editionと統合されている場合は、BI Publisherのカタログ・オブジェクト文字列の翻訳(フォルダおよびレポート、データ・モデル、スタイル・テンプレートおよびサブ・テンプレート名)は無視されます。かわりに、Oracle BI Enterprise Editionのカタログ翻訳メカニズムが適用されます。統合カタログで翻訳可能なコンポーネントの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のOracle Business Intelligenceデプロイメントのローカライズに関する項を参照してください。
表17-1に、翻訳可能な文字列を示します。
表17-1 翻訳可能な文字列
オブジェクト | 翻訳可能な文字列 | 翻訳の表示を決定するプリファレンス |
---|---|---|
フォルダ |
名前説明 |
UI言語(すべてに適用) |
データ・モデル |
名前説明データ表示名 |
UI言語(すべてに適用) |
レポート |
名前説明レイアウト名データ・モデル参照パラメータ名 |
UI言語(すべてに適用) |
スタイル・テンプレート |
名前テンプレート内の静的テキスト |
UI言語レポート・ロケール |
サブ・テンプレート |
名前テンプレート内の静的テキスト |
UI言語レポート・ロケール |
BI Publisherレイアウト(.xpt) |
レイアウト内の静的テキスト |
レポート・ロケール |
RTFレイアウト |
レイアウト内の静的テキスト |
レポート・ロケール |
カタログ・フォルダのXLIFFファイルをエクスポートするには:
カタログ内のフォルダを選択します。
図17-1に示すように、「翻訳」ツールバー・ボタンをクリックし、「XLIFFのエクスポート」をクリックします。
BI Publisherによって、テンプレートから翻訳可能文字列が抽出され、XLIFF(.xlf)にエクスポートされます。
XLIFFファイルをローカル・ディレクトリに保存します。
XLIFFファイルを手動で翻訳文字列に更新する方法については、第15.2.1項「XLIFFについて」を参照してください。
カタログ・オブジェクト用に生成したXLIFFファイルでは、図17-2に示すように、ソース言語(source-language)とターゲット言語(source-language)の属性に2文字の言語コードのみが組み込まれます。
ターゲット・タグの翻訳が終われば、XLIFFファイルをBI Publisherにインポートする準備は完了です。
XLIFFファイルをインポートするには:
XLIFFファイルを生成したフォルダにナビゲートします。
ツールバーの「翻訳」ボタンをクリックし、「XLIFFのインポート」を選択します。図17-3に示す「アップロード」ダイアログが表示されます。
「参照」をクリックして、翻訳済ファイルを見つけ、リストから適切なロケールを選択します。
「アップロード」をクリックします。