この項の内容は、次のとおりです。
Content Serverにチェックインしたコンテンツ・アイテムにはすべて、独自のコンテンツ情報ページがあり、コンテンツ・アイテムに関するメタデータ情報(コンテンツID、タイトル、作成者、その他のメタデータなど)の表示や確認に使用できます。テンプレート選択ルール基準を指定するため、ソース・ドキュメントのコンテンツ情報ページに頻繁にアクセスすることになります。
検索結果ページ上の「情報」アイコンは、コンテンツ・アイテムのコンテンツ情報ページにアクセスするために使用され、ここでコンテンツ・アイテムのメタデータを表示できます。このページを使用して、特定のコンテンツ・アイテムに関する情報を表示および確認します。たとえば、ファイルのリリース日または作成者のユーザー・ログインを確認できます。
このページには、コンテンツ・アイテムに関する次のような多くの情報が表示されます。
ファイルをContent Serverにチェックインしたときに入力を完了したすべてのメタデータ・フィールドの値
作成者の名前(ユーザー・ログイン)
ファイルがそのライフ・サイクルのどこにあるかを示すファイル・ステータス
ファイルが作成されたネイティブ・アプリケーションのファイル形式。ファイル形式は、MIMEコンテンツ・タイプとして表されます。
現在のWeb上の場所、つまり、チェックインされたコンテンツ・アイテムのWeb表示可能なレンディション(PDFなど)が生成された場合、そのレンディションを指す、アクティブなリンクです。このURLは、コンテンツ・アイテムの最新リビジョンのWeb表示可能なレンディションを一意に指します。
ネイティブ・ファイル・リンクを使用すると、コンテンツ・アイテムのネイティブ形式(もともとそのアイテムが作成された形式)のコピーを取得できます。リンクをクリックすると、ネイティブ・アプリケーションでそのファイルを開くことも(コンピュータにそのアプリケーションがインストールされている場合)、ファイルをローカルのハード・ドライブに保存することもできます。リンクを右クリックして、ファイルをローカルに保存することもできます。これにより、再利用のためにファイルのコピーを作成できます。その後、新しいリビジョンとして、もう一度Content Serverにチェックインできます。
注意: 「リビジョン履歴」セクションの「リビジョン」列に表示されているリビジョン・リンクをクリックすると、コンテンツ・アイテムの任意のリビジョンについて、コンテンツ情報を表示できます。現在表示されているコンテンツ・アイテムは、角カッコ([])で囲まれています。 |
コンテンツ情報ページには、ファイルのメタデータ、ステータスおよびリビジョン履歴の表示の他にもいくつか機能があります。使用可能なオプションは、割り当てられた権限や、Content Serverの構成によって決まり、次のいずれかが含まれる可能性があります。
アクション | 定義 |
---|---|
チェックアウト | ファイルを編集のためにチェックアウトし、後から同じコンテンツIDと1増えたリビジョン番号(コントリビュータである場合)でチェックインできます。 |
チェックアウトを元に戻す | コンテンツ・アイテムのチェックアウトを取り消します。「コンテンツ情報」ページ上の「チェックアウトの実行者」の隣の名前は表示されなくなります。adminロールを持っている場合、またはコンテンツ・アイテムが属するセキュリティ・グループに対する管理者権限がある場合、自分がチェックアウトしたコンテンツ・アイテムのチェックアウトの取消しのみを実行できます。 |
チェックイン | 現在チェックアウトされているコンテンツ・アイテムの新しいリビジョンをチェックインします。 |
更新 | Content Serverにすでにチェックインされているコンテンツ・アイテムのメタデータ・フィールドを変更できます。たとえば、「更新」を使用して、タイトル・フィールドでスペルの間違った単語を訂正したり、最初にコンテンツ・タイプを間違って入力した場合に正しいコンテンツ・タイプを選択したりできます。 |
類似をチェックイン | 直前にチェックインしたコンテンツ・アイテムと同じメタデータで、もう1つのコンテンツ・アイテムをチェックインできます。 |
電子メールでリンクを送信 | Web表示可能なファイルのURL (Webアドレス)へのリンクを含む新しいメッセージとともに、電子メール・プログラムを開きます。 |
サブスクライブ | コンテンツ・アイテムにタグを付けて、変更されると(新規リビジョンがチェックインされた場合など)自動的に電子メールで通知されるようにします。電子メールのアドレスがソフトウェアで認識されていない場合は、入力を要求されます。 |
サブスクライブ解除 | コンテンツ・アイテムのサブスクリプションを取り消せます(たとえば、新規リビジョンの通知がなくなります)。 |
ショートカットの作成 | Content Serverのコンテンツ・アイテムへのショートカットを作成し、「コンテンツの参照」の下のフォルダに格納できます。 |
リビジョンの削除 | システムからファイルのリビジョンを削除できます。リビジョンを削除するには、そのファイルが属するセキュリティ・グループに対する削除権限が必要です。 |
リビジョン番号 | 指定したリビジョンのコンテンツ情報を表示します。 |
コンテンツ・アイテムのコンテンツ情報ページにアクセスするには、次のようにします。
コンテンツ・アイテムを検索します。
検索結果ページが表示されます。
コンテンツ情報を表示するファイルに対応した「情報」アイコン(図9-3)をクリックします。
コンテンツ情報ページが表示されます。
注意: コンテンツの検索の詳細は、『Content Serverユーザー・ガイド』を参照してください。 |
Dynamic Converterは、ネイティブ・アプリケーション(Microsoft Word、Excelまたはその他のアプリケーションなど)で作成されたソース・ドキュメントを開くために、クライアント・ワークステーションにネイティブ・アプリケーションのインストールが必要になる問題を解決します。これには、ソース・ドキュメントのWeb表示可能なバージョンを、リクエスト時に直接作成することで対応します。
ソース・ドキュメントのWeb表示可能なバージョンは、これらのContent Serverのページ上にあるHTMLリンクをクリックすることで表示できます。
Content Serverの拡張検索要素を使用すると、コンテンツ・アイテムを検索できます。メタデータによる検索または全文検索(あるいはその両方)を、Content Serverの設定に応じて実行できます。検索結果は、検索結果ページに表示されます。リスト内のコンテンツ・アイテムのファイル・タイプがサポートされていて、HTML変換が有効な場合、「HTMLレンディション」リンクがアクション・ポップアップ・メニューに含まれます。このリンクを使用すると、コンテンツ・アイテムのHTMLレンディションを表示できます。
「HTMLレンディション」リンクをクリックすると、「テンプレートの選択ルール」ページ(「「テンプレートの選択ルール」ページ」を参照)で指定したルールおよびテンプレートを使用して、ファイルが変換され、表示されます。
Content Serverにチェックインしたすべてのコンテンツ・アイテムには、独自のコンテンツ情報ページがあり、そのコンテンツ・アイテムのメタデータ情報(コンテンツID、タイトル、作成者、その他のメタデータなど)が表示されます。
コンテンツ・アイテムのファイル・タイプが、Dynamic Converterでサポートされていて、HTML変換が有効な場合、コンテンツ情報ページの「変換済コンテンツ」の隣に(HTML)リンクが表示されます。このリンクを使用すると、コンテンツ・アイテムのHTMLレンディションを表示できます。
(HTML)リンクをクリックすると、「テンプレートの選択ルール」ページ(「「テンプレートの選択ルール」ページ」を参照)で指定したルールおよびテンプレートを使用して、ファイルが変換され、表示されます。
Content Serverに格納されているコンテンツ・アイテムをサブスクライブしている場合、受信する電子メール・メッセージにある「情報の表示」リンクを使用しても、「コンテンツ情報」ページを開くことができます。
これと同じリンクはワークフロー通知メッセージにもあり、これを使用すると、コンテンツ閲覧者がソース・ファイルの作成に使用されたネイティブ・アプリケーションを持つ必要はありません。
コンテンツ・コントリビュータは、Content Serverにチェックインする前に、ドキュメントのHTMLレンディションをプレビューできます。コントリビュータは、ドキュメントまたはドキュメントに関連付けられたテンプレートに問題があるかどうかを確認し、サイトのウェブマスターまたは開発者に知らせることができます。その結果、さらに多くのユーザーや顧客が変換されたコンテンツを閲覧する前に、問題を解決できます。コンテンツ作成者とサイト開発者のどちらにも、このようにドキュメントをプレビューする機能が役に立ちます。
動的なコントリビュータ・プレビューは、Content Serverのコンテンツ・チェックイン・ページの(HTML)ボタンとして表示されます。
ドキュメントが選択され、ドキュメントにすべてのメタデータが割り当てられると、ドキュメントがWebページとしてどのように表示されるかを確認するために、プレビュー・ボタンをクリックします。その結果、画面の左側のフレームに「チェックインの完了」リンク、右側のフレームに変換済のドキュメントが表示されます。
ドキュメントのHTMLレンディションに問題がない場合は、「チェックインの完了」をクリックして、ドキュメントをContent Serverにチェックインできます(このとき、「チェックインの確認」画面に移動します)。このプロセスを取り消し、コンテンツ・チェックインの画面に戻るには、Webブラウザの「戻る」ボタンをクリックします。
関連付けられたテンプレートがないメタデータを使用してドキュメントをチェックインすると、空白のクラシックHTML変換テンプレートが割り当てられます。このテンプレートには、ドキュメントをWebページに変換する以外に、特別の書式設定の指示は含まれていません。
ヒント: サイト管理者は、テンプレート・エディタでプレビューの変更ボタンを使用して、コンテンツ・アイテムが特定のテンプレートでどのように表示されるかをプレビューすることもできます。 |